さてさて、今回はヒラメ・マゴチゲームや青物狙いに使えるブレード付きメタルジグを紹介。
「メジャークラフトのジグパラサーフ」の使用感やアクションの特徴を詳しくインプレッション。
ジグパラサーフはフラットフィッシュ用でよく見られる前後にトリプルフックを装備したタイプのメタルジグ。
そこにブレードアクションが加わることで、よりスローに・簡単なただ巻きにおける使い勝手の良さがUPしている。
初心者の方でも簡単に使うことができ、操作感も悪くない。
実際に私はこのジグを使い・ヒラメ・マゴチ・カンパチ・ワカシ・オオニベなどをキャッチしている。
主にヒラメやマゴチゲームに使うただ巻き用メタルジグを探している方へ、アイテム選びの参考になったらうれしく思う。
まるなか
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ジグパラサーフのスペック・ラインナップ
まずはジグパラサーフのスペック・ラインナップについて簡単に紹介。
- 重量:28g・35g・40g
- 重心設定:後方重心(ややセンター寄り)
- フック:前後トリプルフック+リア小型ブレード
ジグパラサーフは扱いやすいやや後方寄りの重心設定のメタルジグ。
使用感としては一般的なフラットフィッシュ用メタルジグよりもややナチュラル。
引き抵抗が大きすぎず、普段ジグを使わない方にも使いやすい抵抗感だ。
カラーラインナップは上記の通りで、ナチュラル系アピール系までまんべんなく揃っている。
重さの選び方
ジグパラサーフは重量ラインナップが3種類ある。
基本的にサーフでヒラメやマゴチを狙うのであれば、ベースにするのは28gのモデルがおすすめ。
30g前後の重さが飛距離や浮上性などのバランスを考えると使い勝手がいい。
35gや40gのモデルは巻き速度を上げた青物狙いだったり、潮が速いポイントや水深が10m以上となるような港湾部の釣りなどに向いている。
ジグパラサーフを「サクッと」インプレ
ここからはジグパラサーフの使用感の紹介を進めていこう。
まずはざっくりとした使用感を紹介。
- 飛距離:比較的空気抵抗が小さく良好
- フォール:水平気味のフォール
- 操作感:ブレード系メタルジグの中ではやや軽め
- アクション:ブレード装着時は大人しめ、外すと程よいテールスイング
- 使い方:ただ巻き・ストップアンドゴーがおすすめ
- ターゲット:ヒラメ・マゴチなどを中心に青物にも使える
簡単にインプレッションするとこんな感じかな。
ブレード系メタルジグの中ではアクションはやや大人しく、暴れすぎないので使いやすい。
飛距離
まずは飛距離から詳しくインプレッションしていこう。
後方寄りの重心設定
ジグパラサーフはやや後方寄りの重心設定になっている。
極端な後方重心ではなく、カッ飛びとまでは言えないものの飛距離とアクションの強さのバランスを考えて設計されている。
多少風が吹いても大きくグルグルと回転してしまうようなことは無く、安定して飛ばしやすい。
ただし完全な後方重心のジグと比較すると、空中で微妙にフラフラと動く感じがする。
ただし極端に飛距離が落ちるレベルではないので、そこまで気になるものではない。
28gで95m前後の飛距離
私が使用したのは28gのモデル。
ほぼ無風状態でキャストすると、平均して95m前後の飛距離を計測(ラインのマーキングにて確認)。
私の場合、ブレードが付いていない30gクラスのメタルジグの場合は100m~105mほど飛ばせることが多い。
ジグパラサーフは普通のジグと比較すれば飛距離は劣るが、ブレード付きのアイテムの中では比較的よく飛ぶ分類。
ブレードのサイズが割と小さいので、空気抵抗に与える影響は小さく収まっているようだ。
フォールアクション
ジグパラサーフはやや後方寄りの重心設定のメタルジグだが、フォールで食わせる能力を持っている。
水平姿勢の沈下
やや後方寄りの重心設定のジグパラサーフだが、ブレードの抵抗が入るために水中では水平気味の姿勢で沈下していく。
フォール中のアクション自体は比較的大人しく、激しくローリングしたりイレギュラーにスライドすることは無く、安定した姿勢をキープする印象だ。
フォールスピードはやや遅め
沈下速度は一般的なジグよりもスローになり、着底までの滞空時間が程よく稼げる。
これによってサーフなどの水深が浅い場所でも「フォールの間」を入れやすいのはメリット。
ヒラメやマゴチはジグのフォールアクションにかなり好反応を見せるので、ある程度着底までのカウントが稼げる方が都合がいいからね。
ジグパラサーフの使い方・アクションの質など
次はジグパラサーフの使い方やアクションについて、詳しくインプレッションしていこう。
操作感・引き抵抗
ジグパラサーフはコロラド型の型のブレードを装着している。
大きさはボディサイズに対してやや小さく、これが結構使いやすい操作感。
ブレードの立ち上がりは良好で、リーリングした時の抵抗感が程よく有る。
しかし巻き重りは感じず、バイブレーションやブレードが大きい鉄板系のルアーと比較するとミノーやワームを使った時との使用感の差が小さい。
なので偏った癖が無くて誰にでも使いやすく、私的には好きな操作感だね!
