リールの水洗い。チェックポイントと手順の基礎基本!

今回は釣りを始めたばかりの方や、購入したリールがすぐに不具合を起こしてしまう方等に向けて、釣行後のリールの水洗い時の注意点などについて解説させていきます!

淡水の釣りでリールを使用する場合は、正直メンテナンスは適当でもある程度道具は使い続けることが可能です。

しかし海水でリールを使用する場合は、水洗いは必ず必要な最も簡単なメンテナンスになります。

特に、砂浜や磯、船釣りなどは波しぶきを受けたり、砂がリールに付着したりと道具にとってはとても過酷な環境!

そんな中で水洗いをしないと、高価なリールであったとしても一回水洗いしなかっただけで不具合を生じることも良くあることです。

特に、釣行頻度が少ない方は注意が必要で、しっかりとリールに付着した海水などを取り除かないでそのまま1週間以上放置したりすると

リールが固着して動かなくなったりすることも・・・。

今回は私の酷使してきたリールの現状を合わせて紹介していきますから、どうぞ参考にしてみてくださいね(*^^*)

なお、日常的に行うスピニングリールのメンテナンス方法については「スピニングリール メンテナンス方法の基本」をご覧ください。



リールの水洗いに関する基礎知識

リールは水で洗っていいの?ダメなの?

まず、そもそもリールって水洗いできるのか?

これに疑問を感じる方も多いかもしれません。

結論から言ってしまえば、リールに使用されている樹脂や金属製の部品は水で洗っても問題ありませんし、ギアや駆動部に使用されているオイルやグリス。

これらも水に流れにくい素材を使用していますから、どうぞ水洗いでどんどんリールを洗ってあげてください!

海水や砂が付着して放置するより、水で洗って綺麗にした方がリールにとっては良いことなのだ(*^^*)

比較的高級なリールでさえ、毎回洗っていても使う回数がとても多くなってくるとこんな風に腐食が始まったりします。

もし洗わないで使用していたらあっという間にリールがボロボロになってしまいますよ・・・。

お湯で洗うのはNG!

ただし、リールを洗う際は必ず冷水を使用すること!

お湯を使って洗ってしまうと、リールに使われているオイルやグリスが流れてしまうことがあります。

そうなると、オイルやグリスが無くなってしまったギアやベアリングは海水に対してむき出しの状態になってしまう。

こうなってしまってはあっという間に錆びてしまったり、潤滑油が無くなってしまったことによりパーツが劣化してリールから異音がしたり、場合によっては壊れてしまう。

リールの水洗いメンテナンスの手順

水で洗う前に、ドラグを締めておこう

リールには、魚の強い引きに合わせてラインを送り出す装置、ドラグが付いているものがほとんど。

リールを正面から見た際、つまみを時計回りに回すとドラグが締まって糸を引き出すのに強い力が必要になる。

リールを水洗いする前には、必ずこのドラグをきつく締めてい置くことをおすすめします!

理由はシンプルで、ドラグを締めてから洗わないと

ドラグ内に水が入ってしまうから。

ドラグを分解してみると、中にフエルト製の薄い板状のワッシャーが入っています。

このワッシャーの摩擦でドラグが機能するようになっているんですが、

そこに水が入ってしまうといくらドラグを締めても少し力が掛かると糸が滑って出ていってしまうようになったり、逆に滑り出しが悪くなってしまってせっかく大きな魚を掛けても糸が切られてしまうことに繋がったり。

そういったことを防ぐたに、必ずドラグは締めてリールを洗う。

リールのボディーを全体的に洗う

まずは部分的に洗うというよりもリール本体、ボディを洗っていく。

基本的にはリールをひっくり返して反対側から水をあてるようなことは避け、正面~横方向からシャワーなどを使って水洗いすればOKです。

リールのボディは樹脂やアルミ、マグネシウム、炭素系樹脂などから作られている。

炭素系の樹脂は潮などに強くて腐食しにくいが、特にマグネシウム素材を使用しているリールは特に念入りに洗うことをおすすめします。

私の使用しているリールの1つに、このマグネシウムを使用しているリールがあります。

使用後は毎回シャワーを使って洗浄していたのですが、使う回数が数えきれないくらいになってくるとこんな風に腐食してくる。

これはシマノ製のステラというリールですが、結構いい値段がするリールです。

いわゆるハイエンド機種でさえ、今の技術ではリール表面のボディですらも完全に海水によるダメージを防ぐ事は不可能だということです。

良く見てみると、部分的にボディが白く粉を噴いているようになっている部分があったり、逆に塗装が剥がれてボロボロになっているところがあります。

これらはリールを地面に落としてできた傷ではなくて、毎日のように砂浜で使い続けていたらこうなってしまった。

毎回しっかりと洗ってもこんな風にリールはダメージを受けていくんですね・・・。

ですからしっかりとボディを洗うようにしましょう!

そうすれば、より一つの道具を長持ちさせることができるようになりますよ。

ラインローラー部を洗う

次に、もっとも水洗い時に重要となる箇所の1つであるラインローラー。

この部分は水がとても入りやすく、非常に錆びたり潮で固着しやすい場所です。

海水が入ってしまうとリールを巻き取った際にシャリシャリと異音がしたり、糸ヨレが発生するようになってライントラブルに繋がることになったり。

毎回洗っていても、こんな風に若干錆びただけでラインローラーからシャリシャリと音がするようになってしまいました・・。

ですので毎回の水洗いの際は必ず丁寧に、より確実に海水を落とすことが重要です。

糸をラインローラーに通して動かしながら洗おう!

