シマノ18ステラ 実釣インプレッション!

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さーて、今回は注目のアイテム、シマノ18ステラの実釣インプレッションを行っていきたいと思います。かれこれ15年ほどステラは使い続けていますが、相変わらず独特な巻き心地と剛性感は他のリールとは一味違います。

2018年はダイワイグジストのモデルチェンジもあり、財政的にはかなり負担が大きいですがどちらのリールも購入して実釣をしています(*^^*)
18イグジストのインプレについては、「ダイワ18イグジスト 実釣インプレッション」をご覧ください。

ダイワ18イグジストと比べると、マイナーチェンジ感の強い18ステラですが、実際の釣りに使ってみて魚を掛けてみるとどんな感じなのか?

気になっている方もかなり多いと思います。

そんな購入を迷っている方達を代表し、わたくしまるなかが買って使ってきましたのでよろしければ参考にしてみてくださいね。

それでは前置きは程々にして置き、シマノ18ステラのインプレッションを進めていきましょう(*^^*)

※モデルチェンジ後の22ステラのインプレッションについては【シマノ 22ステラ徹底インプレッション】を参考にどうぞ



シマノ 18ステラインプレッション!

さてさて、今回私の手元に届いた番手ですが、C3000MHGという番手になります。エギングや港湾シーバス、強めのバスフィッシングなどに使いやすい番手ですね。

この番手を港湾シーバスゲームに使用し、60cm後半程のシーバスまでを3匹程掛けてテンションを強めに掛けてやり取りしたり、ドラグを使ってやり取りしたりと少し様子を見てみました。

また、ミノーやワーム、バイブレーション、メタルジグなどをキャストしてみて巻き心地の変化やボディの強度なども見てみました!

お店で手に取って空回ししただけではわからない変化なども感じることができましたので、そのあたりも交えながらインプレッションしていきますね(*^^*)

シマノ18ステラの特徴

まずは14ステラとの変更点や改善点をチェックしていきましょう!個人的に目立つ部分をピックアップしていきますのでこの他の変更点などもあると思いますが、それはメーカーのホームページなどを見てみてくださいね(*^^*)

①マイクロモジュールギアⅡ

14ステラでも採用されていたマイクロモジュールギアが更に改良され、もともと巻き心地では定評のあったステラの巻き心地がよりワンランク上のヌルヌル感を手に入れています。お店に有ったモデルがハイギアのみだったのですが、聞いたところによるとローギアモデルの巻き心地はよりヤバいレベルとのことでしたね!

実際に購入して回してみた感じでは、14ステラと比較すると滑らかになってはいますがメチャメチャ変わっているという感じは正直受けませんでした。が、実釣で使用してみるとその差がかなり大きいことに後々気が付きました。

②サイレントドライブ

18ステラは内部の設計やパーツ設計を見直すことで、ボディとパーツ、パーツ同士の隙間(クリアランス)をギリギリまで小さくした設計になっているようです。14ステラまでは比較的クリアランスが大きくて、ダイワのイグジストシリーズと比較してもそのガタがちょっと目立つような印象がありましたね(-_-;)

今回設計を見直したことによって、14ステラと持ち比べてみても明らかにガタが小さくなっているのが素人でも分かるレベルになっていますよ!こういう細かいガタがあると釣りをしていて気になることもありますからね。

③HAGANEギア

ギアの素材やサイズは同じものを使用しているにもかかわらず、18ステラのギア強度はモデルチェンジ前と比較して2倍の強度がある。

ギアの強度が上がることによって、初期の巻き心地が長く続きやすくなることに加えて魚がヒットした時や引き抵抗の大きいルアーや仕掛けを巻き取った時にもギアが歪まないので、ゴリゴリと力強く巻き取ることができます。これはボディの強さなども関係してくることですが、ギアやボディが弱いものですと負荷をかけて巻いた際にグニャグニャとしなってしまって巻き取りにストレスが溜まります。このあたりの強さがステラの巻き心地に繋がってきます。

