ベイトリールの分解・オーバーホールの基本手順を紹介!【シマノ編】

さてさて、今回は自分でベイトリールを分解&簡易オーバーホールの手順を紹介しようかなと!

リールの分解は難しそうに見えるけど、ちょっと慣れてしまえば誰にでも出来ちゃう。

手持ちのリールに今まで酷使し続けて1度もオーバーホールしていないものが有ったので、この機会に分解&メンテンナンスしていくぞ。

必要なアイテムをしっかり揃え、一緒にベイトリールの分解&簡単なオーバーホールにチャレンジしてみよう。

★なお、今回はシマノカルカッタコンクエスト200を分解していく。メーカーが違っても内部の基本的な構造は共通点が多いから他の機種でも応用は効くはず!



ベイトリールの分解・オーバーホールに必要な道具

まずは分解に必要な道具をしっかり揃えることがかなり重要。無理やりパーツを外したりすると、パーツを傷にしたりするから要注意!

初めに必要なアイテムをまとめておこう。

ベイトリールの分解・オーバーホールに必要な道具
  • レンチ:ハンドルの脱着に使用する。今回は10mmを使った
  • 精密ドライバー:精密ドライバーは+-各サイズセットになったものを用意しておくと楽
  • ドライバー:ハンドルノブを分解したり、レベルワインダーの分解には通常サイズの-ドライバーなどがあると便利
  • オイル:ベアリングの注油に使用する
  • ギアグリス:ギアのグリスアップに使用する
  • ドラググリス:ドラグワッシャーに使用する
  • パーツクリーナー:ベアリングやギア、ボディの汚れ落としに使用
  • ペーパー類:ペーパーや綿棒など、汚れをふき取る際に使用する
  • ベアリングメンテ用工具:シールド付きのベアリングをしっかり洗浄するならあると役立つ。無くても可

ドライバーなどの工具

今回はハンドルナットを取り外すためにレンチ(10mm)を使った。

こういう釣り用レンチもあるけど、私のようにこだわりのない人間なら普通のレンチでもOK。

他にも各所のネジを外すため、マイナスの精密ドライバー(各所のネジを外す)と通常サイズのマイナスドライバー(レベルワインダー分解の為)を使った。

精密ドライバーなどは何本かでセットになったものを用意しておくのが楽だし便利だね!

オイル・グリスなど

ドライバーなどの分解に必要な工具の他にオイルとグリス等が必要になってくる。

オイルはベアリング用に1種類あれば何とかなるけど、グリスは2種類用意しておくのがベスト。ギア周りに使用するものと、ドラグワッシャー用のグリスだね!

今回はシマノのベイトリールを分解するのでシマノの純正アイテムを使った。実際には他社のものを使ったからと言って壊れたりすることはないが、粘度の変化によって巻き心地などが変わることがある(自己責任で!)

今回使ったものを参考までに紹介しておく。

オイルはスプレー式のものでOK。

ギア用のグリスは使いやすいスプレー式のものもあるが、粘度が低くて流れやすい欠点がある。どうせ分解するなら、チューブタイプの粘度の高いものの方が耐久性があっておすすめだ。

ドラグワッシャーには専用のグリスを使おう。グリスの種類が変わると、ドラグの効き具合も変化する。

次に、ベアリングやギアなどのパーツを洗浄するパーツクリーナー等を用意しよう。

パーツクリーナーだけでも良いが、シールド付きのベアリングをしっかり洗浄したりグリスアップするならベアリング洗浄&圧入れ工具があるとめっちゃ役立つ。

ハンドルノブなどのベアリングにはオイルではなくグリスを使うパターンもある。そういう時にこのアイテムを持っておくと、しっかりグリスアップが出来るぞ。

パーツクリーナーをセットして脱脂ができ、グリスを圧入れすることもできる便利グッズ。

こんな風にして使います。

ベイトリールの分解・オーバーホールの基本手順!(シマノカルカッタコンクエスト)

必要な道具が揃ったところで、実際にベイトリールを分解していこう!

スピニングリールに比べると細かいパーツは少なめなんだけど、クラッチ周辺は小さなバネ等が重なり合っていることが多い。

組み立てた際にパーツが余ったりしないよう、しっかり順番にパーツを並べつつ分解するように!

※クラッチ周りなどは分解する前に写真に撮り、パーツの位置関係や入り方を記録しておくと良い。

スプール周り、メカニカルブレーキキャップを外す

まずは簡単に取り外せるパーツはどんどん外してしまおう。

このあたりは普段から外してメンテナンスしている方も多いんじゃないかな!

★スプール周りの日常的なメンテナンス方法については、「ベイトリールの簡単・基礎メンテナンスの手順!」を参考にどうぞ。

ハンドル周辺を分解する

ここからがベイトリールの分解&オーバーホールがスタート。

このような場合はまず6角ナットを固定している金属プレート(銀色のやつ)を外していく。マイナスの精密ドライバーを使って取り外したら、次に6角ナットをレンチを使って取り外していこう。

取り外したパーツは順番が分かるように順序通りに並べ、向きもわからなくならないようにしっかり揃えて並べる事!

2枚のワッシャー(座金)の向きに要注意!

