こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はタックルハウスのポッパーシリーズ定番、コンタクトフィードポッパーの150・175の特徴や使い方・フックセッティングなどを紹介していきます。
フィードポッパー150・175は重量が重たく、ガチな青物狙い向きのアイテム。
外洋に面した防波堤や磯・オフショアゲームで活躍するルアーで、磯のヒラマサやブリ用として活躍中です。
忖度なしにインプレしていくので、ポッパー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
スペック
フィードポッパー150
- 全長:150mm
- 重量:60g、フック無しモデル52g
- フック:ST-66#2/0×2&フックレス仕様
フィードポッパー150ですが、フック標準装備の通常モデルと、フック無しモデルの2種類がラインナップ。
自分でシングルやダブルフックをセットして使いたい方には、フック無しの方がおすすめですね。
150mmボディに対して重量は60gあり、中々の重量級です。
フィードポッパー175
- 全長:175mm
- 重量:85g(フック無し74g)
- フック:フック無し(推奨フックST-66#3/0×2)
フィードポッパー175は、シリーズ中最大モデル。
フック搭載で85gの重量があり、大型のヒラマサやマグロ狙いなどにおすすめ。
フィードポッパー150・175を「サクッと」インプレ!
フィードポッパー150・175の使用感や使い方について、まずは簡単にまとめておきます。
- 飛距離:平均~やや優秀くらい。少し姿勢が不安定になりやすいか
- 浮き姿勢:尻下がりの斜め浮き
- アクション:Rユニットで独特なユラメキを発生。パワーのあるポッピングサウンド&スプラッシュ
- 使い方:ワンテンポのポッピング・シェイクのようなポッピング・連続ポッピングなど
- 適したシチュエーション:青物用ポッパーとしてかなりパワーのあるアクション。ボイルが無い場面や深場から魚を引っ張り出したい時に強い
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
青物用のポッパーは他社からも出ていますが、フィードポッパー150・175は潮なじみが良く、パワー感のあるアクションが特徴的です。
軽快なアクションで誘うというより、ルアーのアピール力で魚を引っ張り上げて食わせるのが得意。
飛距離
センター後方~後方のウェイト配置
フィードポッパー150・175は、極端なリア寄りの重心バランスではなく、ややセンター寄りになっています。
これはフィードポッパー150のウェイト。
球状ウェイトがフロントフックの後方から5つ設置されています。
175は4つ入っています。
こんな感じで、後方に重心を集中させたポッパーではなく、ややセンター寄りになっているんですね。
この重心設定により、飛距離としてはそこまで優秀とは言えません。
重量があるので、しっかり振り抜いて投げることができれば比較的良く飛びますが、ミスキャストしたり、ロッドが少し弱いと、リリース時にフワフワした感じになって失速します。
投げやすさとしては、飛距離重視の重心移動システムが入っているものや、よりリアバランスのものには敵いません。
手投げになったりすると、ミスキャストの確率がアップしますね。
実際の飛距離
実際に私がフィードポッパー150・175をキャストすると、
- フィードポッパー150(PE3号+Hクラス青物ロッド):60m後半~70m
- フィードポッパー175(PE5号+XHクラス青物ロッド):60m台前半~65m
それぞれだいたいこれくらいですね。
後方重心のダイビングペンシルよりもキャスト時の抵抗感が大きく、姿勢も少し乱れやすいので、飛距離の安定性はダイビングペンシルよりもやや劣ります。
使い手の技量や実釣時の条件により、小型のフィードポッパーと比較すると、飛距離は少しムラが出やすいかな。
浮き姿勢
フィードポッパー150・175は極端なリアバランスではないので、海中ではやや斜め浮きになります。
これは150の浮き姿勢ですが、垂直まではいきませんね。
※フックセッティングやスイベルの有無などによって多少変化します。
フィードポッパー150・175のアクションの特徴
フィードポッパー150・175にはRユニットと言い、ヘッド後部に自由に動く小型の球状ウェイトが設置されています。
これがRユニットのウェイト。
ボディの内壁に沿ってグルグル回転するように動きます。
一見すると大した効果が無いように思えるかもしれませんが、フィードポッパーの場合、アクションさせて水面直下にダイブさせた後、浮上時にRユニットの効果でルアーが絶妙にチラチラとロールするような動きを見せます。
この動きは、一般的な固定重心のルアーには見られない、独特な挙動になっていますね!
