ダイワ 18フリームス LT ベアリングチューンを詳細解説!

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さて、今回はダイワの18フリームスLTシリーズにベアリングを追加してチューンアップするために必要なアイテムと手順を解説していきますね!

まず、今回紹介する18フリームスのベアリングを追加する場所ですが、

ラインローラー部とハンドルノブの2か所!

ラインローラーの部分にはベアリングを1個追加できます。

ハンドルノブの部分にはベアリングを2個追加することが可能です。

どちらも決して難しいということはなく、

分解したパーツを順番に並べておいてプラスチックのカラーと呼ばれる輪っかをベアリングに交換して元に戻すだけ!

誰にでも簡単にできますから、ご安心くださいね(*^^*)

それでは、早速フリームスのベアリング追加チューンを始めていこう!

フリームスダイワ 18フリームス LT 実釣インプレッション!



ダイワ 18フリームスLTのベアリング追加チューン!

さて、まずはラインローラーにベアリングを追加してみましょうかね!

フリームスLTのラインローラーにベアリングを追加!

さて、ベアリングを追加することによって得られる効果ですが、

プラスチックのカラーを使用している時よりも摩擦抵抗が少なくなることにより、より少ない力でスムーズにラインローラーが回転するようになりますね。

これによってリールを巻いた時の巻き抵抗の軽減と、ラインの糸ヨレを防止し、ライントラブルの減少に良い効果が期待できますね(*^^*)

まずはラインローラー部のベアリングチューンに必要な部品から見ていこう!

ラインローラーのベアリングチューンに必要なアイテム

ラインローラーに使うベアリングが1つと、シムと呼ばれる隙間を調節するための金属の薄いワッシャーのようなものが必要になる。

フリームスLTに使用されているベアリングのサイズは

外径6mm、内径3mm、厚さ2.5mm。

いわゆる630ベアリングと呼ばれるものになります。

釣り具用のカスタムメーカーからもベアリングは発売されているけど、正直言ってかなり割高。

国産の工業用のステンレスベアリングを使えばかなり安価にチューニングできて、効果も十分なのでわたくしまるなかはいつも工業用のベアリングを使っている。

今回はソルトで使用することが多いリールに使うので、より異物が入りづらいシールド付きのステンレスベアリングをチョイス。

これに合わせてシムが何枚か必要になりますが、シムの大きさは

外径4ミリ、内径3ミリ、厚さ0.5ミリのものを今回は用意しました。

このシムの大きさは結構重要で、内径はベアリングに合わせればいいんですが外径が5mmなどになると、

ベアリングの外枠に接触してしまってうまく回転しなくなることがあるので注意!

630ベアリングに合わせるシムの場合は外径4ミリか4.5ミリくらいまでにしておいた方が良いと思いますよ。

1つ300円もしないくらいですから、いくつか予備も買っておいて回転が悪くなったりしてきたらすぐに交換できるようにしておくと良いかな!

もっと安い海外製のベアリングもありますが、回転性能は国産とどちらが良くて品質が安定しているかは・・・。

言わなくてもわかりますね(笑)

シムの素材ですが、鉄製のものはすぐに錆びてしまうので気を付けること。

アルミや真鍮、ステンレス製のものが耐久性もあってオススメですね!

後はオイルかグリス、あると便利なのが圧入れ用の便利グッズ。

左から粘度が高い順番になっていて、

特殊防水グリス、スプレー式グリス、オイルとなっています。

チューブタイプのグリスは粘度が高く、回転は少し重くなりますが防錆性や持続性は抜群で錆に強いのが特徴。

サーフや磯、船用のリールなどの波しぶきを被りやすい場所で釣りをしたり、負荷が掛かる釣りに使うリールにはこれがおすすめですね。

私が使っているものとはパッケージが新しく変わっていますが、中身は同じですよ(*^^*)

