ロックショアゲームの時期・シーズンの基本の流れとターゲット

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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はロックショア講座をやっていきましょう。

今日のテーマは、ロックショアゲームにおける時期・シーズンの流れや釣れる魚などについて、基本的な知識を紹介していきます。

私自身ロックショアゲームは大好きで、ほぼ毎日のように地磯へ釣行することも良くあります。
しかし、時期によって釣れる魚や難易度は変化しますから、適切なタイミングで釣行するのは超重要ですね。

内容に関しては、全て私の実釣実績を基に紹介していくので、参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
渓流釣りやタナゴ釣り～ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
1年を通じて平均週4日ほど、年間150日～200日近くは磯へ出掛けます
メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

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ロックショアゲームの時期・シーズンの基本的な流れ
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
初心者の方に最適な時期
- 青物・ヒラスズキ狙いのベストシーズン
- ロックフィッシュ狙いのベストシーズン
ロックショアゲームにおすすめしない・釣りにくい時期
- 8月
- 2月～3月上旬
まとめ！

ロックショアゲームの時期・シーズンの基本的な流れ

春

春の始まりは地域によって違いますが、だいたい3月頃から徐々に春の気配が出てきて、梅雨明け前の7月上旬くらいまで春パターンがダラダラと続くことが多い印象です。

主なターゲットとしては、

ヒラスズキ
ブリ
サワラ
ヒラマサ
イサキ(だいたい6月前後から)
根魚全般(ハタやクエは6月前後から)

このようなものが主になることが多いですね。

これらの中でも、春のロックショアゲームでメインになることが多いのは、ヒラスズキや青物でしょうか。

どちらも春シーズンは序盤を中心にサイズが狙いやすく、難易度は少し高くなることもありますが、ランカーサイズの釣果が割と出しやすいです。
ヒラスズキやサワラは5kg前後以上、ブリやヒラマサは10kgオーバーなど、タイミングが合うと大型の接岸に当たります。

一方、春シーズンは結構気難しいこともあり、年によって釣れる・釣れないの差がハッキリと出たり、ちょっとした水温の変化で状況が一気に変わりやすいですね。

ですので、春のロックショアゲームは手堅く釣るというより、一発大物が期待しやすい傾向を感じます。

夏

夏のロックショアゲームは、正直言って魚釣り自体よりも体力的な面でかなりキツイので、体調面に細心の注意が必要です。

夏に釣れる主なターゲットとしては、

ブリやカンパチの幼魚：1kg程度まで
産卵後のヒラマサ
ソウダガツオ・スマガツオ・ハガツオなどのカツオ類
シイラ
イサキ
ハタ・クエなどの根魚
これらが代表的です。

水温が高くなると、大型青物は深場に落ちてしまうことも多く、釣れるサイズとしては小型になることが多いですね。

なお、私の場合は夏は青物狙いはほどほどに、クエやハタといった高水温期に接岸してくるロックフィッシュ狙いがメインになります。
ハタやクエは水温上昇とともに良型が磯へ接岸してくるので、高水温期の方がよく釣れる傾向があります。

夏のロックショアゲームでは、ハードロックフィッシュをメインに楽しみ、お土産としてイサキやカツオなどを狙うパターンが私の定番です。

ロックフィッシュゲームは、魚が釣れる場所さえ分かってしまえば、回遊魚狙いよりもかなり高確率で釣果を上げることが可能です。
回遊待ちの長時間の釣りが嫌いな方にもなじみやすいですね！

秋

秋は、ロックショアゲーム初心者の方にもおすすめなシーズンで、気候的に夏や冬のような過酷さは無く、様々な魚が狙えます。

秋に釣れやすい魚としては、

ヒラスズキ
ブリやカンパチの幼魚：1kg～3kg程度
ヒラマサ：中型メイン
サワラ
ソウダガツオ・スマガツオ・ハガツオなどのカツオ類
シイラ
イサキ
ハタ・クエなどの根魚(10月くらいまで)

こんな感じで、魚種自体も豊富になりますが、少し成長したブリやカンパチの幼魚が回遊してくることも多く、比較的釣果が出しやすいです。

秋シーズンの気配はお盆過ぎくらいから少しずつ出てきますが、本格化してくるのは10月前後からになることが多いでしょうか。
近年は夏場を中心に海水温がかなり上昇しやすくなっていて、秋の魚が釣れだすのが遅くなるパターンもよく見られます。

