こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はバスデイから発売されているレンジメタル32ESを詳しくインプレしていきます。
レンジメタルはバスディの超定番、レンジバイブシリーズのメタルバージョンなんですが、32ESはその中でも最小クラスのライトゲーム対応モデル。
32mmという超コンパクトなボディながら、アピール力は比較的高く、見た目以上に強く・明確に魚に存在感をアピールしますね!
忖度なしにインプレしていくので、メタルバイブ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
レンジメタル32ESのスペック
- 全長:32mm
- 重量:5.6g
- フック:#16×1
レンジメタル32ESですが、非常に小さなボディの割には重量が5g以上を確保。
一般的なライトゲーム対応のメタルバイブよりも小粒で比重が高いのが大きな特徴になっています。
若干魚のサイズが小さい時など、ルアーのシルエットを小さくしつつ、ウェイトを落としたくない時にもかなり使い勝手が良いですね!
レンジメタル32ESを「サクッと」インプレ!
レンジメタル32ESの使用感について、まずは簡単にまとめておきます。
- 飛距離:比較的優秀
- フォール:テンションを抜くとややスパイラルしやすい
- アクション:小粒ながら波動は強め。集魚力は比較的強い
- 使い方:ただ巻き・リフトフォール・ストップアンドゴーなど。テンションを抜く使い方には向かない
- ターゲット:アジ・メバル・セイゴ・メッキ・カマス・小型の根魚など何でも
- 適したシチュエーションなど:明確な波動で魚を強く引き付けたい時に使いやすい。シルエットが大きいメタルバイブだと見切られやすい時におすすめ
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
32mmの極小サイズですが、アピール力は40mm~45mm前後のメタルバイブに劣らず、むしろ強波動なくらいですよ!
飛距離
レンジメタル32ESの飛距離ですが、PE0.3号+6フィート後半のライトゲームタックルでキャストすると、無風時でだいたい40m~40m台前半ほどの飛距離が平均くらいですね。
一般的なプラグやジグヘッドと比較すると非常に遠投性能に優れており、沖目の深場などを狙うのも得意です。
一方、5g前後のメタルバイブとしては、そこまで飛ぶという印象ではないですね。
7フィート台中盤~後半ほどの遠投性を重視したロングロッドを使えば、もう少し飛距離は出せると思いますが。
レンジメタルはボディ下部に小さなフィンが付いていて、アクションをサポートする役割があります。
このフィンの抵抗などにより、シンプルなメタルバイブよりも若干空気抵抗が大きいのかもしれません。
フォール
レンジメタル32ESのフォールですが、テンションを抜き気味にするとややスパイラルしやすいですね。
また、ボディが非常に小さくてラインアイとフックの距離が短くなる為、フリー気味に落とし込むとフックがリーダーを拾いやすくなる印象です。
ですので、レンジメタル32ESを使う時はテンションをあまり抜かず、常にラインを張った状態をキープすることを意識した方が快適に使えると思います。
なお、フォール中はフィンがヒラヒラと動いて魚にアピールするようです。
しかし、ボディが小さくてフォールスピードもそこそこ速く、肉眼ではフィンの動きはハッキリとは見えません。
レンジメタル32ESのアクション・使い方
ただ巻き
レンジメタル32ESの使い方ですが、1つめはシンプルなただ巻きですね。
任意のレンジまでテンションフォールで沈め込んで使います。
非常に小粒なマイクロサイズのメタルバイブですが、ウェイトが集中している為にアクション時のパワー感は結構強いです。
穂先に「ブルブルッ」という明確な波動が伝わってきますね!
なお、レンジメタル32ESには2つのアイがあります。
リアアイを使うと非常にハイピッチの強い波動でアクションしますが、人によっては使いにくいかも。
私としては、フロントアイの方が波動が強すぎないので使いやすいと感じますね。
フックもフロント・リアのどちらにセットするのか自分で決められます。
フロントアイを使う時は、フックもフロントにつけることをメーカーは推奨しています。
リフトフォール
リフトフォールは縦方向に誘いを掛けることでリアクションバイトを狙ったり、水深があるポイントを狙う時に効率よく広いレンジを探ることができます。
アクションを与えた後にラインテンションが抜けるとフックが絡みやすくなるので、私の場合は大きなロッドアクションは使いません。
- テンションフォールで落とし込み(着底させる)
- 穂先を20~30cmほど軽く揺すりながらリールを巻き、斜め上に上昇させる
- ハンドル2回~6回転ほど誘ったらテンションフォールで沈めなおす
リフトフォールで使う場合はこんな感じで動かすことが多いです。
フォール中にラインが微妙に動くだけの小さなバイトが出ることも良くあるので、見逃さないように。
ボトムの少し上を丁寧にリフトフォールすると、カサゴやハタなどの底物系の魚も良く釣れます!
