こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はダイワから発売されているライトゲーム用ミノー、月下美人夜霧Zの使用感やアクションの特徴・使い方などを詳しくインプレ。
夜霧Zはライトゲーム初心者の方にも扱いやすく、基本のミノーとして使い勝手の良さが際立ちますね!
どちらかというとアピール力を重視したタイプで、ある程度テンポよく魚を探していきたい時におすすめ。
忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住
- 現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
月下美人夜霧Zのスペック・ラインナップ
夜霧Z 42F・42S(シャローモデル)
- 全長:42mm
- 重量
- 42F:1.9g
- 42S:3.7g
- フック:#14
夜霧Z42F、42Sはオーソドックスなショートリップのシャローミノー。
私が使用しているのは42Sのシンキングモデルで、汎用性を求める方におすすめ。
夜霧Z 42F-DR・42S-DR
- 全長:42mm
- 重量
- 42F-DR:2.1g
- 42S-DR:3.1g
- フック:#14
ライトゲーム用プラグとしては少し珍しいロングリップのダイビングモデルがDR。
正直言って使うシチュエーションとしてはやや限定され、足場が高い釣り場やシャローミノーでは魚のチェイスがあるものの、食い切らない状況で効果を発揮。
引き抵抗がかなり大きくなるので、好みは分かれやすい印象。
管理人はフローティングモデルのDRを使用中。
まるなか
魚種問わず色々狙ったり、汎用性を求めるならシンキング。常夜灯周りに浮いたメバルやセイゴを狙うならフローティングがおすすめ
夜霧Zを「サクッと」インプレ!
夜霧Zの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:優秀
- フォール・レンジ:ウェイトの位置で尻下がり・水平姿勢のコントロールが可能
- アクション:非常にハイレスポンスでキビキビ動く。ハイアピール型のミノー
- 使い方:ただ巻き・トゥイッチ(ジャーク)・ドリフトなどなんでも
- 適したシチュエーション:小粒ながら存在感が強く、魚を引っ張るパワーはしっかり備わっている。メバル・セイゴ・メッキなど何でも
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
42mmというサイズ感で、10cm台~20cm程度までの小型のターゲットにも使いやすいミノーですな。
操作感が非常に分かりやすく、ライトゲーム初心者の方にもなじみやすい印象。
飛距離
球状の重心移動システム搭載
夜霧Zは42mmとかなり小粒なミノーですが、球状の重心移動システムを搭載。
重心が移動する幅は比較的狭くなっていますが、キャストしてみればその効果ははっきりと分かります。
特にリップが短いシャローモデルは飛行姿勢の安定度が高く、固定重心のミノーと比較すると明らかに投げやすい。
多少風が吹いていても、リリース時に飛行姿勢がしっかり決まればスパッと飛びますね!
実際の飛距離
私が使用しているのは夜霧Zシャローモデルのシンキング・ダイビングモデルのフローティングになります。
PEライン0.4号を使用したライトゲームタックルでキャストすると、
- 夜霧Z42S:約30m
- 夜霧Z42F-DR:約25m~20m後半
だいたいこれくらい。
40mm台前半の小粒なミノーとしては比較的優秀ですよ!
まるなか
フォール・レンジなど
ウェイトの位置で沈下スピード・姿勢の調整が可能
最近はマグネット式やスプリング式の重心移動システムも多いですが、夜霧Zはシンプルな球状ウェイトが移動するタイプ。
この手のウェイトは着水後にワンアクション与えることでウェイトが前方に移動するんですね。
アクションの立ち上がりの悪さが目立ちやすいデメリットがありますが、一方でウェイトの位置をコントロールできるメリットも。
シンキングモデルは着水後そのまま沈下させることで、尻下がりの姿勢でやや速めにフォール。
ロッドを「チョン」と煽ってウェイトを移動させると、水平気味の姿勢でローリングを伴うスローフォールに変化。
フォール中のローリングアクションはやや大きめで、止めた時でも勝手にミノーが動いてアピールし続けます。
レンジ
夜霧Zのレンジですが、シャローモデルは水面直下~50cm・60cmくらいまで。
ダイビングモデルは50cm前後~1.5mくらいまでのレンジを狙うのが得意ですね。
ある程度はロッドの角度やフォールの時間(シンキングモデル)・リーダーの素材や長さで調整はできますが、深いレンジを攻める時は、ある程度重たいジグヘッドリグやバイブレーション・メタルジグなどとローテーションが必要ですね。
基本的にはシャローモデルが使いやすいですが、ダイビングモデルは足場が高い堤防などで活躍しますね!
