こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はアジングやメバリングをはじめ、渓流トラウトゲームなどライトな釣り全般に対応するPEラインを紹介。
今日はダイワのUVF月下美人デュラセンサー+Si2の使用感を詳しくインプレッション。
ダイワのデュラセンサーシリーズは比較的コスパも良好ながら優れた耐摩耗性能が特徴のアイテム。
果たして実際の使用感はどんな感じなのか?
コスパ系エントリーモデル~ハイエンドラインまで、様々なアイテムを使い比べてきた私が公平な視点で比較解説します。
私の主な実績や経験・インプレッションのこだわりとしては
- 年間釣行数250~300以上
- 渓流~船釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りの経験あり
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- インプレアイテムはメーカーから提供は受けず、実費を払って購入
- 公平な視点でのインプレッション
こんな感じで公平な視点での比較インプレッションしていくので、アイテム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思う。
ダイワ UVF月下美人デュラセンサー+Si2のスペック・ラインナップ
まずはUVF月下美人デュラセンサー+Si2のラインナップについて、簡単にまとめておこう。
- カラー:桜ピンク。25m毎に黒のマーキングあり
- 長さ:150m・200m
- 号数:0.15号・0.2号・0.3号・0.4号・0.5号・0.6号
- 編み数:0.15号→3本編み。0.2号・0.3号→4本編み。0.4号~0.6号→8本編み
月下美人デュラセンサーは号数によって編み数に違いがある。
マッスルPE:耐摩耗性に優れた素材・製法
ダイワのデュラセンサー+Si2シリーズは耐摩耗性の高さが特徴になり、一般的なPEラインよりも高耐久で摩擦に強い素材・製法を使用しているのが大きな特徴。
その割に価格は比較的抑え目なので、初心者や中級者の方でも買いやすいのが嬉しいポイント。
実際に使ってみると高級なハイエンドラインとの差は存在しているが、価格を考えれば耐久性・信頼性は比較的高く、様々なアイテムを使ってきた私の印象としては「コスパと性能のバランスは良いライン」と感じている。
UVF月下美人デュラセンサー+Si2を「サクッと」インプレ
UVF月下美人デュラセンサー+Si2の使用感について、私なりのインプレッションをざっくりとまとめておこう。
- 実際の太さ:号数表記に近いかさばり具合。微妙にかさばる気もするが、気になることは無い
- 視認性:初期は良好だが、色落ちは非常に早い
- 強度:パッケージ表記よりは劣るが、平均的な強度
- 耐久性:コスパ系PEラインの中では比較的優秀
- ハリ・コシの強さ:細号数は硬め。8本編みのモデルは平均クラス
- 飛距離・滑りの良さ:平均~価格の割にはやや優秀か
一見すると目立った特徴が無いように思えるかもしれないが、価格を考えれば性能とのバランスは十分優れているアイテムだと考えている。
なお、私が使用したのは0.3号と0.5号のモデルになる。
0.3号はカマスやセイゴを狙うライトゲームに、0.5号はクロダイやキビレを狙うチニングにて使用。
まるなか
号数表記に対する太さ
平均クラスのかさばり具合
号数表記に対するラインの太さだが、月下美人を含めたデュラセンサーシリーズは大きくかさばることは無く、リールの糸巻き量表示に対してほぼ適正な長さの糸を巻くことが出来る。
よつあみのハイエンドPEライン、リアルデシテックスなどと比較すると若干かさばるようにも感じるが、その差は結構微妙なレベル。
実釣中にラインが明らかに太いと感じることは無いので、太さに対してこれといった不満は感じていない。
ラインの号数表記に対する太さは「平均~微妙にかさばるかな?」といった所だ。
ラインの視認性
超鮮やかなピンクカラーを採用
月下美人デュラセンサーは濃いめのピンクカラーを採用している。
新品の状態でリールに巻き取ると、非常にピンクの色が鮮やかでフィールドでの視認性も非常に良好!