動き自体は非常に繊細ですが、ちょっとしたところにこだわりを感じられるタックルハウスらしいルアーです。
フィードポッパー150・175の使い方
ワンテンポのポッピング
フィードポッパー150・175の使い方ですが、最もベースにしているのはシンプルなワンテンポのポッピングですね。
ショートポッピングよりも、ロッドをジャークするような感じで、少しロングにアクションさせるパターンをよく使います。
150・175になるとアクションのパワーがかなり強く、「ゴポン」というような低音寄りのサウンド+低めの飛沫を発生させながら水面直下へダイブ。
浮き上がりが極端に早いポッパーではないので、ポッピングのテンポはややスローに操作するのがおすすめです。
なお、ダイブ中は細かくウォブリングが入り、浮上時にはRユニットによるボディの細かな揺れが発生。
アクションさせるのが苦手な方は、シンプルなワンテンポのポッピングだけでも、なんとかなる場面が多いと思います。
シェイク気味の小刻みな連続ポップ
2つめは、ロッドを細かく操作して小刻みなポッピングで誘うパターンです。
移動距離を抑えてネチネチ探りたい時におすすめで、根周りにつくカンパチやヒラマサなどを狙ったり、動きに変化を出したい時におすすめ。
操作には少し慣れが必要ですが、ロッドを手のひらの上に乗せるような感じでかなり優しくグリップし、ロッドをチョンチョンと細かくシェイクするように操作しながらリーリングします。
上手くアクション出来ると、フィードポッパーはダイブせずに水面でバチャバチャと細かめの飛沫を連続で出しつつ、左右にスライドするような挙動を見せます。
左右にスライドするドッグウォークアクションを綺麗に出す必要は無いので、ポッパー本体のアクションよりも、音と飛沫が良い具合に出ていれば問題ありません。
強くアクションさせると水面直下にダイブしてしまい、クイックな連続ポッピングが上手く出せなくなります。
ラインスラッグを細かいロッドアクションで弾くような感じで、少し繊細に動かしてみてください。
フィードポッパー175をチョコチョコと細かく操作し、メータークラスのヒラマサをキャッチ。
ピックアップ寸前での至近距離の猛烈バイトでした!
リトリーブによる連続ポップ
ラストは、常にリーリングを行ってルアーを流しながら行う連続ポッピングですね。
朝・夕マズメや、海が少し荒れ気味の時など、高活性時やルアーの存在を強く出したい時に使う機会が多いです。
やり方としては、リールのハンドルをスロー~中速で巻きつつ、ロッドを操作してポッピングとダイブ(スイミング)を交互に繰り返します。
ロッドアクションを与えるタイミングは不規則にズラして、動きが単調にならないようにするのがおすすめです。
なお、足場の高さやフックセッティング・海の荒れ具合などによってアクションの出方が変わるので、ポッパーの挙動を見ながらロッド操作の向き・角度を調整します。
上手くポッピングが出ない時は、ロッドを斜め上に向けて操作したり、工夫してみると良いですね。
フィードポッパー150・175が適したシチュエーションなど
フィードポッパー150・175になると、サイズ・ボリューム感が大きくなってくるので、基本的にはヘビーな青物タックルで使うことになります。
150はHクラス程度のロッドを基準に、MH~XHクラスで。
175はHまたはXHクラスのロッドがおすすめです。
キャスト時の抵抗感がそこそこ大きいルアーなので、ロッドのパワーに少し余裕があるものの方が投げやすいと感じます。
なお、150はだいたい4~5kg前後以上の青物に。
175は、だいたい6~7kg前後以上の青物に使いやすいかな。
フィードポッパー150・175のフック(シングル・ダブル)
フックセッティング
フィードポッパー150・175のフックセッティングですが、私の場合はフロントシングル+リアダブルで使うのが好きですね。
フックセッティングは好みなので、前後ダブルでもOKですし、フロントをダブルにしてリアをシングルにする方もいます。
私の場合、中~大型青物狙いでは、フィードポッパーに限らずフロントシングル・リアダブルが何となく一番しっくりくるので、このセッティングを基本にしているだけです。
フックサイズ・おすすめ
シングル・ダブルにする際のフックサイズの目安としては、定番のシャウトのクダコを使う場合は
- フィードポッパー150
- シングル:#4/0
- ダブル:#3/0×2(#2/0×2)
- フィードポッパー175
- シングル:#5/0
- ダブル:#4/0×2(#3/0×2)
フックサイズの目安はこんな感じです。
私の場合、リアにダブルフックを使う時は、ショートバイトでフッキングが悪い際、フックをワンサイズ落とした小針仕様にして吸い込み重視のセッティングにすることがあります。
まとめ!
今回はタックルハウスのコンタクトフィードポッパー150・175のインプレをしました。
どちらも青物狙い用のポッパーとしてアクションにパワーがあり、中~大型青物狙いにしっかり対応できます。
潮なじみが良くて水面から飛び出しにくく、安定感のある使用感が特徴的ですね。
フィードポッパーシリーズはサイズ展開が豊富なので、ライト~ガチな青物釣りまでカバーできるおすすめシリーズ!
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