小刻みなテールスイング
ジグパラサーフは、超スローに巻くとボディがほとんど動かずにテールのブレードアクションで直進してくる。
そこから少しアクション速度を上げると、ボディがナチュラルにフラフラとアクションを開始する。
動きの大きさは大人しく、バタバタと動く波動が穂先に強く伝わってくるものではない。
狭いスポットや釣り人が多い場所での釣行ならば、ボディが動かさないスローな速度で使うのが私のおすすめ。
基本はただ巻きでOK
ジグパラサーフの使い方だが、基本的にはロッド操作を付ける必要は無いかな。
スローなただ巻きで一定層を巻き続けたり、
- ハンドルを数回転
- フォールで着底取り直し
このような繰り返しのストップアンドゴー(巻きのリフトフォール)で十分ヒラメやマゴチは釣れる。
特に最近は魚がスレている場所も多いので、無駄にロッドアクションを与えない方が魚への違和感も少ないだろう。
ブレードを外した場合
ジグパラサーフはブレードを外して使うこともできる。
ブレードを外すとジグ後方の抵抗が小さくなる為、少し強めのテールスイングを発生する。
波動の強さとしては青物用のメタルジグとしてはやや強めだが、ヒラメ・マゴチ専用のメタルジグの中では若干おとなしい位か。
ただしこの手のトリプルフック付きのヒラメ・マゴチ用のメタルジグは他にもラインナップがある。
なのでジグパラサーフを使うのであれば、基本的にはブレードを付けて使った方が個性が活かせると考えている。
まるなか
ジグパラサーフで狙えるターゲット
最後に、ジグパラサーフで狙えるターゲットについて、私なりの考え方を紹介。
ヒラメ・マゴチ
ジグパラサーフでキャッチした真冬の2kg中盤~後半ほどのヒラメ。スローなストップアンドゴーにて。
ヒラメやマゴチを狙うのであれば、ジグパラサーフのようなトリプルフックを前後に装着したメタルジグはフッキング・バラシ難さにおいてメリットが大きい。
ブレード付きで程よい抵抗感があり、それでいて操作感が重たくないのでフラットフィッシュゲームにはかなり向いているジグだね!
対フラットフィッシュ用のただ巻きで使えるブレード付きのメタルジグを探している方に、このルアーはおすすめできるね。
青物狙い
一方で青物狙いとなると、正直言ってジグパラサーフでなくても良いと考えている。
フッキングが悪い状況であれば前後のトリプルフックも活きてくるけど、手返しよく青物を狙いたい時は邪魔になりがち。
特に私の場合は釣れた魚はほぼ全てリリースするので、トリプルフックが2つ掛かってしまうと魚へのダメージも大きい。
なので青物狙いをメインに考えるなら、ジグパラサーフよりもジャックアアイマキマキなどの方がおすすめだ。
▼【関連記事】ブレード付きメタルジグのおすすめを紹介
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ジャックアイマキマキはフォールアクションや巻き・ジャークに対するレスポンスなどのバランスが良く、青物やハタなどを狙うには非常に使い勝手がいい。
個人的にジグパラサーフはフラットフィッシュをメインに狙うジグとして考えている。
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