DUEL ハードコアX8 プロを実釣インプレッション【エギング・ルアー全般に】

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DUEL ハードコアX8プロ インプレッション

さてさて、今回はPEラインのインプレッションを・・・・・。

デュエルから発売されている8本編みのPEライン、ハードコアX8プロ。

 

0.6号をエギング用に、1号をサーフを中心としたキャスティングゲームを想定して巻いてみました。

使用感のチェックなどを繰り返したところ、だいぶ特性も見えてきたのでこの機会にインプレッションしていきますね!




DUEL ハードコアX8プロをサクッとインプレ!

まずはこのハードコアX8プロ、使ってみてのインプレッションを簡単にまとめて紹介しておきます。

ハードコアX8プロをサクッとインプレッション
  • 太さ:号数通りの太さに仕上がっている
  • 表面の滑らかさ:8本編みらしい滑らかな仕上がり。異音などは気にならない
  • コシ・張りの強さ:ちょうど中くらい~ほんの少し張りは強め。違和感はなく、バランスは良い
  • 飛距離:同社スーパーエックスワイヤーX8と同様、良く飛ぶ
  • 強度:パッケージ表記に近い強度を計測
  • 色落ち・コーティング:糸巻きをした時の色落ちは若干するが、非常に落ちにくくて強い
  • 耐久性・毛羽立ち:0.6号は非常に毛羽立ちが目立ち、細かい裂けのようなものが目立つ。1号の方の耐久性は平均クラス

◎総評:0.6号の毛羽立ちの多さは致命的。1号以上の号数に関しては毛羽立ちが目立つことは無く、良く飛んで使い易い!

ざっとまとめてみるとこんな感じで、0.6号を使ったインプレとしては

悪いラインではないんだけど、どういうわけか簡単に毛羽立つ・・・・。

なお、読者の方にお聞きしたんですが、

同社スーパーエックスワイヤー8も同じような感じで、「1号以上のものは耐久性はそれなりにあるが、0.6号を使ったら結構すぐに毛羽立った・・・」との事。

私自身1号のスーパーエックスワイヤー8を使った感じとしては、耐久性が高いという感じはしないが実釣で使えるレベルではあった。

そうなると、デュエルの8本編みのPEは細い番手が全体的に弱いのかな?

そして1号を使ってみた感じとしては、やたら持ちが良いという印象は無いものの

0.6号に比べれば明らかに耐久性は有り、普通に使い易いPEラインという印象だ。

ハードコアX8プロの太さをインプレ

ハードコアX8プロ 太さ インプレ

DUEL ハードコアX8プロの実際の太さとしては、

国産PEラインの号数表示に見合った太さになっており、そういった国内メーカーのアイテムと比較すると細くもないし太くもない。

真円性はかなり高く、0.6号という若干細めの号数であっても糸ツブレが目立つようなことは無くて優秀。

実際にリールにラインを巻き取った感じとしても、よつあみやバリバス等のPEラインと比較して嵩張り具合は同じレベル。

若干細めにできているユニチカのエギング用PE、キャスラインエギングスーパーPEX8よりは若干嵩張ったかな。

太さに関しては十分満足できるレベルであり、安価な海外製のPEラインとは違う。

※1号の方も同じような印象で、号数表示に対して適切な太さに仕上がっていると感じる。

表面の滑らかさ・質感

ハードコアX8プロ エギング インプレ

実際にこのハードコアX8プロを使用した感じとしては、表面の滑らかさ自体は同社スーパーエックスワイヤーX8と同じく普通に滑らかだ。

しかし、シリコンコーティングが入っている分なのか

ハードコアX8プロの方がツルッと、ニュルッとしているような感覚というのがインプレッション。

ルアーやエギをキャストした時のガイド抜けなどは一切気にならず、高い真円性もあってか飛距離は良く伸びる。

この辺りは人気のあるよつあみの8本編みのPEラインよりも飛ぶ感覚は有るね!(DUELスーパーエックスワイヤー8もかなり飛距離が伸びる)

コシ・張りの強さ

ハードコアX8プロ 張り コシの強さ

ハードコアX8プロのコシ・張りの強さは個人的に結構好きな感じ。

よつあみのX8アップグレードなどよりもしなやかだが、ほどほどにコシの強さは有ってガイド絡みなどは起きにくいレベルだ。

最近は編み方とコーティングで必要な硬さを出しているアイテムが多いので、全体としてみれば中くらい~ほんの少し張りは強めかな?

