こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はスーパーライトショアジギング対応ロッドを紹介していきます。
テイルウォークのマイクロショアジギングSSDシリーズの中で最もロングレングスな、96のモデルをインプレッションします。
マイクロショアジギングSSDは1万円台で購入できるコスパに優れたロッドになっていて、マイクロショアジギング~スーパーライトショアジギング専用アイテムになっています。
価格は抑えめながら、繊細な使用感と使いきりやすいパワー感を持ち、小型のターゲットでも楽しく釣りができます。
初心者~中級者の方を中心におすすめできるロッドですね!
タックルインプレッションについては、
- 実費を払って購入
- 公平な視点で判断する(デメリット・気になる点も隠さず言います)
- 実際に魚を釣り、魚の反応や細かな特性をチェック
これらにこだわっています。
1人の消費者として、率直な印象・使用感をお届けします。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験やショアジギングに関する実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- メタルジグオンリーでサーフのヒラメ・マゴチを月間100枚以上・半年で300枚以上
- カンパチ狙いのショアジギングで2か月弱ボウズ無し
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘経験あり
- 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方の活用あり
こんな感じで、基本的に毎日様々なジャンルの釣りをして生活していて、実績も残しています。
困った時の役に立ててもらえたら、嬉しく思います。
テイルウォーク マイクロショアジギングSSDのラインナップ
マイクロショアジギングSSDのラインナップについて、簡単に紹介しておきましょう。
なお、管理人は各モデルを振り比べ、一番長い96のモデルを購入しました。
84
- 長さ:8フィート4インチ
- 継数:2本
- 重量:110g
- 適合ライン:PEライン0.8号まで
- 適合ルアーウェイト:20gまで
最もライト・ショートレングスモデルが84ですね。
このロッドはかなり繊細になっているので、10g前後のメタルジグを使ったライトゲーム(ウルトラライトショアジギング)向きですね。
メッキやカマス・小サバなどを小型のメタルジグで狙うのにおすすめです。
89
- 長さ:8フィート9インチ
- 継数:2本
- 重量:127g
- 適合ライン:PEライン0.8号まで
- 適合ルアーウェイト:20gまで
89のモデルは、スーパーライトショアジギング用ロッドとしてはオーソドックスな長さになりますが、パワー感としてはやや柔らかめになっています。
MAX20gまでの設定なので、15g前後のジグを中心に使う方に最適ですね。
主に港湾部など、中規模までのフィールドでウルトラライト・スーパーライトショアジギングを楽しみたい方向けのロッドになっています。
96
- 長さ:9フィート6インチ
- 継数:2本
- 重量:135g
- 適合ライン:PEライン0.8号まで
- 適合ルアーウェイト:30gまで
ラストはロングレングスの96のモデルですね。
私がスーパーライトショアジギング用に購入したアイテムになります。
程よい長さと粘り強さがあり、主に20g前後を中心に、15g~25gクラスのジグを使いたい方におすすめな使用感です。
9フィート6インチの長さがありますが、ロッド自体は軽量なので重さは気になりません。
ですので、港湾部~外洋に面したサーフ等、色んな場所で使えます。
ターゲットは30cm前後の青物などを中心に、スーパーライトショアジギングを色んなフィールドで楽しみたい方に使いやすいロッドですね。
まるなか
マイクロショアジギングSSDの使用感を「サクッと」インプレッション!
