メジャークラフト クロスライド3Gを徹底インプレ!【XR3-1002M/LSJ】

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クロスライド3G インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はメジャークラフトから発売された新たなショアジギングロッド、クロスライド3Gのインプレをやっていきます。

私が購入したのは、ライトショアジギングモデルのXR3-100M/LSJですね。

主に磯のライトショアジギング五目やハードロックフィッシュ用として、興味があったので買ってみました。

結論から言ってしまうと、この価格帯の中ではブランクスの性能・使用感は間違いなくトップクラスの仕上がり。

目を瞑って振ったら、実売価格で3万円以上のものと遜色ないレベルだと思います。

忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

クロスライド3Gを「サクッと」インプレ!

クロスライド3G 青物 釣果

クロスライド3Gの使用感について、ざっくりとまとめておきます。

  • ガイド:グレードが下がっているが、実釣性能としては気にならない
  • 飛距離・トラブルレス性:かなり高反発。振り抜き感は抜群、トラブルもゼロ
  • 重量感:手元に重心が寄り、非常に軽くて軽快
  • 感度・反発力:ここ価格帯としてはかなり強い反発感。ジグ操作が楽にできる
  • パワー:大型のロックフィッシュでもドラグは一切出さずにキャッチ可能。LSJロッドとしては十分
  • 適合ルアー:メタルジグやメタルバイブ向き。40g以上が快適か
  • シチュエーション:外洋に面した防波堤やサーフ・磯など。青物・回遊魚以外にロックフィッシュにもおすすめ

ざっくりインプレするとこんな感じです。

一言でまとめると、超軽量・高反発なブランクスが最大の特徴です。

シーバスロッドやサーフ用のロッドと比較し、よりジグの操作に特化したロッドですね。

ガイド

クロスライド3Gのガイドですが、Oリングが採用されています。

クロスライド3G ガイド アルコナイト

5GはSiCだったので、ガイドのグレードとしては下になります。
Oリングはエントリーグレードのロッドに使われることも多い素材なので、クロスライド3Gの価格を考慮するとガイドは安価なものが使われている、あまり見られない仕様ですね。

しかし、実際にこれまで各社のアルコナイトやOリング仕様のロッドも使ってきていますが、SiCと比べてラインが切れやすくなるとか、そういう不具合は発生していません。

確かにガイドの性能的にはSiCやトルザイトには劣りますが、マグロなどの超大型魚を狙うわけでなければ、性能の低下や使いにくさが気になるということは無いでしょう。

ただし、リングが弱くなるので、キャスト時や運搬時に硬い岩や岸壁にガイドをぶつけたりすると、リングが損傷するリスクは高くなります。

その辺りの扱いは少し気を付けた方が良いと思います。

実釣性能に直接的な影響がない部分はコストを下げ、その分ブランクス性能に重点を置いて作られたロッドということですね。

飛距離・ライントラブルなど

クロスライド3Gですが、シャキッとしたブランクスでかなり高反発な使用感になっています。
上級機種を中心に使われることが多い、トレカT1100Gというカーボン素材を採用、ショアジギングロッドとしては反発力を重視して作られています。

私の場合、メインで使うのは40gクラスのルアーになりますが、振り抜いた時にブレが一切なく、重量的にも超軽量なので投げ心地はかなり良いです。

PE1.5号を使って40gのジグをキャストすると、それほど力まずにキャストしてだいたい90m台前半ほどが平均です。

高級なロッドと比べても特に投げにくかったり、飛距離が落ちることはないですね。

また、ライントラブルに関しても全く発生せず、綺麗にラインが放出されていきます。

向かい風や横風の中でも糸絡みなどはなく、ノンストレスで快適に使用中!

重さ・重量感

トップクラスの軽さ!