といった具合。

エギングをはじめ、実釣をした中ではガイドにラインが絡むことは無く、バックラッシュも1度も発生していないのでインプレッションとしては良好。

ハードコアX8プロの飛距離をインプレ

ハードコアX8プロ 飛距離 インプレ

実際にエギやシーバス用ルアー、トラウト用のスプーン、ヒラメ用のルアーなどをキャストしてみたが

相変わらずデュエルのPEは良く飛ぶ。

さっきもちょっと触れたことだけど、スーパーエックスワイヤー8や、このハードコアX8プロは

8本編みのPEラインの中でもかなり飛距離は伸びる感覚がある。

真円性が高く、糸が潰れにくいのでキャスト時のラインのバタツキが少なく、素直にパラパラとラインが放出されて行くような感覚。

キャスト時やファイト時の糸鳴りも少なく、この点は非常に満足している。

ハードコアX8 プロ 飛距離

サーフの釣りでは、ヒラメ以外に80アップのマダイなどもヒットさせることが出来た。

飛距離に関しては他社のPEと比較しても非常に良く飛ぶので、遠投が必要な釣りではかなり使い勝手が良いね!

強度をインプレ!

ハードコアX8プロ 強度 インプレ

ハードコアX8プロ0.6号をFGノットでショックリーダーを組み、その結束強度を計測してみた。

3回連続で測定を行ったが、パッケージ上の表記は0.6号で5.8kgになっている。

もちろんこの数値とは差が出るのが普通で、弱いライン場合は50%位の強度しか測定できないことも過去にはあった。

結果をまとめてみると、

  • ハードコアX8プロ0.6号のFGノットでの結束強度:約5.1kg~5.3kg

3回とも5キロ以上の強度は出せている結果になり、0.6号でこれくらいの結束強度が出ていればライン自体の強度はOKだろう。

問題はその強度を如何にして保てるかという耐久性なのだが・・・・・。



色落ち・コーティングの強さ

ハードコアX8プロの色落ちに対する強さだが、非常に満足できるレベルというのが率直なインプレッション。

今回はオレンジ色の0.6号という事で、派手なカラー程塗料の落ちがガイドなどに付着した時に目立ちやすいんだよね。

しかし、ここは色落ちに強いデュエルのPEライン。

それなりにテンションを掛けてラインを巻いたが、ガイドにほんの少しオレンジ色のカスが付くだけで非常に色が落ちにくい。

コーティングの強さに関してだが、こちらも15~20時間ほどラインを結びなおさず、ひたすらキャストを繰り返すと確かにコシは多少落ちてきた。

6時間位を超えたあたりからコシがちょっと弱くなってきたけど、完全に柔らかくなるようなことは無くて必要なコシ・張りの強さは維持している具合だ。

酷いラインだと数時間使っただけでコーティングが酷く剥がれ、フニャフニャになるものも多いからね。

この辺りは値段相応で悪くはない。

ハードコアX8プロの耐久性・毛羽立ち

ハードコアX8プロの耐久性をインプレ

ラストが気になる耐久性・毛羽立ちについて。

ハードコアX8プロ 0.6号の場合

この上の画像、良く見ないとわからないかもしれないけど原糸が所々ほつれているんだよね。

ハードコアX8プロ 毛羽立ち

ちょっと分かりやすくするため、ピンクで囲った周辺が分かりやすいかな。

ちょっと分かり難いが、使っていくうちにかなり早い段階でこのような現象がハードコアX8プロだと発生するっぽい(-_-;)

で、この毛羽立ち具合が他のラインとは違い、

  • 一般的なPEライン:細かくケバケバする
  • ハードコアX8プロ:裂けるチーズのように、ちょっと長い距離原糸が切れる

こんな印象がある。

で、実際にこの状態になるまでには特に根ズレがあったというわけでもなく、普通にオープンウォーターで中層の釣りをやっていても発生した。

ハードコアX8プロの細号数だけなのかもしれないけど、

指の皮が少しササクレた状態でノットを組むだけであっても、原糸の毛羽立ちが発生しやすい感じがした。

そして少し原糸が傷になった状態で指でラインをしごいてみると、すぐにほつれてしまう感じだ。

実際にエギングをしている際、根掛かった時にちょっと強めに引っ張ったらユニチカのエギングスーパーPEなどよりも簡単に切れた・・・・。

ちなみに、釣行前にノットは組みなおしていたんだけど。

新品の状態では5kg以上の強度が出ていたんだけど、耐久性の面ではかなり不安があるというのが率直なインプレッションかなぁ

まだ発売からそれほど時間が経っておらず、ハードコアX8プロは価格的にも安いラインではない。

0.6号の場合、この価格でこの程度の耐久力じゃあちょっと実釣時に信頼して使えないか??