次に、ちょうど粘度としては中間に来るのがスプレータイプのグリス。

程々に持続力もあり、防錆性も確保できるので最もオールラウンドに使えるタイプですね。

今回もこちらを使用しました。

最後に、スプレー式のオイルですね

もっとも粘度としては低くラインローラーのベアリングの回転は最も軽くなるのが特徴です。

その分リールを水洗いしたり、使用していくうちにオイルが飛びやすくてベアリングの寿命としては若干短くなることがあります。

また、ベアリングの回転性能自体には問題が無くてもシャラシャラとラインローラーから音が発生してしまう場合もありますね。

オイルを使用する際は管理釣り場のトラウトゲームやアジングなど、1g以下のような軽量な仕掛けやルアーを使用する時かな。

私の場合はあまり繊細な釣りはやらないし、耐久性を求めるのでラインローラーには基本的にグリスを使っています。

そして、シールド付きのベアリングにグリスを挿す際にあると超便利なのがこれ。

シールド付きのベアリングって、密閉性が高いので潮なども入りにくい代わりに内部までしっかりグリスアップするのが大変です。

こいつを使ってグリスアップすると、ベアリングの内部までしっかりとグリスを浸透させることができるのでベアリングを長持ちさせ、良い状態を長時間キープさせることができるようになります。

一度買えばずっと使えるものなので、個人的には用意しておいた方が役立つと思います(*^^*)

さて、必要な道具はこんな感じ!

ラインローラーのベアリングチューンに挑戦!

まずはラインローラー部のネジを開けて、内部のパーツを無くさないように順番に並べていこう。

まずはこのネジを、マイナスドライバーかプラスドライバーのどちらでもいいので開けよう。

パーツを落とさないように注意してね。

多分、ラインローラー部のパーツを並べてみるとこんな感じになっていると思う。

今回交換するのは右から2番目の小さな丸いパーツだ。

金属のリングとプラスチックのパーツが組み合わさったようなアイテムを、630のベアリングに変えていきます。

ちなみに、ベアリングの厚さは2.5mmでこの交換前のパーツはもう少し厚さがある。

左が交換前に入っているカラーで、右がベアリング。

ちょっと厚さが違うのがわかるかな?

ですのでベアリングの両面に、一緒に用意してもらったシムを挟み込んであげて厚さを調整してあげるというわけ!

やりたいことはそれだけなので、思ったよりも簡単でしょ?

さて、ここまで来たらベアリングにオイルかグリスを塗ってあげよう。

今回はグリスを塗るので、圧入れ用のグッズを使って作業します。

ベアリングを工具にセットしたら、グリスを付けて圧入れ!

ちょっと多めにグリスをセットするのがコツですね!

グリスをセットしたら、上からキャップの部分を押し付けて圧入れ。

しっかりと押し付けたらベアリングを取り出す。

しっかり内部にまでグリスアップができていそうです。

これでシールド付きベアリングのグリスの圧入れは完了!

あとはカラーの入っていた部分にシムを挟んでベアリングに取り換えるだけ!

これで一度組んでみたんですが、若干ラインローラーの位置が偏ってしまっていた。

ですのでラインローラーの外側の部分、上の画僧右から2番目のシムを1枚から2枚にして再組立て。

わかりにくいですが、この部分に2枚のシムを挟んでみたところ今回はちょうど良かったです。

これには個体差なども多少あると思いますので、ラインローラーの位置がイマイチしっくりこない時はシムの枚数を変えてみて微調整してみてね!

ですので、今回は0.5ミリのシムを合計3枚使いました。

これでネジをしっかり締めれば・・・・

スムーズに回転する、トラブル減少のベアリング入りラインローラーになりました。

これでラインローラー部のカスタムはOK!

続いて、ハンドルノブを2BB使用にカスタムしていこう。



フリームスLTのハンドルノブを2BB仕様にカスタム!

さて、ラインローラーに続きましてハンドルノブのベアリングチューンです。

ハンドルノブにベアリングが入りノブの回転が軽く滑らかになることで、よりハンドルを回した時の滑らかさがアップして巻きが軽くなりますね。

ハンドルノブのベアリングチューンに必要なアイテム

ハンドルノブのベアリングチューンには追加で用意するシムは基本的には不要です。

既にノーマルの状態で入っているシムを使えば大抵大丈夫です。

ハンドルノブのベアリングは、ラインローラーに使われているものよりもワンサイズ大きい

外径7ミリ、内径4ミリ、厚さ2.5mmのものが使用されています。

いわゆる740ベアリングってやつですね!