私が購入した10フィートのライトショアジギングモデルですが、カタログスペックで173g。

手に取ってみるとすぐに分かりますが、マジで軽いです。

重量的にはシーバスロッドと全く変わらないくらいで、青物用ロッドは重たくてゴツいのが嫌という方にもピッタリ。

同じくライトショアジギングロッドですと、シマノのコルトスナイパーSSのLSJモデルも所有しています。

コルトスナイパーSSLSJ シイラ 釣果

軽さに関しては、クロスライド3Gの方が圧倒的に軽いですね!

ちなみに、上級機種のクロスライド5Gも超軽量なロッドですが、3Gもブランクス的にはほとんど変わらないくらいの性能があると思います。

優れたバランス

自重自体も非常に軽いクロスライド3Gですが、ロッドにとって同じくらい重要なのが重量バランス。

いくらロッドが軽くてもバランスが悪いと、実際に使うと持ち重り感が気になったりします。

逆に、多少ロッドが重くてもバランスさえ良ければ軽く感じたり、スペック的に軽ければ良いというものでもありません。

実際に使ってみた印象としては、重量バランスも非常に優秀、自重の軽さと相まって超快適に使えます。

クロスライド3G グリップ

上がクロスライド3G、下はシーバスロッドです。

どちらも10フィートのロッドなので、長さは同じ。

こうやって比べてみると、クロスライド3Gの方がグリップが少し長く、リールシートの位置もエンドから少し離れています。

これによって手元に重心が寄りやすく、手に持った時の持ち重り感も全く気になりません。

実際に5000番のリールをセットして重心の位置を探ってみるとこんな感じ。

クロスライド3G 重心バランス

ちょうどフロントフリップのところに重心がありますね。

これならロッドを振り抜いたり、ジグを操作する時にロッドの重さが気になることはありません。

この価格帯としても最軽量クラスですが、ショアジギングロッド全体で見ても非常に軽いロッドです。

また、シーバスロッドよりもグリップが長いことでエンドをしっかり脇に挟みやすく、ジグをジャークするのも楽にできます。

感度・反発力

クロスライド3GはトレカT1100Gを採用していて、ショアジギング・青物用ロッドとしては高反発な使用感になっているのが大きな特徴。

クロスライド3G

全体的にピンとした強めの張りがありますが、特にティップ~ベリーにかけてはシーバスロッドとの違いがしっかりと出ていますね。

ロッド全体がパリッとしているので、水深30mほどのそれなりに深い場所まで探ってみましたが、ジグ操作がスパッと決まります。

ジグが水圧を受けてもティップからベリーが負けず、ジャークした時にジグが簡単に滑走・横を向いてくれます。

また、この超軽量で強い反発力が感度の良さにも貢献しています。

ジグを操作した時にアシストフックが暴れてジグに当たる感触が明確に伝わり、海中でのジグの様子や潮の流れなど、手元に伝わる情報も非常にクリアですね。

感度・反発力の強さに関しては全く文句のない使用感!

ロッドのパワー

ロッドのパワーに関しては、反発力が強いロッドなので、グイグイと魚を引き寄せることができます。

オオモンハタ

クロスライド3Gの初実釣で47~48cmほどの大型のオオモンハタをキャッチしましたが、ドラグは一切出さず、根に潜られることもありませんでした。

水深25m前後の場所で食いましたが、ライトショアジギングロッドとしては十分なパワー・強さはあります。

ただし、ロッドを曲げこんで魚の引きを吸収しながら寄せるロッドではないので、魚が暴れた時に手元に伝わる衝撃・抵抗感も結構明確です。

この辺りは使い手の好みにもなってきますが、魚とのやり取りを繰り返していると、少し疲れやすいと感じます。

また、私の場合はライトショアジギング用なので気になりませんが、足場が悪い磯でカンパチやヒラマサなど、大型の青物とやり取りするとなってくると、個人的にはあえて反発力を落としたロッドの方がやり取りが楽なので、この辺りは使い手の筋力や釣り場の状況・好みによって良し悪しは分かれるでしょう。

