アイマ コモモ125カウンターを徹底インプレ・使い方のコツ解説!

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コモモカウンター インプレ 使い方

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はアイマから発売されているコモモシリーズの派生モデル、コモモ125カウンターの特徴やアクション・使い方などを詳しくインプレ。
ノーマルのコモモとの違い・使い分けなどについても触れていきますね。

ノーマルのコモモはシーバス用シャローランナーとして超定番ですが、状況や使い方によっては、こちらのカウンターモデルの方が使いやすい場面もあります。
私はノーマルのコモモと同様、磯のヒラスズキゲーム用に投入しているルアーですが、90クラスのヒラスズキやマダイをはじめ、良い感じに釣果が出せていますよ!

忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

コモモ125カウンターのスペック

コモモ カウンター
  • 全長:125mm
  • 重量:22g
  • 比重:サスペンド
  • フック:#4

外観的にはコモモ125と見分けが付きませんが、重量は4gアップのサスペンド仕様なのが大きな特徴になります。

カウンターモデルはノーマルよりも高比重で、アクションの質や使い勝手の差にも影響します。

コモモカウンターを「サクッと」インプレ!

ヒラスズキ コモモカウンター 釣果

コモモカウンターモデルの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:非常によく飛ぶ!
  • レンジ:水面直下ギリギリ~60cmくらいまで
  • アクション:かなりタイトで控えめなウォブンロール
  • 使い方:ただ巻き・可変リトリーブ・ドリフトなど
  • 適したシチュエーションなど:河口・干潟・遠浅サーフ・平磯など
  • 気になる点:独特なアクションレスポンス・MRDの耐久性・スナップの使いにくさ

ざっくりインプレするとこんな感じ。

軽快に泳がせたり、アクションの変化を明確に出したい方には、正直言って少し癖があって使いにくいと感じる可能性があります。
スローに巻いてユラユラ動かしたいなら、ノーマルのコモモの方が使い勝手は良いですね。

カウンターモデルは、潮なじみや流れへの安定感を重視したい時に使い勝手の良さを発揮します。

飛距離

高比重+MRDの投げ心地

コモモカウンターモデルは、125mmの凹凸の少ないボディのサスペンド仕様のプラグ。
加えて、リニューアルによって新型の重心移動システム、MRDが搭載になっています。

この高比重な仕様とMRDの組み合わせにより、投げ心地は非常に優秀ですね。

振り抜いた時のウェイトが移動する感触・ロッドへの重さの乗り具合・振り抜きの軽さ・・・。

非常にバランスよく仕上がっていてるんですが、同じくMRD搭載のノーマルのコモモと比較しても、ワンランク上の投げやすさがあります。
特に、横風や向かい風を受けた時の投げやすさに違いを感じやすく、リリース~着底までが非常に綺麗に決まるのがコモモカウンターですね!

コモモ ボディ形状

コモモはヘッド~テールまでの凹凸がほとんどなく、空気抵抗が小さくて投げやすいですよ!

実際の飛距離

実際に私がコモモ125カウンターをPEライン1.5号+10フィート後半のシーバスロッドでキャストすると、無風時の飛距離はだいたい64m~65m前後となっています。

12cm~13cmクラスのシャローランナーとしては非常に投げやすく、遠投性能は文句なし。
ノーマルのコモモを同条件でキャストした場合は60m前後の飛距離なので、4m~5mほど遠投性能に差が出ています。

ちょっとした違いに感じるかもしれませんが、沖目の流れのヨレや障害物周りを狙う時の使いやすさに影響することもあります。

私は磯のヒラスズキ狙いがメインなので、ラインシステムはやや太めです。
一般的なシーバス狙いで使われるPE1号や1.2号クラスを使用すれば、70m前後の遠投も可能ですよ!

レンジ

コモモカウンターのレンジですが、使い方次第で水面直下ギリギリ~だいたい50cm・60cm位までを探るのが得意なシャローランナーという印象。

ノーマルのコモモと比較すると、スペック的には10cm前後の差になってきます。

一見するとその差はほとんどないように思えますが、水深が浅い場所を攻めるシャローランナーなので、実釣時の使用感の違いは思った以上に大きいので要注意。
コモモカウンターモデルはフローティングではなく海水サスペンド仕様なので、その差は特に出やすいですね。

コモモカウンターのアクション・使い方

ただ巻き

コモモカウンターモデルはスローなただ巻きで使用すると、微妙な水流の変化で細かくボディを震わせたり、「スーッ」と抜けるような感じでアクションをせずに直進するような挙動を見せます。
ヒラヒラ動くミノーというより、水面直下を漂うというイメージが強いですね。

ノーマルのコモモはカウンターモデルよりもレスポンスが良く、スローで巻いてもヨタヨタ・ユラユラとボディを動かすので、レスポンスという点においてはカウンターモデルは劣ります。

ですので、弱い水流を当ててしっかり泳がせたり、ある程度明確な動きの変化を出して使いたい方には少しアクションが大人しくて使いにくいと感じるかもしれません。
しかし、実際にコモモカウンターを使ってみると、このアクションするかしないかの速度のスローなただ巻きは低活性な魚に対して強いですね!

