ダイワ 19バリスティックLTを実釣インプレッション!【いいたい事言います】

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19バリスティックLT インプレ

さてさて、今回はダイワの19バリスティックLTを実釣インプレッション!

バリスティックは軽量化を重視したモデルになるが、果たしてその使用感はどんな感じなのか?

普段から毎日釣行している私まるなかが実釣を行い、魚を掛けて感じた印象を率直にインプレッションしていく。

上位グレードや下位グレードのリールとのフィーリングの違いなども合わせて紹介していくので、購入する際の参考にしてもらえたら嬉しい。

なお、私が購入したのは「19バリスティックLT2500SS-CXH」というモデルになる。

19バリスティックLT インプレ

釣種についてはライトソルトゲームを主軸に、中流域のネイティブトラウトなども視野に入れている。

時期的にライトソルトゲームが面白いので、まずはメッキやセイゴのプラッギングで使用してみた。

バラシはしたものの60cmクラスのヒラフッコ(ヒラスズキ)を掛けてやりとりをしたり、使用感のチェックはいい具合に進んだかな。

それじゃあ早速、本題へと話を進めていこう!

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19バリスティックの巻き心地

19バリスティックLT 巻き心地

まずは、リールを購入する上で非常に気になる019バリスティックの巻き心地について紹介。

開封直後はしっとり系の巻き感

新品の状態でリールを回した感じとしては、「しっとり・なめらか」で上質な印象だった。

ザイオンボディということで強化樹脂素材をボディに使用したリールになるが、思ったよりも高級感がある巻き感に感じたかな。

しかし、回した感じではグリスがたっぷりと塗布されている印象があり、そこからライトゲームのプラッギングで高速リーリングを繰り返したところ巻き感に変化が出てきた。

サラッと軽い巻き感に変化

しばらくリールを使い込み、グリス・ギアが馴染んでくると巻き感に変化が出てきた。

率直な印象としては、しっとりとした高級感はあまりなく、それよりも軽くてドライな巻き心地という感じかな。

特にゴリゴリ感があるわけでもなく、異音がするわけでもない。しかし、上位機種の19セルテートやイグジストと巻き比べてみると明らかに違いがある。

しっとりしていて剛性感・重量感がある巻き心地というより、軽やかで必要な分だけローターが回る巻き感というのか。

普段ステラやイグジストなど、ハイエンド系のリールも使う私が使用しても特に巻き心地が悪くて釣りに集中できないということは全くない。

実釣面では必要な巻きの滑らかさは十分備わっているね!

追記:20ルビアスを買いました

20ルビアス 19バリスティック

追記になるが、2020年になって新発売となった20ルビアスを購入。

価格帯はバリスティックと競合しているが、実際に使い比べた感じはルビアスの方が巻きの質感は明らかに上だと感じている。

正直言ってベアリングの数は20ルビアスの方が多いし、モノコックボディなど進化した機能が搭載されている。

より巻きの感度を重視したいならバリスティックという選択肢はアリだが、滑らかさや負荷を掛けた時のパワーはルビアスの方が優れている印象。

マグシールド非搭載のバリスティックFWなら20ルビアスと使い分けが出来るが、19バリスティックの場合はルビアスとの差が小さくなり、そこまで大きなメリットは無いんじゃないかな。

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ドラグ

19バリスティックLT ドラグ

次に、ドラグの効き具合などについて紹介していこう。

ATDドラグの質感

最近のダイワのリールはATDドラグを使用しており、ドラグの効き具合は非常にしっとりとしていて粘りがある。

私の場合はPE0.4号のライトタックルでヒラフッコをヒットさせたが、ドラグの出具合は絶妙に粘ってやり取りの途中で下手にいじる必要はない。

これは19バリスティックに限らず18カルディアなどでも同じなんだけど、ATDの効き具合は非常に私の好みかな★

19バリスティックLT ライトゲーム

簡単に言うと最初の出だしはスムーズなんだけど、その後もいい具合に粘りが有ってズルズルとドラグが無駄に滑らない。

だから一定の力でテンションを掛けるのが楽で、シマノのスピニングリールのドラグの効き具合と非常に良く似ている。

以前のダイワのスピニングリールは出だしが硬く、一旦ラインが出だすと一気に出るようなドライな感じだったんだよね。

ATDドラグについては非常に好印象で、信頼して使っているぞ。

ライントラブルの有無・飛距離

次に19バリスティックのライントラブルの発生具合について紹介。

向かい風で使用してもトラブルはゼロ

ちょうど19バリスティックの初使用は台風が接近している強風が吹く条件。

向かい風が強く吹くフィールドでミノープラグを中心にキャストを繰り返したが、気になるライントラブルはいまだゼロ。

19バリスティック ライントラブル

糸巻き量としてはこんな感じで、「スプールの一段目の段よりも少し余裕があるくらいの巻き量」で使用している。

使っているラインは張りが強いよつあみのリアルデシテックスWX8というアイテムだが、ちょっと油断するとラインのハリの強さからライントラブルになる可能性があるものだ。

