こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はゴメクサスから発売されているハンドルノブ、「TOUCH」シリーズのインプレッションをしていきます。
TOUCHシリーズのノブは使用している素材に特徴があり、一般的なラバー系の樹脂や金属素材とは違った使用感があります。
耐久力・滑りにくさといった使い勝手のバランスが良く、ゴメクサス製ノブなのでコスパは言うまでも無く良好。
小型スピニングリールを中心にTOUCHシリーズのノブを愛用していて、使用頻度も高くなっています。
狙うターゲットや必要な負荷に合わせて上手に使い分けることで、実釣時の快適性は間違いなく上がると思います。
なお、紹介するアイテムについては
- 全て実費を払って購入
- 公平な視点で使用感チェック
- 実際に魚を釣りあげる
これらを全てクリアしており、忖度なしのインプレッションが当メディアのこだわりです。
✔管理人の経験・実績
私の主な経験としては
- 年間釣行数300以上。基本的に毎日フィールドに立ち続けています
- エントリーモデル~ハイエンドモデルまで、様々なタックルを普段から使い比べています
- 静岡県中部のサーフにてヒラメ・マゴチを月間100枚以上
- 漁師の方に釣りを教わっていました
- プロスタッフとしてメーカーから勧誘経験あり
- 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方解説の利用あり
こんな感じで、それなりに実績を残していて信頼も得ています。
TOUCHシリーズのメリット・特徴
まずはごめっくさすTOUCHシリーズのメリット・特徴について紹介していきます。
独特な質感とグリップ力
TOUCHシリーズのノブには「TPE素材」というものが使用されています。
一般的なラバー系の樹脂素材を使用しているハンドルノブと比較すると、質感としてはやや硬め。
一方で金属製のグリップと比較すると、握った時にわずかな弾力があります。
また、表面には独特なザラつきがあり、これによって安定したグリップ力が確保されています。
硬いハンドルノブは特に素手で握った時に滑りやすい傾向がありますが、TOUCHノブは表面処理による摩擦で力を込めやすくやっていますよ!
ただし、手に吸い付くようなグリップという点ではソフトなシリコンラバーグリップの方が優秀なので、特にアジングなどのかなりライトな釣りでの使用は好みが分かれやすいと感じますね。
耐久性の高さ
次のメリットは耐久性の高さですね。
これまでの一般的なラバー系樹脂を使用したハンドルノブは、新品の状態では細かいザラつきがあって高いグリップ性能を発揮するものも多いです。
しかし、ある程度使用を続けていくと表面が摩擦で削れてツルツルになり、かなり滑りやすくなってしまうものが多かったです。
TPE素材を採用しているTOUCHシリーズのノブは耐久性においても優秀で、普段毎日のように釣行を重ねている私がそれなりに酷使しても劣化が目立ちにくく、初期に近い使用感が長く続きますね!
独特な硬さのあるマテリアルにより、高い耐久性が確保されていますぞ。
メンテナンスが楽
ハンドルノブは素材によってメンテナンス性が変わってきます。
TPE素材のノブはコルクやEVA素材のように汚れを吸い込みにくく、水で洗えば簡単に綺麗になります。
水洗いや拭き上げによる目抜けや表面劣化も起こりにくく、基本的に劣化が発生しない金属ノブにはやや劣るものの、メンテナンスも楽にできて良い感じです。
水に濡れても使用感が変わりにくい
ハンドルノブは乾燥した状態でのグリップ力はもちろんですが、水にぬれた時の使用感もかなり重要です。
TOUCHシリーズのノブは、水にぬれた時の使用感も安定しているのもメリットだと感じます。
細かすぎない凹凸によって水分が付着しても水切れが割と良く、雨天時の釣行やサーフなど、濡れやすい状況下の釣行でも使いやすいと感じますね!
ワームを使う釣りの場合はワームオイルが手につくことも良くあります。
そんな時でもノブがツルツル滑りにくく、比較的安定したフリップ力が確保できるのも嬉しいポイントです。
ベアリング・調整ワッシャー同梱でコスパと使用感の両立
ゴメクサスのノブはコスパの面で非常に優秀ですが、2個のベアリングと厚み違いの調整ワッシャーが同梱されています。
ノブ交換時はワッシャーの厚みを微調整することにより、ガタをかなり減らすことができます。
中価格帯までのリールを使用している方には、ノブ交換による使用感の調整だけでなくベアリング追加も同時にできるのは大きなメリットですね!
