こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はテナガエビやタナゴ・クチボソ・フナなどを釣る時に私が使っている竿を紹介します。
今日はダイワの小物竿、ひなたの使用感や特徴をインプレしていきます。
非常にコンパクトで軽量、小さな魚の引きをしっかり楽しめる竿になっています。
小物竿は1000円などで購入できるものもありますが、ひなたの使用感は上質で繊細。
実際に使い比べてみるとやはり使い勝手に違いがあり、ある程度良い竿が欲しい初心者~中級者の方におすすめですね!
今回の解説を参考に、竿選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
なお、私の魚釣りの経験・実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- 渓流釣り~船釣りまで、餌・ルアー・フライと各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用
こんな感じで、基本的に毎日釣りをして生活している人間です。
ダイワ ひなたのスペック・ラインナップ
- 全長:2.4尺・3尺・4尺・5尺・6尺・7尺・8尺・9尺
- 仕舞寸法:24.5cm
- カーボン含有量:98%
ひなたはタナゴやテナガエビ釣りに使いやすい超短尺~フナ釣りやハゼ釣りなどに使える9尺までのラインナップです。
私が使用しているのは4尺と7尺のモデルで、
- 4尺:テナガエビ・タナゴ・クチボソ・小鮒
- 7尺:小鮒~30cm前後のヘラ・マブナ
用途としてはこんな感じで使い分けをしています。
最初に購入したのは4尺でしたが、使用感が気に入ったので後に7尺のモデルも追加で揃えました。
超小継の仕舞寸法
ひなたの特徴ですが、1つめは24.5cmの仕舞寸法ですね。
長さ問わずに仕舞寸法は統一されています。
非常にコンパクトでかさばらず、小さなタックルボックスでもすっぽりと収納することができて便利です。
ズボンのポケットに入れて持ち運ぶこともできたりします。
小川や水路などの小場所で釣りを楽しむ時は必要以上に道具を沢山持ち歩くのは面倒なので、仕舞寸法が短い竿はかなり便利です。
少ない道具でひっそりと、静かに小魚と遊ぶことができますよ!
高いカーボン含有率
安価なロッドはグラスの含有量が多いものが目立ちます。
ひなたの場合はハイカーボンロッド(カーボン98%)になっていて、実際に使い比べてみると素材の違いを感じることができます。
繊細さとシャープさが安価な小物竿とは違い、使い勝手は良好ですね。
ひなたの使用感を「サクッと」インプレ!
ひなたの使用感を詳しく解説していく前に、私なりの印象を簡単にまとめておきます。
- 重量感:超軽量!
- 感度:シャキッと感があって良好
- 調子:やや先調子寄りの設定
- パワー:繊細だが、曲げ方に注意すれば意外と大物でも取り込める
- 適合ハリス・狙えるターゲット:だいたい0.6~0.8号程度まで。タナゴやテナガエビ~フナ釣りなどにおすすめ
簡単にインプレするとこんな感じですね。
そこまで高級なロッドではないですが、小物釣りに使う竿としては十分な性能です。
重量
カーボン素材で超軽量!
ひなたは手にした時の軽さが印象的ですね。
重たくて粘りがあるグラス素材ではなく、軽くて高反発なカーボン素材を使用しており、
- 4尺:13g
- 7尺:32g
私が使用している2つのモデルの重さはこんな感じで、超軽量です。
長い時間同じ体勢で釣りを続けても腕や肩が痛くなることは無く、快適に小物釣りが楽しめますよ!
