こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はライトゲーム・ライトソルト講座をやっていきましょう。
今日のテーマはライトゲームに使うロッドの選び方について、基本となる考え方を紹介していきます。
- 目安となるスペック
- シチュエーションによる選び方の目安
- スペックによる特徴・使い勝手の違い
これらについて順に解説していくので、一通り目を通してもらえれば、ロッド選びの基礎基本は身に着くはず。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上
- 渓流~船釣りまで、ルアー・フライ・餌と各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、毎日のように釣行を重ねて生活している釣り好きです。
ロッドの価格・コスパの決め方
価格・グレードによる差
ライトゲーム用のロッドは、高級なものは実売価格で5万円以上になり、ピンキリです。
目立つ違いとしては
- 重さ・重量バランス
- 繊細さ
- 反発力
これらが変わってきます。
当然高級なものの方が軽いルアーの操作感が分かりやすかったり、快適に繊細な釣りができるように作られています。
コスパと性能のバランス
高級なものの方が細かい部分の使用感においては優れていますが、ロッドの性能が良いからと言って釣れる魚の数がどんどん増えるわけではありません。
現在の釣り道具は正直言って必要以上の性能になっていて、中級グレード以上のロッドを使用すれば、釣れる魚の数は大差ありません。
私の体感としては、実売価格でだいたい2万円前後が目安。
これくらいの価格になると、魚を釣るために必要な感度や操作性は十分手に入り、少し前のハイエンドタックルと大差ない使用感になっています。
長く使えるロッドが欲しい方は、だいたい2万円前後で売られているタックルを目安にするのがおすすめ!
まるなか
メーカー選び
メーカーによる味付けの違い
ライトゲームロッドに限りませんが、ロッドのメーカーによって若干味付けに違いがあり、最終的には使用者の好みの差が出てきます。
割と分かりやすいところでは
- シマノ:全体的にやや硬めでパワーに余力があるロッドが多い
- ヤマガブランクス:ロッド全体が曲がり込むモチモチッとしたロッドが多い
こんな感じですね。
最も大手メーカーのシマノとダイワでは、ダイワ製のロッドの方が繊細に作られていて、シマノ製のロッドは剛性感が目立つ印象(機種によって違いはある)。
おすすめメーカー
ロッドのメーカーはリールより選択肢が多く、迷いやすいと思います。
どのメーカーが良いかは使用者の好みで変わりますが、初心者の方に無難なのは
- シマノ・ダイワ:大手ならではの技術・開発力で、オリジナル設計のパーツを使用しているものも多い。
保証書の免責が安い - メジャークラフト・パームスなど:ブランクスは海外製だが、性能の割に価格が安くて使いやすい
私がおすすめするのはこれらのメーカーですね。
マニアックなメーカーもありますが、それらは経験を積む中で使っていけばOK。
まるなか
ロッドの種類
ライトゲームで使われるロッドは、大きく分けると
- アジングロッド
- メバリングロッド
これらに分類できます。
魚種問わず万能に使うのであれば、アジングロッド。またはシャキッとした反発力が強めのメバリングロッドをおすすめしています。
アジングロッド
アジングロッドはアジをルアーで狙うためのロッド。
- 短めのものが多い
- 全体的にシャキッとしていて高反発
- 粘りよりも軽いルアーの操作性や感度重視
特徴を簡単に紹介すると、こんな具合です。
アジングロッドは軽量なルアーを繊細に操作するのが得意で、漁港内の常夜灯周りなどを攻める時に活躍します。
まるなか
メバリングロッド
メバリングロッドはメバルをメインターゲットに考えて作られたロッドです、
- アジングロッドよりもやや長め
- 全体が粘り強く、しなやかなものが多い
- ルアーのダイレクトな操作感・感度よりも魚を掛けてからの粘り重視
特徴はこんな感じで、アジングロッドよりもしなやかで曲がり込む設計のものが目立ちます。
ライトゲーム五目釣りに使う時の注意点としては、柔らかすぎるフニャフニャのメバリングロッドを避けること。
メバリングロッドを使う場合は中級グレード以上でシャキッとしているものがおすすめ!
