さてさて、今回はバスデイのレンジバイブ45ESの使い方・使用感をインプレッション!
レンジバイブシリーズは超定番のバイブレーションで、かなり以前から発売されている。
しかし、使い易さや実績は最新のルアーに全く負けることは無く、私自身レンジバイブには散々お世話になってきた。
シーバスはもちろん、琵琶湖のブラックバス・ネイティブトラウト・海のライトゲーム・・・・。
その中でも、今回はライトゲームやトラウトにおすすめな「レンジバイブ45」に絞って紹介。
オールラウンドに使え、誰にでも扱いやすいバイブレーションを探している方に超おすすめだ。
バスデイ レンジバイブ45ESを「サクッと」インプレ!
まずはレンジバイブ45ESの使用感について、簡単にまとめておこう。
- 飛距離:ぶっ飛びとまではいかないが、安定して飛ぶ
- フォール姿勢:安定した姿勢でストンと落ちる
- アクション:超安定したタイトなバイブレーション
- 使い方:デッドスローのただ巻き~高速リトリーブまで対応力が非常に高い
ザックリと紹介するとこんな感じかな。
レンジバイブシリーズ全般に言えることだが、「非常にアクションが安定していてどんな場所でも使い易い」というのが王道たる理由だと感じている。
飛距離
まずはレンジバイブの飛距離からインプレッションしていこう。
安定した飛行姿勢
レンジバイブ自体は比重がそれなりにあり、飛行姿勢が安定している。
なので、ワームやミノーでは入れることが出来ない距離までしっかり遠投することが可能。
だから人が多い場所で近距離の魚がスレているメバリングだったり、沖に溜まっている回遊魚などを狙うのに都合が良い。
飛距離自体は遠投に特化した重量級のバイブレーションほどではないが、特にストレスを感じることなく使用可能だ。
フック絡みは比較的起こりにくい
バイブレーションを扱う上で厄介なのがフック絡み。
レンジバイブは飛行姿勢が安定しているので、無風~追い風の時はちょっとラインスラッグの操作を雑にしても意外とラインが絡まない。
余計なストレスを減らし、無駄キャストが少なくできるので使い勝手が良い。
ただし、向かい風や当て潮の時はライン絡みが時々発生するので気を付けたい。
悪条件の時は、ルアーが着水する寸前でフェザリングをしてラインを真っすぐに張った状態で着水させる。
それでもラインが絡む時は、フォールに入って数秒後に一度リールを巻いてルアーをほんの少し泳がせる。
その後再びフォールさせていくと、深場を攻める時に発生しやすい厄介なライン絡みをかなり軽減できる。
フォール姿勢
レンジバイブはバランスに優れており、安定したフォール姿勢を保つ。
素直にストンとフォール
最近のバイブレーションはフォール中にもヒラヒラとアクションするものもある。
レンジバイブの場合はベーシックな静かにフォールしていくタイプのバイブレーションになる。
フォール速度はそこそこ早いが、リフトフォールでバイトも狙える絶妙な速度!
メバルやメッキ・カマス・セイゴなどの小型魚もしっかり食わせることが出来、コントロール性に優れているので扱いやすさは十分。
レンジバイブ45のアクション
次はレンジバイブのアクションについて。
タイトなハイピッチバイブレーション
レンジバイブシリーズ全般に言えるが、アクションは比較的タイトで派手すぎないのが特徴だ。
ラトル入りのバイブレーションに比べるとアピール力は劣るが、その分スレたフィールドや食い気の無い魚にも対応しやすいメリットがある。
リーリングを開始すると、細かいバイブレーションが瞬時に発生し、狭いスポットでも無駄なく攻められる。
デッドスローでもしっかり立ち上がる
私がレンジバイブを好きな最大の理由がこれかな。
非常にスローな巻きでもアクションが素早く立ち上がり、「バイブレーション=早い釣り」という考えはレンジバイブには当てはまらない。
デッドスローで巻いても細かく・しっかりとアクションを続けるので、巻き速度は自由自在に使えるのがありがたい。
だから低活性の魚~高活性の魚をテンポよく拾っていく使い方まで広く対応できる。
速度を変えても変わらないアクション
レンジバイブシリーズは非常にボディバランスが良く、リトリーブ速度はかなり融通が利く。
デッドスローに巻いてテロテロと誘ってもいいし、高速リトリーブでリアクション狙いもできる。
この時、速度を大きく変えてもアクションが変わりにくいのがレンジバイブの魅力でもある。
