さてさて、今回はサーフのヒラメ・マゴチゲームにおけるルアーカラーのセレクト方法について!
釣具屋さんへ行くと、色んなカラーのルアーが有って
どんな色のルアーを選んだらいいのかよくわからないし、どういう基準で揃えたらいいのかというのは誰でも悩むこと!
片っ端から買い揃えていってもキリが無いし、似たようなカラーのルアーばかり揃えてしまって偏りすぎてしまっても無意味になってしまう(-_-;)
今回は普段私がサーフのヒラメゲームを楽しむ際における、ルアーの色の選び方の基準について少し掘り下げて解説をしていきます。
ヒラメ釣りにおけるルアーカラーのセレクトについて悩んでいるという方は参考にしていただき、基準を自分の中でしっかり作ってフラットフィッシュゲームを組み立ててみてください(*^^*)
ヒラメ・マゴチ用ルアーカラーの選び方の基本
それでは、早速本題へと話を進めていきましょう。
まずはルアーカラーの選び方の基本について。
釣り具やさんに行ってみると、ヒラメ用カラーだとか○○用最終兵器などと書かれているルアーが非常に多くラインナップされていると思う。
ですが、人によってお勧めするカラーが違ったりするので初心者の方は迷宮入りしてしまうこともしばしば。
私も今までいろんな釣りを経験して来たけど、どの釣りをやるにしても仕掛けやルアーのカラーについては始めたばかりの頃は自分に自信が持てず、ついつい色々なカラーを買いあさって無駄遣いしてしまったり・・・・・。
ルアーカラーは満遍なく最低限揃え、好みの色を厚く
まず基本的な考え方ですが、
ヒラメやマゴチはシーバスやブラックバス、管理釣り場の魚のようにリリースを繰り返されているような魚ではないことが殆ど。
ですからルアーの細かいカラーを見切ってきてバイトしたりしなかったりするということは少ないですし、私自身今までサーフのヒラメ釣りをずっと楽しんできた中でも
細かいカラーの違いによる釣果の差は殆どない!
と言い切ることができる。ヒラメやマゴチ釣りは非常にシンプルで、小手先のテクニックによる釣果の差は出にくいジャンルの釣り。
となると、カラーを選ぶ際には
ある程度違った差のあるカラーを満遍なく揃えておくということが基本になってくる。
そして釣行を繰り返していく中で、段々好みのカラーやよく釣れるなぁと感じるカラーが出てくるはず。そうなってきたら好きなカラーを中心に揃えていけば良いと思う。
私の場合はピンク系のルアーが非常に好みなのでヒラメ釣りを楽しむ際にもピンクを交えた色のルアーを多用しますが、そんな選び方でも問題なくヒラメは釣れる。
ヒラメ釣りに使用するのカラーは
とりあえずまんべんなく違ったタイプの差がある色を揃えておき、後は釣れそうだと感じる好みの色を中心に揃えておけば良い。
大切なのは、釣りをしていて釣れそうだと信じて投げ続けることができるかどうか。
サーフの釣りをキャスト回数も多くなるし、時合いによる釣果の波も大きいのである程度長時間の釣りが強いられることもある。こうなってくると、釣れそうもないなぁと感じてルアーをキャストしても、釣りが雑になってしまって釣れる魚も釣れなくなります。
ミスバイトがあった際はカラーチェンジ!
ヒラメ釣りをしていると少なからず遭遇するのが、いわゆるミスバイト。
ガツンと来たり、モゾモゾッとショートバイトだったりアタリ方は色々ですがアワセを入れても掛からないというやつですね(-_-;)
この時、同じカラーのルアーをアタリが出た所に投げても再び食ってこなかったということはありませんか?
今までの経験上、フックがガッツリ掛かってしまってからのミスバイトの場合は、ルアーの色を変えても再びヒラメに口を使わせることは難しいことが多いと感じますが
すっぽ抜けるようなミスバイトがあった場合
カラーを全く違う系統に変えて再びアタリが有ったポイントに通すと、ヒラメが再びバイトしてくるということを非常に多く経験している。
例えば、シルバー系の色のルアーでヒラメのバイトがあったけど掛からなかった。
この時はゴールド系などのルアーに交換しても良いですが、思い切ってブラックやパープルなんかの全く違った系統のカラーにチェンジして釣りを再開すると、良い結果に繋がったりすることが非常に多くある(*^^*)
こういった事もサーフのヒラメ釣りでは実際に起こることなので、最低限で良いのである程度違った色のルアーというものは必要になってくるというわけ!