ワンポイントアドバイスですが、ラインローラー部を水洗いする際は

糸をラインローラーに通し、糸を行ったり来たりさせながら水を掛ける。

これをやるだけで大幅に長持ちするようになります。

私自身、以前は面倒なので爪を使ってラインローラーを回しながらシャワーをあてて洗浄していました。

しかし、これではラインローラーの回転すが不十分で、しっかりと海水を追い出すことはできません。

ラインを通してラインを使ってラインローラーを回しながら洗ってあげると、ラインローラーがしっかりと回るので潮抜きが確実になりますよ!

こんな時は、ラインローラーの不調かも・・・

ラインを通さず、リールを単体で回すだけでは音がしない。なのにラインを通して釣り場でリールを巻くとシャリシャリと異音がする。

こんな時は、大抵ラインローラー部のベアリングやブッシュが潮によって固着していたり、錆びていたり、グリス切れを起こしていることが非常に多いぞ!

その際はパーツを取り寄せて自分で交換するか、メーカーに修理を依頼して直す必要があります。

また、糸ヨレが酷くなった際などもラインローラーがしっかりとスムーズに回ることを確認すると良いと思います。

※ただし、機種によってはラインローラーが回転しないタイプのものもある。

ベールを洗う

次に、これまた重要なベール部

ラインローラーと同様で、かなり潮の影響を受けやすい箇所です。

こちらも潮を被ったにもかかわらず一度洗うのを怠っただけで、仕掛けを投入するためにベールを起こそうとすると・・・

ジャリジャリと潮の結晶が擦れる感触が。

こんな風になったことがあるので気を付けましょう。

ベールも動かしながら水洗いすること!

こちらもラインローラーと同様、必ず動かしながら水をあててあげることで海水を追い出すことができます。

もし、多少の違和感程度であれば

潮が多少噛んでしまった後からでも、少し長い時間水をあてながら動かし続けてあげると元の状態に戻ることもあります。

スプールを洗う

次に、忘れてはならないスプール(糸が巻いてある部分)です。

ここはラインがストックされている場所ですから、海水が付着している釣り糸によるダメージを受けやすい。

特に、PEラインを使用している方は注意が必要です。

基本的には流水をしっかり当てて洗浄することになりますが、ナイロンやフロロカーボンのラインであればそれだけでも日常的なメンテナンスとしては十分効果があります。

しかし、PEラインは細い原糸を組み合わせて作られた釣り糸ですから、表面に細かいでこぼこがあります。

このでこぼこに海水が付着すると、簡単に水洗いしただけでは海水が落ち切らないことも。

特にスプールの下の方のラインに付着している海水が厄介で、なかなか乾燥もしないので場合によってはスプール内部が腐食していきます。

また、スプールリングと言ってスプール外周の部分の金色の部分の近くが腐食したり、傷になったりすると

仕掛けを投げて続けているだけで、ラインが傷になっていくことがあるので気を付けましょう!

時々巻いてあるラインを取り除き、潮抜きをする

PEラインを使用する方は、月に一度でも良いのでラインをすべて取り除き、巻き取ったPEラインを水につけて潮抜きをしたりすると良いです(*^^*)

この際、スプールの腐食具合のチェックもできますからね。

ハンドル周辺を洗う

最後に、ハンドル周辺とハンドルノブを水洗いしていきます。こちらも同様、リールのハンドルを回しながら水をかけて洗浄することによってしっかりと洗うことができます。

ハンドルノブも忘れずに洗うこと。ノブも指で回転させながら洗うと良いですよ(^^)/

ハンドルノブって、魚のウロコや餌が付着したりして結構汚れる箇所です。

放っておくと悪臭を放つこともありますから、釣りから帰ってきたらすぐに洗った方が良いです。

コマセ釣りやサビキ釣りなどでオキアミやアミエビを使い、そのまま放置するととんでもないことになります(笑)

全体をしっかりとふき取る

意外と忘れがちですが、ふき取るという作業は結構重要!

万が一、多少海水が残っていてもふき取ってしまえば腐食などを抑えることは可能です。

しかし、ふき取りをしなかった場合、最悪なのは海水が多少薄まっただけの状態になっているにすぎないという状況。

この場合、水分+潮によってゆっくりとリールが腐食していくので注意が必要です。

この場合も、特に使用間隔がある程度空きやすい方は特に注意!

水洗いしたのにふき取らず、そのまま1カ月放置して置いたらリールが錆びていたり・・・・。

そんなことは結構良く起こることですからね。

必ず最後に柔らかい布で綺麗にふき取ること!

まとめ

今回はリールメンテナンスの基礎中の基礎、釣行後の水洗いについてまとめてみました。

買ったばかりの道具は当然大切にしますが、ついついめんどくさくなってしまうと洗わないでそのまま保管してしまったりしがちですが、

海水を甘く見ない方がいいと思いますね(-_-;)

私自身、ちょっとメンテナンスをさぼっただけで簡単にリールの巻き心地が悪くなってしまったりした苦い経験がありますから。

とにかく重要なのは、

回転したり動く場所は実際に動かしながらしっかり水をあてて洗う!

これをするかしないかで大きな違いが出てくるので気を付けましょう。

ただ適当にジャバジャバと水を掛けても、表面上は綺麗になっていても部品の隙間に入っている海水は抜けていませんからね。

★水洗いした後のオイル、グリスアップ方法の基本については「スピニングリール メンテナンス方法の基礎」をご覧ください。

それでは、今回はこの辺で。

また明日会いましょう!

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