さてさて、今回はカマスの大きさやランカーサイズの定義について。
最初に断っておくと、おそらく住んでいる地域によって釣れるカマスの大きさはかなり変わってくるので、大小の捉え方については差があるはず。
「釣れたカマスが大きいのか、小さいのか?」判断する時の1つの参考程度に使ってみてね。
カマスの種類による大きさの違い
釣れるカマスの種類についてだが、大きく分けるとアカカマスとヤマトカマスの2種類がある。
一般的にはアカカマスの方が釣りのターゲットとして人気だが、
- アカカマス:45cm~MAX50cm前後まで大きくなる
- ヤマトカマス:30cm程度までが多く、大きくても35cm位
私が今までカマスを釣り続けてきた印象としてはこんな感じかな。だから同じ大きさだったら「ヤマトカマスの方が大き目」という事になる。
ここから先は、「釣られる機会が多いアカカマス」の大きさ・ランカーの定義について紹介していこう。
カマスの大きさ・サイズ感覚
私の中でのカマスの大きさについてだが、簡単に分類するとこんな感じかな。
- ~30cm以下:小型のカマス
- 30cm~35cm程度まで:大きくはないが、小さくもない(普通)
- 35cm~40cm:まずまずの良型
- 40cm~45cm:デカい。カマスとしては大型
- 45cm以上:ランカーカマス。簡単には釣れない
私が静岡で長い間カマスを釣ってきた印象としては、大体こんな感じかな。
大型のカマスの目安としては大体40cm前後で、この位の大きさになると見た目的にもかなりデカくなる。
ランカーカマスのサイズ
いわゆる超大型・ランカーと呼ばれるカマスの定義だが、私的には45cmあれば間違いなくランカーという認識。
カマスは40cm前半くらいまでは狙い方を覚えると意外と釣れるものだが、43cm位を超えてくると簡単には釣れなくなる印象がある。
だからランカーカマスと呼ぶにふさわしい大きさは45cm以上って感じ。
私が釣った過去最大のカマスは確か48~49cm程だったので、50アップはまだ達成できていない。
カマスは大きいほどうまい
アカカマスは脂の乗りが良いカマスだが、サイズが大きいほど身がしっかりと詰まってきて脂の乗りも良くなってくる。
40cm以上の丸々と肥えた冬~春先のカマスは、捌いてみると包丁に脂がベットリ付くくらい脂が乗る。
逆に30cm程度までの個体は水分が多めで、脂の乗りはちょっと劣る印象がある。
大型・ランカーカマスを狙うコツ
上の画像の個体は太さで言うと指3本クラス(42~43cmくらい)だが、40cm後半になると指3本半とかになってくる。
こうなってくると、もはやカマスというよりもタチウオに近いサイズ感になるし、一瞬のダッシュ力はかなり強いので引きも強烈。
カマスは数釣りが楽しい釣りだが、大型・ランカーを狙って行くなら釣りわけも重要になってくる。
大きいカマスが釣れないという方は、朝夕の回遊型のカマスを狙っていたり、夜の常夜灯周りの個体を狙っていることが多い気がする。
地形変化・流れの変化を狙う
カマスは根につく習性がある魚で、特に大きいカマスに狙いを絞るのであれば「海底の地形変化や流れに変化のある場所」を狙う。
大きいカマスは効率が良い餌の食い方を知っているので、海底の地形変化などでジッとしている事が多く、「根付きの傾向」が強いように感じている。
常夜灯周りは警戒心が高い大型カマスは入って来ないことも多いので、私の場合は真っ暗な場所を狙うことが多い。
狙うのは海底に根がある場所や、駆け上がりが絡んでくるスポット。
狙う棚はボトムギリギリで、海底ギリギリ~海底から1m・2m位まで。
私の場合は真冬の低水温期にワーム+ジグヘッドで狙うことが多いが、しっかり沈めてスローに巻くだけ。
警戒心を与えないよう、無駄に動かさないように探ってくると、小さなもたれるようなアタリが出て40cm以上のカマスが釣れるって感じ。
時期・シーズン
カマスは時期によって釣れるサイズが異なってくる魚だ(船釣りの場合は1年中大きいのが釣れやすいけど)。
大型のカマスを狙うのであれば、水温が低くなる晩秋~3月位までの春先がベストかな。
晩秋~真冬は水温が安定する港湾部などをメインに狙うが、春先はチアユを求めて河川の河口域などにも大きいカマスが集まってくるパターンがある。
チアユを食っているカマスを狙う時は、ライトゲーム用のルアー以外に「シーバス用のワームや9cm位までのシンキングペンシル」などに反応が良い事もある。
逆に春本番以降は小型のカマスがメインになるので、一発良型を狙うなら水温が低い時期の方がおすすめ。
おすすめ関連記事!
▼カマスのルアー釣り入門!基礎知識まとめのページ
▼カマス釣りの時期・シーズンの流れを解説
▼カマス用ワームの選び方・おすすめアイテム紹介