シマノ エクスセンススリムアサシン149Fを徹底インプレ!

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スリムアサシン149F インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノから発売されているエクスセンススリムアサシン149Fの特徴や使用感を詳しくインプレ。

スリムアサシンはその名の通りボリュームを抑えた細身のボディーが特徴的で、アクションは非常にナチュラル。
潮抜けが良くて激しく動くことが無いミノーで、波動による集魚力を抑えていますね。

スリム系ミノーの中でも控えめでゆったりとしたスイミングを見せるので、若干好みは分かれやすい印象があります。

忖度なしにインプレしていくので、ミノー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

スリムアサシン149Fのスペック

スリムアサシン149F
  • 全長:149mm
  • 重量:20g
  • フック:#4

※画像のスリムアサシンは太軸#4に換装済

全長は150mmクラスの細長いミノーですが、シルエットはかなり細くて波動も強くありません。
私としては、一般的な形状の13cmクラスのミノーと同じような感覚で使っていますね。

スリムアサシン149Fを「サクッと」インプレ!

スリムアサシン149F ヒラスズキ

スリムアサシン149Fの使用感について、まずは簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:優秀
  • レンジ:レンジは入りにくい。だいたい30cm・40cm前後まで
  • アクション:スローなピッチのウォブンロール
  • 使い方:ただ巻き・ドリフト・スローなジャークなど
  • 適したシチュエーションなど:河川や港湾・干潟・平磯など。足場が低い場所向け

ざっくりインプレするとこんな感じ。
操作感は軽く、速度を上げて巻いてもゆったりとしたスイミングアクションをキープしやすいのが印象的なミノーですね!

飛距離

スリム系ミノーとしては非常に安定した投げ心地

スリムアサシン149Fは、150mm近い全長ながら重量は20gとかなり軽めです。
それだけボディが細く、容積が小さいんですね。

軽いフローティングミノーはヒラヒラしてしまって投げにくいものが多い中、スリムアサシンはジェットブーストの効果で飛行姿勢・リリース時の初速の出しやすさはかなり優秀です。

この手のフローティングのスリムミノーとしては非常に投げやすく、遠投性能は十分。
私は足場が低い磯のヒラスズキゲーム用にスリムアサシンを使っていますが、向かい風が10mオーバーの状況下でも問題なく使用できています。

よく飛ぶスリム系ミノーの代表格としては、スミスのハルカ145F(ハルカのインプレはこちら)、そして今回インプレしているスリムアサシン149Fが2強かな。

実際の飛距離

実際に私がスリムアサシン149FをPE1.5号+10フィート後半のシーバスロッドでキャストすると、無風時でだいたい60m台前半~65mほどが平均といった具合ですね。

ウェイト自体は20gということで重たくはありませんが、飛行姿勢がキッチリ決まれば細いボディが空気を切り裂き、スパッと飛びますね!

レンジ

スリムアサシン149Fのレンジですが、一般的なショートリップのミノーと比較するとやや浅めになります。

ロッドティップを下げてリトリーブすると、だいたい30cm・40cmくらいまで入りますが、深く潜ろうとするミノーではありません。

ですので、状況によってはもう少しレンジが入るミノーの方が使いやすい場面もあり、汎用性はそれほど高くありません。
荒れ気味の状況下や足場高い場所で使用すると、特に手前に寄ってきた時に水面を滑りやすい印象がありますね。

防波堤やテトラ帯・磯などで使用する場合は、足場が高くない場所での使用を前提にした方がいいです。

スリムアサシンのアクション・使い方

ただ巻き

スリムアサシンの使い方ですが、基本はただ巻きでOKです。
私の場合は食わせの釣りがメインなので、スローに巻く使い方がメインですね。

ばね式重心移動システムのジェットブーストはウェイト移動のレスポンスが良く、着水後すぐにアクションが立ち上がります。

アクションの質としては、比較的ゆったりとしたピッチのウォブンロール。

ロールの角度はやや大きめで明滅を伴い、小刻みに震えるような動きをするミノーではありません。
ユラユラ・ヨタヨタとアクションする感じで操作感は比較的軽めですが、穂先に伝わる抵抗感は程よく残っています。

スリムアサシン149F リップ形状

リップ形状は先端がややワイドなスクエア型。
この形によって操作感が軽くなりすぎず、快適な引き心地を生み出しているようです。

なお、巻き速度を上げてもピッチはあまり上がらず、イワシやキビナゴが逃げ惑う様子や、流れに逆らって泳ごうとするベイトを演出するのは少し苦手かな。
無警戒で泳ぐ様子や、ダメージを受けて力なくヨタヨタするようなベイトをイメージして使うのに向いています。

ドリフト

スリムアサシンはかなり食わせを重視したい時のドリフトとの相性もいいです。

ただし、レスポンス良くハイピッチでヒラヒラ動くミノーではなく、少し強めに潮を当ててもややゆったりしたアクションになるので要注意。
微妙な潮の当て方の変化でミノーの動きをリニアに調整したい方には少し使いにくいと思います。