日中・マズメ時など時間を問わず安定してラインを見やすい。
色落ちは非常に早い
初期段階では非常に鮮やかな色をしているが、キャストを繰り返しているとあっという間に色落ちが始まってしまう。
2週間ほど、ほぼ毎日1時間半~2時間ほど使用した状態がこんな感じ(傷んだ部分はカットしている)。
ラインのカラーは先端付近を中心に完全に色抜けしているのが分かる。
私が使用した感じでは、だいたい2時間くらい使用すると既に色落ちが始まり、半日くらい使うと先端付近はこのような白っぽい色に変わっている。
色落ちの早さとしてはPEライン全体としては残念ながら早い方で、初期の鮮やかさはすぐに失われる。
色落ちしても視認性が極端に落ちることは無い
鮮やかな桜ピンクのカラーはすぐに失われてしまうが、白系のピンクカラーになるので視認性が極端に悪いラインになることは無い。
実釣時における不便は感じておらず、この手の蛍光色系のPEラインは全体的に色落ちしやすいのである意味仕方がないのかもしれない。
まるなか
ラインの強度
変な高切れや根掛かり時のブレイクは無し
私が使用したのは0.3号と0.5号のモデルだが、合わせを入れた時の高切れや根掛かった時に簡単にラインが切れたりしたことは無い。
もちろん適切に傷が入った部分や傷んでいそうな場所はカットして使っているが、コスパが良いラインだからといって強度が劣るような印象は無し。
0.5号のモデルをチニングで使っているが、チニングに0.5号のラインは比較的細めになる。
それでもロックエリアやカキガラが入っている場所で沢山のチヌやマゴチなどをキャッチしているが、強度の不安は無く使えているぞ。
結束強度
実際にFGノットを組んで結束強度を測定してみた。
0.3号の2.2kg表記のモデルにてテストしてみたが、3回計測した結束強度は約1.8kg~約1.85kgほど。
PEラインはパッケージ表記通りの結束強度が出せることは殆どなく、数値的には十分合格点。
実際に魚とのやり取りをしても特に不安な感じは無く、しっかり負荷を掛けた使い方が出来ているので、ラインの強さに不満は感じていない。
耐久性
色落ちと劣化
月下美人デュラセンサー+Si2は使用を開始するとあっという間に色落ちするが、強度的な面ではすぐに弱くなることは無い。
白っぽくなってきても、表面がツルツルしている間は強めに負荷を掛けても簡単に切れるような感じは無く、強度は維持されている。
耐摩耗性
デュラセンサーシリーズは耐摩耗性能に優れたラインとされているが、表面のツルツルしているコーティングが徐々に剥がれてきてツルツル感が失われてくると、耐摩耗性はかなり低くなる。
このラインの場合はまだそのような状況に遭遇してはいないが、以前ソルティガデュラセンサー+Si2を使用した時、コーティングが剥がれてきた段階で良型のハタかクエのような魚がヒットした際に少し根ズレしてあっけなく高切れした経験あり。
耐摩耗性の高さはあくまでも保険的な意味合いで考えておき、所詮PEラインは根ズレに弱いラインなので過信しない方が良い。
ただし、コーティングが残っている状態ならば多少ラインが擦れても粘ってくれる感じはするので、同じような価格帯のラインと比較すれば、耐摩耗性に関しては一枚上手な印象はある。
劣化スピード・持ちの良さ
根ズレに対する強さは初期の段階では他のPEラインより優れている印象はあるが、持ちの良さについてはどうか。
この手のそこそこコスパに優れたPEライン全体で比較すると、比較的優秀といった所で印象は良い。
高級なPEラインと比較すると劣化するのはやや早いが、以前使用したシマノのピットブルシリーズのようなコスパ系PEラインよりは劣化が遅くて持ちは良い。
ピットブルの場合はPEラインの編みが甘い感じがしてすぐに劣化して毛羽立ちの発生が早く、注意して使っていたにも関わらず突然高切れが発生したので、それと比較すればデュラセンサー+Si2シリーズの方が長く使える感じ。
まるなか
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ハリ・コシの強さ(ラインの硬さ)
細号数はやや硬めの仕上げ
0.3号4本編みのモデルは表面にパリッとした硬さがあり、そこそこしっかりとしたハリがあるのが特徴的。
感度重視のリアルデシテックスのようなパリパリ系のラインと比較すればややマイルドな仕上げだが、一般的なPEラインよりはやや硬めな印象。
太号数は平均クラスの硬さ
一方で0.5号8本編みのモデルはそれと比べてナチュラルな使用感になっている。
程よいハリ・コシは確保されているもののパリパリしているような硬さは無く、糸絡みを抑えつつトラブルになりにくいバランス。
どちらのラインも極端な仕上げにはなっていないので、初心者の方~上級者の方までなじみやすいラインだと感じる。
飛距離・滑りの良さ
表面のコーティングで滑りの良さがUP
表面の滑らかさ・飛距離に関しては、この価格帯のPEラインとしては平均よりもやや優秀な印象。
編みのピッチの粗さも目立ちにくく、コスパを前面に出したPEラインよりも表面のザラザラ感は目立ちにくい。
表面のシリコン加工で耐摩耗性とともに滑りの良さもUPしており、程よいツルツル感がある。
最終的にコーティングは剥がれてしまうが、ある程度使用した段階でラインをカットしていけば快適に使うことが出来るはず。
高級なPEラインと比較すれば飛距離が特に優れている印象は無いが、価格を考えれば十分に使えるアイテムだね!
UVF月下美人デュラセンサー+Si2インプレまとめ!
今回はダイワのUVF月下美人デュラセンサー+Si2のインプレッションをしてきました。
初期の色落ちは早いものの強度低下がすぐに起こるわけではなく、コスパを考えれば性能とのバランスは十分良いライン。
海のライトゲームはもちろんのこと、渓流トラウトゲームなどにも使いやすいスペックになっている。
細号数のPEラインを使う釣り全般に対応できるので、コスパはそこそこでしっかり使えるアイテムを探している方におすすめだね!
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