さてさて、今回はメジャークラフトのジグパラマイクロスイムの使い方・インプレッションを。
ジグパラマイクロスイムはアジングやメバリング、メッキゲーム等ライトゲーム用の小型メタルジグになる。
実際にこのメタルジグを使ってみての印象や、「ジグパラマイクロ」と「スイム」の使い分けなどを紹介していく。
狙うターゲットの特性であったり、アクションの与え方でどちらが適しているのかは変わってくる。
それじゃあ早速、本題へと話を進めていこう。
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ジグパラマイクロスイムの重さ・カラーラインナップ
ジグパラマイクロのウェイトバリエーションは3g、5g、7g、10g、15g。
基本的には、アジングやメバリングを始めとしたライトゲーム全般~スーパーライトショアジギング位までカバーできる。
カラーラインナップはこんな感じ。
ジグパラマイクロを「サクッと」インプレ!
まずはジグパラマイクロスイムの使用感について、簡単にまとめておこう。
- 対象魚:メバルやアジ、カマス、メッキなどにおすすめ
- 飛距離:安定した飛行姿勢で良好!
- フォール姿勢:フォール速度は速め。フォールアクションは使い難い
- アクション:スローな巻きではハイピッチで動く。速度を上げるとワイドなウォブルに変化
- 使い方:基本的には横方向の誘いを意識して使うと良い
ザックリとインプレするとこんな感じかな。
各項目について、より詳しく紹介していこう。
ジグパラマイクロスイムで釣れる魚・ターゲット
コンパクトボディのジグパラマイクロスイム。
メバルやメッキなどの小型の肉食魚はもちろん、ヒイラギやヘダイなど何でも釣れた実績がある。
あとはバチ抜けパターンのシーバスなど、小型のベイトを偏食するパターンに使ってもかなり面白そうな感じだ。
巻きが効く魚におすすめ!
ジグパラマイクロスイムの特性を活かすためにも、基本的にはただ巻きを中心に横方向の誘いで狙っていく魚に対して使い勝手が良い。
具体的には、メバルやアジ・カマス・メッキなどかな。
一方でカサゴやハタなどを狙う時は、個人的にはノーマルのジグパラマイクロの方が使い易いと感じる。
飛距離
ジグパラマイクロスイムは小型のメタルジグの中でもよく飛び、安定した飛距離が魅力的!
後方寄りの重心設定で飛ぶ!
ジグパラマイクロスイムはセンター後方に設定されたウェイトバランス・スリムボディが特徴になる。
飛行姿勢はかなり安定していて、横風や向かい風が吹いてもクルクルと回り難い。
同じウェイトのジグと比較しても、かなり飛距離が出ると感じている。
だから沖合に魚が散っている時・向かい風のシチュエーションなどで非常に使い勝手が良く、ルアーを遠投するのが苦手な初心者の方でも楽に飛ばせるはず。
プレッシャーが高い場所のメバリングなどでもこの飛距離は武器になり、沖合のスレていない個体を直撃できるメリットはデカい。
フォール姿勢
ジグパラマイクロスイムのフォールアクションだが、正直言って食わせを期待するのはちょっと難しい感じがする。
イレギュラーにスパイラルしつつ・ストンと落ちる
センター後方寄りの重心設定のジグパラマイクロスイム。
フォール速度は結構早く、イレギュラーに回転しつつ尻下がりで落ちていく。
だから巻きやジャークで誘いを掛けてフォールで食わせたいのであれば、もう少しヒラヒラと滞空時間のあるジグを使う方が個人的にはおすすめだ。
フォールで食わせを意識したい時は、ちょっと強めにテンションを掛けてあげてフォール速度を遅くしつつ、ジグが変に暴れないようにすると良いかな。
そうすればイレギュラーな水平フォールはできないものの、カーブフォールでバイトを誘うことができる。
ジグパラマイクロスイムは巻きに特化したジグなので、フォールの食わせ能力はあまり高くない印象。
フック絡みは発生しにくい
前後トリプルフックがセットされているジグパラマイクロスイムだが、軽くテンションを掛けてフォールさせればトラブルは全く気にならない。
多少風が強い状況下であっても、フォール中にテンションを少し掛ければフックがリーダーを拾うことは起きにくい。