部品を順序良く外していくと、ハンドルシャフトにこのような2枚のワッシャーが入っている。

このパーツは実は向きが決まっていて、間違えるとドラグが効かなくなったりハンドルが回らなくあったりするから要注意!(以前やらかした)

プレートを開ける

ここまで来たら、プレートを固定しているネジを開けていくと内部がお披露目される。

サイドプレートを固定しているネジを順番に外すんだけど、場所によってネジの規格が微妙に違ったりする。ゴチャゴチャにならないように気を付けよう。

今回分解したシマノカルカッタコンクエストにはこんなところにもネジがある。1か所でもネジが残っていると分解できないので注意。

そしてここまで来たら、パーツを落としたりしないように注意しつつプレートをオープンする。

ここから先は上に乗っているパーツを順番に分解していく事になる。さすがに今まで1度もメンテナンスしていなかっただけあって、ギア周りを中心に汚れが超溜まっているね(-_-;)

ドライブギア周辺をバラす

まずはドライブギア周りから分解していこう。ドライブギアにはドラグワッシャーがセットされているから、パーツをバラバラにしておく。

このリールの場合、上の画像の銀色の丸いプレートを外すとドラグワッシャーが出てくる。ドライブギアの裏側にもドラグワッシャーが付いているぞ。

次に、ドライブギアが付いていたシャフト周り。

このカルカッタコンクエストの場合は画像中央付近のネジを取り外し(実は2か所ある)、樹脂製のギア(ウォームシャフトギア)についているEリングを-ドライバーなどで取り外す必要がある。

Eリングは慎重に外さないと、ピンッとどこかに飛んでいって行方不明になりやすいから要注意!

うまくリングが外せれば、ドライブギアシャフトがゴロッと外れる。

ピニオンギア・クラッチ周辺をバラす

次に、ピニオンギア周辺をバラしていこう。

ここはそれほど難しい事はなく、2つのバネやプラスチック製の樹脂パーツなどを順番通りに外していけばOK。

で、これを外し終えると最後はクラッチ周りになる。

クラッチの周辺はバネやら小さいパーツがいくつか重なって形成されていることがある。

だからこの状態でどのパーツがどの位置に・どの向きで入っているのかを覚えておくのがかなり重要!

写真を撮ったりしてわからなくならないよう、注意した方が良い。なお、リールの分解に慣れていないのであればクラッチ周りは完全に分解しないのも1つの手かもしれない。

レベルワインダー周辺をバラす

最後に、汚れが溜まりやすいレベルワインダー周辺。

ここまでくればレベルワインダーのバラしはそんなに難しくないはず。パーツを順番にボディーから引き抜けば、レベルワインダーが外れるはずだ。

カルカッタコンクエストの場合は

ウォームシャフト(ギザギザが入ったレベルワインダーのレール部分)の左右に小さなベアリングが入っているのでお忘れなく。

この溝を-ドライバーで回せば、レベルワインダーは更に分解できる。ウォームシャフトはかなり汚れが溜まりやすいので、しっかり汚れ取りをしよう。



パーツの洗浄・注油をする

ここまで来たら各パーツがバラバラになっているはず。ギアなどが変摩耗しているような時は、パーツを取り寄せて組みなおせば自分でオーバーホールが出来ちゃうぞ。

まずはパーツクリーナを使い、グリスやオイルの汚れをしっかり取り除こう。

細かい場所の汚れは、ペーパーなどにクリーナーを染み込ませたりして綺麗にしよう。

メーカーからの出荷状態ではかなり多めにグリスなどが塗られていることが多く、ボディ内のあちこちに余分な油が飛んでいることが多いぞ。

注油箇所
  • 各ギア周り:ギアグリス
  • レベルワインダー(ウォームシャフト):オイルまたはスプレー式の粘度の低いオイルを薄く塗る
  • ドラグワッシャー:ドラグ用グリス
  • ベアリング:オイル。ハンドルノブのベアリングはスプレー式グリスでも可

各所に使うオイル・グリスの使い分けは大体こんな感じ。基本的にオイルはベアリングに使用し、グリスはギアに使うと覚えておけばOK。ただしハンドルノブなど、錆びやすい場所には粘度の低いグリスを使う事もあるかな。

あとはパーツを順番に組みなおしていけばOK!

パーツの順番が分からなくなった時は

どうやってパーツが入っていたのかわからなくなった時や、薄いワッシャーなどは順番を間違えやすい。そういう時の為に、メーカーのHPから展開図を引っ張っておくと非常に役立つ。

ただしクラッチ周りなどのバネの入り方などは展開図でもわかりにくいから、分解する前にしっかり写真に収めておいた方が絶対に良い。

一度自分の手で分解して組み上げが出来るようになると、次からの分解はかなりスムーズに行うことが出来るようになる。メーカーや機種が違っても基本的な構造は似ているので、興味が有ったら1度やってみると面白いぞ。

こんな感じで分解&オーバーホールが完了した。このリールはバス以外にも海でタイラバゲームなどにも酷使してきたので、巻き心地が少しガサガサしてきていたね(-_-;)

今回内部からしっかり洗浄&注油したことで、新品の時のヌメヌメした巻き心地が復活!

これからもバシバシ魚を釣っていこうと思う。

それでは、今回はこの辺で。

また明日会いましょう!

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