④Xプロテクト

確かツインパワーXDに初めて搭載された機能だったような気がしますが、防水性や防塵性が18ステラではアップしているようですね。

14ステラのラインローラーはもはや不良品レベルと言えるほどの耐久性のないラインローラーでしたので、このあたりの改善は非常にありがたいと思います。ローラー自体も黒いDLCラインローラーというものに変更になっていますね!より摩擦が少なく、ラインにやさしい設計のようです。ちなみに10ステラもこのDLCラインローラーだったので久々の復活です。

⑤軽量化

18ステラは今回のモデルチェンジによって軽量化されています。機種によってその差に違いがありますが、それぞれ5g~15gの軽量化となっていますね。自重自体は18イグジストには敵いませんが、ステラのボディってバランスがいいので実際にロッドに取り付けて振ってみるとそのスペック上の重さよりも軽く感じるはずですよ!

最近シーバスロッドに18イグジストを付けて使っていて今回リールだけ18ステラに交換したのですが、予想以上に違和感なく釣りに臨めたのでスペック上の重さだけで重い軽いの判断は一概に出来そうもないかな。

⑥金属製のローター

ダイワの18イグジストがボディ素材をマグネシウム、金属素材に変えてきましたがローター素材は炭素系樹脂のザイオンのまま。基本的に、炭素系樹脂は軽量で腐食には強いんですが精度と強度の面では金属素材の方が上なんですね。

ですので、ステラシリーズは代々金属ボディと金属製のローターを採用してきています。CI4+という炭素系樹脂を使用しているリールもラインナップされていますが、炭素系の素材ではステラ独特の巻き心地と剛性感は出せないとの事です。このあたりは徹底した軽量化よりも巻きの重厚感と耐久性を重視しているステラらしい選択だと思いますね!

さて、機能的な特徴の解説はこんなところでしょうか?

それでは、実釣インプレッションに進んでいきたいと思いますね!



シマノ 18ステラ実釣インプレ

①巻き心地

仕掛けを付けずに空回しした感じでは、14ステラよりも少し巻きが滑らかになった位かな?

といった印象だった18ステラ。

しかし、実際にルアーを結んでキャストし、抵抗をしっかり掛けて巻いてみるとその差は空回しした時よりも遥かに大きな差となって現れますね。

巻いた時のヌメヌメ感はもちろん、手先に伝わってくるノイズの少なさなどはモデルチェンジ前のステラよりも遥かに優れていますね(*^^*)

同じような番手で1周り大きい3000HGMというモデルを使用していましたが、その差は明らかに分かる感じかな。今までのステラでも多少ザラザラ感があったものが、それすらなくなってもはやヌメヌメを越えたといった所かな(笑)

そして魚を掛けてドラグを締め込んでやり取りしてみたり、抵抗の大きいバイブレーションやメタルジグを操作してみても巻きの際に変なブレが出たりすることは無くてカチッとしています。

このあたりは18イグジストも大幅に進化してきたので、ボディの強さや巻き心地の優劣をつけるのは結構難しい印象。個人個人の好みもあるのでかなり分かれる部分だと思いますが、ノイズの少なさといった所では18ステラの方が若干勝っているかなぁという感じがする。

ただし、巻いた際のシュルシュルという回転音は無くなっているということは無くて、回せば音はします。部屋の中の静かな空間で回せばそりゃあ聞こえるレベルですが、実際のフィールドでは全く気にならないといった所。回転音自体は14ステラと比べると若干小さくなったかな?という印象を受けますが、このあたりはギアやグリスのなじみ具合によっても変化してくるはず。

また使い込んでいってみて、気にある点があるようであれば追記していこうと思います。

②スプール周り

左側が14ステラ、右側が18ステラですが、ラインテンションが弱い状態でラインを巻き取った際などに発生しやすいスプールシャフトにラインが巻き込まれる現象を少なくするような形状に変更になっていますね!

