さてさて、今回はヒラメ釣りに使うワームカラーの選び方・使い分け方について。
おそらくワームの色選びというのは誰でも悩むポイントであり、考え方を作っておかないと迷宮入りしやすい所。
ネットで情報を見ると、色んな色を用意しておけば釣果が上がるとか、適切な使い分けが重要と言われることも良い。
しかし、実際にはどれくらい実釣経験があるのか不明な方が多かったり、メーカー関係者の方の売り込みだったり・・・・。
私は以前毎日のようにヒラメ釣りに出かけていた時期もありますし、メーカなどとの契約はしない立場なので自由にものが言えます。
一応、以前7~8カ月ほどでヒラメをメインにマゴチも合わせて300枚ほどキャッチしています(途中から仕事が忙しくなってあまり行けなくなってる)。
なので多少の実績はあるわけで、誰を信じて良いのかわからない時の参考にしてもらえたら嬉しく思う。
ちなみに、私の釣り場は静岡県中部のサーフになります。
他の地域のヒラメの場合は癖が若干違うかもしれませんが等今までの経験上大きく異なることは無いと思う。
それじゃあ早速、ヒラメ用ワームのカラー選びの話を始めていこう。
目次
ヒラメ用ワームはカラー選びで釣果が「明確に」変わるのか?
これは誰もが感じる疑問がこれだと思う。
果たしてヒラメはワームのカラーで釣れ具合がどれくらい変わるのか?
という事。
今まで源流のイワナ釣りから深場の船釣りまで色々な釣りをやってきましたが、確かに仕掛けやルアーの色が重要な釣り物もある。
しかし、ヒラメ釣りの場合はぶっちゃけてしまうとカラーの差は非常に出にくい。
というか、「今まで何匹ヒラメを釣ってきてもカラーの差が明確には分からない」というのが事実ですね。
時々、やたら細かくルアーカラーの紹介や違いを説明している方がいますが・・・・。
しかし、そうなると同じような色しか使わない私になぜ安定してヒラメが釣れるのか説明がつかないです(笑)
私の場合、ヒラメ釣りに使うルアーは大体2色~多くても4色ほどで1年中やっていけてますからね!
細かい解説をやたら紹介する方はかなり高い確率でメーカー関係者の方なので、まぁそういう事なんでしょう。
なので初めに言っておきますが、ワームのカラーというのはルアーの操作方法や使い方による差に比べると
それほど重要ではなく、後回しで良いです。
まずは使用するルアーの癖や特徴・向いているシチュエーションをしっかり把握し、ポテンシャルを発揮させてあげる事!
これに注意していけば、確実にヒラメは釣れるようになりますからね。
結局、ピンクなどのカラーが釣れると言われる理由は
「釣り場で投げている人が多いから」
というのが本当の所に思える。
釣れると信じ、長い時間キャストしているカラーのワームが最強ってことです。
ミスバイトがあった時・混雑時はカラーローテが効くパターンは有る
カラーの差は良くわからないことが多いヒラメ釣り。
しかし、カラーを変えて1投目などに釣れる事も時々ある。
今まで最も多かったのが、ヒラメがルアーにちょっかいを出してきて掛からなかったり、一瞬掛かってバラした後ですね。
こういう時は大きく違う系統のカラーに変えると、ヒラメの目先が変わって急に食ってくる時はある。
釣り人が多く激戦区のポイントで叩かれた後を打つのであれば、先行者の方と大きく違うカラーを使うという考えはアリです。
ヒラメ用ワームのカラーは目立つカラーを中心に
カラーによる差は、実際の所良くわからないと紹介しました。
そうなると、とりあえず選んでおくべきはアピール系のカラー。
明確な差が出にくく・捕食が下手だと言われるヒラメを狙うのであれば、よく見える色を基本に組み立てればOK。
私の場合、基本色は
- ピンク系
- ホワイト・パール系
- ゴールド系
- 赤・ブラック系
この辺りをまずは中心に使って行けば、タイミングと場所が合えばヒラメは釣れますね。
ナチュラル系のカラーは1色持っておけば十分といった具合で、まずは目立つカラーを用意して使う感じ!
何色揃えればば良いのか?
だったら1色でも良い感じもするけど、そうなると釣りのモチベーションを保ったり・ミスバイトがあった時などの目先を変えることが難しい訳で。
だから実際には何色かルアーを買い揃えることになると思う。
「その時に何色くらい買うのか?」
という事についてですね!
