こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はスミスから発売されているチヌトップ用ペンシルベイト、チヌペンTラバの使用感や特徴・使い方などを詳しくインプレッションしていきます。
チヌペンTラバの特徴は、何と言ってもテールに装備された細身のラバーネクタイ+スカート。
ペンシルベイト本体の動きとはまた違った艶めかしい動き・波動を発生させ、実際に使用してみたところ、中々面白い効果を発揮しましたね!
忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上
- 渓流~船釣りまで、ルアー・フライ・餌と各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、毎日のように釣行を重ねて生活している釣り好きです。
チヌペンTラバのスペック・ラインナップ
- 全長:68mm
- 重量:7.8g
- フック:#8
サイズとしては7cmクラスと、チヌ用トッププラグとしてはオーソドックスなボリューム感ですね。
クロダイ・キビレ狙い両方に使えますが、小型のチヌが多い時は、60mmクラスのワンサイズ小さいルアーの方が乗りが良くなることがあります。
チヌペンTラバを「サクッと」インプレ!
チヌペンTラバの詳しいインプレを始める前に、私なりの印象を簡単にまとめておきます。
- 飛距離:平均
- アクション・動きの質:水絡みが良く、パワーのあるドッグウォーク
- 使い方:一定テンポのドッグウォークの他、ただ巻きや小刻みなクイックターン
- シチュエーション:オールラウンドに使えるが、イレギュラーな動きや緩急は少しつけにくい
ざっくりまとめるとこんな感じですね。
チヌペンTラバはロッドアクションを与えると、ヘッドが左右にスライドしますが、その時のパワーが結構強調されていますよ!
簡単操作で首振りアクションが出せ、強風時などにも比較的安定した使い勝手を誇ります。
飛距離
チヌペンTラバの飛距離ですが、実際に私が0.6号のPEラインを使ったスピニングタックルでキャストすると、だいたい30m台後半~40m弱程度ですね(ラインのマーキングにて計測)。
キャスタビリティに関しては、チニングスカウターや水泡・フェイキードッグなどの方が優秀です(これらは40m以上のキャストが可能)。
しかし、遠投をかなり意識しなければ実釣時における不満は特になく、飛距離としては平均クラスでしょう。
テールにセットされたラバーが抵抗になっていると思うので、外せば飛距離は一段階UPすると思います。
重心設定・浮き姿勢はこんな感じで、後方寄りになっています。
似たようなルアーに「メバペン」というライトゲーム用ペンシルベイトがあります。
浮力はやや控えめで7.8gの重量があるので、やはりテールのラバーがキャスト時の抵抗になっているんでしょうね。
その名の通り、メバル狙いやセイゴゲームで私が愛用しているルアーです。
こちらは水平気味の姿勢で張り付くような浮き姿勢なので、外見は似ているものの、中身は異なっています。
チヌペンTラバのアクション・動きの質
しっかりした水押しとパワーのあるスライドドッグウォーク
チヌペンTラバのアクションの特徴ですが、ロッド操作を与えることで左右に首を振りつつ、スライドしてチヌにアピールします。
この時の動き方としては、ナチュラルにヌルヌルと動くのではなく、どちらかというと動き出しで少し強めに加速し、しっかりと水を纏いつつ押す印象ですね。
チヌペンのテール部は、左右に伸びたヒレのような形状になっています。
この形状が左右へのスライドアクションを強調し、しっかりと首を振ってアピールすることに貢献してますね!
小さなカップによる音+飛沫
チヌペンのアゴの部分は、水を受ける非常に小さなカップのような形。
アクションを与えた時に、この部分が水を弾くことで「ポシャッ」というような音と飛沫を発生させます。
ペンシルポッパーやポッパーと比較すれば控えめな音量ですが、良い感じでアピール力がプラスされてますぞ。
チヌペンは分類的にはペンシルベイトですが、若干ながらペンシルポッパーのような特性を持ち合わせているというわけですね。
テールのラバーパーツの波動
チヌペンTラバの特徴でもある、テールのショートラバーの細長いネクタイ状のラバー。
これらはアクションを与えると、
- ショートラバー:ピリピリと小刻みに震えるような動き
- ネクタイ:ユラユラとナチュラルになびくように動く
このような動きを発生。
ペンシルベイトのドッグウォークアクションとは違い、柔らかさのある微波動でチヌを見切らせずにバイトさせたり、人為的な動きを嫌うチヌが多い時に効果を発揮します。
ただし、フグが湧いているシャローエリアで使用すると、ラバーが一瞬でボロボロにされるので要注意。
まるなか
ただし、外道も引き付けやすいから、状況次第での使い分けが大切だよ
チヌペンの使い方
チヌペンTラバの使い方ですが、大きく分けると2つですね。
連続ドッグウォーク
1つめはオーソドックスな使い方で、「チョン、チョン」と一定のリズムでロッド操作を与えて水面でルアーをドッグウォークさせます。
とりあえずこの使い方がしっかりできれば、チヌのトップウォーターゲームの基本はOKでしょう。
軽い操作でもパワーのあるスライドアクションでキッチリアピールしやすく、多少波気立っていたり、風が吹いていてもルアーが滑りにくいですよ!
ルアーの後方の引き波を綺麗に出すのが、基本でもありコツになりますね!
ただ巻き・超小刻みなロッド操作
2つめはワイドなスライドアクションではなく、ラバーの波動を利用した使い方ですね。
チニングをやり込んでいくと分かるんですが、状況によっては、チヌは動くルアーを嫌うことがあるんですよね。
こういう時はワームを使ったズル引きが良かったりしますが、チヌの目線が上にある時は、ただ巻きや最小限のアクションで直線的にルアーを引くのもおすすめ。
ロッド操作でルアーを動かしていると、それほどチヌが反応しないのに、ルアーを回収した瞬間に急に追ってくる時など、シンプルなただ巻きが良かったりしますね。
チヌペンTラバの場合は、ただ巻きで使ってもルアー後方の水流のヨレにラバーが入ることで、ユラユラとナチュラルに動いてチヌを誘ってくれるんですね。
ただ巻きでは波動が少し弱いと感じる時は、糸フケをあまり出さずに最小限のアクションを加えつつリールを巻き、シェイクに近い感じで操作するのも効果があります。
チヌペンTラバのただ巻きでキャッチしたクロダイ。
この日は、ルアーを大きくスライドさせると逃げてしまうチヌが多く、ただ巻きがハマりました。
まるなか
まとめ!
今回はスミスのチヌペンTラバのインプレをしました。
- 比較的高比重な後方重心設計だが、テールのラバーによる抵抗で飛距離は平均クラス
- 水絡みが良く、アクションを与えるとパワーのあるスライドを伴うドッグウォーク
- 風や波にも比較的強く、安定した操作感
- 状況によっては、ラバーの波動を活かしただ巻きや最小限のアクションもおすすめ!
要点をまとめると、こんな感じですね。
スミスのルアーは、外観的には目立つ特徴が無いものも結構多いですが、実際に使ってみると、基本性能がしっかり備わっていて使いやすいものが沢山ありますよ!
おすすめ関連記事
ルアー選びの基本やアイテムごとの特徴に合わせ、公平な視点でおすすめを紹介します。