こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は強烈な風が吹き付ける予報です。
しかし、風向き的にあまり波気立たないエリアが好条件になってくるので、タイミングを計って磯へ。
爆風&激流の非常に険しいコンディションの釣行になりましたが、果たしてどんな展開になったのか?
爆風による風・潮で高活性モード!
予報では北風が風速12m~14mほどと、青物狙いには結構シビアなコンディションになりそうです。
もろに風が当るエリアは釣りにならないので、北風を受けてくれる山がありつつ、北を向いているちょっとしたピンポイントへ向かいました。
ここに来るのは少し久しぶりですが、こういう時に大型のヒラマサが釣れた実績があります。
山を越えてポイントへ入ると、予報通り非常に風が強いです。
しかし、波はそれほどなく、離れたところにある山が良い具合に波が立つのをブロックしてくれていますね。
まっすぐ立っているのが大変な状況なので、少し腰を曲げて重心を低くしないと釣りがしにくい感じです。
流れも結構出てきていて激流になってきているので、こういう時はアクションに安定感があるルアーを使わないと釣りになりません。
先発はラフライトヒラマサチューン160Fをチョイスしました。
このダイペンはしっかりとダイブさせてからの安定感のある潮抜けが良いスイミングが特徴的で、波・潮流に対して強いんですよね。
かなりの激流になってきていて下手な川より水押しが強いですが、流心も狙っていきます。
流れが強いと魚が落ち着かないように思えますが、ブリやヒラマサ・カンパチなどの青物は人間が思っている以上の流れでもガンガン差してきますからね。
ダウンクロス気味にキャストし、流れの力でアクションさせつつ、ドリフト気味に誘いを掛けてみます。
このコンディションであれば、割と早い段階で反応が出るだろうと思っていましたが、数投目でいきなりダイペンの後方に怪しい波紋が・・・。
流れが強すぎてはっきりとは見えませんでしたが、あれは間違いなく青物のチェイスのはず・・・。
ルアーには全く触れなかったので、まだチャンスはあるはずです。
激流でルアーの操作が難しいですが、ロッドアクションはほとんど与えず、リーリングと流れでルアーを動かします。
すると、数投目に再びバイトがあり、ラフライドが水面直下に消えました。
しっかり巻き合わせを入れてフックアップさせ、ここからはショートポンピングで流心から魚を引きはがします。
重量感はそこそこありましたが、引きは弱いです。
これはヒラマサではありませんね。
一気に寄せてそのまま抜きあげてキャッチしました。
ファーストヒットはワラサでしたね。
4kgクラスでしょう、結構肥えていました。
本命のヒラマサではありませんが、この展開は期待できそうです。
リリースして釣りを再開すると、またすぐに同じくらいのワラサが釣れ、短時間で3匹の釣果が出ました。
どうやらワラサの群れが流れに突っ込んできていたようです。
好反応な時間は20分くらい続いたんですが、その後はしばらく沈黙に。
メーターヒラマサ出現
最初のワラサ連発の後は反応が無くなり、爆風の中で試練の釣りになりました。
しかし、条件的にこのスポットには必ず魚がまた入ってくるはずなので、休まずに釣りを続けます。
ここは単独~数匹程度の小規模な群れで差してくる可能性が高いので、休憩していると知らずのうちにチャンスを逃してしまうからですね。
反応が無くなってから45分くらいラフライドヒラマサチューンを投げていたでしょうか。
更に激流になってきて、「釣れそうな気配が一段と濃くなってきたなぁ」と思っていた時、流心に入れていたラフライドが「ズボン」と吸い込まれました。
穂先に重さが乗ったところでフッキングを入れると、さっきのワラサとは桁違いの突込みです。
これは完全にヒラマサなので、しっかりと体勢を整えてフルパワーのやり取りを開始。
激流の流れに乗られると制御不可能になるので、ハンドル1/2~1回転の超ショートポンピングを使います。
とにかくロッドでタメを作る時間を無くし、常に魚との距離を詰めるのがこういう時は一番大切。
ドラグは全く出さず、流れをクリアすることができました。
後はそのままの流れで足場を少し移動し、ズリ上げできる場所に少し強引に誘導してキャッチ!
やりました、今回もメーターヒラマサをキャッチしました。
地面が凸凹していて分かりにくいですが、ロッドエンド~黄色いテープの矢印で1mです。
7kg半・ジャストメータークラスの良型でしたね!
