こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はショアジギング用のメタルジグを紹介。
リトルジャックの「メタルアディクト02」というオーソドックスな形状のメタルジグの使用感・特性などを詳しくインプレ。
このメタルアディクト02はマイナー気味のアイテムなんだけど、実際に使ってみるとかなり絶妙な形状をしていて、これが非常に使いやすいんだよね。
様々な状況下で使える汎用性の高さを持っていて、スロー系の釣り~高速巻きを使ったリアクションバイトを狙う使い方までかなり万能に使える。
飛距離・アクションの立ち上がり・反応速度・アクションスピードへの対応力・・・・。
ショアジギング用メタルジグに必要な要素が非常にうまくまとまっているアイテムという印象があり、これはもっと評価されるべきジグだと感じている。
前置きはほどほどに、さっそく本題へと話を進めていこう!
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メタルアディクト02のスペック・ラインナップ
メタルアディクト02のスペックについて、簡単にまとめておこう。
- 重量:20g、30g、40g
- 重心設定:センターバランス
- フック:フロントシングルアシスト+リアトリプル
このメタルアディクト02はオーソドックスな左右対称のセンターバランス設計のメタルジグ。
若干扁平気味のボディでアピール力も程よく、ライトショアジギングでは魚種問わずにベースとして使うジグとしてもおすすめだ。
パッケージから取り出した状態でもすぐに使用できるフックセッティングになっており、初心者の方でも簡単に使うことができる。
カラーラインナップはリアル系カラーが中心となっているが、詳しくは「リトルジャック メタルアディクト02商品紹介ページ」を参考にどうぞ。
メタルアディクト02を「サクッと」インプレッション!
メタルアディクト02の使用感やアクションの特性について、私なりの印象を簡単にまとめておこう。
- 飛距離:似たような形状のセンターバランスのジグの中ではよく飛ぶ
- フォール:ヒラヒラとした水平フォール
- アクション:スローな巻きでもヒラヒラと柔らかく泳ぐ。操作感は若干軽め
- 使い方:ただ巻き・ジャーク・高速巻きなど万能
- ターゲット:青物・ヒラメ・ハタなどターゲットは問わずに使える
メタルアディクト02はセンターバランスのオールラウンド系ジグとしては非常に優秀で、どんな使い方にも平均点以上の使い勝手を誇っている。
マイナーなジグだけど、使ってみればその使い勝手の良さがわかるんじゃないかな。
ここから先は各項目について、少し詳しく紹介していくことにしよう。
飛距離
まずはメタルアディクト02の飛距離についてインプレッションしていく。
センターバランスのジグとしてはバランス良好!
メタルアディクトの重心設定だが、見た感じはセンター寄りのバランス。
若干フロント寄りバランスの感じもするが、細身で若干扁平気味のボディ形状。
この手のジグは風などに対して若干弱いアイテムも多いが、メタルアディクト02の場合は比較的悪条件にも強い印象。
ロッドをしっかりタメてキャストできれば、多少の向かい風や横風であっても飛行姿勢はそれなりにキープできる。
なので飛距離の安定感に関しては、この手のジグの中では優秀な分類だと感じる。
20gで80m後半~90m+α程度の飛距離
実際に私が0.8号のPEラインを巻いたスーパーライトショアジギングタックルで20gのメタルアディクト02をキャストすると、だいたい80m後半以上の飛距離が出せる(無風時・ラインのマーキングにて測定)。
追い風が吹くと90m台中盤ほどまで飛距離は伸びるが、4m~5m程度の向かい風であっても70m程度の飛距離は確保できている。
飛距離に関してはリアバランスのジグと比べると若干劣りはするものの、センターバランスのオールラウンド系ジグとしては不満はなく、満足して使用できている。
フォールアクション
メタルアディクトは食わせやすいフォールアクションが特徴の1つで、かなり美味しそうなアクションを見せる。
水平姿勢のフォール
センターバランス+偏平気味のボディ形状のメタルアディクト02。
フォール姿勢は水平気味をキープし、ユラユラとイレギュラーにスライドしながら沈下していく。
フォール中のローリングアクション・スライド幅はそこまで大きくはなく、アピール力としては中くらいな印象。
高速ロールでキレッキレのフォールアクションというより、程よく柔らかな「ナチュラルさ」が残っているといった感じかな。
フォール速度に関してもちょうど中くらいで、ストンと素早く落ちるわけでもなく、逆に滞空時間が長すぎるわけでもない絶妙な設定だね!
