こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はダイワのショアスロー対応のメタルジグ「サムライジグスロー」をインプレッション。
少しサイズが落ちましたが、悪くはない☺️
今日も狙って2匹とワカナゴ沢山★ pic.twitter.com/KflyLUdYkp— まるなか (@marunakafish) July 29, 2020
サムライジグスローはその名の通りスロー系のジグとして設計されている。
しかし、実際に使ってみると一般的なスロー系ジグとは若干違った味付けになっており、速いテンポの釣りに対する対応力が高い印象。
なのでスロー系ジグとしての使い方だけではなく、青物狙いのような多少スピーディーな誘いでも使い勝手が良い。
飛距離とアピール力、小刻みなジャークに対応できるショアジギング用メタルジグを探している方に、サムライジグスローはおすすめだね!
▼【おすすめ記事】ショアスロー用おすすめジグを特性別に解説!
ショアスロー用おすすめメタルジグはコレ!実際に使い比べて特性別に解説
ダイワ サムライジグスローのスペック・ラインナップ
まずはサムライジグスローについて、ラインナップを簡単に紹介。
- 重量:20g、30g、40g、50g、60g
- 重心設定:センター後方寄り
- 左右非対称形状
重量ラインナップは20g~60gとなっており、スーパーライトショアジギング~ライトなショアジギングまで対応できる。
標準でフロントダブル、リアシングルのアシストフック仕様になっているので十分そのまま使える。
カラーラインナップについてはダイワの「サムライジグスロー商品紹介ページ」を参考にどうぞ。
サムライジグスローを「サクッと」インプレ!
ここからが本題で、サムライジグスローのインプレッションを進めていこう。
まずは私なりの印象についてざっくりとまとめておく。
- 飛距離:超飛ぶ!
- 沈下速度:若干速め
- フォール姿勢:水平気味の姿勢でヒラヒラと沈下
- アクション:ただ巻きではパワーのあるテールスイング。ジャークに対してはイレギュラーに・クイックに動く
- 使い方:スロー系ジグとしては若干速めのジャークやただ巻きがメイン
- ターゲット:青物、底物とオールマイティ
簡単にまとめてみるとこんな感じで、一言でいうと小粒で超カッ飛び・レスポンス良くキビキビ動くジグって感じかな!
飛距離
サムライジグスローの特徴の1つがその飛距離。
一度キャストしてみると、そのキャスタビリティーの高さが分かるはずだ。
センター後方寄りの重心で飛行姿勢超安定!
サムライジグスローの重心設定だが、若干後方寄りに設計されている。
この重心設定は飛距離にかなり大きく影響を与えているらしく、飛行姿勢が抜群に良い。
また、サムライジグは重量の割に非常にコンパクトなボディ設計となっており、空気抵抗が小さい。
私がスーパーライトショアジギングで使用している20gのモデルはこんな感じで、手のひらに楽々収まる一口サイズ。
この「コンパクトなサイズ+重心バランス+肉厚なボディ形状」によって風が吹いても飛行姿勢が非常にブレにくく、一直線にスパッと飛んでいく。
20gで90mオーバーの飛距離
実際に私が20gのサムライジグスローを0.8号のPEライン+スーパーライトショアジギングロッドを使用してキャストすると、90m以上の飛距離が出せる(ラインのマーキングで測定)。
無風時でだいたい90m+α~95mほど飛ばせており、1~2mほどの弱い追い風が吹くと100m以上のカッ飛びだ。
この飛距離は後方重心のスリム系ジグにも全く劣らないレベルで、サムライジグスローの方が全長が短いので横風への対応力では上かな。
飛距離に関しての不満は全くなく、キャストしたらその飛び具合に予想外だった。
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フォール
サムライジグスローはセンター後方の重心設定だが、フォールはヒラヒラと水平気味の姿勢で落ちていく。
若干速めの沈下速度
スロー系ジグというと、ワイドなスライドアクションをしつつのゆっくりなフォールをイメージするかもしれない。
しかし、サムライジグスローの場合はボディがかなり肉厚に設計されている為、フォール速度は意外と早い。
なので着底把握も比較的容易にでき、ディープエリアの深いレンジを攻めるのも得意なメタルジグという印象がある。
風が強い状況下でも使いやすいジグなので、この辺りは狙う釣り場の水深や操作方法によって他のジグと使い分けがしやすい。
スライド幅は狭め
平たい形状のショアスロー用のメタルジグはイレギュラーにスライドしながらフォールしていくものも多い。
サムライジグスローの場合は速めの沈下速度に加え、フォール時のスライド幅も比較的抑え気味。
