34 ドライバーヘッドを徹底インプレッション!【メバル専用ジグヘッド】

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347ドライバーヘッド インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は34から発売されているライトゲーム用ジグヘッド、ドライバーヘッドの特徴や使い方のコツを詳しくインプレ。

ドライバーヘッドはメバリング用のジグヘッドで、かなり個性的なフック形状が大きな特徴。

吸い込み重視のメバル用のジグヘッドが多い中、このジグヘッドは積極的に掛けていくタイプ。
アタリの出方が明確になる印象があり、吐き出されにくさを重視して作られていますね!

忖度なしにインプレしていくので、ジグヘッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住
  • 現在は魚釣りで生計を立てています
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

ドライバーヘッドのスペック・ラインナップ

34 ドライバーヘッド
  • 素材:鉛
  • 重量:0.5g~3g(2g、3gは太軸仕様)

ドライバーヘッドは0.5g~3gまでのラインナップになっていて、漁港内の小場所~小磯やテトラ帯などまでカバーできます。

2g・3gの重たいモデルは、フック強度を重視した太軸モデルになっています。

ドライバーヘッドを「サクッと」インプレ!

ドライバーヘッド メバル

ドライバーヘッドの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:平均~やや優秀
  • 引き抵抗:平均~やや大きめ
  • フォール:テンションを掛けると滑り込むようなフォール
  • フック:掛かりやすさ重視。アタリが明確に出る傾向
  • 使い方:ただ巻き・テンションフォール・巻き落とし・ダートなど
  • 気になる点:フック強度・刺しにくさ
  • 適したシチュエーション:メバルのアタリがあるのにフッキングしない、一瞬掛かってフックオフするような時におすすめ

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

正直言って若干癖のあるジグヘッドなので、初心者の方には少し使いにくいかもしれません。

フッキング性能を重視したい場面におすすめで、掛かりの良さはメバリング用ジグヘッドとしてはトップクラス!

飛距離

ドライバーヘッドの飛距離ですが、ライトゲーム用ジグヘッドとしては平均クラスですね。

ラウンド型のヘッドなど、丸っこい形状のものと比較すると、風を受けた時に少し姿勢が乱れやすい印象はあります。
しかし、幅広の矢じり型のダート釣法用ジグヘッドよりも、空中での姿勢の乱れや失速は目立ちにくく、ヘッド形状を考えればやや優秀なくらいに感じますね。

3gまでのラインナップがありますし、漁港~ちょっとした小磯などを狙うのであれば、特に不満は無く使えるはずです。

引き抵抗

ヘッドが+ドライバーのような形をしていて、操作した時にヘッドのくぼみが潮を受け、操作感は若干大きめです。

ドライバーヘッド ヘッド形状

しかし、深場狙いや払い出す潮に乗せて使っても操作感が大きすぎて動かしにくいということは無く、「程よいレベル」に収まってますね。

表層~ボトム狙いまで、ちょうど使い勝手が良い抵抗感になっていて使いやすいと感じます。

フォール

ドライバーヘッドは、テンションフォール・巻き落として使用すると、水平姿勢をキープしながら滑るように沈下。

ドライバーヘッド 形状

ピントが合わなくて綺麗に撮影できませんでしたが、ヘッドを正面から見るとこんな感じで、+ドライバーのように見えます。

フォールさせると、+ドライバーのような形状のヘッド底部が潮を受けることで、一般的なジグヘッドよりも滞空時間は長くなっています。

巻きや斜め方向の落とし込みに反応が良いことが多い、メバル狙いで使いやすいように設計されていますね!

フック

ドライバーヘッドの大きな特徴が、独特な形状のフックですね。

ドライバーヘッド フック形状

ドライバーヘッドのフックはやや大きめで、緩い弧を描くような形のオリジナルフックを搭載しています。

この形状は魚が吸い込んだ時に違和感を与えにくく、かつ吐き出しにくさとのバランスを取っているものと思われます。

実際に私が使用した印象としては、メバルが吸い込んだ時の「カツン」「コツン」という衝撃が他のジグヘッドよりも明確に分かりやすいですね!

アタリがぼやけにくく、手元に衝撃としてハッキリ伝わります。

針先自体はオープンではなくストレートになっていることで、貫通力もしっかり確保。
アジよりも硬いメバルの口にズバッとフッキングできます。

また、この独特な形状はラインを接続するアイとのギャップがかなりワイドなので、一度フックを吸い込むと吐き出されにくいです。

アタリが出た後は巻き合わせ気味にフッキングしてもOKですし、手首を軽く「チョン」と動かすだけで充分刺さります。
フックのジグはやや細めなので、刺さりは非常に良いですね!

メバリング用のジグヘッドでここまで積極的に掛けていく仕様のものは、中々無いと思います。

なお、見た目的には結構フックが大きく見えるかもしれませんが、20cm以下のメバルでも何ら問題なくフッキング可能です。

ドライバーヘッドの使い方

ただ巻き

ドライバーヘッドの使い方ですが、1つめはシンプルな巻きですね。

ヘッド上部が潮を受ける為、程よい操作感と浮き上がりにくさを発揮してくれます。

独特なフック形状は、後方からのメバルのバイトに対しても吸い込み・係りの良さは安定していて、明確なアタリとともに素早くフックが貫通します。

テンションフォール・巻き落とし

中~高活性時や、魚の居場所が良くわからない時は、まずはただ巻きで探ることが多いです。

一方、低活性時や障害物の影などから魚が出てこないような時は、テンションフォールや巻き落としで魚の目の前にワームを滑り込ませて食わせを狙います。

どちらかといえばテンションフォールをメインに使い、巻き落としはよりジックリ・狭いレンジでワームを見せたい時に使います。

浅いレンジを狙う時は、着水後すぐにラインを張って手前に滑り込ませるようにテンションフォールさせたり、超デッドスローでリールを巻いて巻き落としを始めます。

一方、かなり渋くて魚が沈んでいる時は、いったんフリー気味にラインを送り込み、ある程度沈んでからテンションフォールや巻き落としに移行します。

フォール中のバイトはぼやけることも多いですが、ドライバーヘッドの場合はアタリが明確に出やすく、見逃し育いのもメリットになりますよ!