これはシマノの小型スピニングリールのハンドルノブのベアリングと実は同規格。

ですので、シマノのリールの場合も同様にベアリングチューンができます。

コチラも海水で使用することを考慮し、今回はステンレス製のシールド付きの国産ベアリングをチョイス。

安い海外製のベアリングは、回転性が低いものが混入していることが多いので注意します。

これも多めに買っておくといつでもベアリング交換が安く、簡単にできるので便利です。

そしてベアリングに差す脂ですが、

ラインローラーと違いハンドルノブの場合は多少ベアリングが痛んできて回転が悪くなったとしても直接的にトラブルが発生するわけではありません。

ですので、チューブタイプの粘度が高いグリスを使うのは船用などのリールが中心。

大部分はスプレー式のグリスかオイルで十分だと思います。

こちらもより軽くよく回るハンドルノブにしたければ、オイルを選択します。

その分オイル切れになったり、錆びやすくなるという欠点があります。

今回はスプレー式のグリスを使っていくので、ラインローラーの時と同様に圧入れ工具も使用。

ハンドルノブのベアリングチューンに挑戦!

こちらはシムによる特別な調整が必要とならないので、プラスチック製のカラーをベアリングに交換して元に戻せば作業は完了するのでとてもシンプル。

ハンドルノブのキャップを中心の穴が開いた部分に金属のクリップを伸ばした針金を通すか、マイナスドライバーか何かで外す。

そうすればネジが見えてくるのでそれを外してパーツを順に並べていく。

マイナスドライバーの方がネジ山をダメにすることなく外しやすいかな。

プラスチック製の黒いカラーをグリスアップしたベアリングに交換して元に戻せば作業は終了する。

グリスを使用する時のシールド付きベアリングへの圧入れは、この記事の上の方にあるラインローラーのカスタムを見てね!

なお、ノーマルの状態ではハンドルノブの芯の付け根にシムが1枚入っていましたが、

ベアリングに交換して組みなおしたところノブの回転が少し重くなったので取り外しました。

このあたりはノブの回転の具合によって、シムが入っている時は取り外すなどして隙間を調整してくださいね(*^^*)

これで18フリームスLTのラインローラーとハンドルノブのベアリングカスタムは完了です。

2か所にベアリングが追加されることで、巻きの軽さや滑らかさ、糸ヨレからくるライントラブルを減らす効果があると思います。

フリームスLTはコストパフォーマンスに優れたとても使いやすいリールですが、今回のようにベアリングチューンすることで更に使いやすいリールになりますね!

今回は以上!

それでは、良い釣りを!

フリームスダイワ 18フリームス LT 実釣インプレッション!

2 COMMENTS

伊豆の嵐

まるなかさん、仕事が早い!
前回のレスを見て気長に待つ気でいましたが、ここまでサクっと仕上げてしまうとは。
凄く解り易く、これなら私にも可能だと思います。真似させていただきますね!
ベアリングのサイズとスペーサーの役割と仕組みさえ判れば、こんなに簡単にイジる事が出来るんですねぇ。目からウロコです。

リンクのベアリングリフレッシュセット、BBのメンテナンスを考えだしてからアマゾンのカゴに入れてるんですが、ずっと品切れなんですよねぇ。必需品になるだろうし、必ず手に入れるつもりです。
当初は洗浄メインで、潤滑にはオイルを使用する予定でいましたが、今回の記事を読んでスプレーのグリスに変更する事に決めました。
現状もオイルを使用していますが、確かに洗浄・乾燥後の性能低下が目立ちますし、毎回バラすのも面倒です。
グリスを完璧に充填出来るなら総合的に最もバランスが良さそうですね。私も極端に繊細な釣りはしませんし。出来ないとも言いますが(笑

これで18フリームス・フルBBチューンの目処が立ち、私的には最高のリールが現実的に形になりました。手に入れ次第改造する事にします。

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まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。
お役に立てたのであれば幸いです。
ベアリングの圧入れ用の工具は1つ持っておくと非常に便利ですから、買っておいて損はないと思いますよ!
グリスやオイルの使い分けなどって、キチンとしたメーカーの売込みではない説明があまり無いのでどれを参考にしていいのかわからないですよね(-_-;)
わたくしまるなかはひいきのメーカーなどを持たない素人ですから、何かわからないことがあればお気軽に問い合わせください。
公平な目線で、基本の準じた考え方を紹介しますよ(*^^*)

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