なのでイレギュラーなスローフォールで魚に食わせるというより、少し早めのフォールで「魚の前にストンと落として食わせるタイプ」のジグだと感じている。
サムライジグスローの使い方・アクションの特徴
サムライジグスローのアクション・使い方の代表的なパターンについて、私なりのものを紹介しておこう。
ただ巻き
サムライジグスローは若干後方寄りに重心が設定されている為、ただ巻きでも結構強くアピールする。
なのでボディサイズはかなり小粒なものの、巻いた時のパワーはしっかりあって穂先に波動を感じることができる。
多少風が強くてもラインを張った状態を作り出しやすく、操作感が分かりやすいのはありがたい。
アクションの質としては大きめのテールスイングで、パタパタと強めのアクションでしっかり動いてくれる。
レスポンスは高いのでスローなただ巻きでも十分使えるし、青物狙いの時の若干速めの巻きにも対応可能だ。
私の場合はひたすらただ巻きで使用するのではなく、リールのハンドルを2回~5回くらい巻いたら一瞬穂先を送り込んでテンションを抜いてフォールさせることが多い。
その方がジグの動きに変化が出るので、青物・底物問わずにバイトチャンスが与えやすいと感じている。
1/2ピッチ・ワンピッチジャーク
ジャークアクションでサムライジグスローを使用するのであれば、大きなジャークではなく手首とリーリングを使用した小刻みなジャークがおすすめだ。
ジャークするとクイックにジグが持ち上がり、比較的短めの滞空時間でフォールに移行するぞ。
なので、このジグを使う時は若干速めのピッチで「小刻みにジグを持ち上げていく」イメージで使用するのが良い。
その方が、ジグのクイックなアクションと滞空時間の短さを活かしたイレギュラーな動きによる誘いが、より効果的になると感じる。
それで食ってこない時は一瞬テンションを抜いてフォールさせたり、少し早めの巻きに移行すると、ジャークに食ってこなかった魚がバイトしてくることもあるね。
ジャークの回数はただ巻きの時と同じく、だいたいリールのハンドルを2回~5回転くらいをワンセットにすることが多い。
ワンキャストの中でも短めのジャークとフォールのセット・長めのジャークとフォールのセットを混ぜてみると、ワンパターンな誘いになりにくい。
ジグの誘いは単調になりすぎると、魚が追尾してきても食わない原因になることがあるから気を付けよう。
サムライジグスローで狙えるターゲット
サムライジグスローで狙えるターゲットや適したシチュエーションについて、少し詳しく紹介しておこう。
青物・底物問わず使用できる
サムライジグスローは抜群の飛距離とクイックなレスポンスにより、ターゲットを問わずにオールラウンドに使える。
なのでブリやカンパチ系の青物をはじめ、ハタやヒラメ・マゴチ・カサゴ・ソイなど、特にターゲットを絞る必要はない。
どちらかというと
- 水深が深い場所
- 潮が速く、ジグのコントロールが難しい場面
- クイックな操作でジグをチョコチョコ動かしたい
- 速めのフォールでリアクションバイトを狙いたい
このような時に使いやすく、フワフワとスローに見せて食わせるタイプのショアスロー用ジグという印象はあまりない。
より滞空時間の長いイレギュラーフォールで見せたいのであれば、例えばジャクソンのギャロップアシストスローフォールなどがおすすめかな。
このジグはかなりイレギュラーにフォールするタイプのジグになり、サムライジグスローよりも良く動くタイプのジグになる。
フックセッティングについて
サムライジグスローを使用する時のフックセッティングについて、簡単に紹介しておこう。
基本はそのままでOK
青物やハタ・ソイ・カサゴなどを狙う時は基本的にパッケージから出した状態の「フロントダブル+リアシングル」のアシストフックで問題ない。
使用するラインの号数や根掛かりの有無によってフックの強さは変えた方が良いが、フックのセッティング自体はそのまままで十分魚は釣れている。
ヒラメ・マゴチなどを狙う時
ヒラメやマゴチのように「口が硬くてフッキングが難しい魚」を狙うのであれば、リアをトリプルフックに交換するのも良い。
フラットフィッシュは口周りの構造が非常に硬い為、針が刺さった場所によっては貫通するのが非常に難しい。
また、ヒラメやマゴチはリアフックへのバイト率が高くなりやすいので、フッキングミスやバラシが目立つときは掛かり重視のトリプルフックに交換するのも1つの手段だね。
サムライジグスローのインプレッションはこんな感じで、超カッ飛びな少し速めのフォールが特徴的なジグになる。
スローな誘いだけでなく、少し速めの小刻みな誘いにも使いやすく、ターゲット問わずに使えるメタルジグだね!
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