アイマ 新型コモモSF-125を徹底インプレ・使い方のコツ解説!

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アイマ コモモ インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はアイマの超定番のシーバス用プラグ、モデルチェンジで新しくなったコモモの特徴や使い方のコツなどを詳しくインプレしていきます。

コモモは2022年にリニューアル、重心移動システムやヘッド形状の見直しがされ、実釣時における安定した使用感がUPしていますね!
私は磯のヒラスズキゲーム用に使っていますが、シャローエリアを狙うシーバスやヒラメ狙いなどにももちろん対応できます。

忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

コモモSF-125のスペック

コモモ125
  • 全長:125mm
  • 重量:18g
  • フック:#4(画像のコモモは太軸に換装)

コモモシリーズにはいくつかサイズラインナップがありますが、その中でも125mmはフィールド問わず使える中核となるアイテム。

12~13cmクラスのやや細身なボディは、中~大規模なフィールドを広くカバーでき、水面直下を丁寧に探りたい時に非常に使い勝手が良いですよ!

コモモを「サクッと」インプレ!

コモモ ヒラスズキ 釣果

コモモの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:優秀
  • レンジ:水面直下ギリギリ~40cm・50cmくらいまで
  • アクション:柔らかなウォブンロールでヨタヨタ動く
  • 使い方:ただ巻き・可変リトリーブ・ドリフトなど
  • 適したシチュエーションなど:河口・干潟・遠浅サーフ・平磯など
  • 気になる点:MRDの耐久性・スナップの使いにくさ

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

リップレスミノーらしい非常に柔らかさのあるスイミングアクションはスレに強く、高い食わせ能力を持ちます。
汎用性という点においては、サスケシリーズの方が使いやすいこともありますが、水面直下を丁寧に・ワイドに攻めやすいのがコモモの良さ!

飛距離

MRDでレスポンス大幅UP!

新しくなったコモモ125には、マグネット式の重心移動システムMRDが搭載されています。

これまでのコモモやサスケシリーズには、オーソドックスな球状ウェイトがポケットに入るタイプの重心移動システムが採用されていました。

耐久性という点においては優れているんですが、キャスト時やリトリーブ開始時のウェイト移動が遅く、独特なモタつき感があったんですね。
それが今回のリニューアルで一気に解消され、キャストする際のウェイト移動が非常に早くなり、「スコン」と気持ちよくウェイトが後方に移動してくれます。

これは単純に飛距離の差としても違いが分かるんですが、振り抜き感が非常に気持ちよくなってますよ!

私は同じくMRD搭載のサスケ裂空シリーズも使っていますが、モデルチェンジによる投げ心地の変化はかなり大きいですね。

実際の飛距離

実際に私がコモモ125をPEライン1.5号+10フィート後半のシーバスロッドでキャストすると、無風時でだいたい60m前後。
多少のブレはありますが、59m~60m+αくらいに収まりますね。

旧モデルと比較すると、1投しただけでその飛距離の違いはしっかり分かるくらいの差がありますよ!

飛距離に関して言えば、よく飛ぶとされるシマノのサイレントアサシンシリーズなどに全く劣る感覚はありません。

レンジ

コモモはシャローランナーになり、泳層をしっかり把握して使用するのがかなり重要なリップレスミノーになります。

メーカーのスペックとしては、レンジは5~50cmとなっていますが、私の場合は少し太めなPE1.5号~2号を使っているため、そこまでレンジは入らない印象ですね。
私がヒラスズキゲームに使用している感覚としては、だいたい30cm~40cm前後を泳がせやすく、あとはリトリーブ速度やロッドの角度で水面直下ギリギリまでを調整していますね。

下に突込もうとするパワーが弱い分、水面直下の狭いレンジを微調整して探りやすいのがコモモのメリットになってきます。

ですので、水深が少し深い場所や足場が高い場所・魚が沈み気味の時は少し使いにくく、水面直下をワイドに狙うスペシャリストとして考えて使うのがおすすめ。

コモモのアクション・使い方

ただ巻き

コモモの使い方ですが、基本はスローなただ巻きでOKです。

流れがある場所では、アップストリームで探ることもありますが、基本的にはクロス・ダウンクロスで流れを当てながらスライドさせてスイミングさせることが多いです。

コモモは今回のリニューアルにより、ヘッド形状が変更になっています。

コモモ ヘッド形状

以前はシンプルな平面のヘッドだったんですが、モデルチェンジで潮受けが良くなるようにカップ状のくぼみが設置。

これにより、以前よりも弱い水流でもアクションが立ち上がるようになり、デッドスローのただ巻きへの対応力もUP。
MRDによって着水後のアクション開始までの間も無くなり、ピンスポット狙いにおけるレスポンスも良くなってますよ!