ヒラマサが釣れたことも嬉しいんですが、このシビアなルアー操作が難しい状況下でしっかり食わせ、一切ドラグを出さずにキャッチできたことで、気持ちよさは格別です。
慣れていない頃の私だったら、流れに乗られてしまって制御不能になり、ラインブレイクしていたでしょう。
大型魚とのやり取りを繰り返す中で自分なりの道具の使い方などを学ぶことができ、結果として出てくるようになりました。
大満足の1匹でしたね!
弱らないうちにリリースしました。
もう十分な釣果は出ましたが、まだ釣りを始めて1時間くらいしか経っていないので、もう少しやってみることにします。
ポッパーで連発モード!
ラフライドヒラマサチューンのポテンシャルは十分に分かっているので、次はポッパーを使います。
シマノのコルトスナイパーガブロ175Fです。
このポッパーは細身で非常に潮抜けが良いので、強い流れでもしっかりポッピング&ダイビングさせやすい特徴を持っています。
ガブロに替えてややゆったりめのダイブを伴うポッピングで探っていくと、メーターヒラマサヒットから数分後に反応が!
フッキングはできませんでした、見た感じでは数匹の魚がチェイスしてきました。
軽くバイトしたものの針掛かりせず、流れもあってセカンドバイトは無し。
まだ付近に魚は居るはずなので、少し立ち位置を変えたりしながら、流れの中を探ります。
すると、足場からわずか数メートルほどの距離で水面が炸裂!
フッキングを入れると、強い流れもあって結構な重量感でした。
しかし、ここは強引に寄せて瞬殺。
釣れたのはワラサでしたね。
またワラサの群れがやってきたのかな?
何となくそんな予感を感じましたが、それは的中しました。
ボイルなどは一度もありませんが、10投くらいに1度くらいのペースでガブロに反応が出ました。
サイズは4kg半くらいまででしたが、流れの中でのやり取りの練習には非常に良かったです。
肥えている個体は若干脂がありそうにも思えます。
その後ワラサタイムは終了し、そろそろ帰ろうかと思いましたが、もう1匹ヒラマサが釣れたら嬉しいなということで、少しだけ粘ることに。
流れは少し弱くなったものの、まだいい具合の条件は続いているので、チャンスはそれなりにあるはずです。
流心狙いにこだわらず、流れのヨレなども探っていくと、ロングストロークのポッピングで探った時に豪快なバイト!
合わせを入れると、これは下に突っ込むヒラマサの感触です。
ここも超ショートポンピングで確実に距離を詰めるやり取りを行い、ドラグは一切出さずに制御できました。
上がってきたのは予想通り、本命のヒラマサ。
4kgクラスでしたが、よく引いて楽しかったです。
さすがにもうこれでお腹いっぱいなので、2時間ほどの釣行でしたが大満足で撤収です。
今回もメーターヒラマサをキャッチすることができ、去年の自分とは明らかに狙って釣れる確率がアップしてますし、やり取りにも安定感が出てきました。
もっと釣りの精度が上がるよう、色んなことを試しながらやってきたいですね。
風速13〜14m、しゃがみ込んで足場にへばりつくような感じで釣りをします。
— まるなか (@marunakafish) November 16, 2023
そこらの川以上の激流、この中から大型ヒラマサを引きずり出すのは最高に痺れる釣りですね。
一度でも反転されたら制御不能になります💦
まっすぐ立ってるのも大変、普通の人なら釣りなんてやらないコンディション笑 pic.twitter.com/v2bml3TkhP
ちなみに、当日はこんな状況でしたね。
かなりエクストリームなコンディション、慣れていない方はタックルを破損させたり、落水の可能性があるのでやめた方が良いです。
この中で大型のヒラマサがヒットすると、適切かつ高速のやり取りができない限り、一発でやられますね・・・。
使用タックル
- ロッド:ジャンプライズ ツーリミットブルーバトル 102/4
- リール:ダイワ 22セルテートSW14000-XH
- ライン
- メインライン:シマノ オシア8 5号
- スペーサー:バリバス キャスティングPE SMP 10号
- リーダー:サンヨーナイロン ソルトマックスショックリーダー タイプN 100LB
- ルアー:ダイワ ラフライドヒラマサチューン160F、シマノ コルトスナイパーガブロ175F