【価格を越えた使用感】シマノ24エンカウンターを徹底インプレ!

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24エンカウンター インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノの万能系ソルト用ルアーロッド、24エンカウンターの特徴や使用感について詳しくインプレしていきます。

私が購入したのはS106MH、主にライトショアジギング五目やヒラスズキ・ハードロックフィッシュゲームなどを楽しむためのロッドとして使用中。

正直、元々は購入する予定がなかったロッドなんですが、先日インプレしたライバル機種のダイワ25スカイハイが微妙な感じだったので、同じようなスペックの24エンカウンターはどんなものかと、追加で購入。

実際に使い比べて魚を釣っていくと、結構使用感には違いがあり、それぞれシマノらしさ・ダイワらしさが出ていましたね!

正直、個人的には後発の25スカイハイよりも24エンカウンターの方が使いやすく、特に私が購入した10フィート6インチのMHパワーに関して言えば、間違いなく24エンカウンターをおすすめします。

万能系ロッドとしてかなり使いやすく、価格を越えた使い心地があるロッドですね!

忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

24エンカウンターを「サクッと」インプレ!

24エンカウンター ショアジギング

使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:ピンとしたブレの無いブランクスで優秀!
  • 重量感:重量的には平均的だが、バランスは良く価格を考えたら十分な快適性
  • 感度・反発力:シマノらしいガチっとした仕上がりのブランクス。必要感度は十分
  • パワー:ランカーサイスのロックフィッシュでも余裕。安心感がある
  • ガイド:SiC+アルコナイトリング
  • コスパ:1万円台・汎用性を考えれば十分すぎる性能・使用感!
  • 気になる点:穂先にルアーの重さを感じ取るのは若干苦手か
  • 適したルアー・シチュエーション:まさに万能系ロッド。特にメタルジグや高比重なジグヘッドリグなどを中心に使う方におすすめ!

ざっくりまとめるとこんな感じ。

機種により、だいたい1万円台中盤~2万円台前半ほどで購入できるロッドですが、完成度は間違いなく高いです。

普段はハイエンドタックルを使うこともありますが、実釣に必要な性能という点では24エンカウンターで十分なものが手に入ると感じます。

これから本格的にルアー釣りを始めたい、ある程度しっかり使えるものが欲しい初心者の方や中級者の方に、これは忖度なしにおすすめできるロッドですね!

飛距離・ライントラブルなど

ブレの無い細身のブランクス

24エンカウンターの投げ心地ですが、まず最初に思ったのは2万円前後で購入できるロッドとしては非常にブレが少ないこと。

24エンカウンター キャスト

少し前の2万円台後半くらいのロッドとブランクス性能は大差ないくらいに感じていて、フニャフニャするようなブレ・芯の無さを感じません。

コスパ系ロッドとしてはピンとした張り・コシがあり、なおかつブランクス自体も穂先を中心に価格の割に比較的細身で振り抜き感は良好。

10フィート6インチのロングモデルでも、コスパ系機種にありがちな投げにくさは全くと言っていいほど気になりませんね!

実際に私がエンカウンターS106MH+PE1.5号で40gのメタルジグをキャストすると、アベレージで90m前後以上の飛距離は出せています。

高級ロッドと比較しても明らかに飛距離が落ちたりすることは無く、快適に使えています。

強風時でもトラブル無し

24エンカウンターはブレの無いブランクスで、強風時でも使用感は悪くありません。

向かい風が10m前後吹き付ける中でのライトショアジギング釣行もしてみましたが、ガイドへの糸絡みなども無く、ヒラスズキゲームなどにもしっかり使えるロッドだと思います。