私の場合は、少し払い出しが強く効く状況など、ミノーが暴れやすい時に使う機会が多めですね。

使い方としては、

  1. 基本はダウンクロス~ダウンに向かってキャスト
  2. 着水後、一旦ロッドを煽るorリーリングでレンジを少し入れる
  3. テンションを少し掛けた状態をキープして流し込み
  4. 狙うスポットにミノーが入ったら、テンションを強めに掛けて留めて食わせる。もしくはスロートゥイッチ

こんな感じでドリフトさせることが多いですね。

レンジが入りにくいミノーなので、アップでキャストしたり、足場が高い場所でドリフトさせようとすると潮掴みが安定せず、滑ってしまうことがあります。
そんな時はもう少しレンジが入るスリム系ミノーにローテーションしたり、シンキングモデルの149Sがおすすめですね。

スリムアサシン チヌ

キビナゴに着く大型のチヌをスリムアサシン149Fのドリフトで誘ってキャッチしました。
15cmクラスのミノーですが、ボリューム感は無いのでフィネスな使い方に向いています。

スロージャーク(トゥイッチ)

3つめの使い方は、ロッドアクションを入れるものになります。

フローティングモデルの149Fは、速いテンポのジャークには向いておらず、ゆったりと海中をフワフワさせるようなイメージで操作すると中々良い感じのアクションが出ますね。
ジャークではなく、穂先をチョンチョン動かすスロートゥイッチもおすすめですね。

何度か連続でアクションを与えてポーズを入れるというより、1アクションにつき1度ポーズを入れる使い方の方が私の好み。

ジャーク(トゥイッチ)による動きの変化と、海中をフワフワと舞う激しすぎないアクションは魚を無駄に警戒させず、食わせ能力とリアクションバイトを誘うパワーをバランス良く備えています。

テンポを上げたロッド操作で使うなら、シンキングの149Sの方がキレが出しやすくておすすめかな。

▼アクション動画

適したシチュエーション

スリムアサシンシリーズは潜行レンジが浅いミノーなので、水面直下を丁寧に引きたい時に使いやすいです。

主に

  • 河川
  • 水深が浅い港湾
  • 干潟
  • サーフ
  • ゴロタ場
  • 平磯

このようなフィールドで使いやすく、水面までの距離が比較的近い釣り場向きですね。

スリム系ミノーはシルエットで魚を引き付けつつ、ナチュラルな波動で食わせるのが得意な特徴があり、見た目とは裏腹にベイトフィッシュの種類はそれほど気にせず使えます。

一般的な形状のミノーだとブリブリ動きすぎてしまって見切られていると感じる状況や、波動を落とすためにサイズを小さくするとそもそもバイトが無くなってしまうような時におすすめ。
カタクチイワシやキビナゴ・小サバなど、小魚系ベイトを食うパターンなら広く使えます。

スリムアサシン ヒラスズキ

狙うターゲットとしては、シーバスやヒラスズキの他、個人的には食い渋りの水面直下に浮くタチウオなんかにも効きそうな予感がしますね!

使い分け・ローテーション

スリムアサシンと使い分け・ローテーションがしやすいスリム系ミノーの例を紹介すると

  • メガバス 空海スリム140F:レンジが入る。小刻みなハイピッチスイム
  • スミス ハルカ145F:ロール角度が非常に大きく、ウォブルが弱め

これらは好みや状況によって使い分けがしやすくておすすめです。

メガバスの空海スリム140Fは、スローフローティングでレンジが少し入ります(空海スリムのインプレはこちら)。

空海スリム マダイ 釣果

足場が高い磯を狙ったり、荒れ気味の状況での安定した使用感に優れているミノーですね。

ゆったりめのスイミングを見せるスリムアサシンとは違い、ハイピッチで震えるように動くのも特徴的。
逃げ惑うカタクチイワシやキビナゴなどを演出したい時に使ってみてください。

もう1つはスミスのハルカ145Fですね(ハルカ145Fのインプレはこちら)。

スミス ハルカ ヒラスズキ 釣果

ハルカはデッドスローの巻きやドリフトさせた時の柔らかくてワイドなローリングがめっちゃいい感じなんですよね。
スリムアサシンよりもロールアクションがメインになり、ヌルヌルとした優しいスイミングで誘うことができます。

このミノーも遠投性能が抜群で使いやすいです。

まとめ!

今回はシマノのエクスセンススリムアサシン149Fのインプレをしました。

  • スリム系の軽いミノーとしては優秀な飛距離
  • レンジは入らず、だいたい30cm・40cm位までの深さを探りやすい
  • 水面直下を泳がせやすく、足場が低い場所やそれほど荒れてない時に向いている
  • アクションはゆったりめのピッチ。ロール角度がやや大きめのウォブンロール
  • ただ巻き・ドリフトの他、スローなロッドアクションでフワフワ動かすのもおすすめ

要点をまとめるとこんな感じですね。

水面直下を引きやすく、遠投性能に優れたフローティングのスリムミノーを探している方におすすめですよ!

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