※なお、私なりの状況毎のカラー選びの目安については後程少し詳しく解説します。
- とりあえずお試しで買うルアー→ピンク・またはホワイト系のどちらかを1色
- 最低限使い分けたいルアー→上記のカラー+違う系統を1色
- お気に入りルアー→カラーを散らして3~4色
こんな風に私の場合は揃えることが多く、5色も6色も買うことはまぁ無いです。
今までの感覚としては、4色も用意しておけば1年中色んなシチュエーションでヒラメ釣りは十分楽しめると思う。
ヒラメ用ワーム カラー毎の基本的な特徴
ここからがある意味本題。
明確に釣果に差が出ることは殆どないヒラメ釣りだけど、釣れそうな気がするカラーを選ぶのはやっぱり重要なわけで。
釣れると信じて釣りをしなければ釣り方が雑になるし、集中力を保てないですからね。
ここからは、私が普段カラーを選ぶ際に考えているカラー毎の特徴を紹介。
これはあくまでも私が頭の中で考えている事なので、自分なりの考え方が既にある場合は別に無視してもヒラメ自体は釣れますからご安心を。
ピンク・ホワイト系
ピンクやパールホワイトは、比較的アピールが強くて水の中でも目立ちやすい色。
ヒラメ釣りでは超鉄板で、どのような状況下でも使う事が出来る。
サーフや港湾部でヒラメ・マゴチを狙うのであればピンクまたはホワイト系のカラーはベースになるカラー。
どちらか1つでも良いので、まずはこの色を持っていくのが良いですね!
ラメの有る無しは正直好みで良く、日中などの光量がある時やベイトの姿が見える時はラメが入っている方が個人的には好きかな。
ちょっと細かく解説すると、
- ピンクやソリッドホワイト→より強めでアピール重視!
- パールホワイトやクリアピンク→若干ナチュラル系
といった感覚だけど、まずはそこまでこだわらなくても良いかなと。
ゴールド系
ゴールドもヒラメ釣りでは定番のカラー。
ピンクやホワイトと比べると若干出番は減るものの、カラーの手持ちを増やす時は持っておいてローテーションに入れておくことが多いかな!
基本的には若干濁っている時や光量が曇~雨の時など、アピールが少し欲しい場面で使う事が多い。
それでいて定番のピンク系やブラック、赤系のワームなどと比べるとナチュラルさもあるって感じ。
ピンクやホワイト系を揃えたうえで、次に持っておきたいカラーという位置づけ。
黒系
別に真っ黒だけでなく、パープルやスカッパノン、コーラレッドなども水の中に入ると黒く見えるカラーになる。
ヒラメ釣りでは若干マイナーだけど、日中でも夜間でも釣れる隠れオールマイティー。
釣り人を釣りにくいカラーなので各社発売しないんだろうけど、実際に使ってみるとかなりパワーがあるね。
特に釣り人が多い場所や、ミスバイトがあった時のフォローとして他のカラーとの差が作りやすいので効果的!
水中では黒く・強く見えるカラーなので、シルエットで食わせたいストレート系のワームとよく合う感じがする。
私の場合、ブラックやパープル系のメタルジグでヒラメは沢山釣ってきました。
黒系のカラーはヒラメの反応が普通に出るので、先入観を持たずに使ってみて欲しい。
クリア・ナチュラル系
比較的アピール力が強いものが好まれるヒラメ用のワームだけど、クリア系やナチュラル系のカラーでも問題なく釣れる。
日中の澄潮時や潮止まりで底潮が動かず、ヒラメの活性が低いと感じた時に釣れそうなイメージで使っている。
どちらかと言えば派手にリフトフォールさせて動かすというより、ただ巻きやスローなストップアンドゴーなどのナチュラルなアクションと合わせることが多いね。
まずは目立つ色を揃えておき、気に入ったワームのカラーを増やすという具合で後から足していけば良いかなと。
ナチュラル系のカラーは渋い時の1手として使うので、私の場合は1色あれば十分という認識。
あまりにも色々揃えると手持ちが増えすぎてしまい、ラメの色などにもこだわりだすとキリが無くなってしまうから気を付けよう。
グローの有無について
グローの有無については、ぶっちゃけて言えば個人の好みで良いと思う。
私の個人的な好みとしては、夜間やマズメのような視界が悪い時はグローワームを良く使う。
これはグローが良く釣れるというより、波打ち際のどの位置にルアーがあるのかを確認しやすくしたりする意味が大きいかな。
サーフで釣りをすると、波打ち際でのルアーの引き方に注意しないと砂にフックが擦れてすぐにダメになってしまったり・・・。
こういう時にグローカラーだとルアーの位置が把握しやすく、スムーズに回収したり波打ち際を泳ぐルアーのレンジの調整がしやすい。
逆に日中にナチュラル系のカラーで釣れなかったり、ミスバイトがあった時にグローを入れて目先を変えるのも全然OKだね!