サスペンドの浮力設定も良い感じで、水面直下を安定してキープできるのも漂わせるような誘い方にマッチしています。

速度を少し上げていくと、ノーマルのコモモのようにフラフラと柔らかなウォブンロールでアクションしますが、時々イレギュラーにスライドして自発的に誘いを掛けられます。

コモモカウンターは魚に対してルアーの波動でアピールするというより、ナチュラルに魚の目の前に流し込んで食わせたり、シルエットによる存在感で食わせに持ち込むのが得意な味付けです。

コモモ ヒラスズキ 釣果

ノーマルのコモモの方がボディが軽い分、ヒラヒラと軽快に・大きめにアクションしますね!
この違いを把握して購入しないと、実際に使ってみて「なんか違う・・・」ということになりかねません。

可変リトリーブ・ストップアンドゴー

コモモカウンターの2つめの使い方が、可変リトリーブやストップアンドゴーですね。

デッドスロー~スローの巻きで使うのがメインですが、巻き速度をギリギリまで落としたり、ポーズを与えた時にその場に留めやすいのがサスペンド仕様のカウンターの良さ。

ノーマルのコモモだと、流れや波でミノーが流れてしまったり、水面に浮かび上がってしまう状況であっても、カウンターなら水面下でレンジキープして粘らせることができるんですね。
これは使い方次第でかなり強い武器になり、一点でミノーを留めて誘いたい時に効果を発揮しますよ!

流れにヨレや障害物の際など、魚が着きそうなスポットまではシンプルなスローなただ巻きで誘いを掛け、ピンスポットに入ったら巻き速度を落としたり、ポーズを入れて動きに変化を出します。

ここでいきなりバイトしてくるパターンもありますが、海中でポーズさせた後の動き出しで食ってくることもありますね。

コモモカウンター マダイ

横風爆風の中、コモモカウンターを流れのヨレに入れてポーズさせると強烈なバイト。
4kg弱のマダイをキャッチしました。

ドリフト

コモモカウンターは潮なじみが良く、ドリフトで使うのも効果的。
ノーマルのコモモだとアクションが大きすぎたり、流されやすくて粘りが出せない時に使うのがおすすめです。

私の場合は流れに対してダウンクロス・またはダウンでキャストすることが多く、ラインテンションを微調整して

  • ラインテンション中:微妙にルアーがユラユラと揺れるくらいの状態
  • ラインテンション弱:ほとんどルアーが動かず、水面直下で漂う状態

この2つをコンビネーションさせながら、コモモカウンターを流し込んでいきます。

ノーマルのコモモを流れに当てて使った場合は、基本的には常にアクションしている状態になります。
初心者の方や、少しアピール力を出したい状況にはおすすめですが、払い出す潮が強かったり、魚がかなり低活性で警戒しているような時は、あえて動かない状態を作ることでバイトさせることができる場面も存在します。

そんな時にコモモカウンターは使いやすく、ほとんどノーアクションの状態をキープして流し込み、魚が着くスポットで軽くテンションを張ってヨタヨタ泳がせてみたり・・・。

横風が吹いていたり、若干足場が高い状況でも水面を滑りにくいので、ノーマルのコモモとの使い分けることで攻め方の幅が広がりますよ!

コモモカウンター ヒラスズキ 釣果

払い出し+根が点在するスポットにコモモカウンターをドリフト。
狙いのスポットでラインを少し張ってヨタヨタと一点で泳がせ、90クラスのヒラスズキをキャッチ。

適したシチュエーション・ターゲット

コモモカウンターが使いやすいシチュエーションとしては

  • 河口
  • 干潟
  • 遠浅サーフ
  • 急深サーフの波打ち際・ファーストブレイク周辺
  • ゴロタ場
  • 平磯

主にこんな感じで、基本的にはノーマルのコモモと似たような状況で使いやすいです。
私の場合は磯のヒラスズキゲームで使っていますが、足場が低いポイントやサラシが薄い状況で使うプラグとして考えています(ノーマルよりは風や波・流れに強い)。

