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さてさて、今回はアオリイカエギングに使用するPEラインのお話。
エギングに高比重PEを使うメリットとデメリットはどこにあり、私の場合はそれをどう考えているのか?
という事について。
エギングに使用するPEライン選びの際、この手の質問を意外と多く受けるんでこの機会に私の考え方を紹介しておきますね!
PEラインの比重が変わると、エギングにおける釣り心地は非常に大きく変わるもの。
たかがラインの比重とは考えず、ちょっと慎重に選んだ方が良いかな。
それじゃあ早速、本題へと話を進めていこう。
▼エギングラインの選び方・実釣から選んだおすすめアイテム紹介の記事
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エギングには高比重PEを使わない(私の場合)
まず、結論から簡潔に言ってしまえば
私の場合、岸からのエギングでは高比重PEを使いません。
以前試しに使ってみたことは有るんだけど、メリットよりもデメリットの方が目立つし
釣りをしていて気持ち悪いから。
私の周りにもエギングが好きな友人は居るが、メインで高比重PEを使っているという方は見かけない感じは有るね。
結論を言ってしまえばこうなるわけだが、詳しい話はこれから順にしていくからね。
高比重PEラインをエギングに使うメリット
まずは比重が高く、潮馴染みが良い高比重ラインをエギングに使うメリットはどこにあるのか?
- 風や潮の影響を受けにくい
- 足場が高い場所でもラインが弛みにくい
- ダイレクトな操作感・感度
簡単にまとめてしまえばこんなところかなと。
風や潮の影響を受けにくい
エギングはスローに沈んで行くエギをじっくりと沈め、シャクってはフォールさせ、ステイの繰り返しだ。
他の色々な釣り物よりも風や潮の影響を強く受け、特に横風が吹いたりすると
「何をやっているのか不明」
状態になりやすい。
こういう状況を少しでも和らげるため、高比重で沈み込みが早いPEラインを使うのはメリットになるよね。
風が多少吹いていても、ラインが重たい方が風に流されにくくなる。
また、潮が速めに動いていてもラインが流されにくくなるからね。
足場が高い釣り場への対応力
足場が高い堤防などでエギングをすると、空中にあるラインの距離が必然的に長くなる。
なので風の影響をより受けやすくなり、足場がかなり高い釣り場の場合はほんの少しの風でも釣り難さが格段にUPしやすい。
感度が良く、エギの操作感もダイレクトになる
イラストがメバルで申し訳ないが、言いたい事はこういう事(過去の使いまわしです・・・)。
比重が軽く、水に浮く性質を持つ一般的な比重のPEラインは赤のラインのようなコース取りをすることになる。
一方で比重が高く、水に馴染んでいく高比重PEラインの場合は青いラインのような具合。
この微妙にも感じる差は実は非常に大きく、高比重PEラインを使うとラインの弛みが明らかに小さくなる。
それによって水中の潮の流れ具合やアオリイカがエギにアタックして来た時の感触など、感度の面で強さを発揮する性質がある。
着底時のテンションの抜け等も分かりやすくなり、伝わってくる情報がクリアに感じられるようになる。
高比重PEを使ってみると、そのダイレクトな使用感はすぐに分かると思うぞ。
エギングに高比重PEラインを使うデメリット
ここまでの話を聞くと
高比重PEってエギングにめっちゃいいやん!
って思うかもしれない。
しかし、デメリットとの天秤にかけた結果、私の場合は使わないという結論に至っている。
デメリットを簡単にまとめてみると、大体こんな感じかな。
- ダイレクトな操作感が逆にストレスになる
- 駆け上がりのある場所やサーフエギングではラインが擦れる
- エギをロングステイさせると持ち上がり難い
- ライン自体が弱いものが多く、耐久面にも不安がある
ダイレクトな操作感が嫌い
高比重PEを使わない、最も大きな理由が実はこれ。
エギングのうち、最も重要な要素の1つがシャクリ心地だと思う。
いくら軽くて使い易いタックルを使ったとしても、シャクリの時の感触が自分の感覚にマッチしていないとストレスが溜まって仕方がない。
ダイレクトな操作感がある高比重PEだけど、その反面シャクった時の衝撃もダイレクトに手元に来る感じがある。
これは私の場合だけかもしれないけど、ラインにはある程度の遊び(弛み)が有った方が、エギにアクションを与えた時の感触が気持ちいいんだよね。
何と言うか、柔らかくロッドにエギの重さが乗ってくるような・・・・。
高比重PEを使った場合、イメージとしては至近距離まで寄ってきたエギをシャクるような、あの強い衝撃が伝わってくるような感覚になりやすい。
私の場合、これが非常に嫌だし釣りをしていて疲れる感じがするんだよね。
地形変化でラインが擦れる
私の場合、エギングをするフィールドがサーフだったり、サーフ絡みのテトラ帯だったりする事も多い。
港の中の場合でも、手前側が浅くなっていて明確な駆け上がりがあるようなポイントもあるよね。
こういう場所でエギングをするとなると、沈み込んでいく高比重なラインを使うとラインがかなり擦れやすくなる。