ストップ&ゴー
ストップアンドゴーは、リフトフォールよりも動きの緩急を明確につけたい時に使うことが多いですね。
カマスやメッキ・サバなどの小型回遊魚を狙ったり、泥底の超シャローエリアに居るチヌなどに効果を発揮しやすいです。
ストップ&ゴーで使う際もテンションが抜けすぎるとフックがリーダーを拾いやすいので、リーリングを止めた後にラインが緩まないように注意して使った方が良いです。
リーリングはだいたいハンドル4~8回転ほどで使うことが多く、中~高速巻きがメインです。
なお、高速巻きで使う時はリア側のアイにセットすると波動が強くなりすぎたり、少し浮き上がりやすさが目立ちます。
基本的にはフロント側のアイで使った方が汎用性が高いですね。
適したシチュエーション
レンジバイブ32ESが使いやすいシチュエーションとしては、
- そこそこ沈下速度が速いので、スピード感のある誘いでサーチしたい時
- ライトゲーム用メタルバイブの中では割と強めの波動。操作感の分かりやすさを重視したり、強い波動で魚を引き付けてリアクションバイトを誘いたい時
- サイズが大きいメタルバイブだと反応が有っても見切られる時
このような状況下で使いやすい印象です。
一方、サイズが小さいことでフックがリーダーを拾いやすい傾向を感じるので、他のメタルバイブを扱う時以上にラインテンションを掛け気味にした方が良いです。
この辺りは少しデメリットになりますね。
使い分け・ローテーション
レンジバイブ32ESとの使い分けがしやすいメタルバイブの例を挙げておきます。
- パームス Viz:軽比重素材採用のメタルバイブ。メタル特有のアピール力を残しつつ、やや食わせ寄り
- ティクト プラパン:樹脂ボディでメタル素材よりもマイルドで食わせ寄り
この2つのバイブレーションはレンジメタル32ESと違った特性を持っていてローテーションがしやすいです。
1つめに紹介するのが、パームスのビットアーツVizですね。
Vizは見た目こそ普通のメタルバイブなんですが、ウェイト部が鉛素材ではなく軽比重なものを採用しています。
これによって高比重なメタルバイブほどのパタパタ感が無く、やや波動がマイルドなんですよね。
フックの絡みにくさなどの快適性も十分ですし、必要なアピール力はしっかり確保されているので、かなり絶妙な仕上がりのライトゲーム対応メタルバイブですね!
次に紹介するのが、ティクトのプラパンですね。
プラパンはその名の通り、メタルではなく樹脂素材を採用しているバイブレーションです。
比重がかなり軽くなり、スローに巻いてもレスポンス良く動いてくれるのが大きな特徴。
また、波動自体もヌルヌル感が目立ってかなりマイルドなので、常夜灯周りや小場所の少しスレた魚をバイブレーションで釣りたい時におすすめ!
▼アジ・メバル・小型回遊魚などに使うメタルバイブを探している方は【アジ・メバル・ライトゲーム用メタルバイブのおすすめ・選び方の基本解説】を参考にどうぞ。
忖度なしに使い比べて魚を釣り上げ、使いやすいものを実際の使用感・特徴と合わせて紹介していきます。
まとめ!
今回はバスデイのメタルバイブ、レンジメタル32ESのインプレをしました。
- 32mmながら5gオーバーの重量で高比重
- アクション・フォール時にフィンがパタパタ動いてアピールする
- 波動は比較的強めで明確!小さいながらアピール力は十分
- アイが2つあるが、フロント側のアイの方が波動が強すぎず、無難に使いやすいか
- ラインテンションを抜くとリーダーを拾いやすい
要点をまとめるとこんな感じですね。
ボディを小さくしつつ、波動を弱くしたくない場面に強いメタルバイブですよ!
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