こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はDUELの超定番シンキングペンシル、ハードコアモンスターショット80Sを詳しくインプレしていきます。
モンスターショットシリーズの中で一番小型の80Sですが、主に小型青物を中心とした、カタクチイワシやキビナゴなどの小さい・細身のベイトフィッシュを偏食するパターンに強いプラグ。
メタルジグでは食わない魚をバイトに持ち込めることもあるので、うまく使えば武器になるルアーですね!
忖度なしにインプレするので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
モンスターショットの動画解説・実釣インプレ
モンスターショットの特徴や基本的な使い方のパターン・実際のヒットシーンなどを下記の動画で紹介してあります。
モンスターショット80のスペック
- 全長:80mm
- 重量:30g
- フック:#4
モンスターショットシリーズは一般的なヘビーシンキングペンシルよりも更に高比重なのが大きな特徴。
80mmボディに対してウェイトは30gと、非常にコンパクトで抜群な遠投性能を誇りますね!
ボディ構造や大きめのフックなど、大型魚対応の強度重視の設計になっています。
モンスターショット80を「サクッと」インプレ!
モンスターショット80の使用感について、まずは簡単にまとめておきます。
- 飛距離:文句なし!
- フォール:水平姿勢のローリングフォール
- レンジ:水面直下~使い方次第で10m前後くらいまで探れる
- アクション:パワーのある強めのテールスイング
- 使い方:ただ巻き、トゥイッチ・ジャーク&フォール・スキッピングなど
- 適したシチュエーションなど:1kg前後までの小型青物やイサキ・マダイ・底物など何でも
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
ライトショアジギングで狙うターゲットであれば、広く対応できるのがモンスターショット80。
身近なフィールドで使いやすいサイズ・重量になっています。
飛距離
超高比重ボディ
モンスターショットの最大の特徴としては、一般的なヘビーシンキングペンシルよりも更に高比重化されたボディになります。
銀色の部分がウェイトですが、ボディのかなりの割合を占めていることが分かります。
一般的なヘビーシンキングペンシルの場合は10cm前後で30g程度のものが多いので、モンスターショット80はそれらよりも明らかに高比重。
飛距離に関しては文句なく、カッ飛びの遠投性能があります。
実際の飛距離
実際に私がモンスターショット80をPE1.5号+10フィート中盤のシーバスロッドでキャストすると、無風時でだいたい85m前後が平均といった具合。
磯での使用がメインで不意に大きい青物がヒットすることがあるのでラインがやや太めですが、十分な遠投性能が確保できていますね。
ですので、遠投性重視でPE1号などを使えば、100m前後の遠投は十分に可能です。
数あるシンキングペンシルの中でも、モンスターショットは間違いなくトップクラスに飛びますね!
フォール
モンスターショットの良さは、カッ飛びの遠投性能+食わせ能力のバランスの良さにあります。
重心自体はセンター寄りなので、フォールは尻下がりにストンと落ちるのではなく、ヒラヒラとローリングを伴う水平フォール。
ですので、80mmボディに30gというヘビーウェイト設計ですが、メタルジグと比べると明らかにフォールが遅く、滞空時間をしっかり稼げます。
この滞空時間により、低活性な魚に食わせの間をしっかり与えることができ、ジグでは食わない・見切られる状況にも強いというわけです。
キビナゴの群れにつく良型イサキをモンスターショット80の水平フォールで落とし込んでキャッチ。
ジグだと沈むのが早く、魚が追いきれないような時にも強いですよ!
レンジ
モンスターショット80のレンジですが、使い方次第で広い層を探ることができます。
中~高速巻きで誘えば水面付近を探れますし、ロングフォールでキッチリ落とし込めば、5m・10mなど、レンジを入れて探ることも可能です。
ただし、あくまでもシンキングペンシルなので、メタルジグよりも浮き上がりやすい特徴があります。
深い場所を狙う時は、巻き速度をスローにしたりフォールの頻度を多くする必要があり、深場を手っ取り早く探る時は、メタルジグやバイブレーションの方が使いやすいです。
アクション・使い方
ただ巻き
モンスターショット80の使い方ですが、1つめはただ巻きですね。
使用頻度としてはやや低めで、ロッドアクションを入れると警戒して食わないような状況では、シンプルなただ巻きを使うことがあります。
なお、常に一定速度で巻き続ける必要はなく、時々巻き速度を速くするような「最小限の変化」を入れるのもおすすめです。
モンスターショットは巻き速度が変わるとテールスイングの幅・強さが変わるので、ちょっとした動きの変化で食わせのきっかけを作ることもできます。
ヘビーウェイトで操作感が手元にしっかり伝わり、シンキングペンシルの中ではアクションのパワーはかなり強め。
抵抗感が無いルアーを扱うのが苦手な方にも比較的使いやすいので、青物狙いなどで初めて使うシンキングペンシルとしてもかなりおすすめですよ!
