さてさて、今回はDUOのドラッグメタルキャストTGの使用感のインプレ・使い方を紹介。
タングステン製のメタルジグの中でも非常にコンパクトで、ファストフォールが特徴のショアジギング用メタルジグになる。
どんな場面で使ったら良いのか、私なりの使い方を紹介していこう。
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ドラッグメタルキャストTGをサクッとインプレ!
まずは、実際にドラッグメタルキャストTGを使ってみた使用感を簡単にまとめておこう。
- 飛距離:非常にコンパクトでぶっ飛び!
- 沈下速度:非常に速く、底取りが容易
- フォール姿勢:水平気味のイレギュラーフォール
- アクション:スローな巻きでは立ち上がりは良くない。ミディアム~早巻きでは強めの波動で泳ぐ
- フックセッティング:付属のダブルフックはフック同士が干渉するのが気になるか
簡単にインプレッションするとこんな感じで、タングステン素材のメタルジグの中でも「コンパクト&かなり速めのフォール」が特徴的に感じた。
飛距離
コンパクトシルエットのドラッグメタルキャストTGの飛距離は非常に優秀!
多少の向かい風でもぶっ飛び!
そもそもタングステン素材のメタルジグはよく飛ぶ性質があるが、ドラッグメタルキャストTGはボディの厚みもそれなりに有って空気抵抗が非常に少ない。
だから無風時はもちろん、多少風が吹いている状況下でも飛距離は安定しているのが特徴的だ。
私が30gのドラッグメタルキャストTGを使った印象としては、平均して105~110m位の飛距離が出ていたが、多少風が吹いても90m以上の飛距離が確保できた。
これは同社のドラッグメタルキャスト「スリムTG」よりも一枚上手な感じで、風が吹いた時の飛距離の安定感には非常に優れているものがある。
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フォール速度・姿勢
ドラッグメタルキャストTGは沈下速度が非常に早いので、これを上手く使っていくのが重要になる。
スピードフォール
ドラッグメタルキャストのフォール速度はかなり速く、潮が走っている状況下でも比較的流されにくくストンと落ちていく。
使用する時はこの特性を理解しておくのが重要で、上手く使えば底取りがしやすくレンジキープしやすいジグだが、逆に言うと沈むのが速すぎて食わせにくい場面があるだろう。
この辺りは鉛製のジグを使ったり、細長くて多少潮を受けやすいドラッグメタルキャストスリムTGと使い分けたりした方が良いかな。
私自身、状況によってはドラッグメタルキャストTGではフォールが速すぎて使い難いと感じることがあるので、どんな場面でも使えるオールマイティーなジグではないと考えている。
水平気味のイレギュラーフォール
ドラッグメタルキャストスリムTGはセンター寄りの後方重心で、水平気味の姿勢でフォールしていく。その中にイレギュラーなスライドが混ざる感じだが、基本的にはテンションフォールを使ってブレーキを掛けた方が個人的には使い勝手が良いかな。
キャスト後のファーストフォールでボトムを取りたい場合はフリー気味に落として飛距離を無駄にせず、それ以降のフォールはラインのテンションを掛けてフォールスピードを調整する。
そうした方が魚に対する食わせの間を作りやすい感じがするので、よかったら試してみて欲しい。
ドラッグメタルキャストTGのアクション
次に、ドラッグメタルキャストTGのアクションを見ていこう。
比較的強めの波動で泳ぐ
ドラッグメタルキャストTGはタングステン素材+コンパクトで厚みのあるボディ形状をしているので、スローリトリーブに対するレスポンスはあまり良くない。
なのでスローに誘う時は細かいワンピッチジャークなど、リーリングやロッド操作でジグを動かした方がおすすめか。
青物等を狙う時のように、ある程度速度を上げたリトリーブに対してはしっかり反応し、比較的強めの波動でブリブリと泳ぐ。
若干後方気味のバランスなので泳ぎ出した後のパワーはそれなりにあり、ただ巻きでも十分魚は釣れる。
滞空時間短めの滑走
一方でジャークに対するアクションだが、非常にクイックで滑走距離は短いのが特徴だ。
なので大きなジャークでスローに誘うというより、細かくイレギュラーなアクションを与えてジグを持ち上げてくるイメージで使うと良いかな。
その後のテンションフォールや巻きで、ジャークで食ってこなかった魚に口を使わせる使い方がおすすめだ。
フックセッティング
ドラッグメタルキャストTGはダブルのアシストフックが標準装備になっている。
サイズによってはフック同士が干渉する
これはドラッグメタルTGのサイズ(重さ)によって違っているかもしれないが、私がメインで使用している30gはフック同士が干渉してしまってアシストラインの自由度が低いと感じる。
実際にそれで釣果に大きな影響が出るかというとそういうわけでもないんだろうけど、私の場合は使っていて何となく嫌なんだよね。
なのでアシストフックは自作し、巻きでのバイトにも対応するためにリアフックを装着して使うのが基本スタイル。
この辺りは釣り方によって使い分けると良いかな。
ジャークやフォールといった縦の誘いで使うならリアは無しで。一方でただ巻きで使う時や、ヒラメやマゴチなどを狙う時はリアフックを付けた方がフッキング率は上がる。
▼アシスフック自作の為の基礎知識まとめのページ
ドラッグメタルキャストTGを使う場面
最後に、ドラッグメタルキャストTGを好んで使う場面を簡単に紹介。
ターゲット・魚種
タングステン素材で沈むのが速いドラッグメタルキャストTGだが、青物のみならずヒラメやマゴチ・ハタなどの底物にも十分使える。
青物狙いの場合
基本的に青物を狙う時は、
- ベイトフィッシュが小型の時
- シイラやサバなどを高速引きで狙う時
- 潮が速い状況下でカンパチを狙う時など、底付近を探りたい
このような条件の時、ドラッグメタルキャストTGは効果を発揮しやすいと思う。
ヒラメ等底物を狙う時
一方でヒラメやマゴチなどを狙う時は、
- 潮が非常に速く、ルアーがかなり流されやすい時
- 水深10m以上の深場を探るが、ルアーウェイトを上げたくない時
このような状況下では、タングステン素材の良さが活きてくるので使い勝手が良い。
いくら沈下が速いタングステン素材のメタルジグであっても、水深が深かったり潮が速ければスローな操作で使うことが出来る。
だからタングステンのメタルジグ=青物用と考える必要はなく、状況によってうまく使い分けて行くのがポイントかな。
スリムTGを上手く使う
ドラッグメタルキャストはかなりフォールが速く、状況によっては使い難い。
例えばちょっと風が強かったり、ちょっと潮が速いけれどそこまで速いフォールは必要ないという場面も結構ある。
そういう時はスリムボディ+滑走幅が広めなドラッグメタルキャスト「スリムTG」の方が私としては使い易いと感じている。
ドラッグメタルキャストスリムTGの方が特性としてはマイルドなので、まずはスリムTGを使ってみる。それでも釣りにくい時にドラッグメタルTGってな感じで使い分けをするようにしている。
ドラッグメタルキャストTGの抵抗の少なさは武器なるが、場合によっては使い分けをした方が釣りのバリエーションは広がるかなと。
▼ドラッグメタルキャストTGスリムのインプレッションはコチラ
DUO ドラッグメタルキャストスリムTGの使い方・実釣インプレ!
ざっとまぁこんな感じでドラッグメタルキャストTGのインプレッションはおしまい。
タングステン素材のコンパクトシルエット+速いフォールを上手く使うことが出来ると、鉛のメタルジグで釣りにくい状況下での釣りが快適になるはず。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
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