マズメのヒラメ用ワームカラーセレクト
ここからは、ちょっと具体的に時間帯やシチュエーション毎のワームカラー選びを紹介。
普段私がヒラメを狙う時は、大体こんな感じでワームカラーを選んでいる。
朝・夕マズメといった光量がそこそこ少ない時間帯のヒラメ釣り。
基本としては、
- ピンク・ホワイト系
- ゴールド系
- 黒系
この3つを適当に選んで投げていきますが、朝夕マズメでそのポイントを1番目に自分が打てる場合は
ピンク・ホワイト系で引っ張っておけば大体何とかなるかなと。
朝夕マズメのヒラメは時間的な要素で活性が上がるので、ナチュラル系のカラーに落としたりするよりも目立つカラーでサクッと拾うイメージ。
低活性な時は、黒系のワームでボトムスレスレをノーアクションで引いたりすることもある。
日中のヒラメ用ワームカラーセレクト
光量が多く、底潮が通っていないとヒラメの活性もまったりしやすい時間帯のワームカラー選び。
こういう時、自分の場合は
- ピンク・ホワイト系
- ナチュラル系
- 黒系
この3色のローテーションがまずは基本かな。
ちょっと細かく解説すると、底潮が動いている時はアピール力が強めなピンクやホワイト系で入りますね。
一方で底潮の通りが悪く、ヒラメの活性が低いと感じた時はクリア系やナチュラル系カラーでちょっと弱めて様子を見る。
そして釣れない時はコントラストを一気に出す為に黒系のワームに交換してスローなただ巻きをしたり・・・・。
夜のヒラメ用ワームカラーセレクト
夕マズメ~朝マズメまでの、夜の光量が少ない状態でのヒラメ釣り。
ワームのカラーセレクトとしては、
- ピンク・ホワイト系(グロー入り)
- 黒系
- ナチュラル系(常夜灯周辺などのみ)
この3系統を使う事が多いかな。
ただしナチュラル系のカラーは常夜灯のある場所や、ヒラメが付いているとわかっているピンスポット以外ではほとんど使わない。
とりあえず無駄なフックの消耗や根掛かりなどを防ぐ為、視認性の良いグローが入ったものを使う事が多い。
一方、黒系のワームも魚が見上げた時にコントラストが強く出るので良い感じ。
濁りが入った時のワームカラー選び
向かい風が強くて波気があったり、雨が降った後で濁りが入っている状況下でのヒラメ釣り。
こういう時、私の場合
- ピンク・ホワイト系(ソリッド系)
- 黒系
- ゴールド系
この3色がローテーションの中心かな。
ピンクやホワイト系はオールラウンドに使えるけど、濁っている時は半透明なやつではなくてソリッド系の透けないカラーの方が好きかな。
次に使うのが黒系になり、最後にちょっと弱めなゴールドって感じで。
濁っている時のヒラメ釣りはレンジを上げず、ボトムギリギリをスローに引いてしっかりとヒラメにルアーをみせるイメージで釣っていくと良い。
ヒラメ釣りに使うワームカラー選びまとめ!
まぁ大体こんな感じで、私の場合はヒラメ釣りに使うワームのカラーは選んでいます。
最終的にはフィーリングの部分が大きいけど、こんな感じで選んでも1年中ヒラメは釣れているので大きく間違っていることは無いと思います。
とりあえずワームカラーを選ぶ時は、
- まずはピンクやホワイト等、目立つ色を基本にする
- カラーを足すときは、違った系統のカラーを選ぶ
といった点に注意し、最後は釣れると信じて丁寧に釣りをする事が最重要。
慣れてくるとヒラメってそんなに難しいものではなく、場所とタイミングの見極めさえできればシンプルに釣れます。
まずは自分の考え方の軸を作り、ヒラメ釣りに挑戦してもらいたいと思う。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
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