実際にスプールを付けてみてみると、かなり改善されそうな感じ。向かい風の中でミノーやシンキングペンシルなどをキャストし続けていたり、ノーシンカーリグなんかを扱う時は気を抜くとラインが巻き込まれることが有りますからね。こういう地味な所の変化は結構実釣に響いてくるので意外な差になると思います。少し風が強い状況での釣行となったんですが、今のところはまだトラブルは起きていませんね。

続いてラインストッパーですが、14ステラの謎の改悪となったラインストッパー形状は予想通り廃止になりました。結局シンプルな使いやすい形状のストッパーが一番ということで、18ステラのラインストッパーはいたって普通な感じ。

実際に使ってみると、やっぱりこの形が最もシンプルでラインを挟み込むのも超楽チン!

しっかり指で押さえて注意しながらラインを挟もうとしなくても、適当にササっとやるだけでラインが挟めるのでストレスフリーです。夜釣りなんかですと、中々ストッパーにラインが挟めないことが有ったりしてちょっとしたストレスになってしまったりしますからね。

18イグジストのラインストッパーの方が挟んだ際のホールド力には優れているような感じもしますが、挟みやすさという点では明らかに18ステラのストッパーの方が優れていますよ!

もうこの形から変えなくていいので、シンプルなもののままでいてほしいと願いますね!

③重量感

18ステラになって軽量化が進みましたが、この重量の違いについては14ステラと比較すれば明らかに軽くなっているのが分かりますが、18イグジストと比較すると若干重い感じはどうしてもある。

しかし、実釣で使ってみると結構面白くて、カタログ上の重量の差程18ステラと18イグジストの重さの違いは感じられないように思いますね!

18ステラはボディバランスが良いのか、ロッドに取り付けてキャストしたりしてみるとそこまで重たい様には感じない。

ただしエギングなどのようにロッドを静止して待つような釣りでは重量の差はやはり感じやすいように思えましたね。巻いたりキャストしたりといった動作をしている時はその重量をバランスの良さでうまくカバーしているといった所。

④ボディカラー

スプールやボディのカラーが全体的に銀色を意識したシンプルなカラーリングになりました。今までのステラシリーズはもう少し青黒いといったようなカラーリングのボディにゴールドの配色がなされたスプールを装備してきていましたが、今回は全体的に少し地味というかゴージャス感を少なくした感じ。

これは結構人によって初めは違和感があるかもしれませんが、個人的にはそこまで嫌いではないし見た目重視でタックルを選ぶことはあまりないので気にならないかな。18ステラのボディの光沢感はかなり独特で、今までのステラとは違った塗装になっている感じがしますね!

⑤質感

巻き心地なども質感に入ると思いますが、例えばベールを上げたり戻したりする際の感触など。

これは流石ステラといった感じの高級感としっかり感があります。18ステラになってますますその質感は良くなっている印象がありますよ!

カチッとベールが上がって戻す際の摩擦なども無くて非常にスムーズで気持ちがいい。そしてパーツのクリアランスが小さくなっている為、今まではメタルジグを操作したりする際にリールから「カチッカチッ」という音が聞こえてきたのですが、それが無いので非常にストレスフリーですね!これは一度気になるとかなり気になったりすることだったので、個人的にはかなり嬉しい進化です。

18ステラを使用してみて気になる点

14ステラよりもいい方向に進化してきていると感じる18ステラですが、個人的に気になる点を挙げるとすればこんなところ。

①ラインローラーの異音

テンションをそこまで掛けなければ非常にシルキーでサイレントな使い心地なんですが、かなりテンションを掛けてリールを早巻きしたり、ルアーを回収したりする際に

シュルシュルとラインローラーから音が出ますね(-_-;)

これは個体差があると思われるので全てが全てそうだとは思えませんが、私が購入した18ステラは若干音が目立ちます・・・。

ラインローラーが回っていないわけではないのでライントラブルに繋がるものではありませんが、少し使ってみて馴染んでこなければ一度ラインローラーは分解してグリスを入れなおそうと思います。それでもでダメなら10ステラまでのようなシンプルな普通の2BB仕様にできないかやってみます。

追記

ラインローラーの異音ですが、その後釣行を重ねてキャストを繰り返し、魚を釣っていくとベアリングのバリか何かが取れたためかラインローラーからの異音は無くなりました。

今の所快適に使えています!