サーフのヒラメ・マゴチ釣り ルアーカラー毎の特徴
さて、ここからが本題。ヒラメ釣りに使用するルアーのカラーについて
どのような色をどのような条件下に使うのが基本になって来るのか?
ということですね。
まず、私の場合はルアーのカラーは以下のように分類して揃えるようにしている。
- シルバー系
- ゴールド系
- ピンク系
- ホワイト系
- ブラック・パープル系
- グロー系
この6つの系統に大雑把に分けてカラーセレクトをするようにしています。
細かい背中の色などははその後に考えたり、好みで選ぶことが殆どであまり気にしないようにしていますね。
そうしないとお金がいくらあっても足りないし、ルアーばかり増えていってしまって釣りに迷いが生じてしまいますから(-_-;)
この大雑把な系統に分けてルアーを用意しておくと、朝夕のマズメや日中、夜間などいろんな時間のヒラメ釣りに対応することができるし、澄潮や濁り潮、晴れの日や雨の日など様々な状況下のフラットフィッシュゲームがストレスなく楽しめるようになってくると思う。
シルバー系
朝夕マズメの中でも、光量が有る程度ある状態の時間帯や日中に出番が多いのがシルバー系のカラー。
水質については澄潮やちょっとだけ濁っているけど透明感はあるような時に好んで使用するカラーになる。
シルバー系のルアーは水中でキラキラとフラッシングすることでヒラメにアピールしますが、
ゴールドなどと比較するとより餌となるベイトフィッシュのカラーに似ているので、どちらかというとナチュラル系という位置づけかな。
ある程度光量が有って濁りもさほど無い。このような時にベイトフィッシュの姿が確認できるようであれば1投目にキャストしていく、ヒラメ釣りではベーシックなカラーとして使うことができる。
プラグやメタルジグであれば、シルバー系のカラーはほぼ間違いなくすべてのアイテムにラインナップされていると思いますが
ワームの場合はシルバーラメの入っているものを選べば問題ない。
ゴールド系
シルバーとともにルアーカラーの中では基本となるゴールド系のルアー。
シルバーとの違いは
シルバーよりも濁りの広がった場所でもアピール力が若干強くなるという点。
日中の時間帯や澄潮時に使ってももちろん問題はありませんが、出番がより多くなるのは
笹濁りと言って若干の濁りが広がっている時や、朝マズメ、夕マズメの光量が低い時間かな!
シルバー系のルアーだと若干ナチュラルすぎてルアーの存在感が出ないような時や、ちょっとした濁りが広がっている時でもうまくヒラメに対してルアーの存在をアピールできる。
ちょっと濁りがきつかったりする時はパープルやブラック系といった、より水中で存在感の出るカラーにスイッチすることが多い。
サーフのヒラメ釣りではピンク系の色のルアーと並んでかなり人気が高いカラーになる。
ピンク系
わたくしまるなかの大好きなカラーがこのピンク系!
ヒラメ釣りではゴールド並んでかなり強い人気を誇るカラーですが、
朝夕マズメや日中、澄潮濁り潮など状況を問わずにオールラウンドに使える万能カラー!
サーフのヒラメ釣りに挑戦するのであれば、このピンク系のカラーのルアーは必ず用意しておきたいですね(*^^*)
ピンクと言ってもホットピンクのようにかなりアピール力重視のカラーもあるし、パールピンクのようなホワイト系のものもある。
個人的には、パールピンク系のものはホットピンク系のカラーと比較すると若干弱めでナチュラルなイメージ。
ホットピンクは水中でコントラストが非常に強く出る、よりアピール力重視のカラーという使い分けをしている。
ピンク系の色はヒラメ釣りの鉄板カラー。どのような状況でも使えるので、初めてのポイントでの釣行やどのような状況なのかわからない時のパイロットルアーとしても優秀。
サーフのヒラメ釣りを楽しむのであればピンク系のルアーを中心に揃えるのも良いと思いますし、実際私もこのピンク系のルアーを中心にゲームを組み立てていますよ(*^^*)
ホワイト系
私の場合、白一色のルアーはヒラメ釣りではあまり使わないのでピンクやパープルなどといった若干強めの色を交えたゼブラカラーのルアーを好んで使用していますね。
この白、ホワイト系のカラーは水中では膨張して見えるのでアピール力はまずまずですが
ベイトフィッシュの腹の色などに近くて、自然界ではピンクなどよりも実在しやすいカラーとして考えている。
ですのでピンク系の色のルアーよりはナチュラル。
だけど程よく存在感のあるカラーという位置づけをしていますね。ですのであまりきつい濁りの時などには使わず、ゴールドと似たようなシチュエーションで使用することが多いかな。
朝夕マズメや笹濁りの時などに良く使いますが、ゴールドではフラッシングが強すぎて「ちょっと違うなぁ」と感じるような時に出番が来る。
パープル・ブラック系
パープルやブラックそれに赤といったカラーはモノクロに変えると
黒く見えて存在感抜群のカラーになる。
シーバス釣りなどではこのパープルやブラック系のカラーは切り札的に使用されることも多いし、ブラックバス釣りなどでは濁りの入った時や夜釣りなどで定番になっている。
実際にサーフのヒラメ釣りで使用してみてもその効果はかなり高く、私の中ではピンクとともに最も信頼して使用しているカラーになるかな!
