こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はバスデイから発売されているシンキングペンシル、海爆リップレス50Sの特徴や使い方のコツなどを詳しくインプレ。
海爆リップレス50Sは遠投性に優れており、シンキングペンシルながら少し速めの誘いで広範囲をサーチしたりするのが得意ですね!
魚種問わずに何でも狙うライトゲーム五目釣りにおすすめですな。
忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
海爆リップレス50Sのスペック・ラインナップ
- 全長:50mm
- 重量:4.8g
- フック:#12
海爆リップレス50Sはライトゲーム用プラグとして汎用性が高い50mmのボディに対し、4.8gのウェイトを確保。
シンキングペンシルとしてはややヘビーウェイトなルアーです。
カラーラインナップは上記の通りです。
海爆リップレス50Sを「サクッと」インプレ!
海爆リップレスの使用感や使い方を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:優秀
- フォール:比較的比重が大きいが、滞空時間の長い水平フォール
- アクション:蛇行しながらのナチュラルなスイミング
- 使い方:ただ巻き・水面引き・ストップアンドゴーなど
- 適したシチュエーション:漁港~小磯やビーチなどどこでも使える。ピンスポットで食わせるのではなく、ある程度広範囲から魚を探すのが得意なシンペン
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
シンキングペンシルは狭いスポットをネチネチ探ったり、魚にプレッシャーを与えないように探るのが得意なものもあります。
海爆リップレスは特性が少し違っていて、大場所や遠投が必要なフィールドでの使い勝手の良さが光りますね。
飛距離
海爆リップレス50Sは4.8gの重量があり、ライトゲーム用のシンキングペンシルとしてはやや重ためな比重設定。
抵抗が小さいシンキングペンシルということもあり、遠投性能はかなり優秀。
重心移動システム搭載のシンペンと比較するとやや劣りますが、極端な状況でなければ必要十分なキャスタビリティですね。
実際に私がPEライン0.4号を巻いたライトゲームタックルで海爆リップレスをキャストすると、だいたい30m台後半ほど。
ウェイト配置はこんな感じ。
重心バランス的にはセンター寄りですが、飛行姿勢の安定度は結構高いです。
多少風が吹いていてもスパッとキャストすることができ、リリース時にブレなければ失速もかなり少ないシンペン。
フォール
センター寄りの重心バランスのシンペンを使うメリットの1つがフォール時の食わせ能力の高さですが、海爆リップレス50Sは非常に良い感じのフォールアクションを見せますね!
ボディ底面はシンキングペンシルとしてはやや幅があり、フォール中に潮を受けることでローリングアクションを発生。
ローリングのピッチは比較的速く、フォール中は水平姿勢をキープしてかなり高い安定性を誇ります。
フォール中にルアーがスパイラルしたり、軌道が乱れにくく、バスデイらしい使い勝手の良さがありますね。
このフォールアクションは使っていてかなり面白く、他の種類のルアーには無い食わせ能力がありますよ!
まるなか
アピール力がありながらもナチュラルさも両立していて、フォール中のアクションを見ていると釣れそうな気分になれるよ
海爆リップレスのアクション・使い方
ただ巻き
海爆リップレスはただ巻きで使用すると、左右に緩く蛇行しながらのゆったりとしたピッチでローリングスイムを見せます。
リア寄りの重心バランスのシンキングペンシルよりも波動はやや控えめで、ナチュラルな誘いが可能。
ある程度比重が大きいルアーなので、小型回遊魚狙いの時など、少し速めの巻きで誘いを掛けた時にもバランスを崩しにくいメリットがありますね。
一定速度で巻き続ける使い方ももちろんOKですが、
- 定速巻きの中に一瞬ハンドルを速く巻いたり、遅く巻いたりしてアクションに変化を与える
- ハンドル3~8回転ほどの巻きで誘いを掛け、その後一瞬テンションを抜いたフォールを入れる
こんな感じの可変リトリーブやストップアンドゴーで動きに変化を与えるパターンも効果がありますよ。
優れた遠投性能で回遊魚狙いにも使いやすいですよ!