速度を変えてアクションが可変するルアーはそれはそれで使い勝手の良さもある。
しかし、レンジバイブはどんな速度で巻いてもアクションが変わり難く・超安定しているので水中の動きがイメージしやすい。
だから初心者の方でもルアーの動きをコントロールしやすく、しっかりと水中のルアーの状態をイメージして釣りがしやすい。
流石超定番のレンジバイブ、ボディバランスの良さは超一級品である。
真っすぐしっかり泳ぎ切る
色んな速度に対応できるレンジバイブだが、非常に直進性が高くて左右にブレないのもかなりメリットがデカい。
バイブレーションは速度を速くしたり・逆にデッドスローにすると左右に曲がるものが結構ある。
しかし、レンジバイブの場合は真っすぐに泳ぎ切ってくれる。
だからストラクチャー周りや岸壁沿いを攻めたりする時もギリギリを通しやすく、狙ったコースから外れずに泳いでくれるんだよね。
単純なようで意外と重要な直進性の高さ。
レンジバイブは基本性能がしっかりしているので、この辺りも抜かりはない。
レンジバイブ45の使い方
私が実際にレンジバイブを使用する時の使い方の基本パターンを紹介。
デッドスローのただ巻き
レンジバイブの立ち上がりの速さを活かした、もっとも基本となる使い方がただ巻き。
テンションフォール・またはラインが張るか緩むかのギリギリの張り具合を保ちつつ、カウントダウンで沈めていく。
その後はルアーのアクションが立ちあがるギリギリの速度でただ巻き。
レンジバイブはかなりレスポンスが良いので、かなりスローに巻いてもアクションが立ちあがるはず。
基本は一定速度で巻くだけでも釣れるが、時々ロッドを軽くトゥイッチしたり・リールの巻き速度に変化を出すのも良い。
低活性で深いレンジに沈んでいるメバルやカマスなどに効果が非常に高く、しっかりレンジを入れて使うのが重要になる。
リフトフォール
基本のただ巻きで食ってこない時や、縦方向のフォールアクションにバイトが頻発する時はリフトフォールを使ってみる。
基本としてはリールの巻きに緩急をつけて「グリンッ、グリンッ」と2~5回くらい巻いたらフォールで沈めていく。
よりハッキリとリフトアクションをさせる時は、リールの巻きに合わせてロッドもチョンチョンと煽ると良い。
深い場所を攻める時・魚の活性が低い時は超スローなピッチのリフトも効くし、高活性な時はハイピッチのリフトフォールも良い。
この辺りはボディバランスが良いレンジバイブ45なので、かなり色んな速度で使用することが出来る。
メッキなどの回遊魚を狙う時は、かなり速めのリフトフォールでバイトが多発することもあるね!
他のバイブレーションとの使い分け
小型のバイブレーションはレンジバイブ45以外にも発売されている。
私なりの使い分けについて、簡単に紹介しておこう。
より深場・遠投に特化したい時
レンジバイブではフォールが遅かったり、飛距離が足りない時におすすめなのがNAVER LATE JAPANの「ぶるぶる」というバイブレーション。
ちょっとマニアックなルアーになるが、樹脂と鉛素材のハイブリット系のバイブレーションだ。
レンジバイブよりもアクションは強めで、より深いレンジを引きやすい特徴がある。
高比重で飛距離もかなり伸びるので、状況によって使い分けるとライトゲームが快適に楽しめる。
▼ぶるぶるのインプレッションページへ
【メバル・カマス・メッキ等に】NAVER LATE JAPAN ぶるぶるを実釣インプレ!
若干浅めのレンジを攻めたい時
レンジバイブ45だと若干レンジが入ってしまう時。
こういう時におすすめなのが、DUOの「スピアヘッドリュウキバイブ」。
元々はトラウト用だが、バランスが非常に高くて扱いやすい。
海のライトゲームにも全く問題なく使えて実績も十分、私のお気に入りアイテムの1つだ。
近距離戦・スレたフィールドに
レンジバイブではボリュームが大きすぎたり、見切られるような状況下。
こういう時は、より小型で一口サイズのDUO「テトラワークスビビ」がおすすめかな。
バイブレーションとしてはかなり小粒だが、飛距離やレンジキープ力はそれなりに備わっているので使い易い。
レンジバイブ45では少し強すぎる場面で使い勝手が良い。
ざっとまぁこんな感じでレンジバイブ45のインプレッションはおしまい。
非常に高バランスで使いやすい・ベーシックなバイブレーション。
オールラウンドに使えるので、小型のバイブレーション入門にも最適だね!