コモモはただ巻きで使用すると、柔らかなウォブンロールでユラユラとスイミング。
一般的なリップ付きのミノーとはアクションに違いがあり、キビキビ感は控えめで、あくまでもアクションは柔らかくて滑らか。

ですので、リアクションバイトで魚に食わせるミノーではなく、ナチュラルにアピールして魚に違和感を与えずにバイトさせるのが得意なんですね。

水平姿勢をキープする能力も優秀で、食い渋っていてもバイトが深く出やすい印象を感じます。

ラインを張り過ぎず、多少緩むくらいのテンション・スピード調整すると、良い感じのアクションが出せますよ!

可変リトリーブ

コモモはシンプルなただ巻きだけでも釣れるルアーですが、可変リトリーブで使っても非常に良いアクションを見せてくれるんですね。

時々巻き速度を一瞬速くしたり・逆に遅くしたりすると、イレギュラーに「フラッ」と動きながら左右にスライドするような挙動を見せたり、魚に対して誘いを掛けることが可能です。
流れのヨレや障害物の際など、魚が着きそうなスポットでリトリーブスピードを一瞬変えてあげると、それがトリガーになってバイトしてくるパターンも結構あります。

ただし、動きの変化を与えすぎると逆効果になることもあるので、大げさに変化を出したり、多用しすぎるのはおすすめしません。
まずは見える範囲でコモモを泳がせてみて、最小限の誘いができるくらいの変化の感覚をつかんでおくと良いです。

コモモ チヌ 釣果

薄いサラシが広がる反転流の周りを可変リトリーブで探ってチヌをキャッチ。
ヒラスズキ狙いの外道でチヌも非常に良く釣れます。

ドリフト

コモモはナチュラルなアクションで誘えるリップレスミノーなので、ドリフトとの相性もばっちりですね。

基本のパターンとしては

  1. 着水したら一瞬リールを巻き、頭の向きを調整(キャスト方向はダウン・ダウンクロスが多い)
  2. ラインがピンと張り過ぎないくらいのテンションを基本に保ち、ヨタヨタさせながら流し込む
  3. 時々一瞬ラインを少し張り気味にして動きを変化させたり、ロッドを軽くさびいて流れに留める。逆にテンションを緩めてアクションさせずに流すのもOK

こんな感じで、流し込みながら最小限の変化を与えて食わせのきっかけを作る誘いをよく使います。

コモモ チヌ

場合によっては、水面でミノーをヨタヨタさせてトッププラグ的に使ったりするのも良いですね。

適したシチュエーション

水面直下狙いに!

コモモは潜らせようと思っても深く沈むリップレスミノーではないので、効果的なシチュエーションは少し限られてきます。

主に

  • 河口
  • 遠浅サーフ
  • 急深サーフの波打ち際
  • ゴロタ場
  • 平磯・ベタ凪の磯

このような釣り場で使いやすくなっています。

シーバス・ヒラメ・ヒラスズキなどに対応

コモモはシーバス用プラグですが、水面直下を狙いたい時のヒラメゲームやサラシが薄い凪寄りの状況のヒラスズキゲームなどにもしっかり使えます。

私はヒラスズキ用として購入しましたが、レンジが入るミノーだとサラシや流れに同調させにくいような凪寄りのコンディションで活躍してくれていますね!

気になる点

MRDの耐久性

これまでのところ、コモモ・コモモカウンターともに特に不具合は無く使えていますが、以前サスケ裂空を使った時にMRDが購入後すぐに故障したことがあります。

最近の精密に作られている重心移動システムは、シンプルな球状ウェイト式のものよりも全体的に繊細で弱いものが多いので、ミスキャストや魚をランディングした後の衝撃には注意して使った方が良いと思います。

スナップが外しにくい

これは使用するスナップの形状やサイズによると思いますが、ややワイドタイプのスナップを使用した場合、大きさによってはスナップを外すのが非常に大変になり、現場で少しストレスを感じましたね。