秋パターンはそのまま12月くらいまで続き、暖流が効く地域では年明けくらいまで秋の魚が釣れたりします。

秋の深まりとともに水温が低下し、釣れる魚の数は減ることが多いですが、ブリやカンパチ・ヒラマサ・サワラなどの回遊魚は徐々にサイズアップしていくのが基本の流れですね。

冬

冬のロックショアゲームは、季節風による荒天との戦いになることが多く、過酷な釣りになることが多いです。
しかし、夏のようなどうしようもない暑さとは違うので、個人的には夏よりも釣り自体はしやすい印象を持っています。

冬のロックショアゲームでは

ヒラスズキ(厳寒期除く)
ブリ
ヒラマサ
サワラ
カサゴ・ソイなどの根魚

これらのターゲットがメインになることが多いです。

ヒラスズキは水温が下がりすぎると難しくなりますが、ブリやヒラマサ・サワラなどは大型が期待できます。
産卵前の個体が多く、丸々と肥えた個体が釣れる可能性も高いですね！

春シーズンと並んで比較的良型の青物が期待できるシーズンではありますが、春ほどの爆発力は無く、単発でポツポツ釣れるくらいのことが多いかな。
春の方が釣れる時と釣れない時の差が大きく、冬は地味に釣れ続ける傾向を感じます。

初心者の方に最適な時期

青物・ヒラスズキ狙いのベストシーズン

これからロックショアゲームに挑戦したい初心者の方で、青物やヒラスズキなどを狙いたい方には、10月～11月頃がおすすめです。

超大型の釣果が出る可能性は低めですが、2kg～3kg前後を中心としたブリやカンパチの幼魚が狙えたり、地域によっては5kg前後のヒラマサが狙えます。
また、11月頃になると、秋のヒラスズキシーズンが始まるので、少し荒れ気味の時はヒラスズキタックルを持っていくと、青物・ヒラスズキの両方が楽しめたりしますね。
サワラもだいたい11月頃からスタートすることが多いですね。

また、ライトタックルを持っておけば、イサキやカツオ類などが狙えますから、ヒラスズキタックルなどで使える40g～50g前後のメタルジグも用意しておくと、不意のナブラなどに対応できます。

ロックフィッシュ狙いのベストシーズン

一方、ロックショアで根魚狙いをしたい方には、狙うターゲットによってベストシーズンは違ってきます。

カサゴやソイ・アイナメなどの場合は11月頃～4月・5月くらいまでがおすすめです。
一方、ハタやクエなどの夏場に接岸してくるタイプの魚を狙うのであれば、7月～9月頃が一番釣果は出しやすいですね。

ロックフィッシュは時期がズレると釣れにくくなりますが、シーズン序盤は釣り場が荒れていないこともあり、うまくポイントに入れると良型がボコボコ連発する可能性が高まります。
一方、シーズン終盤は新しい魚の供給がストップすることが多く、特に人気の釣り場では釣果を出す難易度が高くなりがちですね。

ロックショアゲームにおすすめしない・釣りにくい時期

一方、ロックショアゲーム初心者の方におすすめしない時期について、少し紹介していきます。

8月

8月は釣れる・釣れない以前に気候的な問題ですね。

荷物を持ち込める渡船の場合はまだいいですが、ポイントへエントリーするのに時間が掛かる地磯では、場合によっては熱中症などのリスクが非常に高くなるので危険です。

真夏の気温35度を超すような炎天下、日影が無い磯での釣りは非常に過酷で、私の場合は釣行する場所をかなり選ぶようにしています。
時間が掛かるような険しい磯へは行かず、比較的お手軽にエントリーできる磯へ、長くても3時間程度までの短時間釣行がメインになりますね。

また、夏場はハタやクエを釣るには良いですが、大型青物やヒラスズキは釣れにくいです。
大きな魚を豪快に釣りたい方には、少し物足りない季節になることが多いかな。

2月～3月上旬

次に私がおすすめしないのは、2月～3月頃の低水温期ですね。

3月下旬くらいになると、春のヒラスズキシーズンが徐々に始まってきたりしますが、その前のタイミングはこれといった釣れるターゲットが見つからないことも多く、難易度がかなり高くなりやすいかな。
状況次第では、サワラやブリ・ヒラマサなどが釣れたりしますが、そもそも気配すらないことも多く、忍耐の釣りになりがちです。

私の場合、この時期は撃沈覚悟で浅場に残ったヒラスズキやブリ・ヒラマサを拾う釣りをしたり、お手軽なライトゲームでメバルなどを狙うことが多いですね。