シマノ バンタム ライゲン66Fを徹底インプレ!【チヌ・ライトゲームにも効果抜群】

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シマノ ライゲン66F インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノから発売されているバンタムライゲン66Fの特徴や使い方などを詳しくインプレしていきます。

ライゲンはもともとバス用のルアーなんですが、チヌ用に使えるトップウォータープラグを探していたところ、偶然見つけたのがこのルアーとの出会いになります。
ソルトゲームも良さそうな印象だったので試しに買ってみたところ、非常に使い勝手が良く、チヌや小型回遊魚がボコボコに釣れました。

ソルトゲーム用のペンシルポッパーよりもむしろ使いやすいくらいで、アクション・使い勝手の良さともに非常に良くてかなりお気に入りですね!

忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

ライゲン66Fのスペック

ライゲン66F
  • 全長:66mm
  • 重量:5g
  • フック:#8×2(画像のライゲンはやや太軸のフックに換装済)

ライゲン66Fは、全体的にスリムなシルエットに仕上がっているので、66mmというサイズの割にはボリューム感は控えめなルアーです。
ポッパーとペンシルベイトの特徴を併せ持っていて、いわゆるペンシルポッパーと呼ばれるものになります。

漁港内や河口周り・内湾の小磯などで使う機会が多く、ライトな五目釣りで活躍中。

ライゲン66Fを「サクッと」インプレ!

ライゲン66F チヌ

ライゲンの特徴を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:重量は軽いが、思いのほかスムーズに飛ぶ
  • 浮き姿勢:垂直に近い縦浮き
  • アクション:どちらかというとペンシルベイトの要素が強め。軽快なスライド・ポッピング・ダイビングで誘える
  • 使い方:スラッグを使ったスライドドッグウォーク・ダイビング・ポッピングのコンビネーション
  • 適したシチュエーションなど:小魚系ベイトの気配があるものの、ボイルまでは出ないような時におすすめ。見切られにくく、食わせ能力と魚を引き上げるパワーのバランスが非常に良い

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

これまで私はソルト用の小型トップウォータープラグは色々使い比べてきていますが、ライゲンはかなり衝撃を受けたルアーです。
パターンにハマると、ライゲンを奪い合ってバイトするよなシーンにも何度も遭遇していますし、ストレスフリーで使いやすいのも良い感じ!

飛距離

軽量ながら投げやすいボディバランス

ライゲン66Fは、スリムなボディで容積があまりない為、重量は5gとなっています。
サイズに対する重量は比較的軽めなんですが、思いのほか遠投性能に優れているのが、このルアーの良さになります。

重心バランスはリア寄りになっていて、細身のボディ・最小限のティンセル付きフックでキャスト時の振り抜き感が非常に軽く、飛行姿勢はかなり安定しています。

多少風を受けてもグルグルと回転しにくく、しっかりとキャストできればリリース~着水までが一直線になります。

ソルトゲーム用のペンシルポッパーよりも重量は明らかに軽いですが、内湾を中心とした小場所~中規模までの釣り場であれば、思いのほか快適に使えて沖目のポイントも探れますよ!

実際の飛距離

実際に私がライゲン66FをPE0.6号+7フィート中盤のライトゲーム五目ロッドでキャストすると、無風時でだいたい30m台前半~35mに少し届かない位ですね。

漁港や内湾のビーチ・小磯・河川の河口周りでの使用が多いですが、必要な飛距離は十分に稼げていますよ!

浮き姿勢

ライゲンは後方寄りの重心設定になっているので、尻下がりの浮き姿勢になります。

ライゲン66F 浮き姿勢

浮き姿勢はこんな感じで、斜め浮きというよりも垂直に近いです。

ボディ内部には、リア寄りの位置に球状の小粒なウェイトが2個入っています。

ライゲンのアクション・使い方

ラインスラッグを使ったドッグウォーク

ライゲン メッキ

ライゲンの使い方ですが、1つめはラインスラッグを少し出し気味にして連続アクションを与えるもの。
とりあえず状況が良くわからない時、広範囲をテンポよく釣り歩きたい時に出番が多い使い方です。

ライゲンはややペンシルベイト寄りの特性を持っているペンシルポッパーなので、ロッドアクションに対して左右にスライドします。
ポッピングサウンド・飛沫は最小限で、ペンシルポッパーとしてはスライド幅は比較的大きめです。

なお、連続でアクションをさせていると、時々イレギュラーに直進するような動きが混じり、勝手に動きに変化が出て魚に誘いを掛けてくれます。

ダイビング

ライゲンの2つめの使い方ですが、ラインスラッグをあまり出さず、ロッドを少し下げ気味にしてテンポよくアクションを与えると、時々軽い飛沫を出しつつ、水面直下でドッグウォークさせることが可能です。
スラッグを使った時よりもスライド幅は少し狭くなり、アクションにキレが出ます。

