さてさて、今回はライトゲーム対応の小型スピンテールジグのインプレッションを。
マドネスバクリースピン6グラム。
超小型ボディ+シリコンブレード搭載で、金属ブレードを採用しているスピンテールとは違った波動を出すルアー。
バクリースピンをメッキ・カマス・セイゴなどを狙った「ライトゲーム五目釣り」に使ってみた使用感について、ちょっと詳しくインプレッションしていく。
アイテム選びの際の参考になったら嬉しく思う。
バクリースピンのスペック・カラーラインナップ
バクリースピンの6のスペックだが、
- 全長:45mm
- 重量:6g
- フック:#12
非常にコンパクトながら6gの重量があるのが特徴的で、この重量差によって他のマイクロスピンテールジグとの使い分けも簡単にできる。
カラーラインナップについてはこんな感じ。
バクリースピンを「サクッと」インプレ!
バクリースピンの使用感について、私なりの印象を簡単にまとめておこう。
- 特徴:シリコンブレードによる柔らかい波動+飛距離・レンジキープの容易性が◎
- 引き抵抗:シリコンブレードの効果か、柔らかいブルブル感。立ち上がりは抜群に良い
- ライン絡み:フロントフック仕様でライン絡みはかなり少ない
簡単にインプレッションするとこんな感じかな。
バクリースピンの特徴
まずはバクリースピンの特徴について、私なりの考えを紹介していこう。
バクリースピンの外見的な特徴としては、柔らかなシリコン製のブレードにあると思う。
しかし、実際にバクリースピン6を使ってみて感じた大きなメリットとしては、安定した飛距離とレンジキープの容易性だ。
安定した飛距離
飛距離に関しては6gという軽量なライトゲーム用スピンテールジグだが、投げてみるとめっちゃ飛ぶ。
4cm~5cm前後のライトゲーム対応のバイブレーションなどと比較しても飛距離は伸びるし、軽量ジグヘッドと比べたらその差は圧倒的だ。
なのでライトなシーバスゲームやメバル・メッキ・カマス等「ちょっと沖合いに落ちた個体」を狙ったりする時、使い勝手が抜群に良いんだよね。
多少の向かい風なら飛行姿勢が大きく乱れることなく・スムーズに遠投できるので、ワームや小型バイブレーションでは取りこぼしていた範囲の魚までが視野に入ってくる。
浮き上がり難さ
スピンテールジグやバイブレーション・メタルジグなどをライトゲームに使う場面の1つとしては「深場攻略」が挙げられる。
ライトゲームでベーシックなのはやっぱりワーム+ジグヘッドの組み合わせだろう。
しかし、小型のワームだと港の中の航路や水深が深い場所に落ちている個体を探るのは、テンポが悪くなりすぎたり・ワームを大きくしないと探りにくい。
こういう時に高比重系のルアーが効果を発揮するわけだね。
バクリースピン6は超コンパクトシルエットのスピンテールだが、その比重+バランスによって一定層をキープするのがめちゃ楽。
感覚的にはメタルジグに近い感じで、一般的な小型スピンテールやバイブレーションよりも浮き上がりにくいと感じている。
だから私の場合は深場狙いのカマスやメッキ釣りで特に活躍していて、
- 沖に遠投して一旦ボトムを取る
- ボトムから1m程度までのレンジをスローに探る(水深がかなり深い場所はストップアンドゴーも使う)
このパターンで深場に落ちた個体をいい具合にキャッチ出来ている。
ライトゲーム用の小型ルアーでは探りにくくなってくる、4m・5m以深の「ちょっと深めのレンジ」も丁寧に探れば十分対応できる。
使用感・引き抵抗
次に、バクリースピン6の使用感・引き抵抗についてインプレッション。
柔らかな引き心地
バクリースピンの特徴であるシリコン製のやらかなブレード。
この効果の為か、引き抵抗としては明確で硬いブルブル感はなく、柔らかくてマイルドな使用感がある。
引き抵抗はちょうど良い感じで、一般的なアジング・メバリングロッドで使用しても特に重たい感じはない。
遠投するとブレードのバイブレーションを明確に感じるのは難しいが、引き抵抗として穂先に重さが乗ってくるので使用感は悪くない。
立ち上がりは良好
シリコンブレードの立ち上がりについては十分満足出来るレベル。
回転半径はしっかりとしていて大きく、巻き始めからマイルドに・スムーズに回転する。
フォール中もしっかりブレードが回転してくれるので、ただ巻き以外にも細かいリフトフォールでテンポを落として探るのも可能。
ライン絡み・トラブル発生の頻度
次に、スピンテールジグの宿命でもあるライン絡みについて。
フロントフック仕様でトラブル少なめ
スピンテールジグはブレード部分にフックがついているものと、そうでないものがある。
バクリースピン6は、トリプルフックがフロントに1つセッティングされたオーソドックスなタイプ。
これによりラインが絡む面倒なトラブルは非常に少なく、ラインテンションにさえ注意して釣りをすればかなり快適に使用できる。
トリプルフックが1本だからといって掛かりが悪いような印象は持っていないが、フッキングに持ち込めないテール付近へのバイトが集中する時は2フック仕様のスピンテールと使い分けるのが無難だろう。
バクリースピンはフックの数が少ない分、ライン絡みは明らかに少ないのは間違いない。
他のスピンテールジグとの使い分け
バクリースピンは「飛距離が出てレンジキープが楽」というのは紹介した通り。
外見的な特徴でもある、シリコン製のブレードをどうやって使い分けるのか?
ナチュラルな波動・スレ対策に
一般的な金属製ブレードとの違いとしては、その波動と金属素材特有の「明滅が強いフラッシング」の有無。
バクリースピンのシリコンブレードはナチュラルな波動を生み出し、リアクション的にアピールする効果は弱めだという認識をもっている(バクリースピンはカラーによって銀粉塗装のブレードもあるが、金属素材の反射とは違いがある)。
しかし、その分場荒れが起きにくかったり、スレている個体に対しての高い食わせ能力などがメリットになってくると考えている。
なので釣り人によるプレッシャーが高い場所や、小場所や常夜灯狙いの釣りでもバクリースピンは比較的使い易いルアー。
私の場合、逆に濁っていたり海面が波気だっている時、ブレードの反射によるリアクションバイトを狙いたい時は「金属素材のスピンテール」を好んで使う。
この辺りは金属ブレード装備の一般的なスピンテールとはアピールの質が変わってくるので、上手く使い分けると良い。
バクリースピン6のインプレッションとしてはこんな感じで、
- 遠投性に優れ・レンジキープが楽で浮き上がりにくい
- シリコンブレード採用でスレ難くナチュラル
この2点を抑えて使う場面を選んでいけば、シンプルな使い分けが出来るはず。
ブレードの回転も滑らかでいかにも釣れそうな動きをするので、小型のスピンテールジグを探しているという方は参考にどうぞ。
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