ここからはマイクロショアジギングSSD96の使用感を詳しく解説していきます。
まずは、私なりに感じた印象を簡単にまとめておきます。
- 飛距離・トラブルレス性:長すぎないレングスで遠投性・扱いやすさのバランスは良好
- 重量感:96で130g台と、軽さは十分。上級機種と比べると、ベリー付近が若干重たい感じはする
- 感度・反発力:小型のジグを扱うにはちょうど良い反発力。思った以上に良く曲がる
- パワー:ベリー~バットにかけては粘りがある。ただし、金属的な反発感や強いリフト力は無い
- 適合ルアー:20g前後のメタルジグを中心に、15g~25gクラスまでオールラウンド。30gクラスも使える
- シチュエーション:外向きの防波堤やサーフなどをはじめ、オールラウンドに使える
私なりのインプレッションを簡単に紹介すると、こんな感じですね。
シーバスロッドとの違い
私の場合は、スーパーライトショアジギングでは、専用ロッドとシーバスロッドを使い分けているのが現状です。
マイクロショアジギングSSDと、一般的なライトなシーバスロッドとの違いとしては
- 全体的にややシャキッとした先調子よりの設定
- 穂先を中心に繊細
- バットの粘りはやや劣る
- グリップがやや長め
私の印象としては、このような違いがあります。
小型ジグの操作感に関しては、専用ロッドであるマイクロショアジギングSSDの方が、繊細かつ程よい反発感で動かしやすいですね。
一方、負荷を掛けた時のバット周辺の粘りに関しては、やはりシーバスロッドの方が安心感があります。
ですので、負荷を強く掛けたい状況下では、今後もシーバスロッドを使う場面は残るでしょう(障害物が多いポイントや引きが強いカンパチ狙いなど)。
飛距離・ライントラブルの有無
ロングレングスで安定した飛びを確保
マイクロショアジギングSSDは以前から気になっていたんですが、その魅力の1つが96という長さですね。
外洋に面したフィールドや、駆け上がりの斜面が急な釣り場を狙うとなると、9フィート中盤~後半クラスのロッドが使いやすいんですよね。
市販のSLSロッドはやや短めのロッドが多かったので、マイクロショアジギングSSD96の長さは魅力でした。
実際に私がキャストしてみると、20gクラスのメタルジグで90m前後、25gクラスのジグを使うと、90m中盤~後半くらいの飛距離が平均といった具合です(ラインのマーキングにて測定)。
0.8号のPEラインでこれくらいの飛び具合なので、号数を落とせばもっと飛距離は伸ばせます。
ベリ~バットにかけての曲がり込みがしっかり確保できるので、遠投性は十分ですね。
8フィート台ロッドなどと比較すると、ワンランク上の飛距離が楽に出せますよ!
まるなか
ライン絡みなど
マイクロショアジギングSSDは1万円台中盤~後半クラスのロッドですが、SiCガイド搭載になっています。
テイルウォークのロッドは価格は控えめであっても、高品質なガイドが採用されているアイテムが多いというのもおすすめポイントですね。
ライントラブルに関しては、これまで使ってきた中で1度だけトップガイドにラインが絡むことはありました。
しかし、それ以外は全くトラブルレスで対応できているので、特に不満は感じていません。
3000番前後のリールをセットすれば、無難に使えるガイドセッティングになっています。
ロッドの重量・重さ
軽量でキャストを繰り返しても快適!
私が購入したのはややロングレングスな96の長さがありますが、重量自体は十分軽量です。
カタログスペック的には135gという事で、長さの割には軽く作られています。
高速巻きや大きめのジャークを多用しても、ロッドが重たくて疲れてしまうことは無いですね。
マイクロショアジギングSSD96はグリップが長く作られているので、脇に挟んでジグを操作するのも簡単です。
安定してロッドを保持できるので、重量感は気になりにくいですね!
バランス
重量自体は満足できる軽さですが、上級機種と比較すると、ロッドのバランスという点では微妙に劣る印象があります。
私の印象としては、ロッドの中央付近(2ピースのつなぎ目付近~やや手元側)が若干重たいような感覚ですね。
単なるカタログスペックではなく、重量バランスに関しては高級ロッドの方がやはり一枚上手です。
とはいいつつ、そこまで気になるというレベルではないので、実釣時に必要な快適性については十分確保されています(管理人はハイエンドロッドまで使い比べているので)。
マイクロショアジギングSSDの場合は、
- 長さが9フィート6インチある
- ステンレス素材のガイド
- バットは粘りを持たせた径のある設計
このような特徴があるので、バランスに関してはやや劣るのかもしれません。
なお、お店で振り比べた感触としては、89のモデルまでは持ち重り感は目立ちませんでした。
まるなか
感度・反発力など
先調子寄りの設定でしなやかなティップ
マイクロショアジギングSSDシリーズですが、穂先は繊細に作られています。
ジグの抵抗感を感じ取りやすく、巻きやジャークでアクションを与えると、穂先はスムーズに入り込みます。
シーバスロッドやエギングロッドと比較すると、軽量なジグの操作性という点では、さすが専用ロッド。
程よくシャキッとした反発力がありつつ、繊細にできていますね!
