さてさて、今回はアジング専用のカスタムショートハンドルのインプレッションを。
軽量ジグヘッドリグを中心とした数釣り系のアジングに最適なハンドル!
超軽量で繊細なアジングが快適に出来るようになると話を聞いたので、実際に購入して使ってみた。
エアーステア33mmと純正ハンドルの使用感の違いや特性について、感じたことを詳しくインプレしていく。
繊細なアジングに使うカスタムハンドルを探している方の参考になったら嬉しい。
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アジング・メバリング用リールハンドルに!エアーステアシリーズの使用感・使い分けを解説
ドライブ エアーステア33mmを「サクッと」インプレ
まずはエアーステア33の使用感を簡単にまとめておこう。
- 巻き心地の変化:巻きの軽さは多少失われるが、気にならないレベル
- メリット:安定したスローな誘いが楽に出来る
- 重量:非常に軽くて満足
- フィット感:ハンドルノブの形状がGood!
- 適合リール:1000~2000番のローギアリール向け
ザックリとインプレッションするとこんな感じかな。
エアーステア33の巻き心地
ハンドルの長さを変えることで大きな影響を受けるのが巻き心地。
33mmというかなりショートなエアーステア33。リールの巻き心地はどんな風に変わるのか?
ローギアリールと組み合わせれば問題ない巻きの重さ
私がエアーステア33を合わせたのは、ダイワの18イグジスト2000番のローギア。
ノーマルでは40mmのハンドルが装備されており、巻き感は非常に軽い。
これをエアーステア33に交換して使ってみた所、簡単に言えば「ハイギア化」したような巻き感になる。
ジグヘッドリグを使用したアジングで使ってきたが、巻きの軽さはどうしても多少失われる感じはある。
しかし、購入時に想像していたよりも巻き心地は軽く、特に実釣時に違和感が出るレベルではない。
巻き出しが何となくモサッとしたような感覚にはなるが、使用するルアーウェイトが軽い為、巻きが重くて気になるような感じは全く無し。
エアーステア33に交換するメリット
次に、エアーステア33mmにハンドルを交換して感じたメリットを紹介。
巻きがブレない
ハンドルがショート化されることで、リールが手首だけで超簡単に巻き取れるようになる。
これはエアーステア33を使う上で大きなメリットになり、一定のピッチでのリフトフォールやただ巻きがスムーズに・楽々出来る。
ハンドルを交換してすぐはショート化されたハンドルピッチによって違和感があったが、すぐに慣れたので問題はなかった。
ロッドが安定する
33mmというかなりショート化されたハンドルにより、予想以上に変化があったのがロッドを持つ手の安定感。
リールを巻く手が安定することにより、ロッドを保持するのも楽に・ブレが無くなるんだよね。
だから細かくロッドを操作しつつリールを巻く時、ロッド側のブレがかなり少なくなってリフトフォールのアクションが楽になる。
エアーステア33に交換することで、リールの巻きだけでなくロッドを持つ手も安定感が増したのは思わぬメリットだった。
ハンドルの重量
最近の軽量化されたリールをカスタムする時、下手にハンドル周りをいじると重量が増加することがある。
ドライブのエアーステアシリーズは軽量化もかなり力を入れて作られており、軽いリールの性能を無駄にしない。
純正ハンドルとの差
実際にイグジストに装着されていた「純正40mmハンドル+カスタムウッドノブ」の重量は大体16g程。
これをエアーステア33に交換すると、大幅な軽量化が可能になる。
エアーステア33はハンドルノブ込みの重量で9.3g(カタログ上は9.4g)となっており、間違いなくめっちゃ軽い。
だからイグジストやヴァンキッシュに代表される軽いリールの特性を「より発揮する」ことが可能になる。
実際に手に取ってみてみると、めっちゃ軽いですぞ。
ハンドルのフィット感・グリップ力
エアーステアのハンドルのフィット感・使用感について紹介。
ノブのくぼみがポイント!
エアーステア33のハンドルノブは中央付近が軽くへこんだ形状をしている。
ほんの少しの差だが、このくぼみのおかげでリールをつまんだ時の指先へのフィット感が非常に良い。
私はエアーステア45も使用しているが、ノブの形状については33の方が使い易いかな。
樹脂製のノブは何となく滑りやすいと思うかもしれないが、魚のヌメリが多少ついたり水にぬれても特に滑りやすいという印象はなし。
ノブの両サイドに設置されている細かい溝の効果で、滑り難さも十分。
ラバー系やソフトコートされた樹脂製のハンドルノブと比べても特にグリップ力が落ちる感覚はないので、特に心配する必要はないだろう。
適合するリール
エアーステア33はかなりショート化されたハンドルなので、合わせるリールがかなり重要になってくる。
リールがマッチしていないと逆に使い難くなることがあるので、しっかりと選びたいところ。
ローギアリール向け
エアーステア33にマッチしているリールだが、正直言ってハイギアリールには向いていないと感じる。
巻きが軽いローギアリールに合わせることで、「リールの巻き重り感を気にすることなく」ブレの無い、コンパクトなリトリーブが可能になる印象だ。
ハイギアリールに33mmのハンドルを合わせてしまうと、巻き重りが目立って使い難いだろう。
2000番以下のリールに対応
リールの番手・サイズに関しては、シマノ・ダイワ製なら1000番または2000番なら問題なく使える。
私が使用したのは2000番のイグジストだが、特に不満はなくバランス上問題はない。
「ショートロッド+エステルライン」を使ったアジングに特化させるなら1000番のリールも使われるが、もちろん1000番のリールに合わせても快適に使える。
リールのグレード
エアーステア33のポテンシャルを活かすのであれば、リールのグレード・性能にもこだわっておきたい。
基本的にはローターが軽く・巻きが軽い「ミドル~ハイエンド機種に合わせるのがベスト」だというのが率直なインプレッション。
ステラやヴァンキッシュ、イグジスト、バリスティック・・・・。
この辺りのリールを使うことで、軽量かつ繊細なエアーステアの特性が活きてくると思う。
ローターが重かったり・巻きが重いグレードの低いリールだと、下手にハンドルをショート化すると巻きの重さが気になりやすいだろう。
非常に軽くて使い勝手が良いアジング用ハンドルなので、個人的にかなりおすすめのアイテムだ。
※シマノ用・ダイワ用が分かれているので、間違えないように要注意。
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