ラインが沈んでしまうことで、海底の駆け上がりなどの地形変化に沈み込んだラインが当たってしまうからだ。
それを防ぐ為に、ロッドを軽く煽ってマメにラインを持ち上げ、浮かび上がらせる動作をしたりするのはめんどくさい。
こういった点では比重が軽く、水面に張り付くようなコース取りをする一般的な比重のPEラインの方が都合がいい。
エギが綺麗に持ち上がり難い
エギングの際、アオリイカが最もアタックしてきやすいタイミングは、やっぱりシャクリ上げた後のフォール中だよね。
だからエギをしっかり持ち上げることが出来るというのは結構重要な要素だと考えている。
水温が低い時や春の親イカなどの場合はあえて低く誘いを掛け、アオリイカにプレッシャーを与えないように注意することもあるけど。
高比重なPEラインを使った場合、特にロングステイなどでラインが沈み込んだ状態になってしまうと
ロッドアクションを与えた時、エギの上昇する角度が緩くなってしまう感じがするんだよね。
そうなると、イカに抱かせるタイミングが作り難くなったり、高く持ち上げるには強めにアクションを与えないといけなかったり・・・
高く持ち上がるエギを持ち上げずに使う事は比較的簡単でも、持ち上がらないエギを持ち上げようとするのは大変だよね。
この点は比重の高さが逆にデメリットになるような感じがする。
高比重PEラインは弱い傾向があると感じる
比重が高いPEラインは最近になって増えてきている感じは有る。
個人的に使えるレベルだと感じるのが、デュエルのアーマードF+Proかな。
コーティングの剥がれによる毛羽立ちは多少あるが、コーティングが剥がれただけでは目立った強度低下は無いので信頼して使えるアイテム。
それ以外でメジャーな所は、よつあみのオードラゴンや、シマノのセフィアG5等かな。
しかし、これらのラインは毛羽立ちやすかったり、実際にラインの強度を測定してみるとパッケージよりもかなり弱かったり・・・・。
高比重素材とのハイブリットという事で、どうしても純粋なPEラインと比べると強度や耐久性を出すのが難しいのかもしれない。
実際に高比重PEを使った方の話を聞いてみても、簡単に切れてしまったり劣化が早い感じがするという話を聞いているし。
まとめ:高比重故のメリットとデメリットを考えてから使おう!
高比重PEラインをエギングに使用する際のメリットとデメリット、そして私なりの考え方は大体こんな感じかなと!
上手く使えば武器にもなるし、釣りをする釣り場のシチュエーションやフィーリングの好みによっては逆に使い難い可能性もあるってことだね。
両方使ってみた結果、今のところは一般的な比重のPEラインの方が私には都合がいいという結論になっている。
どちらじゃなきゃダメということは無いので、最終的には個人個人のフィーリングでどちらが良いのかは決まる。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
個人的には比重がナイロンより重いPEはバスに向いていると感じますね。
張らず緩めずを作り出すのが高比重PEなら作り出しやすいですし、デイゲームでラインを目視できる釣りなので。
なのでバス釣りのスピニングにはセフィアG5の0.5号にフロロ8lb巻いてます。
琵琶湖の北湖でも通用する強度は出せますよ。
ただし、やっぱり毛羽立ちは目立ちますし、マメにチェックはしてますが。
こんにちは、まるなかです。
高比重のPEは弱さが無くなればいいんですが、まだ技術的に厳しいのかもしれないですね^^;
バス釣りの場合は高比重故のメリットもありますね!
この辺りはうまく使い分けが必要かなと思います。
私が北湖で釣りをする場合は水深10〜20メートルラインまでオカッパリから入れていくので、そういう時は駆け上がりに擦らないように会えて比重の軽いPEを使っていますが、シャロー打ちや角度が作れるボートの場合は高比重ラインは武器になりますね!!!
琵琶湖でスピニングを使う場合、私はPE1号+リーダー16ポンド以上という組み合わせが基本なので釣りのスタイルでベストなチョイスは変わってきますね★
セフィアG5は以前使ったことがあるんですが、やはり毛羽立ちますよね〜。
ちょっとギリギリまでテンションを掛けて使ったらラインブレイクしたので、それ以降やめてしまいましたが(^_^;)
今後より耐久力があって信頼して使える高比重PEが出てくることに期待ですね!
早速回答ありがとうございます。
そんなディープやるんですね(汗)
私はバスに関しては、シャローからファーストもしくはセカンドブレイクまでくらいしかやらないので想像もつきませんでした。
ドラグガチガチのファイトはしないので、あまり限界まで引っ張ったことなかったのでわかりませんでした。
本当に強くて持久力のあるPEが生まれてくれることを願います。
最近は仕事の休日や勤務時間の関係から琵琶湖にあまり行けなくなっていますが、以前は深い場所専門でしたね(笑)
深場の釣りは2kg以上だけを狙ったマニアックな釣りが出来たり、10ポンドのロクマルが釣れたりと★
時合いは1日の中の2~3分くらいだったり、非常にシビアですが楽しい釣りです。
新素材系のラインは初めは欠点がある商品が多いですから、まだまだこれからでしょうね!!