ダート&フォール

3つめはロッドアクションによる誘いになります。

ドライバーヘッドは巻きやフォールで使った時の直進安定性もそこそこ高いですが、ロッド操作を与えることで左右にダートします。

デイゲームでメバルを狙ったり、シンプルなテンションフォールや巻き落としで食わない時はロッドアクションを入れるのが効果を発揮することも多いです。

主にストレート系の2インチ前後までのワームがおすすめです。

積極的にダートさせる時は

  1. 着水
  2. 任意のレンジまでフォール。または着底させる
  3. ロッドアクションを2~5回ほど与える
  4. テンションフォールで沈めなおす

こんな感じの誘いと食わせのフォールの組み合わせでOK。

テンションフォールや巻き落としの最中にダートを混ぜる時は、1~2回ほどのロッド操作をカウント5~10くらいにつき1セット入れるくらいが基準。
この場合はあまり積極的にワームを大きく動かすのではなく、あくまでもフォールを活かすための誘いなので、ロッドアクションは弱めに入れます。

気になる点

フック強度

ドライバーヘッドは2g・3gのモデルは太軸になっていますが、それ以下の軽いものはやや細軸の掛かり重視な設計です。

フック自体は結構しなやかで、指で押さえると動くくらいですね。

しかし、実際に使ってみると、全体的に丸っこいフック形状が力を分散するためか、思いのほか伸びにくいです。
だいたい20cm台中盤くらいまでのメバルを狙うなら、太軸でなくても問題ありません。

問題はそれ以上のメバルがヒットした場合で、私の場合は岸壁沿いの至近距離で尺クラスのメバルがヒットしたんですが、その時はフックを伸ばされてしまいました。

20cm台後半や尺クラスの可能性がある場所を狙ったり、特に至近距離のやり取りや強引に巻き取る必要がある時は、ノーマル仕様のフックでは弱いですね。

ワームセットの難易度

ドライバーヘッド ワームセット

ドライバーヘッドは他社のジグヘッドには見られないフックを採用していて、まっすぐにワームを刺すのが少し難しいと思います。
特に初心者の方は、コツが掴みにくいでしょう。

ぶっちゃけ言えば、ワームは少し曲がっていても問題なく釣れることがほとんどですが、綺麗に刺したい方には少し使いにくいかも。

適したシチュエーションなど

ショートバイトが目立つ中型のメバル狙いに

ドライバーヘッドはメバリング用に作られたジグヘッドですが、だいたい10cm台後半~20cm台中盤くらいまでの個体を狙う時に使いやすいですね。

それよりも小さなメバルを狙う時は、フックが小さいものの方が吸い込みは安定する印象です。

一方で大型狙いの場合は太軸仕様を使うのがおすすめですが、2g以上しかラインナップが無いのが難点。
良型狙いで軽いヘッドを使いたいこともあると思いますが・・・。

ドライバーヘッドは掛かりの良さを重視して作られているので、少し警戒心が高くてワームを食ってもすぐに吐き出してしまう状況などにおすすめですよ!

アジングでの使用感

ドライバーヘッドはメバリング専用設計ということですが、せっかくなのであえてアジングにも使ってみました。

ドライバーヘッド アジング

結果としては、ある程度アジの活性が高ければ問題なくアジは釣れました。

しかし、フックの形状的にアジが吸い込んだ時に違和感があるのか、ガツガツ」するような弾くアタリが増えましたね。
また、フッキングの位置が不安定になり、アジング用のジグヘッドのような安定した針掛かりはしませんでした。

メーカーの言う通り、あえてアジングに使う必要は無いジグヘッドですね。

▼アジやメバル用のジグヘッドを探している方は【アジング用ジグヘッドのおすすめ・選び方徹底解説】、【メバリング用ジグヘッドのおすすめ・選び方徹底解説】を参考にどうぞ。

管理人が全て実際に魚を釣って使い比べ、忖度なしに使いやすいものを紹介します

まとめ!

ドライバーヘッド メバル

今回は34のメバリング用ジグヘッド、ドライバーヘッドのインプレをしました。

  • +ドライバーのような形状で程よい操作感の分かりやすさ
  • ロッドアクションを与えるとダートする。巻き・フォール・ダートそれぞれの使い方に対応できる
  • 独特な形状のフックは掛かりの良さ・アタリの分かりやすさが非常に優秀!
  • ノーマルフック仕様は良型メバル狙いだとやや弱い
  • アジングにも使えなくはなかったが、フッキングが不安定になる

要点をまとめるとこんな感じですね。

ワームを綺麗に刺すのが難しかったり、少し癖のあるジグヘッドですが、メバルのアタリがあるのにフッキングしない時、巻きとダートを組み合わせたい時などにおすすめですよ!

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