ロッドを曲げこんで魚を必要以上に暴れさせずにいなして寄せたい方には、このロッドはおすすめしません。

積極的に反発力を使いたい方向けです。

クロスライド3G タマン

36cmほどのタマン(ハマフエフキ)をキャッチしましたが、手元に結構強く魚の突っ込み・抵抗感が伝わってきました。

ドラグを使わずにガチンコファイトをするっていうことを考えると、私が購入したLSJモデルの場合、カンパチの場合はだいたい2kgくらいまで。
ブリ系青物の場合は3kgくらいまででしょうか。

それ以上の魚になってくると、ドラグを使わないと手元に伝わる衝撃がかなり強くなってしまい、やり取りが疲れそうです。

クロスライド3G チヌ 釣果

足元でジグを操作していたら飛びついてきた良型チヌ。

46~47cmほどでしたが、楽々抜きあげてキャッチできました。

適合ルアー

クロスライド3G スペック

私が購入したLSJモデルですが、スペック的には15g~50gとなっています。

実釣の感触では、最低でも30gは欲しいところで、個人的には40g以上が快適に思えます。

30g前後のルアーも使えはしますが、もう少し反発力が控えめなロッドの方がジグを繊細に・自由にコントロールしやすい印象。

また、ティップの反発力を活かすことで、メタルジグ以外にもメタルバイブレーションのリフトフォールもかなり快適です。

一方、シンキングペンシルやミノーをただ巻きやドリフトしたり、タイラバを使うとなると、個人的には穂先がしなやかに曲がり込むシーバスロッドなどの方が使いやすいです。

良くも悪くもかなりシャキッとした高反発なロッドなので、穂先にルアーの重さ・抵抗感を微妙に乗せて穂先で絡めるように操作したり、穂先を微妙に曲げた状態でルアーを操作するのは苦手。

ジグやメタルバイブをロッドアクションで操作することに重点を置いたロッドって感じです。

適したシチュエーションなど

クロスライド3G ショアジギング 釣果

私が購入した10フィートのライトショアジギングモデルですが、基本的には外洋に面した防波堤やサーフ・磯など、大場所狙いのスタンダードなロッドとして使えますね。

40gクラスのメタルジグやメタルバイブレーションを中心に使いやすく、リールは4000番または5000番クラスがマッチします。

ラインに関してはPE1.2号以上、1.2号~2号クラスがちょうどいい具合ですね。

1号クラスも使えないことはありませんが、全体的に高反発で強いロッドなので、1号を使うならもう少ししなやかで繊細なロッドの方が個人的には使いやすいかな。

それ以外の所ですと、高反発な使用感を活かしたハードロックフィッシュゲームにもかなり使いやすいです。

20g前後のシンカーを使用してみましたが、強い反発力でワームを根に絡めて操作しやすく、使い心地は良好。

オオモンハタ クロスライド3G

40cm・1kg前後のオオモンハタをキャッチしたり

クロスライド3G ロックフィッシュ

30cm台の魚も含め、数釣りを堪能できました。

ライトショアジギング五目を中心に、ハードロックフィッシュなども楽しみたい方にもおすすめできるロッドですね。

まとめ!

クロスライド3G 青物 釣果

今回はメジャークラフトの青物ロッド、クロスライド3Gのライトショアジギングモデルをインプレしました。

この価格帯としてはトップクラスの軽さと軽快さ・高反発な使用感が大きな特徴になっているロッドです。

ガイドのグレードは少し低いですが、ブランクス自体の性能はワンランク上のロッドと比べても全く変わりません。

軽くて使いやすい・ジグを海中でしっかりジャークして滑走状態を作れるロッドを探している方に、これは忖度なしにおすすめできますね!

プラグを使ったり、しなやか系のロッドが好きな方にはなじみにくいと思うので、反発力が強いロッドというのを把握した上で、興味がある方はぜひお試しあれ。

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