反発感
マイクロショアジギングSSD96の穂先はしなやかですが、ベリー~バットにかけては程よく強い反発力・粘りがあります。
反発力の出方は非常にスムーズで、極端な調子設定ではなく、スーパーライトショアジギング初心者の方でも扱いやすいと思います。
逆に言えば、高級ロッドのようなパリパリッとした金属的な高反発なロッドではありません。
ですので、ディープエリアでの使用や、自在にジャーク・巻きをコンビネーションさせて使うと、上級者の方の中にはややロッドが柔らかいと感じる人が居るかもしれません。
マイクロショアジギングSSDをお店で振った時は、結構シャキッとした反発力が高いロッドの印象でした。
しかし実際に使ってみると、思った以上にスムーズに曲がり込むロッドでしたね!
「誰にでも使いやすい」という意味では、ちょうどバランスが良く作られていますね。
一般的なライトなシーバスロッドなどと比較すれば、十分な反発力があります。
まるなか
ロッドの粘り・パワー
魚を掛けた時の粘りやパワーですが、無負荷の状態で振った時の印象よりも、しっかり・良く曲がるロッドになっています。
お店で触った感触としては、20cm台そこそこ~30cm位までの小型の青物を狙うとなると、ややパワーが強めのロッドに思えました。
しかし実釣してみると、小型の青物でもロッドが綺麗に曲がり、十分に魚の引きが楽しめます。
魚が掛かるとベリ~ティップはスムーズに曲がり込み、バットはそこそこな粘りがあります。
先ほど紹介したように金属的な高い反発力は無いので、太めのバットですが、しっかり曲がって負荷に応じてしなやかに曲がり込みますね。
なお、バット付近のタメや剛性感については、シーバスロッドと比較するとやや劣る印象です。
ここは、あくまでもマイクショアジギング・スーパーライトショアジギングロッドという感じです。
30cm中盤~40cm前後のカンパチなどを、足場が悪い釣り場や障害物周りで狙うとなると、私としてはもう少しバットが強くて高反発なロッドの方が使いやすいですね。
そうはいっても、一般的な堤防や開けたサーフで釣りをするのであれば、十分使えるロッドです。
私の場合は極端な使い方をすることも多いので。
まるなか
適合ルアー・シチュエーション
スーパーライトショアジギング対応のオールラウンドロッド
マイクロショアジギングSSD96ですが、スーパーライトショアジギングロッドとしてはオールラウンドに使えるドンピシャなスペックになっています。
実際の使用感としては、20g前後を中心に、15g~25gクラスのメタルジグを快適に扱えます。
ロッドレングス自体はやや長めな9フィート6インチですが、ロッド自体は十分軽量なので、場所問わずに使いやすいです。
大場所のみならず、堤防で回遊魚や根魚を狙うにも使っています。
1本のロッドで堤防・サーフなど、場所を問わずに使えるスーパーライトショアジギングロッドを探している方におすすめですね!
30gのルアーまで対応可能
ロッド自体がそこそこ長くて曲がりしろが大きいロッドなので、適合ウェイト上限の30gクラスのメタルジグも意外とフルキャストできます。
ただし、穂先~ベリーが繊細なので、操作感としてはややロッドが柔らかく、快適とまでは言えませんが。
巻きや軽めのジャークで30gクラスのジグを使う時や、ヒラメやマゴチをサーフフィネスで狙う時にも対応できますね。
まるなか
まとめ・次に読みたいおすすめ記事!
今回は、テイルウォークのマイクロショアジギングSSDのインプレッションをしてきました。
15g~20gクラスのジグを中心に扱うスーパーライトショアジギング用に96のモデルを購入しましたが、コスパを考えれば十分に使いやすく、小型の魚でも楽しめるロッドになってますね!
スーパーライトショアジギング用ロッドとして必要な基本性能はしっかり備わっていて、初心者~中級者の方を中心に、偏った癖が無くて使いやすいと思います。
マイクロショアジギング・スーパーライトショアジギングロッドを探している方に、アイテム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
▼スーパーライトショアジギングロッドを探している方は【スーパライトショアジギングロッドの選び方・おすすめを徹底解説】を参考にどうぞ。
全て筆者が実費を払って各社ロッドを使い比べ、公平な視点でアイテム紹介をしてあります。
選び方の基本と合わせ、ロッド選びのチェックポイントが分かるようになっています。
その他、スーパーライトショアジギングに必要な基礎知識や、リール・ロッド・ライン・ジグなどのタックル選び全般について知りたい方は【スーパーライトショアジギング初心者講座】を参考にしてみて下さい。
必要な基本的な知識全般を網羅的に解説してあります。
全て私の実釣経験・実績に基いたコンテンツになっています。