さてさて、今回はZEAKEから発売されているヒラメ用のジグヘッド(ワーム?)
S-グラビティーヘッドのインプレッションを。
ちょっと目新しさのある「プラグとワームのハイブリッドしたような形のルアー」なので、21gのモデルを購入して使ってみました。
14g、21g、28gのラインナップがあるので、遠浅のサーフ~港湾部などの水深がある場所のフラットフィッシュゲームまで広く対応できる。
釣果としてはヒラメやマダイなどをキャッチすることができ、使用感も私なりに掴めてきたのでレビューしておきます!
それじゃ早速、Sグラビティーヘッドのインプレッションをしていこう!
ZEAKE Sグラビティーヘッドを「サクッと」インプレ!
まずはSグラビティーヘッドの大まかな使用感をまとめておこう。
- 飛距離:思ったよりは飛ぶが、一般的なジグヘッド+ワームよりも飛距離は劣る
- 着底感度:フォールスピードの遅さの割には着底の把握はわかりやすい
- レンジキープ性:非常に浮き上がりが良いので、ボトムから上のレンジをスローに誘える
- アクション:テールが大きく、非常に強い波動で泳ぐ。ロッドに伝わる抵抗も大
全体的な印象としては、ヘッド+ワームの形状から来る「浮き上がりの良さ」を活かしたシャローエリアの攻略におすすめか。
一方で引き抵抗が強いので、軽快な使い心地が好きな方には少しかったるいかもしれない。
S-グラビティーヘッドの飛距離
一見するとエギのシンカーに似た形状のSグラビティーヘッド。
使う前はエギと同じく、「全然飛ばないんじゃね?コレ」という印象があったが、実際にフィールドでキャストしてみると予想以上に飛んでくれる。
飛行姿勢も思いのほか安定しているが、付属のワームの抵抗が大きいので、それがブレーキになっている為か良く飛ぶとまでは言えない。
普段私が使っている20g前後のジグヘッド+一般的なシャッドテールワームが60m~65m前後飛ぶとすると、
このSグラビティーヘッド21gの場合は「大体50m~55m少し切るくらい」の飛距離になることが多かった。
サーフのヒラメ釣りに必要最低限の飛距離は確保してはいるが、満足できる飛距離とまでは言えない印象があるね。
着底感度
サーフのヒラメ釣りでは、着底把握の容易性は意外と重要。
特に風が強い時や、潮の流れが早い時はルアーがボトムに到達したかどうかが分かり難いと釣りに集中できない。
Sグラビティーヘッドを使った印象としては、スローフォールの割にはテンションの抜けが分かりやすい感じ。
私が使用したのは21gのモデルで、フルキャストした場所の水深が5m~10m位までのポイントだが、着底把握に苦労することは無かった。
着底感度については特に不満は無し。
レンジキープ性能
Sグラビティーヘッドの最大の特徴に感じるのが、一般的なジグヘッドよりも「圧倒的に浮き上がりが良い!」という事。
これにより、同じ重さのヘッドを使うならば非常にスローに誘うことが出来るし、波打ち際の浅い場所をネチネチ攻めるのも簡単にできる。
マダイをキャッチした時は、ボトムまで着底を取り、スローなただ巻きでゆっくりとレンジを上げていく時にヒットした。
付属のワームもテールが非常に大きく、水を強く掴むので相乗効果で浮き上がりが良いんじゃないかな。
一般的なジグヘッドリグを使うと、ボトムをズリズリしてしまう・・・・。しかし、ジグヘッドの重さを軽くすると使いにくい。
こういう条件下ではSグラビティーヘッドはかなり活躍するルアーになってくると感じた。
見える範囲でルアーを操作してみると、Sグラビティーヘッドは頭の方向を上下に操作するのが非常に楽。
だから簡単に浮上させることができ、細かくレンジを上げて誘うのが誰にでも楽に出来るのだと思う。
Sグラビティヘッドのアクション
付属のワームをそのまま使用した場合、Sグラビティーヘッドはかなり強い波動を出す印象。
シャッドテールワームの中でも、テールのサイズは大きい分類。
アクションの質としては、強めのウォブルの中にロールが混じる感じで、アピール力はかなり強いと思う。
ワームがフォールしていく最中にも、軽くテンションを掛けるとブルブルという波動が強く伝わってくる。
リトリーブ時の波動・引き抵抗もかなり強く、デッドスローに巻いてもレンジキープをしつつワイドなアクションで使えるようになっている。
一方では潮の流れが早い時などは引き抵抗が非常に強く、長時間引いていると疲れやすい印象もあるかな。
また、引き抵抗が弱いルアーの方が好きな方の場合、強い引き抵抗にちょっと違和感が出てくるかも。
私自身巻きが重たいルアーはそこまで好きではないので、もう少し抵抗が軽いワームに変更して使った方が私的には使い易いだろう。
Sグラビティーヘッドを使う場面
実際にSグラビティーヘッドを使ってみて、どんな場面で使用するのが良いか?
状況が分からない時の先発としては、私の場合は一般的な形状のジグヘッド+ワームで入る方が無難に感じる。
その中で、
- スローな誘いでボトムを切って釣りをしたい時
- 潮の流れがスカスカで、ルアーがボトムを引きズリ易い時
- シャローエリアや、波打ち際を丁寧に釣りたい時
こういった時にはSグラビティーヘッドの出番が来るかなと。
基本としては、「もう少し引き抵抗が軽くて、飛距離が伸びるルアーを使いたい」という考えがあるので。
空気抵抗が小さいワームに変えれば、飛距離についてはもう少し良くなると思うので改善はある程度容易に出来るだろう。
しかし、その分テールの抵抗による浮き上が易さへの影響があると思うので、どういうワームが自分に合っているのかは色々試してみる必要がありそう。
まぁ、この辺はこれから使っていく中でボチボチ見つけていきます。
もうちょっとヘッド部分が短かったら良かったかなぁ
Sグラビティーヘッドで気になる点としては、ヘッドのプラスチック部分が長い事かな。
私がワームを使う時は、「出来るだけワームが持つしなやかさを活かす」ように考えているので、可能な限りワーム素材の柔らかさが出るように使いたい。
そうなると、このヘッド形状だとワーム部分の全長が短くなり、特にピンテール系のワームなどをセットした時に「ワームが持つ微波動」が出し難いように感じてしまう。
この辺りは個人個人の好みによる差が大きいので、仕方ないけどね。
個人的には、もう少しヘッドが短くてワーム部分が長い事。
そしてワームキーパー&リアフック部分の固定方法が、もう少しワームの柔らかさを引き出せるものだったら・・・・。
と感じてしまう部分はある。
とはいっても、魚は普通に釣れているので釣果には影響がなく、あくまで「釣れそうに感じるかどうか」というメンタル的な話ですね!
ZEAKEのSグラビティーヘッドのインプレはこんな感じかな!
特徴的な使用感を持つワームなので、気になる方は使ってみてチョーだい。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!