水面引き
巻きによる誘いと同じくらいよく使うのが水面引きですね。
海爆リップレスの特徴の1つが、水面でアクションさせた時のドッグウォーク。
一般的なシンキングペンシルを水面で操作すると、直進的な軌道になってしまうものが多いんですが、海爆リップレスはフローティングのペンシルベイトのような左右へのスライドを伴うドッグウォークアクションが出せます。
スライド幅はフローティングのペンシルベイトと比較すると若干控えめですが、操作に慣れてくると滑らかに動かせるようになります。
シンキングペンシルなので、ある程度のスピードで誘い続ける必要がありますが、水面直下での誘いとのコンビネーションができるのは大きなメリット。
例えば、着水後すぐに穂先を上に向けた状態でロッドアクションを連続的に与えて水面をドッグウォーク。
これで釣れればそれでOKですが、魚が水面を割ってバイトするもののフックアップしなかったり、波紋が出るだけで食い切らない時は水平フォールを入れたり、水面直下を巻きや細かいロッドアクションで誘って下で食わせたり・・・。
こんな風に、水面・水面直下の誘いを自在にコンビネーションさせることができるのが海爆リップレスの良さなんですね。
パターンにハマると狙い通りのコンビネーションで食わせることができたり、使っていて楽しいルアーですぞ。
キビナゴが接岸するシャローエリアをドッグウォークで広範囲を探り、フォールをコンビネーションさせてチヌをキャッチ。
まるなか
トゥイッチ
水面下に海爆リップレスを沈めた状態でロッドアクションを与えると、ラインスラッグやアクションの強さによってドッグウォーク・直進的なイレギュラーアクションの使い分けができます。
スローに誘う時は、ラインスラッグを出し気味にしてゆったりとしたテンポで操作して海中でドッグウォーク。
メッキやカマス等を速めの誘いで狙う時は、ラインスラッグは少なめに、速めのテンポでトゥイッチして誘うのがおすすめ。
フォール中の食わせ能力に優れたルアーなので、ロングフォールでかけあがりの斜面や沈み岩などの障害物周りを攻めるのも高実績。
速めのトゥイッチ&水平フォールの緩急をつけた誘いで岩礁帯を狙ってオオモンハタ。
適したシチュエーションなど
海爆リップレス50Sで狙うターゲットですが、メバルやアジ・セイゴ・メッキ・カマスなど、ライトゲーム五目釣りに使えます。
使い方次第ではカサゴなどの根魚やチヌも釣れますね。
メバルやセイゴなどを狙う時は、沖目のライズや防波堤・ビーチ・小磯などの遠投が必要な場面で使いやすいかな。
一方でメッキやカマス・小サバなどの小型回遊魚を狙う時は、ベーシックに使いやすいです。
小型回遊魚狙いではメタルジグやリップ付きのミノーを使うことも多いですが、遠投性能とナチュラルな食わせ能力のバランスが良いシンキングペンシルは、魚の気配があるのに食いきらない状況で使うと効果を発揮しますよ!
まとめ!
今回はバスデイの海爆リップレス50Sのインプレをしました。
- やや高比重なシンキングペンシルで安定した遠投性能
- 水平姿勢のフォール+かなりハイピッチなローリングアクション!
- 巻きで使うとややゆったりめのピッチで蛇行しながらのナチュラルスイム
- 水面で操作すると、ペンシルベイトのようなドッグウォークアクションが出せる!
- 水面・水面直下の誘いとフォールのコンビネーションで誘える
要点をまとめるとこんな感じですね。
シンキングペンシルでありながらフローティングのペンシルベイト的な使い方ができたり、操作方法のコツを覚えると自在に操作して食わせる楽しさが味わえます。
遠投が必要な場面や小型回遊魚狙いなどで特に活躍しますね!
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