シマノ20ルナミス90Lをインプレ。使用感・特性を詳しく解説!【スーパーライトショアジギング対応】

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シマノ 20ルナミス インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノのシーバスロッド「20ルナミス」のインプレッションをやっていこうかなと。

ルナミスシリーズはシーバスロッドながら、ヒラメ釣りやショアジギングなど五目釣りにも十分使用できるオールラウンド系のアイテム。

私はこの20ルナミスの90Lを購入し、20g前後のメタルジグをメインに使うスーパーライトショアジギングを主体に使ってきた。

その中でのブランクスの特性や使用感の特徴などを掘り下げて解説していくので、購入時の参考になる部分があったらうれしく思う。

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シマノ 20ルナミス90Lを「サクッと」インプレッション!

まずはこの20ルナミスを実際に使用してみての印象について、ざっくりとまとめておこう。

  • 飛距離・トラブルレス性:飛距離は平均的だが、振り抜き感や悪条件での使用感は非常に良い
  • 重量感:非常に軽く、シーバスロッドとしては非常に軽量な分類
  • 感度:超軽量ブランクス+カーボンモノコックグリップで文句なし
  • 反発力:無負荷の時はシャキッと感が強いが、実際はしっかり曲がって粘りがある
  • パワー:シマノロッドらしい曲がり込んでからの安心感がある。青物の引きもしっかり受け止められる
  • 適合ルアーなど:10cm以下の小型シンペン~25gクラスのメタルジグまでオールラウンド
  • シチュエーション:港湾部や中規模までの河川などをはじめ、SLSなどに流用も十分可能

私なりのインプレッションを簡単にまとめるとこんな感じかな!

超軽量ながらしっかり曲がって強いブランクス

20ルナミスを実際に使用してみて最も印象的だったのは、無負荷の時の感触と負荷を掛けた時のブランクスの曲がり方の違いかな。

お店で振ってみると超軽量でピシッとした張りが強いブランクスという印象があった。

しかし、実際にルアーを結んでキャストしてみるとシーバスロッドらしい曲がり込みを見せるし、魚が掛かるとかなり綺麗に・粘り強く曲がってくれる。

なのでお店で振ったときはパキパキ感が強いと感じる方もいるかもしれないが、実際に使うと予想以上にマイルドなロッドだと感じる。

この辺りはマッスルカーボンやスパイラルXコアといった技術的な要素がかなり影響を与えていると実感しており、技術の進歩を感じることができた。

飛距離・トラブルの有無など

まずは20ルナミスのキャスト感についてインプレッションしていこう。

飛距離に関しては平均クラスか

私は20ルナミスの90Lを20g~25g程度のメタルジグを主体としたスーパーライトショアジギングにて使用してきた。

20ルナミス 飛距離

飛距離に関しては正直言うと超飛ぶ印象はなく、パキパキ系の高反発ブランクスを搭載したハイエンド系のロッドと比較すると若干劣る感覚はある。

しかし飛距離が伸びないというものではなく安定して飛距離を出すのは楽にできるので、使用感としては思いのほかマイルドで快適に使える。

予想以上にしっかり曲がるブランクス

これまでにも軽く紹介したように、実際にルアーを結んで負荷を掛けてみると思った以上にしなやかに・綺麗に曲がり込むブランクスの20ルナミス。

なのでキャスト時にしっかりバットまで曲げてキャストするのは楽にでき、高反発系のロッドよりも飛距離の安定感は上だと感じる。

また、曲がり込むもののブレが無くてピタッと止まるブランクス特性によって風が強い状況下でもロッドがブレにくく、安定してキャストしやすいのは使い勝手が良いね!

ライントラブルなどは0

20ルナミス Xガイド

20ルナミスはXガイドを搭載しており、ほどほどに径のあるガイドセッティングになっている。

糸抜けは良好でラインのバタつきは気にならないし、これまでかなりキャストを繰り返してもライントラブルは一度も発生していない。

ノット部を多少巻き込んでキャストしても引っ掛かりはそれほど気にならないし、ガイドセッティングやライントラブルに関しての不満は無い。

ロッドの重さ

20ルナミスの特徴でもある軽量性について紹介していこう。

9フィートクラスで110g台の軽さ=文句なし

私が購入した20ルナミスの90Lは標準で116gの設定になっている。

代々ルナミスシリーズは軽くて軽快なシーバスロッドという位置づけだったが、モデルチェンジによってさらに軽さには磨きが掛かっている。

実際に使ってみるとまさに超軽量ロッドという印象で、シーバスロッドというよりもエギングロッドや強めのライトゲームロッド感覚で使用できるのはかなり大きなメリット。

重量バランスも良い具合にまとまっているので悪条件の中キャストしていても疲れにくいし、ジグの操作を続けても非常に快適。

この辺りは下のグレードのロッドと比較すると違いは明らかだね!

それでいてブランクスにはしっかりとした粘りがあり、軽さだけではなく実釣時の安心感も確保されているのが良い感じだ。

20ルナミスの感度

2次は20ルナミスの感度について紹介していこう。

無駄な遊びが小さく、高感度!