まるなか
張りが強めのメバリングロッドを選べばアジングにも使えて万能!
穂先の種類(チューブラー・ソリッド)
ロッドは穂先の構造で使用感が変化し、チューブラーティップとソリッドティップに分類されます。
チューブラーティップ
チューブラーティップは一般的な中空構造の穂先。
反発力が高くて軽いのが特徴で、
- 持ち重りが少ない
- シャキッとしていてルアーをダイレクトに動かしやすい
- 衝撃感度に優れる
これらがメリットですね。
ソリッドティップ
ソリッドティップは、中が詰まったムク構造の穂先を穂先につないだもの。
- 細く削り込むことができる
- 穂先がやや重たくなるが、しなやかに曲がる
- 軽量なジグヘッドリグなど、引き抵抗が分かりにくいルアーの重さを感じ取りやすい
簡単に紹介すると、このような特徴があります。
ソリッドティップは軽いルアーを使うと「何をやっているか分からない」状態になってしまう方にも最適。
まるなか
私はどちらかというとソリッドティップが好みかな!
ロッドの長さ
次はロッドの長さの決め方ですが、3パターンに分けるのがおすすめ。
オールラウンドの万能型
漁港内を中心に、河川の河口やちょっとしたビーチなど、小場所~中規模のフィールド全般をカバーするなら7フィート前後が1つの目安。
だいたい6フィート台後半~7フィート台前半のロッドが無難に使いやすいですね。
これくらいの長さのロッドを選んでおけば、極端な場所を除けばだいたい対応できます。
近距離用
漁港内の常夜灯周りなど、開けた場所の近距離戦で使う場合は6フィートクラスまでのロッドでも対応できます。
狙う魚種としては、アジや中型までのメバルやセイゴですね。
ショートロッドは障害物周りを攻めるには使いにくいですが、軽いルアーの操作感が分かりやすくなります。
遠投用
外洋に面した防波堤や障害物周りを狙う時は、ロッドも長めがおすすめ。
だいたい7フィート6インチ以上、7フィート台後半のロッドが使いやすいですね。
ロッドが長くなることで遠投性や魚のコントロール性が高くなり、繊細さよりも効率重視で探る時にメリットが活きてきます。
ロッドの硬さ・パワー
ロッドの長さとともに重要なのが、ロッドの硬さ。
ライトゲームではUL~MLクラスのロッドを使うことが多いですね。
細かく分けるとキリがないですが、基本としては短めのロッドは柔らかめ。
長めのロッドは硬めを選ぶと、シンプルに使い分けができます。
L:オールラウンド
L(ライト)クラスのロッドは魚種問わず使うライトゲーム・ライトソルト五目用のロッドとして汎用性が高く、はじめの1本としてもおすすめ。
だいたい1g前後~5g程度のルアーが使いやすいものが多く、アジやメバル以外にもセイゴやメッキ・カマス・カサゴなど、少し重たいルアーやプラグ・メタルジグも使いやすいですね。
UL:柔らかめ
UL(ウルトラライト)やSL(スーパーライト)と表記があるものは、ライトゲームロッドとしてはオールラウンド~やや柔らかめのものが多いです。
だいたい1g未満~3g程度までの重さを使うのが得意なロッドが多く、常夜灯周りでアジやメバルなどを狙う時に使いやすいですね。
漁港の開けた場所で使うロッドとしておすすめです。
ML:硬め
ML(ミディアムライト)クラスのロッドはライトゲーム用としてはやや硬め。
常夜灯周りの軽量ジグヘッドを使うにはロッドが硬いですが、だいたい3g~7g程度のルアーを使うのにおすすめ。
防波堤やちょっとしたテトラ帯・小磯などの中~大場所を行為率よく探ったり、メッキやカマス等の小型回遊魚をヘビーシンキングミノーやメタルジグで釣るのが得意ですね。
その他、カサゴやチヌゲームにも対応しやすいです。
まるなか
ライトゲームにおすすめな万能ロッド
最後に、ライトゲーム・ライトソルト五目釣りにおすすめなロッドを紹介しておきます。
メジャークラフト ソルパラアジングモデル
- ティップ:ソリッド
- 長さ:7フィート
- パワー:L~ML程度