この水面直下のドッグウォークアクションがこれまた良い感じで、カタクチイワシやキビナゴ・ボラの幼魚など、小魚系のベイトが水面付近に見えている時、効果を発揮しやすい印象ですね。

ポッパーよりもスピーディーに、ペンシルベイトよりもクイックで緩急のあるアクションを出すことができ、水面直下の連続ドッグウォークはライゲンの特徴が良い感じに出ますよ!
スラッグを使ったドッグウォークアクションよりも、少しリアクションバイトを意識したい時に使ってみてください。

ライゲン66F チヌ

ダイビングを混ぜた少し早めのドッグウォークで大型のチヌをキャッチ。
フッキングするまで何度も豪快にバイトをしてくる姿が丸見え、捕食スイッチが完全に入っていましたね。

ポッピング

3つめの使い方は、ポッパーとして操作するポッピングになります。
出番としては少なめで、時々使う程度です。

ライゲン66Fは、ポッピング時の音と飛沫は比較的控えめで、アピール力はそれほど高くありません。
ですので、深場から魚を引っ張り出したり、波気立っている状況になると、存在感があまり出ないので使用頻度は低くなります。

なお、ポッピングで使う時は、ラインスラッグはあまり出さず、リーリングの緩急にロッドアクションを少し足してあげて動かすのがおすすめです。
「ピチャッ」という音・飛沫とともに、クイックなやや直進的なアクションを出すことができます。

私の場合、ポッピングで使う時はワンアクションずつポーズを入れますが、カウントはだいたい0.5~1くらいと、ショートポーズがメインですね。

ライゲン 青物

沖に浮かんだ部位の周りで青物がボイル!
ライゲンのポッピングで誘いを掛けると1投目からルアーの奪い合いが発生、しばらく入れ食いでした。

ライゲンのその他の特徴

フック絡みが非常に少ない

ポッパーやペンシルポッパーは、アクションさせた時にフロントフックがラインを拾ってしまうのが非常に厄介です。

ライゲンの場合はバランスが良いのか、強風時や素早いロッドアクションを与えてもフックがラインを拾いにくく、常に快適に使いやすいのも、お気に入りポイントですね。

フラッシュブースト

ライゲン66Fには、フラッシュブーストが搭載されています。
これはメリット・デメリットのどちらにもなり得ますが、個人的には無くても良いかなと思っています。

もともとフラッシュブーストで釣果が明らかにアップする印象は無いですし、使い方によってはルアーが壊れる原因になるからです。

ライゲン66F ボディ

私のライゲンはチヌに噛まれまくって既にボロボロになっていて、フラッシュブーストはほとんど見えません。
また、フラッシュブースト自体も少し壊れていて、アクションを止めた時にヒラヒラ動かない状態になっています。

それでも魚は全く問題なく釣れているのでそのまま使っていますが、私としてはフラッシュブースト無しのシンプルな構造の方が余計なトラブルが無くて良いかな。

適したシチュエーションなど

ライゲン66Fは、アピール力としてはそこまで強くなく、必要最小限の音とスプラッシュを出しつつ、スライドを伴うドッグウォークとダイビングアクションでバイトに持ち込むのが得意なルアーです。
魚が完全に沈んでしまっている時は、より集魚力が高いポッパーの方が使いやすく、魚が表層~中層にいて、上をある程度意識している場面におすすめですね。

ターゲットとしては、ブラックバスはもちろんの事、私の場合はチヌやメッキ、ブリ・カンパチの幼魚などの実績が非常に高いですね!
時々イレギュラーに入る直進的なドッグウォークアクションは、非常に魅力的です。

なお、66mmながらボリューム感はあまりないので、20cm位の魚でも案外普通にバイトしてきますね。

ライゲン 回遊魚 釣果

私のようにソルトルアーゲームで使用するなら、MLクラス程度のライトゲームロッドやチニングロッドがおすすめ。
PEライン0.5号~0.8号程度のタックルでちょうど使いやすいです。

まとめ!

ライゲン 青物 釣果

今回はシマノのバンタムライゲン66Fのインプレをしました。

  • ややペンシルベイトの要素が強めのペンシルポッパー
  • もとはバス用だが、ソルトゲームに使っても効果抜群!
  • 重量は軽いが、後方寄りのバランスで遠投性能は案外高い
  • ロッドアクションに対してクイックなスライドドッグウォークを発生。時々イレギュラーな直進アクションが勝手に混じる
  • ロッドを下げてスラッグをあまり出さずにアクションさせると、水面直下にダイブする

要点をまとめるとこんな感じですね。

小魚系のベイトフィッシュが見えている時や、ボイル打ちなどで使ってみると、パターンにハマった時の破壊力は非常に凄まじいものがありますよ!
スリムなシルエットで食わせ能力が高く、一度チェイスしてくると本気食いでバイトしてくることも多く、これは非常に使い勝手が良くておすすめなペンシルポッパーです。

ソルトルアーゲームにもバッチリなので、お試しあれ。

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