リニューアルによって作られたカップ状のエグれた部分にスナップがハマってしまったのが原因です。

コモモ・コモモカウンターの違い

今回インプレしているのはノーマルのコモモですが、コモモにはカウンターモデルがラインナップされています。

コモモ カウンター 違い

上が今回インプレしているノーマルのコモモ、下はコモモカウンター。
外見的には同じですが、実際の使用感・アクションは結構違うので購入時は注意が必要です。

  • ノーマルコモモ:レスポンス良く泳ぐフローティングリップレス
  • コモモカウンター:重量UP。125はサスペンドモデルでアクションは控えめ

超簡単に言うとこんな感じ。

ノーマルのコモモの方がヒラヒラ動いて軽快。
一方でカウンターモデルはレスポンスは少し劣るものの、一点に留めて誘いを掛けたり、一枚下のレンジで踏ん張らせやすくなっています。

ヒラスズキ コモモカウンター

海面が荒れていたり、払い出す流れが強く効いている時にカウンターモデルは使いやすいですね。

▼コモモカウンターについてより詳しく知りたい方は【アイマ コモモ125カウンター徹底インプレッション】を参考にどうぞ

ローテーション・使い分け例

コモモと比較的使い分け・ローテーションがしやすいシャローランナーを紹介しておきます(コモモカウンター以外)。

これらは使用感に程よい違いがあり、ローテーションさせやすいと感じますね!

ヒラスズキ TKLM

タックルハウスのTKLMは超定番のリップレスミノー(TKLMのインプレはこちら)。

ヘッド全体が潮を受ける為、操作感が程よく大きく、初心者の方にも操作しやすいですね。
アクションはゆったりめのスライドを伴うローリング&ウォブリングで、コモモよりも潮受けが大きめ。

若干荒れている時や足場が高い時など、とても頼りになるリップレスですよ!

ハードコアシャローランナー ヒラスズキ 釣果

DUELのハードコアシャローランナーは、コモモと似たレンジを探りやすいリップレスミノー(ハードコアシャローランナーのインプレはこちら)。
アクションには違いがあり、コモモの方がウォブンロールでヨタヨタ動くのに対し、ハードコアシャローランナーはローリングによる明滅・ヒラヒラ感が強調されています。

波動は控えめに、フラッシングで誘いたい時などにおすすめですよ!

一方、サスケシリーズはコモモと並んでアイマを代表するプラグ。
サスケの方が一枚下のレンジに入るので、水深が深いポイントや足場が高い場所で使いやすく、汎用性としてはサスケの方が優秀かな。

サスケ120裂波 ヒラスズキ 釣果

サスケ裂波は120mmの超定番リップレス(裂波のインプレはこちら)。
飛距離はやや劣りますが、デッドスローで巻いた時の絶妙なローリングと潮なじみに良さは抜群ですね。

一方でサスケ裂空は、同じく120mmながらアクションのキレや飛距離をUPさせたタイプ(裂空のインプレはこちら)。

サスケ 裂空 ヒラスズキ

裂波と基本的な特性は似ていますが、キビキビ感が出ていてボディの明滅がハッキリ出しやすいです。
投げやすさはMRD搭載の裂空の方が明らかに優秀ですね。

フック

コモモSF-125には、標準で中軸の#4が搭載されています。
基本はそのままでOKですが、私のように磯のヒラスズキゲームに使ったり、80や90・それ以上の大型のシーバスを狙う方は、フックをワンランク強くした方が安心です。

私の場合は、BKKのFangs63UAやオーナーSTX-58の#4に換装して使っています。

若干浮力が抑えられてアクションは微妙に大人しくなりますが、大きな変化は出ないので問題なく使えますよ!

まとめ!

コモモ ヒラスズキ 釣果

今回はアイマの新しくなったコモモのインプレをしました。

  • MRD搭載で投げ心地大幅UP!
  • ヘッド形状が変更になり、よりスローな巻きでも動くようになった
  • ややロールが強めのウォブンロールでヨタヨタと柔らかなアクションで動く
  • レンジは水面直下ギリギリ~潜らせても40cm・50cm位まで
  • 水深が浅い場所や、足場が低いフィールド向き。状況によってはサスケなどとローテーションがおすすめ

要点をまとめるとこんな感じ。

魚に警戒心を与えず、シャローレンジを丁寧に探りたい時におすすめな超定番リップレスですね!
遠投性に優れているので、ウェーディングやサーフ・磯などにも使いやすいですよ。

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