②マグネシウムボディの耐腐食性

これは今までのステラシリーズが抱えていたかなり大きな弱点。

18ステラでもボディはマグネシウム、ローター素材は番手によってアルミまたはマグネシウムになっています。

マグネシウムという素材はかなり酸化しやすくて腐食しやすい素材なんですよね。毎回使い終わった後で水洗いをしていたとしても、サーフや磯などといった波をかぶりやすい過酷な条件下でステラを使い続けていると、こんな風にボディが腐食していく。

ローター周りも特に地面にぶつけて傷を付けたわけではないんですが、使用頻度が高いとこんな風にボロボロになっていきます(-_-;)

ローター周辺も同様で、4年間使い続けた私のステラはこんな感じ。

私の場合は釣り道具はあくまで魚を釣る道具という位置づけなので、ボロボロになっても壊れたりしなければ良いという部分もあるんですが、気になるという方は気になる部分だと思います。18ステラはこの部分がどう改善されているのか?それとも変わっていないのか?

今後使っていく中でどうなっていくのか注目しながら使って行こうと思いますので。

③クリアランスが小さいが故の遊びの無さ

パーツが精密に、クリアランスが小さく作られているということは、ほんの少し部品の位置がズレたり、ちょっとした衝撃などを与えただけで使用感が大きく変わってしまわないのか?

最近のリールはどんどん精密化してきていて、扱い方を間違えてしまうと昔の遊びのあるリールよりも壊れやすかったり。

14ステラを使用している際、一度メタルジグをキャストしていて突然リールが巻けなくなってしまったことがあったんですね。特に潮ガミや砂ガミを起こすような場所ではなかったので、その日の釣りは中断して家に帰って分解する羽目になりました。どのパーツも損傷しているということは無かったため、どうやらパーツ間のクリアランスが乱れてしまってギアのかみ合わせが若干ズレてしまったようでした。

18ステラではよりパーツが精密に無駄が無い設計のなっているということなので、このあたりがどうなっているのか少し注意して見ていきたいですね。

精密さが増したことで、耐久性が上がっているのか、逆にちょっとした衝撃などに弱くなっているのか?



まとめ

今回は注目のリール、シマノ18ステラの実釣インプレッションをさせていただきました。14ステラまでと比較するとより一層巻き心地や重厚感などといったステラの特徴であった部分がより磨かれた印象を持ちましたね!

ダイワのイグジストの場合は今までのものがボディが弱かったりして、良くない点がステラと比較すると若干目立っていたということもあって今回のモデルチェンジによる進化がより大きいと感じました。ステラの場合は今までの時点で既にある程度完成されているリールといった感じもありますから、イグジストと比較すれば明らかに目立った進化という面は小さいかなと。

それでも実際の釣りで使ってみると、また一段とステラの良さが際立つものになっていますから、買って後悔するということは無いと思いますね。ギアの耐久性などは今までのステラでも十分満足のレベルだったので、これ以上耐久性を増してきたとなると、少し想像がつかないような感じもしますが(笑)

逆にマグネシウム素材の腐食に際する強さなどについては、今後長い期間使い続けてみないとわからない部分もあるので今の時点では何とも言えない状態かな。塗装の種類は大きく変わった印象がありますから、耐腐食性能も以前のものよりも良くなっていることを期待しています。今後使ってみてまた気になる点などが出てきた際には、また紹介していきたいと思いますので!

今回は18ステラのインプレッションをさせていただきましたが、18イグジストのインプレッション記事も用意してあります。どちらを購入しようか迷っているという方は「ダイワ18イグジスト 実釣インプレッション」を参考にしてみても良いかもしれませんね♪

では今回はこの辺で。

それでは、良い釣りを!

10 COMMENTS

たくみ

コメント失礼します。
ハンドルノブを交換されていますが、こちらのハンドルノブの商品名等詳細を教えて頂けませんか?
私もステラc3000mhgを使用しており、同じ物への交換を検討しています。

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まるなか

わたらせ樹脂工房さんのハンドルノブです。
10年ほど前にオーダーで作っていただきました。

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