TOUCHシリーズのデメリット・気になる点
グリップの硬さ
TPE素材はラバー系素材よりも硬さがあり、柔らかくてプニプニとした質感のグリップが好きな方には違和感があると思います。
私としては、TOUCHシリーズのノブは海のライトゲーム五目釣りやエギング・バス・渓流トラウト~ヒラメやライトショアジギング程度までに使いやすいと感じています。
一方でアジングやエリアトラウトなど、かなり軽量な仕掛けを繊細に扱うとなると、ソフトタッチで手との密着性が高いラバー系のハンドルノブの方がどちらかといえば好みですね(もちろん使えないわけではないけど)。
これは超薄型のシリコンノブで、握った時に柔らかさがあって指先に密着します。
使い方によってはTPEノブよりも他の素材の方が好みに合うことがあるので、特徴を理解することが大切です。
ベアリングの性能
ゴメクサスハンドルノブに同梱されているベアリングですが、強くこだわりが無ければ十分使用できる回転性能があり、私としては全く不満はなく満足して使用できています。
しかし、高級なベアリングと比較すると回転性能にムラがあったり、回転時のわずかな異音はありますね。
釣果に影響するレベルのものではありませんが、こだわり派の方にとってはベアリングの質は少し気になるかもしれません。
軽く注油して組み上げれば、実釣に必要な回転性能は十分確保できますね!
まるなか
ゴメクサスTOUCHシリーズのラインナップと使い方
最後に、記事執筆時に発売されているTOUCHシリーズのラインナップとインプレッションを紹介していきます。
全て購入して使い比べてありますので、参考にしてもらえたら幸いです。
20mm フィネスTOUCH
1つめはI型の20mmノブですね。
平たい形状でハンドルノブをつまんだ時の接点が大きく、密着度が高めです。
常にハンドルノブを握ってリーリングを続ける釣り物にマッチしたノブですな。
親指と人差し指でつまんでリーリングするのに最適です。
私はこのノブをライトゲーム全般(アンダー1gなどのアジングを除く)やチニング・渓流ルアーなどに使用しています。
主に小型魚狙いで使いやすいTOUCHシリーズのノブになりますね。
その他、バス釣りやライトなシーバスゲームなどにもおすすめです。
目安としては、スピニングリールの場合は2000番~2500番程度を基準に、大きくても3000番クラスまでに使いやすいと感じます。
20mm ミニTOUCH
次は同じく20mmのノブですが、細長いラウンド形状のTOUCHノブですね。
20mmのサイズなので、弱指と人差し指でノブをつまんで操作するのに適しています。
このハンドルノブもライトゲーム全般を中心に使用しており、ライトゲーム五目釣りやチニング・エギング・シーバス・バス釣りなどにおすすめです。
I型ノブとの違いとしては、ハンドルを握り返た時にどの角度から握っても同じように握れる点です。
I型ノブの方が密着性は高いですが、円柱状の形状はロッドアクションを与えた時にノブから手を離しても握り返しがスムーズです。
最終的には好みで選べば問題ありません。
このハンドルノブもスピニングリールの場合は2000番~3000番クラスまでに使いやすいと感じます。
27mm
ラストはワンサイズ大きめの27mmのノブですね。
ノブの先端付近が膨らんでいて握り込みやすく、全長も少し長めに設計されています。
ノブのサイズが大きくなるので、親指と人差し指に加え、中指を足した「3本」での巻き上げが楽にできます。
握り込めるので、抵抗が大きいルアーの操作や魚とのやり取りがスムーズになりますね。
私の場合は3000番のリールに合わせて使用していますが、スーパーライトショアジギング、ややライトなヒラメ・マゴチ釣り、SLJなどのオフショアゲームなどにおすすめですね。
サイズ感としてはかなり小型のパワーハンドルといった具合で、3000番程度のスピニングリールを中心に、3000~4000番クラスに使いやすいと感じます。
PEライン0.8号~1号クラスを使用した釣りにマッチしていますね。
27mmというサイズ感は程よいパワーと繊細さのバランスが良く、通常のパワーハンドルノブだと大きすぎる時に使いやすいですよ!
TOUCHノブインプレまとめ!
今回はゴメクサスのTOUCHノブシリーズのインプレをしました。
TPE素材の独特な質感が最大の特徴で、滑りにくさ・耐久性のバランスが非常に良く、コスパを考えたら十分すぎるハンドルノブですね。
一般的なラバー素材のノブよりも劣化しにくく安定した使用感があるので、興味がある方は試してみて下さいね。
個人的にかなり重宝しており、ライトな釣りを中心に使用頻度がかなり高くなっているノブですよ!
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