この位の糸巻き量にしておけば向かい風でもノートラブルで使用できているので、糸を巻く際の参考にしてみて欲しい。

AR-Cスプールと遜色ない飛距離

AR-Cスプール

シマノのAR-Cスプールと比較した場合、19バリスティックLTに採用されているロングキャストABSは特に飛距離の面で劣る感じはない。

実際に同じロッド・ルアーを使ってキャストをしてみたが、どちらの方がよく飛ぶと言えるほどの差は感じられない。

何となくロングキャストABSの方がラインがスプールエッジに当たる音が大きいような気もするが、特に飛距離の差にはなっていないので気にしてはいない。

なお、ライントラブルに関しても特に優劣は感じず、このあたりは好みで使用するメーカーを決めればOKじゃないかな。

剛性感

次はバリスティックLTに負荷を掛けた時の剛性感について。

ライトゲームでは全く問題ない強さ

私のように小型の番手を渓流やエリアトラウト、海のライトソルトゲーム等大体30cm前後程度までの対象魚の釣りに使用する場合。

このような使い方をするのであれば、19バリスティックLTのボディやローターの剛性感は全く問題なく使用できるだろう。

ドラグが出るくらいに負荷を掛けたとしても、リールの巻きが重くなったり巻き感にムラが出るような感じはしない。

高負荷・大型魚狙いでは金属ボディリールが有利か?

比較的小型のターゲット・ライトラインを使った釣りなら19バリスティックで全く問題ないと感じる。

ショアジギング 19バリスティックLT

しかし、青物狙いのショアジギングやサーフのヒラメ釣り、シーバス釣りで19バリスティックLTを選ぶのか?

正直言って上記のような比較的リールに負荷の掛かる釣り物に使用するのであれば、私の場合はザイオンボディのバリスティックは使わないだろう。

ダイワで言うならセルテートなど、より剛性を重視したリールを選んだ方が今までの経験上では使い勝手もいいし、耐久力も上だろう。

ザイオンなどの強化系の樹脂素材と金属ボディのリールを比較すると、どうしても剛性面で金属ボディのリールの方が優れている感じがする。

ザイオンボディのリールは軽くて巻き感度も優れてはいるが、釣種によっては軽さや手先の感度よりも重厚感や、負荷を掛けた時の強さの方が重要になってくるものもあるからね。

この辺りは使う釣種の特性によってリールをしっかり選んだ方が良いだろう。

下位機種・上位機種との違い

19バリスティック 18カルディア 19セルテート

今回は私が所有している18カルディア・19セルテートと、今回インプレッションしている19バリスティックを実釣における使用感から違いを紹介しておく。

19バリスティックと18カルディア

19バリスティックLT 18カルディアLT

まずは19バリスティックと18カルディアの違いについて私なりに感じたことを紹介。

巻き出しの軽さの違い

基本的なドラグの効き具合などは同じだが、一番大きく違うのは巻き出しの軽さ!

これは一度手に取って巻いて見ればすぐにわかるレベルの差があると感じている。

19バリスティックの方がZAION製の軽量なエアローターを採用しており、巻き出しの慣性が明らかに小さい。

なので巻き出しが非常に快適で、ミノーのトゥイッチングやワームのリフトフォールでは「より細かく・ダイレクトな操作感がある」と感じる。

だからといって釣れる魚が多くなるかというとそういうわけでもないが、巻き出しの軽さから来る快適性では、やはり上位機種になる19バリスティックLTの方が上だね!

質感の差

ガタの大きさやベールの開閉時の質感など、こういった細かな部分の使用感にもグレードの差は多少表れている印象がある。

19カルディアも価格を考えれば非常に良く出来たリールだが、パーツのガタはバリスティックの方が少なくて精密な作りかな。このあたりは個体差もあると思うが。

ベール開閉の感触も18カルディアは少しカサカサッとした感じがするが、19バリスティックの方が滑らかでしっとりしている。

19バリスティックと19セルテート

19バリスティックLT 19セルテート

19バリスティックと19セルテートだが、19バリスティックの方が軽量化重視のリールになる。

重量の面では19バリスティックの方が有利だが、その他の面ではどうか?

しっとり感・剛性感の差

リールを巻いた時の独特なしっとり感やカチッとした剛性感。

この辺りは流石に19セルテートにかなう感じはなく、巻き比べてみるとその質感はかなり違う。

セルテートはアルミボディ、イグジストはマグネシウムボディを採用しており、金属ボディとザイオンボディの質感の差はやはり大きく違う。

だから負荷が比較的強く掛かる釣りにおすすめなのは19セルテートや予算に余裕があれば18イグジストで、19バリスティックは私的にはライトな釣り向きのリールという位置づけ。

実際にZAIONボディを採用していた15イグジストをサーフの釣りに使用していたが、当時は金属ボディの14ステラと比べると負荷を掛けた時のボディの弱さがやはり気になったものだ。

19バリスティックインプレまとめ!

ザックリ紹介するとこんな感じで、19バリスティックの特徴は「自重の軽さ+巻き出しの軽さ」になってくると思う。

番手は広くラインナップされているが、私の場合おすすめするのは小番手~中番手まで。

サーフの釣りや青物・シーバス・本流のトラウトなどに使うリールは軽さよりも剛性が重要になる。だから私だったら、こういう釣りにはセルテートなど「より剛性重視の機種」を選ぶかな。

最終的には個人個人の好みの部分も大きいけどね!

それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!

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