こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は複数の読者の方から早めのインプレ希望があったスーパーライトショアジギング専用ロッド、ゼスタのランウェイSLSをインプレしていきます!
私の住む静岡は大型青物が沢山釣れる地域ではなく、年々魚が減ってきている中で、スーパーライトショアジギングがかなり注目されてきています。
スーパーライトショアジギングは比較的釣果を上げやすく、青物に根魚・底物など、色んなターゲットと手軽に遊べるのが魅力的です。
その中で数少ない専用ロッドの1つがランウェイSLSですが、果たしてその使い勝手はどんな感じなのか?
実際の使用感を詳しく解説していくので、購入を迷っている方の参考になったらうれしく思います。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験やショアジギングに関する実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- メタルジグオンリーでサーフのヒラメ・マゴチを月間100枚以上・半年で300枚以上
- カンパチ狙いのショアジギングで2か月弱ボウズ無し
- 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方の活用あり
こんな感じで、基本的に毎日様々なジャンルの釣りをして生活していて、実績も残しています。
アイテム選びの参考になったらうれしく思います。
▼SLSにおすすめなロッド・選び方について知りたい方は【スーパーライトショアジギング用おすすめロッド・選び方徹底解説】を参考にどうぞ。
全て実釣比較て公平な視点から、おすすめロッドを紹介します。
スーパーライトショアジギング(SLS)ロッドのおすすめ・選び方を徹底解説!
ランウェイSLSのラインナップ・スペック
ランウェイSLSは2機種のラインナップがありますが、スペックについて簡単にまとめておきましょう。
ランウェイSLSは84と94の2種類があります。
単純に長さが違うだけでなく、適合ジグウェイトや適合ラインが変わっています。
簡単にいえば、長めのS94の方がワンランクパワーが強い設定ですね。
迷った時に買うのはS84とS94のどちらか?
私自身、S84と94のどちらを購入しようか迷いました。
結局私が購入したのはロングモデルのS94ですが、迷っている方には私と同じ「S94」をおすすめしたいですね。
理由はいくつかありますが、簡単に紹介すると
- 非常に軽量でシャープなロッドなので、重さが気になりにくい
- 強風時や深場狙いの時の操作性を考えると、ある程度ロッドの反発力が高い方が使いやすい
- 長さのあるロッドの方が、足場が高い堤防や駆け上がりのクリア能力に優れる
これらを考慮し、色んな場所でのスーパーライトショアジギングを考えるならランウェイSLS「S94」がおすすめですね!
まるなか
ランウェイSLSを「サクッと」インプレッション!
ランウェイSLSの使用感について、ざっくりとまとめておきましょう。
- 飛距離・トラブルレス性:小径ガイドだがトラブルはゼロ
- 重量感:非常に軽く、長時間の釣りでも疲れ知らず!
- 反発力・適合ジグウェイト:全体的にシャキッとしていて反発力が高いブランクス
- パワー:20cm台の魚でもしっかり引きが楽しめるが、中型以上の青物にもある程度対応できる
- 適合ルアー:基本的には15g~20gのメタルジグが最も気持ちよく使える
- シチュエーション:S94は港湾部~サーフまで、非常にオールラウンドに使える
私が購入したランウェイSLS S94の使用感を簡単にインプレすると、だいたいこんな感じでしょうか。
ここから先は各項目について、少し詳しく解説していきましょう。
飛距離やトラブルレス性
まずはランウェイSLSのルアーの飛距離などの使用感について紹介していきます。
小口径ガイドだが飛距離低下は全くなし
ランウェイSLSのガイドは、全体的に小口径セッティングになっています。
軽量化やシャープな使用感を重視したガイドセッティングですが、飛距離の低下は全く気になりません。
実際に私が0.8号のPEラインでメタルジグをキャストしてみると、
- 15gのメタルジグ:だいたい60m後半~70m+α程度
- 20gのメタルジグ:だいたい80m~90m中盤程度
ラインの色分けで確認すると、無風時でだいたいこれくらいの飛距離を計測しています。(ラインのマーキングにて測定)
飛距離に関しては、大場所の釣りでも全く問題なく、非常にロッドが軽量なので楽に振り抜くことができ、かなり気に入っていますね!
ライン絡みはゼロ
厄介なライントラブルに関しては、これまで強風時の釣行もありましたが、一度も発生していません。
リールのバックラッシュやロッドのガイド絡みも全くなく、いつも快適に釣行できているので不満はありません。
ロッドの重量感・重さ
ロッドの「タグ」に注意!
ランウェイSLSをお店で振る時は少し注意が必要で、ロッドについている商品タグが意外と厄介。
商品タグが付いた状態だと、ロッドが重たくてバランスが少し悪いように感じるかもしれません(私の場合はそうだった)。
しかし、タグを外して振ってみるとロッドの重さは全く気にならないし、価格を考えたら十分すぎる軽さになっています。
お店で触る時は、タグの重さがプラスされていて、振った時の感触が変わる点に要注意!