メジャークラフトのソルパラ1万円以下で購入できるコスパ優秀なロッドで、ライトゲーム初心者の方におすすめ。
全体的に少し強めのロッドなので、穂先がしなやかなソリッドモデルの方が好みです。
アジングモデルは程よい反発力がありつつ、バット~ベリーに掛けては十分なパワーがあり、魚種問わずなんでも使えます。
一方でメバリングモデルはかなり柔らかいので、五目釣りには使いにくいです。
パワー表記が無いロッドですが、LとMLの中間くらいの使用感。
中級グレードのロッドと比較すれば繊細さや軽さは劣りますが、価格を考えれば十分使いやすいです。
▼詳しい使用感解説は【ソルパラアジングモデル徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ダイワ 月下美人アジング S68L-S
- ティップ:ソリッド
- 長さ:6フィート8インチ
- パワー:L
エントリーモデルとしては若干上のグレードになりますが、ロッドの反発感・繊細さがグレードアップします。
メバリングモデルもありますが、この価格帯のロッドの場合はシャキッとしたアジングロッドの方が私としては使いやすいですね。
漁港内を中心にオールラウンドに使え、ジグヘッド・ワーム・メタルジグと、色んなルアーに対応しますよ!
ダイワ 月下美人MX メバルモデル 68L-S・N
- ティップ:ソリッド
- 長さ:6フィート8インチ
- パワー:L
月下美人MXのメバルモデルは中級者の方を中心に、長く使えるロッドが欲しい初心者の方や、上級者の方のセカンドロッドとしても非常におすすめ。
メバリングロッドとしてはしっかりとした反発力があって先調子寄りの設定、アジングにもしっかり対応できて万能に使用できます。
このクラスのロッドになると実釣性能は十分で、ハイエンドタックルと比較しても釣果に差は出ないレベルの使用感ですよ!
▼詳しい使用感解説は【月下美人MX メバルモデル68L-S徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ヤマガブランクス ブルーカレントⅢ 69
- ティップ:チューブラー
- 長さ:6フィート9インチ
- パワー:L程度
ブルーカレントも中級グレードのロッドですが、月下美人よりも胴調子寄りの設計。
チューブラーブランクスで穂先の張りはやや強めで、魚がヒットすると非常に綺麗に曲がり込み、衝撃吸収性・粘りに優れています。
先調子のロッドが好きな方には使いにくいと思いますが、このロッドもコスパと性能のバランスが優秀ですよ!
▼詳しい使用感解説は【ブルーカレントⅢ69徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ヤマガブランクス ブルーカレント71/TZ NANO
- ティップ:チューブラー
- 長さ:7フィート1インチ
- パワー:L程度
ブルーカレントⅢの上位機種で、ブランクスの反発感や粘っこさにより磨きが掛かっています。
このロッドもチューブラーブランクス採用のやや胴調子寄りの設計で、手元に伝わる衝撃感度・ダイレクトな操作感が優秀!
ジグヘッドスペシャルと名付けられていますが、ミノーやシンペン・メタルジグも普通に使えます。
▼詳しい使用感解説は【ブルーカレント71TZ/nano徹底インプレッション】を参考にどうぞ
まとめ!
今回はライトゲーム五目釣りに使える万能系のロッド選びを紹介しました。
とりあえず1本で色々挑戦するのであれば、
- ロッドの種類:アジングロッド。またはシャキッとしたメバリングロッド
- 長さ:7フィート前後
- 硬さ:Lクラス程度
まずはこれくらいのスペックのロッドを選んでみて、経験を積む中で特化したロッドを足してみたり、必要によって幅を広げればOK。
1本のロッドでも汎用性が高いものを選べば色々使えるので、まずはオールラウンドに使えるものを選ぶのがおすすめですね!
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