ターゲットとしては、シーバスやヒラスズキ以外にも、遠浅なポイントのヒラメ狙いなどにも対応できますね。

気になる点

独特なアクションレスポンス

これまでにも紹介してきている通り、高比重なコモモカウンターは特にスローでアクションさせた時のレスポンスが劣るので、人によって好みが分かれる思います。

弱い水流を与えた時、ユラユラ動いてほしい場面でほとんど動かず直進してしまったり、手前に流れが差してくるような状況だと、ルアーが潮を掴みにくいんですね。
中~上級者の方は、これを把握したうえで使えるので問題ないことも多いですが、初心者の方や常にルアーをしっかり動かしてスイミングさせたい時には少し使いにくいでしょう。

MRDの耐久性

コモモシリーズはまだ問題なく使えていますが、同じくMRD重心移動システム搭載のサスケ裂空を使った時、購入後すぐに重心移動が壊れてルアーが泳がなくなりました。

他社の重心移動システムも似たような傾向があり、最近のよく飛ぶ高性能・精密な設計のものは、ラフに使うと壊れやすい傾向を感じます。

スナップの使いにくさ

コモモカウンター ヘッド形状

これはノーマルのコモモと共通なんですが、ヘッドがカップ状にエグレていることで、スナップがハマってしまってルアー交換が非常にやりにくくなることがあります。

コモモカウンター ヘッド形状

横から見ると、アイがヘッドに埋め込まれたような感じ。
特に丸っこい形状のワイドタイプのスナップを使う時は、サイズに注意した方が良いですぞ。

フックセッティングと比重

コモモカウンターモデルは、標準搭載の中軸4番のフックで海水サスペンド仕様。
私の場合はPE2号クラスを使ったヒラスズキゲームがメインなので、ワンランク太軸の#4に換装して使っています。

太軸仕様のフックに変更することでスローシンキング設定になり、アクションもほんのわずかに大人しくなります。

フローティングプラグがシンキングに変化するほどの差は無いので、それほど違和感なく使えることがほとんどだと思いますが、フック交換を考えている方は少し意識しておくと良いですね。

ノーマルのコモモとカウンターの違い・使い分け

これまでにもノーマルのコモモとカウンターモデルの違いについては触れてきていますが、ここでいったんまとめておきます。

コモモ カウンター 違い

上はノーマルのコモモ125、下がカウンターモデルの125ですね。

ノーマルのコモモ

ノーマルのコモモは

  • よく飛ぶが、飛距離は若干劣る
  • アクションレスポンスが非常に良く、デッドスローで巻いても柔らかなアクションでキッチリ動く
  • レンジはやや上
  • フローティングなので、荒れている時や足場が高い状況では少し流されて不安定になりやすい

このような特性を持っています。

常にルアーがしっかり泳いで誘いを掛けたい方や、ピンスポットでのアクションレスポンスを求める方には普通のコモモの方が使いやすいですね。

▼通常仕様ののコモモについてより詳しく知りたい方は【アイマ コモモ125徹底インプレッション】を参考にどうぞ

コモモカウンター

一方でカウンターモデルは

  • 高比重で飛距離の伸びは1枚上手
  • 重たい分、アクションレスポンスが劣り、デッドスローリトリーブや弱い水流では少し動かしにくい
  • レンジが若干下に入る(10cmくらい)
  • アクションを止めても浮き上がらないので、一点に留めて誘いを掛けやすい
  • やや荒れ気味の時や、足場が高いフィールドでも飛び出しにくい粘りがある

こんな感じですね。

アクションが大人しくて少し癖があるんですが、水面下にとどまり続けるレンジキープ能力や流れに対する粘り強さを活かした使い方をするのがコツになってきますね。

まとめ!

今回はアイマのコモモカウンターのインプレをしました。

  • ノーマルとカウンターの違い:カウンターの方が高比重仕様
  • MRD+ウェイトアップで遠投性能は抜群!
  • レンジはだいたい50cm~60cmくらいまで入る。ノーマルより10cmほど深め
  • アクションはタイトでナチュラル。スローに巻いたい時のレスポンスは劣る
  • ただ巻きや可変リトリーブ・ストップアンドゴー・ドリフトなどにおすすめ
  • サスペンド設定により、一点での留めやすさや流れに対する粘りが強い!

要点をまとめるとこんな感じですね。

基本的にはノーマルのコモモの方が万人受けすると思いますが、潮なじみの良さや水面直下のレンジをキープしやすい特性を活かすことで、カウンターモデルの方が効果を発揮する場面もありますよ!

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