ロッドの長さが気にならず、軽量ジグの操作感もわかりやすい
私が購入したのはS94のモデルですが、非常にロッドが軽いので、9フィート以上の長さという事を気にせず使用できますね。
ですので大場所のみならず、港湾部でスーパーライトショアジギングをする時でも、このロッド1本で十分という印象があります。
購入当初は
- サーフなどの大場所:ランウェイSLS S94
- 港湾部など:8フィート後半のエギングロッド
このような使い分けを想定していました。
しかし、実際に使ってみると超軽量なので、1本のロッドでオールマイティーに対応できています。
まるなか
ランウェイSLSの反発力・適合ジグウェイト
ランウェイSLSは非常にシャキッとしており、反発力に優れたロッドになっているのが特徴的ですね。
15g~20g前後のメタルジグが超快適に扱える
シーバスロッドなどをスーパーライトショアジギングに流用すると、どうしても繊細さで若干劣る部分がります。
ランウェイSLS S94の場合は、15~20g前後のメタルジグをキャスト・操作するのにちょうどいいロッドの強さになっていますね。
ここは専用ロッドならではの操作性の良さがあると感じます。
上は25g程度までなら快適に使えますが、30gになると少しロッドが弱くなる印象ですね。
20gほどのメタルジグなら、向かい風が結構強くてもシャープに振り抜くことができ、多少底潮が走っていても全く問題なくジグを操作できますね。
まるなか
25gくらいまでがフルキャストしやすいかな。
穂先の繊細さとバット~ベリーの反発力が絶妙
ランウェイSLSの穂先は程よく繊細さがあり、ジグのただ巻きでも穂先が少し入ってくれます。
ジグ操作感は非常に分かりやすく、使い勝手は良好です。
一方、ジグをジャークする時はバット~ベリーの反発力が必要になりますが、このロッドはバットを中心にしっかりとした反発力があり、ジグの操作が自由自在にできます。
青物狙いの時は、少し大きめのジャークや早めのピッチの誘いにも十分使えるし、一方で根魚・底物狙いのスロージャーク、小刻みなジャークにも対応できます。
ターゲット問わずに様々なジグ操作が楽にでき、エギングロッドやシーバスロッドの流用よりもワンランク上の快適性がありますね。
まるなか
ランウェイSLSのブランクスパワー
次はロッドのパワーについて紹介していこう。
小型のターゲットでもロッドがしっかり曲がる
ランウェイSLSは、ルアーを付けていない状態だと、ロッドが少し硬めに感じるかもしれません。
私も購入する時は少しロッドが強い気がしたんですが、実際に使ってみると、思いのほかよく曲がるブランクスだと感じています。
だいたい20cm+α程度の小型青物でもロッドが曲がって引きが楽しめるし、根魚や底物などの重量がある魚の場合は、20cm前後でも十分楽しめます。
まるなか
バットはしっかり残る粘りがある
小型のターゲットでもしっかり曲がるランウェイSLS、一方で良型の魚がヒットするとどんな感じか?
実際に最大で4kg台のワラサ(小型のブリ)などをヒットさせましたが、0.6号や0.8号程度のPEラインなら、ラインの強度を使いきれるくらいの反発力はあります。
多少魚が大きくても、ロッドが魚の引きや重さに負ける印象はなく、高弾性カーボン特有の反発力の強さがありますね。
粘り強さは劣る
ランウェイSLSは非常に高弾性なロッドで、ジグの操作感や単純な魚のリフティングパワーは十分優れています。
しかし、高弾性の薄いブランクスになっているので、負荷を掛けた時のタメや、どこまでも曲がり込むような粘り強さは無いですね。
ですので、負荷を掛けて障害物際でやり取りをしたり、足場が悪いポイントでの使用になると、怖さがあります。
私の場合、負荷を強く掛けてギリギリのやり取りをする時は、専用ロッドではなくあえてライトなシーバスロッドを使用しています。
シーバスロッドの方がジグの操作性では劣るものの、魚を掛けた後の安心感・剛性感に優れているからですね。
まるなか
▼この辺りの詳しい解説・おすすめなロッドについては、【スーパーライトショアジギング用おすすめロッド・選び方徹底解説】を参考にどうぞ。
適合ルアーや汎用性について
ロッドを操作する釣りに流用可
ランウェイSLSはメタルジグを使ったスーパーライトショアジギングだけでなく、ロッド操作でルアーを動かす釣りに十分流用できます。
例えば、軽めのルアーを使い、障害物が軽めな場所でのハタゲームの他、チニング・エギングなどにも使えます。
ただしチニングやエギングに使う場合はグリップが長くなるので、やはり専用ロッドと比較すると使い勝手の良さは劣りますね。
ランウェイSLSに合わせるリールのサイズ・番手
ランウェイSLSに合わせるリールについて質問を受けたので、私の考え方を紹介しておきます。
シマノ・ダイワ3000番を基準に
ランウェイSLSのロッドの長さや重量・ガイドセッティングなどを考えると、ベースになるのは3000番のリールですね。
シマノだったらC3000、または3000番を。ダイワのLTシリーズだったら3000-C、または3000番を選ぶのが無難ですね。
Cか普通の3000番かについては正直言ってかなり微妙ですが、使用するラインが0.8号程度までなら、私の場合はCの方を選びます。
一方、シーバスや本流のトラウトなどとリールを流用するなら、ワンランク大きいボディの普通の3000番を使用しますね。
私の場合はダイワのセルテート3000-CXHと合わせて使用しているが、非常にバランスも良くて使いやすいと感じています。
また、スーパーライトショアジギングでは、ロッド・リールとともに、ハンドルノブもかなり重要です。
ハンドルノブを力の込めやすい小型のパワーハンドル(30mm)を使用していますが、ジグの操作がより快適にできるようになります。
ランウェイSLSインプレまとめ!
ランウェイSLSのインプレッションはこんな感じで、非常にシャープで使いやすく、買ってよかったロッドですね。
コスパ的にも高すぎず、反発力の強さでジグの操作が楽に・自在にできますね!
状況によっては、もう少し粘り強いロッドの方が良いと思う時もありますが、十分使いやすいロッドだと感じています。
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