メタルアディクト02の使い方・アクションの質など
メタルアディクト02の主な使い方やアクションの質について紹介していこう。
ただ巻き
メタルアディクト02はただ巻きでもヒラヒラっとした柔らかなスイミングアクションを見せる。
低速でもアクションは立ち上がり、程よい大きさのウォブンロールでテールを左右にしっかり振るぞ。
この巻きのアクションに対し、メタルアディクト02は潮抜けの加減が絶妙に良いのが私のかなりお気に入りなポイントになる。
最近のメタルジグはただ巻きでも良く動くものは結構多いんだけど、早巻きや潮が少し速い状況下で使用した場合、ジグがバタバタ暴れすぎるものも目立つ。
そうなると魚の活性によっては明らかにバイトが減ることがあり、こういう時は潮抜けが良いジグにローテーションする必要が出てくる。
潮
抜けが良いジグというのは巻きに対するアクションがおとなしくなる傾向があるんだけど、このジグの場合はどんな状況下でもアクションが破綻しにくく、それでいてしっかり動くんだよね。
このアクションの質が使ってみると非常に良い感じで、潮が緩い場面や速い場面、スローな巻き~早巻きまで安定して使いやすい。
ジャーク(ワンピッチ主体にオールラウンド)
巻きでもしっかり動くメタルアディクト02。
ジャークへのレスポンスも十分で、ワンピッチジャークをメインにオールマイティーに使える。
速度はスロー~若干速めまで追従してくれるし、小刻みなチョコチョコ系の誘いからゆったりとしたロッド操作でも魚のバイトは拾える。
特に使い方に特化したジグではなく、ちょうど色んな使い方に対応できる中間的な性質を持っていてこれといった大きな欠点は無くて高バランスだ。
ジャーク時はイレギュラーに海中を飛ぶが、滑走幅・滞空時間ともにちょうど中間的な大きさ。
ジャカ巻き・高速巻き
さっき紹介したように、メタルアディクト02は絶妙な潮抜け加減を持ち、速い巻き速度でもジグがバタバタと暴れにくい性質がある。
なので青物狙いの時はジャークやフォールと組み合わせ、速度を上げたジャカ巻きやただ巻きを入れるのも非常におすすめ。
私の場合はリールのハンドルをだいたい2回転~7回転くらいまでの高速アクションを与えることが多く、スロー系のジャークで誘った後の高速巻きでカンパチやソウダガツオ・シイラなどのバイトが結構多く出る。
アクション速度はルアーを回収するくらいの速さでも問題ないが、速く巻く時ほどハンドルを巻く回数は短くすることが多いかな。
Rサーディンとメタルアディクト02
私が住む静岡でかなり人気のあるメタルジグの1つに、ZEAKEのRサーディンがある。
このRサーディンとメタルアディクト02の使い分けは結構おすすめなので、良かったら参考にしてみてね。
Rサーディンでは強すぎる場面におすすめ
Rサーディンはメタルアディクトよりも扁平気味なボディ形状を持つメタルジグ。
重心バランス的には若干後方寄りの設定になり、メタルアディクトと比較すると最大飛距離・ただ巻きにおける波動の強さはRサーディンに軍配が上がる。
しかしRサーディンは偏平ボディ+後方重心設計により、潮が速い時や早巻きで使いたい時にジグが大きく・バタバタと暴れすぎて使いにくいんだよね。
ショアジギング初心者の方はそこまで気にしなくてもいいけど、特に緩急をつけた誘いやハイピッチの誘いがしたい場面ではRサーディンはその潮受けの良さが弱点になる。
こういう状況下でメタルアディクト02は非常に良い仕事をしてくれるアイテムで、Rサーディンだと強く動きすぎる状況下でもバランスを崩しにくくて快適に使える。
簡単にまとめてみると、
- Rサーディン:メタルアディクトよりも大きく動き、操作感が大きくて分かりやすい。ただし潮抜けが悪い
- メタルアディクト02:若干操作感は軽めだが、その分高速リトリーブや潮が走っている時に強い
こんな感じで、Rサーディンとメタルアディクトは状況によって使い分け・アクションの微調整が可能なのでお試しあれ。
メタルアディクト02のインプレッションはこんな感じで、マイナー気味のアイテムだけど非常に使いやすくて「これは良いな!」と思えたジグだね。
普通に使いやすくて魚も魚種問わず安定して釣れているので、気になる方はぜひ使ってみてほしい。
▼ライトショアジギング用メタルジグの選び方の基本・コツや使いやすいおすすめジグを知りたい方は【ライトショアジギング用メタルジグ選び・おすすめアイテム徹底解説!】を参考にどうぞ。
全て管理人が実際に使い比べ、公平な視点で使いやすいアイテムを選抜してあります。