シチュエーションとしてはかなりオールマイティーにヒラメ釣りで使うことができて、
日中の光量が多い時間でも澄潮の時でも普通に反応が良いし、存在感を活かしてナイトゲームや朝夕マズメ、濁り潮の中でも余裕で対応できる。
ヒラメ釣りではこのようなブラック系のカラーってあまり使われないんですが、実績は十分なのでぜひ信じて使ってもらいたい。
また、ピンクやシルバー、ゴールドなどといった他のカラーでミスバイトがあった時のフォロー用のカラーとしてもメチャメチャ優秀で、
他のカラーで取り損ねたヒラメをパープルやブラックなどのカラーに交換して拾っていくのに成功する事も良くある。
あまり市販されていないのが残念ですが、メタルジグなどであればエアブラシなどは使わずに自分でカラーを塗ってメイキングすることができる。
そうすればこのようなパープルやブラックなどといったカラーのオリジナルカラーのメタルジグが自分で作成できる。
最近は非常に塗装が強くてコーティングに強い手軽に使える塗料も発売されているし、様々なカラーのホログラムシートもあるのでそれを組み合わせていけば、オリジナルカラーのメタルジグは無限のバリエーションができる(*^^*)
私が普段サーフのヒラメ釣りに使っているメタルジグなどは、ほぼすべて自分で作ったオリジナルカラーのものを使用していますよ!
グロー系
グロー系のカラーですが、良く言われるのは夜間や朝夕のマズメの時のローライトの時間に使用すること。
実際にその使い方が基本にはなってくるんですが、
それ以外にも他のノングローのカラーのルアーを使って反応が出ない時。
このような時に、日中の澄潮の状況下などでもヒラメの目先を変えてあげてバイトさせるというような使い方も効果があるので、覚えておくと良いかな!
ただし、グローカラーはアピール色が強い一方で多用しすぎたりしてしまうと
ヒラメがスレてしまう
というような事に繋がることもあるので、グローカラー以外の通常カラーのルアーもうまく組み合わせて使った方が良いかな。
あとは、ナイトゲームでヒラメを狙い際などにおいて
グローでアピールしてヒラメを狙うのではなく、自分のキャストしたルアーがどの位置にあるのか把握するために使うということも多い。
サーフで釣りをする場合、波打ち際は砂が巻き上げられることが多く、波打ち際でルアーを引きずってしまうとルアーがボロボロになったり、フックがすぐにダメになったりラインも傷だらけに・・・。
そういった事を防ぐ為、グローのルアーを使うことでルアーが自分の近くに寄ってきたらどの位置にあるのか把握しやすくなり、速やかに回収したりすることが可能になる。潮の流れ具合なんかも、ルアーをキャストした位置からの流され具合などで把握することが視覚的に可能になるから結構役に立つぞ!
またグローの塗料についてはメーカーによって安価なものを使用していることも多くて、そういった場合は光を与えても非常に弱い発光しかしないものもあるので注意が必要(-_-;)
私がメタルジグの塗装をする際にはゼスタのウルトラグローシールを使っていますが、
これはかなり発光時間も長くてかなり強く光るのでおすすめかな!
ちょっと光をあてればこんな風に、めっちゃ光るので市販のグローカラーのルアーとは結構差がある。
こういった細かい点にこだわる際にも、自分でルアーカラーの塗装をしたりするのはメリットがありますね(*^^*)
ここまでがルアーカラーセレクトについてのお話。
続いて、ルアーカラーのローテーション方法について解説していきますね!
