さてさて、今回はダイワの月下美人アジングロッド月下美人AIR AGSをインプレッション!
月下美人AIR AGSアジングモデルの中でも、エステルラインを使った数釣り系のアジングに最適な「510UL-S」の使用感を詳しく紹介。
高感度・軽量化されたブランクスで繊細な釣りが快適に・上質に楽しめるアジングロッド。
こだわり派の方・これから更にステップアップを目指す方に最適なロッドに仕上がっているぞ。
それじゃあ早速インプレッションを始めていこう!
ダイワ 月下美人AIR AGS アジングモデルを「サクッと」インプレ!
まずは私が購入した「月下美人AIR AGSアジングモデル510UL-S」の使用感を簡単にまとめておこう。
- 重量:文句なしに軽い!
- テーパー:繊細なソリッドティップ搭載、軽量ジグヘッドに最適
- 感度:軽くてブレが無く・繊細な穂先でルアーの操作感・感度良好
- 適合ルアーウェイト:リフトフォールの釣りなら1.8g、2g位までが快適
ザックリとインプレッションするとこんな感じで、港湾部の常夜灯周りを中心とした数釣り系のアジングにまさにドンピシャ。
エステルラインを使った軽量ジグヘッドリグの釣りにマッチした仕上がりになっている。
月下美人AIR AGSの重量感
まずは月下美人AIRシリーズの代名詞でもある重量の軽さについて、私なりのインプレッションを紹介。
AGSガイドで更に軽量化されたブランクス
私はもともと下位機種にあたる「月下美人MXアジングモデル」も使用してきた。
MXシリーズもチタンフレームを採用したロッドになっており、価格を考えれば普通に軽くて使い易いロッドだった。
実釣に必要な軽さはMXでも備わっている印象だが、月下美人AIR AGSは更に軽く・より磨き込まれたロッドになっている。
使用感の差としては、ロッドを持っている時にワンランク軽さがUPしていて、無駄な力が全く入らないので釣りの快適性が上がる感覚かな。
MXも普通に使えるロッドだが、釣りは趣味なので「より上質に楽しみたい」という方も多いはず。
そんな方には月下美人AIR AGSシリーズは購入する価値があるロッドになっていると感じる。
リールをセットして200g前後の重量
私はダイワの18イグジスト2000番と合わせて使用しているが(ハンドルなどはカスタム済み)、ラインを巻いた状態で200g強の重量。
このクラスになると重量に関しては全く気にならず、下位グレードのリール単体よりも軽いレベルで十分満足だ。
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ロッドのテーパー・曲がり
次に、月下美人AIR AGSアジングモデルのロッドのテーパー・曲がり方の特徴をインプレしていく。
繊細なソリッドティップ搭載
私が購入した510UL-Sは、しなやかで繊細なソリッドティップを搭載している。
パッと見は極端なファストテーパー寄りのロッドに感じるかもしれない。
実際にルアーをキャストして操作してみると、アンダー1g以下の軽量なジグヘッドリグでも穂先に重さがしっかり乗るように設計されている。
だからエステルラインを使った数釣り系のアジングに非常にマッチしていて、多少風が強くてもルアーの操作感を失い難い。
負荷を掛けた時の曲がりの変化
私がこの月下美人AIR AGSを使って当然アジングに使用したが、釣果としては15cm~30cmオーバーのアジをはじめ、カマス・セイゴ・45cm程のクロダイなどもキャッチした。
負荷を掛ける前は先調子寄りの設定だが、魚がヒットすると思いのほか荷重の移行はスムーズ。
ロッドのつなぎ目付近もいびつな曲がりになることは無い。
10cm台のアジがヒットしてもロッドが曲がって楽しいが、20cm後半くらいのアジがヒットするとバットから曲がり込む。
この時、ブランクスがしっかりショックを吸収してくれるのを感じ取ることが出来た。
だから細いエステルラインを使ってもラインブレイクは全く起きないし、衝撃吸収性がしっかりあるので口切れも防げる。
ただし障害物周りで魚をコントロールするにはレングスも足りないし・バット強さがほんの少し弱い印象。