だからキャストを無駄にすることもなく、集中して釣りが出来るのはありがたい。
アクション
次はジグパラマイクロスイムのアクションについて紹介。
スローではハイピッチに動く
ジグパラマイクロスイムはリトリーブ速度を変えることで、アクションが変わる性質がある。
スローな巻きで使用すると、ボディの中心を軸として左右に震えるようにアクションする。
レスポンスの良さはまずまずといった感じで、デッドスローではアクションが立ちあがらないことがあるが、一般的なスローリトリーブなら十分動く。
だからワーム感覚でただ巻きするだけでも十分魚が釣れ、楽に使えるので使い勝手が良い。
速度を上げるとパタパタ系のアクション
スローな巻きから速度を上げていくと、頭付近を支点にしたパタパタと泳ぐアクションに変化していく。
ピッチは比較的速く、ゆったりと滑らかに泳ぐというよりはアピール力が高く・元気にスイミングする印象だ。
更に速度を上げていくと、最終的には水を受けきれなくなってイレギュラーにスピンする。
基本的には、スピンを起こす手前位までの速さで使用するのが良いだろう。
ジグパラマイクロスイムの使い方
私が実際にジグパラマイクロスイムを使う時、どんな風な使い方をしているのか紹介していこう。
ただ巻き
ジグパラマイクロスイムの最も基本・かつ良く釣れるのがただ巻き。
使い方はシンプルで、任意のレンジまでテンションフォールで沈めてからただ巻き。
リールを巻く速度は、一定層をキープできるスローリトリーブが基準。
7gや10g程度を使用するなら、私の場合は1秒間にハンドル1回転以下がメインかな。
この使い方で活性が低い沈み気味の魚を拾うことが出来るし、トリプルフックが2個ついているのでフッキング率も結構高い。
また、水深が深い場所だったり、少し早めの速度で巻くときは時々フォールを入れてレンジキープをする。
基本的にはハンドル2回~10回くらい巻いて誘って来たら、元のレンジに戻るまでテンションフォールで沈めなおす。
こうすることで、かなり低活性の魚や沖の深場に落ちている個体を狙い打ちできる。
まずは見える範囲でジグを泳がせてみて、どのくらいの速度があればアクションが立ちあがるのかをしっかり把握しておくのがベスト。
シェイキング
基本的にはただ巻きで十分釣れるジグパラマイクロスイムだが、アクションに変化を出すにはシェイクリトリーブも良い。
あまり大きくアクションを与える必要はなく、穂先を10~20cm位シェイクしつつリールを巻いてくる。
そうするとイレギュラーにアクションが乱れつつスイミングするので、アピール力を少し強く出来る。
シェイキングやただ巻きは1投の中でも組み合わせるのがおすすめ。
ただ巻き後のシェイクや・シェイク後のただ巻きなど、ジグの動きに変化が出た時にバイトも良く出るからね。
ジグパラマイクロスイムを使う時はこんな感じで動かすことが多く、基本的には巻くだけで十分魚は釣れる。
ジグパラマイクロとスイムの違い・使い分け
「ノーマルのジグパラマイクロ」と「ジグパラマイクロスイム」。
この2つのジグはどうやって使い分けたらいいのか、私なりの考え方を紹介。
ジグを操作したり、フォールを使うならジグパラマイクロ
ノーマルのジグパラマイクロの良さは、ジャークに対する滑走や滞空時間のある水平フォールになる。
だからロッド操作でジグを水中で飛ばしたり、フォールでバイトを拾いたいならノーマルのジグパラマイクロの方が自由な誘いが出来る。
私の場合はカサゴやハタ・カンパチなどを狙う時は、ジグパラマイクロスイムは使わない。
これらの魚は、水平フォールやイレギュラーなジャークアクションに反応が良いからだね。
また、根掛かりが多いポイントでボトム周辺を探る時もトリプルフック×2のジグパラマイクロスイムは根掛かりが増えやすいのでおすすめしない。
基本としては、根掛からない場所や中層を横方向に探る時に使うジグだと覚えておくと、シンプルに使い分けが出来るはず。
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