夜霧Zのアクション・使い方
ただ巻き
夜霧Zは非常にキビキビとレスポンス良く動くタイプのミノー。
ナチュラルにヌルヌル動くミノーではないので、中~高活性時に使いやすいと感じます。
重心移動のモッサリ感は無く、スローなリーリングでもブリブリとワイドなウォブリングでしっかりアクション。
シャローモデルでも穂先に伝わる操作感は結構明確で、ダイビングモデルの操作感は少し重ため。
良く動くミノーの代表格にバスデイのシュガーミノーなどがありますが、シュガーミノーよりも波動は更に強くなっています。
トゥイッチング・ジャーキング
ただ巻きでもしっかり泳ぐハイアピールな夜霧Z。
ロッド操作に対するレスポンスもかなり良く、クイックなヒラ打ちダートを発生。
シャローモデルはLクラス程度のライトゲームロッドで十分扱うことができますが、ダイビングモデルは抵抗が大きく、トゥイッチングよりもジャーキング向きかな。
ダイビングモデルをジャークで操作すると、イレギュラーにワイドなダートアクションが出せますね。
ラインスラッグをうまく使うことで、ワープするように鋭く飛びます。
シンキングモデルは水平フォールで食わせ能力・滞空時間に優れているので、少し長めにポーズを入れて落とし込む使い方も効果的。
メッキやデイゲームのセイゴ狙いでは、ただ巻きよりもロッドアクションを入れた使い方がおすすめ!
ハイアピールな特性を活かし、ランガンしたい時にもおすすめです。
ドリフト
夜霧Zはキビキビ泳ぐミノーなので、弱い水流でもアクションが立ちがりやすいメリットがあります。
食わせを重視したドリフトでは動きが弱いミノーやシンペンを使うことが多いですが、狭いスポットでミノーを動かしたい時は夜霧のようなミノーを使うこともあります。
基本的な使い方としては、
- キャスト後、ロッドを軽く煽ってウェイトを入れる
- ラインを張らず、緩まずの状態を基本にして風や流れにミノーを乗せる
- 時々ラインを少し張って一点で留めてミノーを泳がせたり、1~2回の軽いロッド操作を与える
- 再び流す
こんな感じの繰り返しが基本。
水面でライズが発生している時はフローティングモデルを使い、水面にミノーを浮かせたドリフトやシェイクでネチネチ誘いを掛けるのもおすすめですね。
まるなか
適したシチュエーションなど
夜霧Zはライトゲーム五目に対応できるコンパクトなミノーですね。
メバルやアジ・セイゴ・メッキ・小型のカマスなど、なんでも釣れます。
岸壁沿いや根回りをスローに・フォールを意識して誘えばカサゴやソイ・ハタなどの根魚も良く釣れます。
42mmとサイズがやや小さめなミノーなので、20cm台前半・中盤くらいまでの魚を狙う時におすすめかな。
魚のサイズが大きい時は、50mm~60mmクラスのミノーの方が使いやすいことがあります。
アピール力が比較的高い特徴があるので
- 広範囲をテンポよく流して活性が高い魚を効率よく探したい
- 餌を積極的に追ってライズしている
- 水が濁っている
- やや海が荒れ気味
このような時に活躍しやすいですね。
根周りをトゥイッチ&フォールで探り、レアなオオアオノメアラをキャッチ。
水平姿勢のフォールは食わせ能力が高いですよ!
まとめ!
今回はダイワの月下美人夜霧Zの特徴や使い方を詳しくインプレしました。
- 重心移動システム搭載。飛行姿勢の安定度など、投げやすさに優れている
- 重心の位置でフォール姿勢の調整が可能
- フォール中・アクション時のアピール力は高く、キビキビとワイドに動いて明確な操作感
- メバルやアジ・セイゴ・メッキなど五目釣りに対応
- 42mmのサイズ感でターゲットがやや小さい時にも使いやすい
- シャローモデル・ダイビングモデルあり。おすすめはシャローモデルのシンキング
要点をまとめるとこんな感じですね。
40mm台前半のミノーとしてはかなり投げやすく、分かりやすい操作感でハイアピール。
しっかり泳ぐコンパクトなミノーを探している方に、これは中々使いやすくておすすめできますね!
種類がありますが、基本になるのはシャローモデルのシンキング。
スパッと飛んで良く泳ぎ、ベーシックなライトゲーム用ミノーとして活躍!
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