20ルナミスは贅肉が排除された超軽量ブランクスを採用しており、感度に関しての不満は無い。

20ルナミス 感度 グリップ

このロッドには軽量で反響性が高いリールシートやカーボンモノコックグリップなど、ハイグレードな技術が採用されている。

グリップの長さはしっかり確保されており、脇に挟んでロッドをホールドするのも楽にできる。

アタリの出方に関してはドライな感じで、魚がルアーにまとわりついた時の違和感などもわかりやすいと感じている。

20ルナミス 感度

軽量なジグを使った小型のハタゲームなどを楽しむ際にも小さなアタリもしっかりキャッチできるし、潮の流れの変化などを把握する「魚のアタリ以外の感度」も必要十分備わっている。

ロッドの反発力・パワーなど

20ルナミスの反発力やパワーなど、ブランクスの特性について掘り下げてインプレッションしていこう。

ブレないがしっかり曲がるブランクス

これまで紹介したように、20ルナミスは実際に使ってみるとしっかりと曲がる特性がある。

この点はパリッとした高弾性系のロッドとは違いがあり、比較的マイルドな設定だと感じている。

20ルナミス ハタ 釣果

20cm前後のハタなど小型魚がヒットしてもロッドはしっかり曲がり、引きを楽しむことが十分できる。

しかし曲がってほしくない状況下ではピタッと止まってくれるので、変なブレなどは非常に小さいのが特徴的だ。

キャストのルアーリリース後やロッドアクションを与えた時はビヨンビヨンという無駄な遊びは非常に小さくてダイレクトな操作感がある。

逆に言えば高反発なパリッとしたロッドが欲しい方には20ルナミスはあまりおすすめせず、「軽くてブレないけれどしっかり曲がるロッド」が欲しい方に最適なチョイスじゃないかな!

曲がり込んでからの粘り・強さもある

私は20ルナミス90Lを使用し、カンパチや2キロクラスのマダイなどと遊ぶことができた。

20ルナミス 釣果 マダイ

魚の引きに対する曲がり込みは非常にゆとりがあり、負荷に応じてバットまで綺麗に入る。

なのでラインブレイクはかなり起こりにくい印象があり、至近距離で青物に突っ込まれてもロッドの曲がりでしっかりと引きを吸収してくれる。

この辺りは無負荷の時のシャキッとした感覚とは違いがあり、いい意味での違和感があったね。

曲がり込んだ時は折れたりしそうな貧弱感や妙なパキパキ感は無く、シマノロッドらしい強さをしっかりと備えているのが印象的だ。

90Lの場合はだいたい1号前後のPEラインを使用することが多いと思うが、適切な強度のラインを使えばギリギリまで負荷を掛けたやり取りは十分可能。

この点はスパイラルXコアなどの大手ならではの技術力を感じることができ、ライトクラスのロッドでも安心感を持って使えるのはかなり大きなメリット。

適合ルアーウェイトなど

20ルナミス90Lは15g~15gのメタルジグをメインに、7g~15g程度のジグヘッドリグやシンキングペンシルなどを使用してみた。

穂先のしなやかさで抵抗感はしっかりわかる

20ルナミスはLパワーのシーバスロッドということもあり、穂先は軽い負荷でも程よく曲がり込んでくれる。

ルナミス 適合ルアー

10g以下のプラグルアーやワーム・15g程度のメタルジグをただ巻きした時の操作感もしっかり把握することができ、ただ巻き系の釣りにも十分対応できる。

一方で適合ウェイトの上限である25gのメタルジグの使用に関してもフルキャストできる反発力はあり、ジャークによるジグの操作もだるさはなく行える。

特化したロッドではなく、オールラウンド系アイテム

20ルナミス ショアジギング 釣果

20ルナミスは極端な先調子設定やバットの反発力が一気に強くなるロッドではなく、負荷に応じて綺麗に曲がり込んでいく印象がある。

なので使用するルアーに関しても汎用性がしっかり確保されている。

私が使用している90Lの場合は港湾部などで使用される10cm以下のミノーやシンペン・軽量ジグヘッドも使用できるし、上は20g・25gクラスのメタルジグまで対応可能。

なのでシーバス専用としても使えるし、私のようにスーパーライトショアジギングや小場所のヒラメゲームなどにも十分流用出来て使いやすいロッドだね。

ルナミスとディアルーナ

今回紹介しているルナミスの下位グレードのオールラウンド系ロッドにディアルーナシリーズがある。

ディアルーナ ルナミス

両者の違いや選び方についてこれまで何度か質問を受けているので、この機会に私なりの考え方を紹介しておこう。

ちなみに価格的には実売価格でだいたい1万円以上の差があるが、その違いはどこにあるのだろうか?

実釣における基本性能はディアルーナで十分

私はディアルーナとルナミスの両方を使ってきたが、正直うと実釣に必要となる基本的な性能についてはディアルーナクラスで備えることができると考えている。

なのでルナミスを使ったからといって釣果が劇的にアップすることはなく、これから本格的に釣りを始めて長く使えるロッドが欲しい方~中級者の方にはコスパを考慮してディアルーナがおすすめかな。

軽量性や操作感など、快適性を求めるならルナミス

一方でルナミスシリーズになると、重量バランスやブランクスのブレの少なさなど「実釣における快適性」が備わってくる。

この差は実際に使ってみると明らかな違いがあり、ルナミスの方が使いやすさという点では価格なりの差があるのは間違いない。

ルナミスを使った後にディアルーナを使ってみると、持ち重り感やブランクスのダルさが気になる感覚は存在する。

今回はシマノの20ルナミスのインプレッションをしてきたが、超軽量ながらしっかり曲がる癖のないブランクスで扱いやすいロッドという印象がある。

使い方やシチュエーションに特化したロッドが欲しいならエクスセンスシリーズの方がおすすめだが、1本で色んな使い方・ターゲットに対応できるロッドを探している方に使い勝手がいいロッドだね!

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