重心バランスも良好
重量自体も軽いですが、重心バランスも良い感じで使いやすいですね。
手元が程よく太く作られているので、重さの支点が手前側に寄りやすく、持ち重り感も目立ちません。
安価な小物竿よりも快適に繊細な釣りが楽しめますぞ。
感度・調子
細身で程よいシャキッと感
ひなたはカーボン素材の含有量が高く、グラスロッドよりも明らかにシャキッとしています。
竿を振った時のフニャフニャ感が目立たず、ピンとしていて感度も良好です。
グラスロッドとは振り比べてみればすぐに違いは分かると思います。
それでいてパキパキしすぎるという事は無く、反発力としなやかさのバランスはちょうどいい感じにまとまっています。
先調子寄りの設定
ひなたの調子(曲がり方)ですが、穂先はかなり繊細に作られています。
穂先は極細のカーボンソリッド(中が詰まったムク素材)を使用していて、こんな感じでかなりしなやかに曲がり込みます。
エントリークラスのロッドは一般的な中空構造のチューブラーティップを採用しているものが多く、ひなたの方が繊細さにおいて優れています。
一方で元付近を中心にカーボン特有の反発力があり、少し大きめの魚が掛かっても曲がりすぎることはありません。
7尺のモデルで20cm後半ほどのマブナを掛けた時の曲がりです。
カメラの遠近感で極端に見えますが、こんな感じで曲がり込みます。
実際にはもう少し全体が曲がり込んでいます。
穂先は繊細ですが、元~穂持ちにはカーボンらしい反発力がある竿ですね。
まるなか
ロッドのパワー・狙えるターゲットなど
短尺モデル
5尺程度までの短尺のモデルは主に20cm+α位までの魚を狙うのにおすすめです。
- クチボソ
- タナゴ
- テナガエビ
- 小鮒(20cm+αくらいまで)
主にこのようなターゲットを狙う時に使いやすいでしょう。
使用するハリスはだいたい0.6号くらいまでがおすすめで、0.8号以上は下手に使うと竿に対して過負荷になるような感じですね。
数センチ程度のタナゴやクチボソ・テナガエビの引きも十分楽しむことができ、小物釣りが楽しくなります。
ひなたの4尺でキャッチした40cmクラスのフナ。
流石にこのクラスの魚とやり取りするのは限界ギリギリですが、上手に釣ればキャッチするのは不可能ではありません(絶対におすすめはしません)。
下手にやり取りすると竿が折れると思うので、あくまで20cmそこそこ位までの魚を釣る竿として考えましょう。
まるなか
中尺モデル
6尺~9尺の少し長さがあるモデルですが、こちらは
- マブナ・ヘラブナ
- ハヤ
- ブルーギル
- ハゼ
このようなターゲットを狙う時に使いやすい印象です。
元付近の反発力が高くなり、竿も大きく曲がるので30cm前後のターゲットが相手でも上手にやり取りすればしっかりキャッチできます。
使用するハリスは0.8号くらいまでが使いやすいでしょうか。
水路や小川でのマブナ釣りなど、やや大きめのターゲットを狙う時に使いやすいパワー感になっています。
小さめのコイがヒットしても、落ち着いてやり取りすればしっかりキャッチできます。
使用するハリスは0.8号くらいまでが使いやすいでしょうか。
まるなか
注意点
繊細な穂先の取り扱い
ひなたの穂先はかなり細く作られています。
魚がヒットした時は下手に竿を立てなければ、穂先の部分はまっすぐになってしまうので折れることは無いと思います。
実際に私は4尺のモデルで尺以上のフナを沢山キャッチしています。
ただし、魚を取り込む時や仕掛けが根掛かった時・穂先を地面や何かにぶつけたりすると、グラスロッドよりも折れやすいのは間違いないでしょう。
穂先に集中的に負荷が掛からないよう、曲げる角度や傷・衝撃を与えないように気を付ける必要はありますね。
ただし、万が一竿が折れてしまっても、メーカーにパーツがある限り穂先の修理が可能です。
穂先の交換で1500円とかそれくらいです。
そこまで高価な修理代ではないので、折れに関してはそこまで怖がる必要はないかと。
まるなか
まとめ!
今回はダイワの小物竿、ひなたのインプレッションをしました。
カーボン含有量が高く、非常に軽量で繊細な穂先、元~穂持ちは程よい反発力でシャキッとした使用感になっています。
エントリークラスのロッドでは満足できない方へ、ワンランク上の繊細な小物釣りが楽しめる良いロッドですよ!
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