常夜灯周りを中心とした、足場が良いフィールドでアジングをする為のロッドになっている。
感度
次に、超軽量ブランクスを搭載した月下美人AIR AGSの感度について。
ブレが非常に少ない
月下美人AIR AGSアジングモデルを使用した印象としては、MXシリーズもそうだったんだけどいわゆるパリパリ系のロッドではない。
ルアーを付けずに振った感じは張りが強いように感じるが、実際に使ってみるとしっかり曲がってしなやかに曲がる特性がある。
しかしAGSガイドと軽量化されたブランクスを採用しているため、無駄なブレが全くなくてピタッと止まってくれる。
必要な時はスムーズに曲がって仕事をするんだけど、曲がってほしくない時はブレが無くアジングが快適に出来る。
この辺りは下位のMXシリーズよりもより優れた仕上がりになっており、「価格だけの性能はあるな」っていう印象がある。
しなやかに曲がるけれどブレが無いため、細かなリフトフォールの操作も快適に出来て満足している。
月下美人AIR AGSアジング510UL-Sの適合ルアーウェイト
月下美人AIR AGSアジングモデル510UL-Sに適したルアーの重さについて、私なりの印象をまとめておく。
リフトフォールに使用するなら2g程度まで
繊細でしっかり曲がるソリッドティップの恩恵で、1g以下のジグヘッドでも難なく扱える510UL-S。
風が強い時は1.5g、最大で2gまでのジグヘッドを使用してみたが、2gのジグヘッドを深場まで沈め込んだリフトフォールはちょっと限界な感じ。
使えないことは無いが、ジグヘッドの重さと水圧によって穂先がちょっと曲がりすぎてしまい、この時はもうワンランク強いモデルが欲しいと感じた。
1.5g程度までのジグヘッドだったら、カウンドダウンで沈め込んでも全く問題なく扱えると感じている。
巻きの釣りならまだいける
リフトフォールでルアーを操作するのではなく、ただ巻きの釣りなら2g以上のジグヘッドでも全く問題なく使える。
私の感覚では大体4g程度までは対応できそう。
月下美人AIR AGSとMXの違い
月下美人シリーズは下位機種のMXも非常に完成度が高く、コスパを考えれば非常に優秀なロッド。
この2グレードの違いについて、私なりのインプレッションを簡単にまとめておこう。
どちらを購入しようか迷っている時の参考になったら嬉しい。
必要な基本性能は月下美人MXで備わっている
月下美人MXだが、実売価格で20000円台前半~中盤位のロッドになる。
この価格帯でチタンフレームを搭載しており、コスパと性能を考えたら非常に完成度が高いロッドなのは間違いない。
実釣に必要な軽さや感度などは備わっており、AIR AGSと比べて大きく釣果が変わることは「正直言って無い」だろう。
必要な性能+αの快適性を求める方には上位機種のAIR AGSがおすすめ!
月下美人AIR AGSの方が優れている点
私は両方のロッドを使い比べてみたが、優れている点をまとめておくとこんな感じ。
- 月下美人MX→普通に軽い。月下美人AIR AGS→めっちゃ軽い
- キャスト時・ロッドアクションを与えた時のブレの無さがより少ない
- 負荷を掛けた時の曲がりがよりスムーズで、バットまでの綺麗な曲がり込みはワンランク上
私が感じた両者の違いはこんな所かな。
機種の選び方
最後に、月下美人AIR AGSの機種ごとの選び方について、私なりの考えを簡単に紹介しておこう(この手の質問を時々受ける)。
- 510UL-S:メインがアンダー1g~1.5g程度までのオープンエリアのアジング
- 65L-S:2g以上のジグヘッドも視野に入れたい方や、PEラインでオールラウンドに釣りたい方
- 68L-T:プラグやジグ・小型のバイブレーションも使いたい方。港湾部のメバリングなどにも流用したい方
- 79L/M-S:キャロや巻きメインでのメタルジグ遠投の釣りをしたい方
- 81M-T:磯や足場が高い防波堤などからの尺アジング・ライトゲーム五目用
私だったらこんな基準で選ぶかな!良かったら参考にしてみてね。
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