エギング用PEライン

耐久面で不安になったので、0.6号は釣具屋さんで少し安くなっていたバリバスのマックスパワーPEに巻き替えを検討中。

ハードコアX8プロ 1号の場合

一方でハードコアX8プロ1.0号をサーフのキャスティングゲームや港湾シーバス釣りなどに使ってみた印象としては、

「あれ?0.6号よりも圧倒的に持つぞ??」

というのが正直なインプレッションかな。

ハードコアX8プロ1号 耐久性

試しに25時間ほどリーダーを結び変えず、ヒラメやマダイ、チヌやシーバスなどを釣った状態のノット付近の様子がこんな具合。

確かに先端10m位は色落ちが多少みられてきてはいるものの、細かい毛羽立ちなどは起きていない。

指がキャスティング時に当たる部分に関しても同様で、まだ毛羽立っていない状態をキープできていた。

どうやらこのラインも0.6号などの細い号数は耐久性がかなり低く、1号などのある程度の号数になってくると耐久性の低さは目立たなくなってくるようだ。

DUELのPEライン、細号数の弱さはやはり健在か・・・・。

デュエル ハードコアX8プロのインプレまとめ!

2019年の新アイテム、デュエルハードコアX8プロのインプレッションとしては大体こんなところかなと。

0.6号を使用した感じとしては、耐久性の低さが目立つのが痛すぎるかな。

ハードコアX8プロ インプレまとめ

しかし、1号の方は特に耐久性が低いという感じはなく、大型のマダイをはじめヒラメ等をテトラ帯でヒットさせても余裕でキャッチ出来ている。

とりあえず、「私個人の感想としては0.6号は耐久性が低くて無しだが、1号以上位なら飛距離が非常に良く伸び、良いラインだ」と感じている。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!

2 COMMENTS

伊豆の嵐

期待してましたが、残念な結果でしたね・・・信頼できない状態だとモチベーションも保てませしね。
Xワイヤーx8の0.6号をエギングで8釣行使用しました。飛距離諸々の性能には満足してたのですが、これも指がササクレて荒れた状態でノットを組むと原糸がホツレて大変な事になってまして、100均の指サック(5セット100円)を両手の親指人差し指に装着して対処してました。
時期的にどうしても手が荒れるので仕方が無いかとも思いますが、釣りと魚を捌く毎日のまるなかさんは手荒れ対策とかもしてますか?
私はササクレをラインカッターで切ったり寝る前にハンドクリームを塗ったりしてますが、極細PEを扱う以上根本的な対策には足りないみたいです。
根本的対策として考えれば、ずばりアーマードFシリーズですよね・・・フロロコーティングが荒れた手から完璧にガード(笑)
手荒れの時期のメバルにアーマードFを使い始めたら凄く楽だったので感動したのを思い出しました。

手がその状態でキャスラインSエギングPEx8の0.6号に巻き替え、ノットを組んでみましたが・・・全くホツレが発生しない。新品だからかな?まるなかさんのレビュー通り、かなりハリを感じるけど、その所為か。
一度夜に実戦に行きましたが、飛距離はXワイヤーに一歩劣るかな。夜という事もあってか、三食色分けは全く距離が判りませんでした。初使用で夜じゃ仕方ないけど。滞空時間が気持ち短く感じましたね。アタリ無し坊主で感度とかは不明ですが暫く使い込んでみます。

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まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。いつもありがとうございます。

やはり、デュエルのPEラインは細い号数の耐久性が微妙なんでしょうかね~。
どういうわけかやたらと毛羽立ちが目立ちました(-_-;)

指の手荒れについては仕事中は基本的に薄手のゴム手袋をしているのですが、釣りの時の対策は特にしていないですね(笑)
そうはいっても水を使う仕事には変わりなく、冬場はパックリとひび割れしていることもあります。

それでも他のPEラインではここまでノットを組む際のラインのダメージが気になったことは無かったので、ハードコアX8プロの弱さには残念でした(-_-;)

キャスラインについては、何度か使っていくとコーティングが良い具合で馴染み、程よい質感になるはずなのでもう少し使ってみてください。
非常に細くできており、毛羽立ちに対しては非常に強いと思うので信頼して春イカの時でも使えますよ♪

飛距離については悪いという感じはなく、真円性の違いが影響してデュエルのPEの方が飛ぶのかもしれません。
そうはいっても、この毛羽立ちやすさでは信頼して使えないので・・・・。

オールラウンドに使えて価格とのバランスが良いのがキャスライン、そして今使い始めたマックスパワーも結構良さげです。
価格は高くなりますが、バリバスのPEラインは独特な質感があって使い易いです。

また詳しいインプレはしますね!!

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