ヒラメ釣り ルアーカラーローテーションの基本
ルアーカラーの選び方についての基本はここまでお話した通り。
ここからはシチュエーション別の私なりのルアーカラーのローテーション方法について!
基本となる部分を解説していきますから、これを参考にしていただいて自分なりのヒラメ釣りのカラーローテを作っていただければと思います。
カラーについてはかなり個人の好みもありますし、これといった正解というものはありませんからね。
澄潮の時のカラーローテーション
まずは潮の透明度が高い状況下でヒラメ釣りを楽しむ場合ですね。
日中のカラーローテーション例
- ピンク系
- シルバー系
- ホワイト系
- パープル、ブラック系
- グロー系
私がヒラメ釣りを楽しむ際、日中などの光量が有る程度あって潮が澄んでいる時はこのような順番でカラーローテーションをしていくことが多い様に感じる。
基本はピンク系を中心に探っていき、食わなければシルバーのナチュラルなフラッシングで変化を出す。これでもダメならホワイト系にして若干ルアーの存在感を弱くしてあげる。
これでもダメなら諦める!というわけではなく、ここで切り札てきなパープルやブラック系を投入してみて一気にルアーのカラーを大きく変えて変化を出してあげるわけ。
それでもだめならここはグローを投入してみて、またルアーカラーに大きく変化を出してヒラメのご機嫌を伺う感じかな!
夜間・マズメ時のカラーローテーション例
- グロー系
- ピンク系
- ゴールド系
- パープル、ブラック系
ある程度光量が少ない時やナイトゲームでヒラメを狙っていく時、
まずキャストすることが多いのがグロー系かな。
夜光タイプのルアーをまずは先発で使用し、ルアーの流され方や波打ち際の感触を光るルアーを使ってあげて大まかに把握。
そしてそこからは日中よりも若干アピール力の強いカラーを中心にカラーローテーションをしていく。
ヒラメのナイトゲームでブラックやパープルというと、なんか魚からルアーが見えないんじゃないかな?
って信じて使うことのできない方もいるかもしれないけど、実績は十分なので安心して使ってくださいね(*^^*)
濁り潮の時のカラーローテーション
続いては濁りが広がっているような、ヒラメ釣りではちょっと厳しい状況下が多くなってくる時のカラーローテの基本についてですね。
日中のカラーローテーション例
- ピンク系
- パープル、ブラック系
- シルバー系
- グロー系
濁りが結構きつい状況下では、大体この4色をこの順番で入れていくことが多いかな。時間が無い時などはいきなり「2」のパープルやブラック系の強いカラーを入れて勝負に出ることもあります。
シルバー系は濁りの有る状況下では使いにくいとされることもあるんですが、
濁りのある時はベイトフィッシュの活動が日中でも活発になることが有るので、短時間でもいいのでシルバー系は通してみても良いかな。
ウネリが発生している時など、底荒れによる濁りが酷い時はヒラメの活性が落ちることもある。
しかし、底荒れはしていなくて雨水による濁りや笹濁りの時はベイトの活性が上がってヒラメが大量に釣れることもありますから、どのようなことが原因で濁りが発生しているのかをしっかり把握していくことが重要になる。
夜間・マズメ時のカラーローテーション例
- ブラック・パープル系
- ピンク系
- グロー系
濁りもあって光量が少ない時は、アピール重視のカラーを2~3色ほどカラーローテーションさせていけば良い。
まずはヒラメに自分のキャストしたルアーの存在をしっかりアピールすることを考えます。このような条件下において、ヒラメの視界はかなり悪い条件になりますから
最も存在感の出るパープルやブラック系のルアーを先発で入れて探りを入れていくかな。
これで食ってこなければヒラメ釣りでの鉄板カラーであるピンク系にスイッチしてみて、それでだめなら一発グローで勝負!というような感じ。
濁っている時は日中やある程度日が昇ってきてからの朝マズメなどの方が反応が良い時が多いと感じるので、あまり粘って釣りをするということは少ない。
まとめ
今回はヒラメ・マゴチ釣りにおける、ルアーカラーの選び方の基本とルアーカラーローテーションについて、私なりに普段の釣行で考えていることを解説してきた。
今回紹介させていただいたルアーの色毎の特徴などの基本を押さえてルアーを揃えていただければ、実際の釣り場では大きな失敗などをは無くヒラメ釣りを楽しんでいただけるかと思う(*^^*)
では、今回はこの辺で。
それでは、良い釣りを!
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