トゥイッチ・ジャーク&フォール
青物や底物などターゲット問わず、モンスターショット80を使う時に最も使用頻度が高いのが、トゥイッチやジャークとフォールのコンビネーションですね。
青物を狙う場合は水面直下~中層を少し速めのピッチで。
底物を狙う時はスローに、ボトムまで一旦沈めてから少し上のレンジに誘いあげて使います。
使い方の基本パターンとしては、
- トゥイッチ:穂先をチョンチョンを小刻みに動かしつつ、ハンドル3回転~8回転ほどの誘い上げ&フォール
- ジャーク:ロッドを上または下に向けてゆったりとジャーク。2~5回ほどのジャーク&フォール
だいたいこんな感じで誘いとフォールを入れることが多いですね。
レンジとアクションのスピードを変えてあげれば、ターゲット問わずに色んな魚が狙えます。
ただし、あまり強くジャークしたり、ラインスラッグを出しすぎるとフロントフックがリーダーを拾ってしまうのでほどほどに。
モンスターショット80を着底させてからスローなジャークで誘い上げてアカハタをキャッチ。
高比重なシンペンなので、オープンエリアのヒラメやロックフィッシュ狙いも得意ですよ!
スキッピング
スキッピングは水面でベイトが逃げるような様子を見せたり、ボイルしている時に効果を発揮します。
やり方は簡単で、着水と同時にロッドを横~上に向けて中~高速でリーリングを行い、水面で引き波を立てて誘います。
潮の流れや足場の高さにより、ロッドの角度やリーリングのスピードを調整しないと、うまくスキッピングできないと思います。
青物のボイルは、簡単に釣れる時はどのルアーでも釣れますが、食い渋ると水面直下に沈んだものを全く追わなくなることがあり、そんな時にモンスターショットのようなシンペンやトッププラグが良く効きます。
モンスターショットシリーズは遠投性能が抜群なので、他のシンペンでは届かない場所のナブラ・ボイルにも入れることができ、非常に使いやすいですよ!
なお、リールを巻くだけでも釣れる時は釣れますが、動きに変化を出したい時はロッドを小刻みに動かすことで、水面での動きが少し派手になります。
モンスターショットの絶妙な小ささは、小型の青物や食い渋りのカツオ類のナブラ・ボイルに強いですね。
フック
フックサイズ
モンスターショット80はボディこそ小さいものの、ある程度負荷を掛けて使用することを想定されているので、標準搭載のフックは#4。
ボディに対して結構大きめです。
私のように磯などで使うならそのままでOKですが、身近な堤防やサーフで小型回遊魚やヒラメなどを狙うとなると、フックが大きいと思います。
ですので、それほど負荷を掛けないのであれば、標準の#4のフックからワンサイズ落とした#5に替えるのもおすすめ。
ワンサイズ小さいSTX-45ZNの#5に替えるとこんな感じで、ちょうど良いバランス。
PE1.2号くらいまでのライトタックルでそれほど強い負荷を掛けないなら、フックサイズを落とすのもおすすめです。
おすすめフック
モンスターショット80におすすめなフックですが、
- 刺さり重視
- オーナー STX-45ZN #5または#4:非常にバラシ難い。ヒラメ狙い等に特におすすめ
- BKK Fangs62UA #5または#4:コスパ重視で錆びにくい
- 強度重視
- BKK Fangs 63UA #4:ある程度負荷を掛ける方向き。コスパ重視
これらがおすすめかな。
狙うターゲットやタックルのパワー・釣り場の状況などに合わせて微調整してみてください。
適したシチュエーションなど
青物・上物
モンスターショット80ですが、青物や上物狙いにおける適したシチュエーションとしては
- ブリ・カンパチなどの小型青物:30cm台くらいの小型がメイン
- カツオ類など、小型のイワシやキビナゴなどを偏食しているパターン
- その他、カタクチイワシやキビナゴにつくイサキやマダイ・チヌなど
主にこのようなターゲットやシチュエーションで使いやすいですね。
使用するタックルとしては、PE1号前後を基準に、0.8号~1.5号くらいまでがおすすめです。
重量があるのでPE2号クラスでも扱えますが、ラインの浮力でルアーが浮き上がったり、風で流されやすくなります。
ヒラメ・ハタなどの底物
ボトム付近を狙うことで、ヒラメやハタなどの底物類も問題なく釣ることができます。
ジグに近い遠投性能を確保しつつ、スローな誘いと水平フォールにより、食わせ能力が高いですね。
しかし、ヒラメやハタを狙う場合、私としてはもうワンサイズ大きいモンスターショット95を基準に使うことが多いので、80の出番は少なめですね。
底物系のターゲットはルアーを小さくするメリットがあまりないので、80だとシルエットが小さくて視覚によるアピール・存在感が少し弱くなるからです。
アベレージサイズが小さくてフッキングが悪い時や、モンスターショット95だと少し重たくて使いにくい時には良いと思いますが、基本的には10cm前後以上のシンペンをメインに使います。
まとめ!
今回はDUELのハードコアモンスターショット80のインプレをしました。
- 80mmという一口サイズながら30gのヘビーウェイト!
- PE1.5号でも80m以上飛ばすことができ、ラインを細くすれば90m・100mクラスの遠投が可能
- 重量の割には浮き上がりが良く、水平フォールで滞空時間が長い
- ロッドアクションによるトゥイッチ・ジャーク&フォールをメインに、ただ巻きやスキッピングなどにおすすめ!
- 30cm台などの小型青物やマイクロベイトパターンの他、ヒラメやハタなどの底物、マダイやイサキなど色々釣れる
- 状況によってはフックサイズをワンサイズ落とすのもおすすめ
要点をまとめるとこんな感じですね。
モンスターショットシリーズは超高比重で、シンキングペンシルとメタルジグの良いところをハイブリッドさせたようなルアー。
上手く使うとかなり強い武器になる、お気に入りのシリーズです!
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