24エンカウンター ショアジギング 青物

向かい風爆風の中、24エンカウンターでライトショアジギング。

特に使いにくさは気になることは無く、小型のカンパチやイサキ・ハタなどを連続キャッチできました。

重量感

ロッドの重さに関しては、上級機種ほどの軽さはありません。

私が購入したS106MHはカタログスペックでは188gと、可もなく・不可もなくといったところ。

しかし、実際に使ってみると自重自体はそこそこあるものの持ち重り感は気にならず、特にロッドが重たくて使いにくいということはありません。

24エンカウンター 重心位置

コンパクトボディ5000番のリールをセットすると、重心はこの辺り。

上級機種ほどの超快適な軽さ・バランス感とまではいきませんが、コスパ系のロングロッドとしては十分な使い心地です。

これに関しては以前インプレした25スカイハイとの大きな違いになってきます。

スカイハイのインプレ記事でも触れたところですが、カタログ上では

  • 24エンカウンター106MH:188g
  • 25スカイハイ106MH:174g

このようになっていて、10g以上エンカウンターの方が重たいです。

しかし、穂先側の重さを計測してみると・・・

24エンカウンター ティップ 重さ

24エンカウンターは28.6g。

一方の25スカイハイは・・・

25スカイハイ ティップ 重さ

まさかの41.8g。

このように、スカイハイが軽いのはカーボンモノコックブリップ搭載のバット側だけで、持ち重り感に直結してくる穂先側がやたらと思いです。

この違いは正直いって無視できないくらいの違いがあり、10フィート6インチのロングロッドになってくると、25スカイハイは持ち重り感がひどくて正直使いにくい。

エンカウンターの場合はバット側が重たくはなりますが、穂先側は細くて軽量なので、実釣時の快適性は明らかに上です。

8~9フィート台など、それほど長くないモデルであれば持ち重り感は気になりにくいかもしれませんが、ロングモデルを購入検討中の方には、私としては25スカイハイよりも24エンカウンターをおすすめします。

感度・反発力

シマノらしいガチっとしたロッド

24エンカウンターの感度ですが、ここは正直好みが分かれてくるところだと思います。

ディアルーナなどにも言えますが、シマノの万能系シーバスロッドはどちらかというと全体的にガチっとした安心感のあるブランクスになっていて、上級機種と比べると穂先の繊細さなどは少し劣ります。

24エンカウンター穂先

なかなか言葉で表現するのが難しいんですが、上級機種のロッドは無負荷の状態だと硬いように見えて、実際に使うとしなやかに曲がったり、ガチガチ感とはまた違うんですよね。

メタルジグやある程度重量があるジグヘッドリグ・バイブレーションなどを操作するには非常に使いやすいですが、一方で抵抗が小さいシンペンやリップレスミノーなどを扱うとなると、好き嫌いが出てくるかな。

この点においては、25スカイハイも含めてダイワ製のロッドの方が穂先を中心に少ししなやかで、少ない抵抗でもロッドを曲げやすくなっています。

抵抗が小さいルアーの存在感を穂先のモタれ具合で感じ取って操作したり、穂先が楽に曲がるロッドが好きな方には、少し違和感があるかも。

ただし、この価格帯のロッドとしては十分な感度はありますし、私が使う限りでは、このロッドだと魚のアタリが取れないとかそういうことはありません。

微妙な潮の流れを把握したり、ルアーがフォールしていく最中の小さなアタリなどもキャッチできているので、快適に使えています。

コスパ系ロッドとしてはしっかりとした反発力

ロッドの反発感ですが、これに関してはこの価格帯としては非常に優秀だと思います。

ガチっとした作りになる分、穂先を中心とした繊細さはそこまで優れているとは思いませんが、その代わりにシャキッとしていてブレがなく、ルアーをキャストしたり・魚を掛けた時の反発感はしっかりしています。

かなり流れが強く効く外洋の地磯でライトショアジギングをしたり、ハードロックフィッシュゲームもやりましたが、反発力が弱くてルアー操作がやりにくいということもなく、キレのある動きを出すことができていますね。

ロッドのパワー

ロッドのパワーに関してですが、シマノ製ロッドらしく剛性・強さは十分ですね。

直径数メートル以上の大岩が点在するような、非常に険しい岩礁帯を狙ったりしましたが、MHクラスに関してはPE1.5号・2号クラスでもきっちり使い切れるくらいのパワーはあります。

エンカウンター アカハタ

ワームを使ったハードロックフィッシュゲームで45cmオーバーのアカハタをキャッチしました。

一切ドラグは出さずにひたすらリールを巻いて強引に寄せましたが、まだまだ余力があって強さ・反発力は十分あります。

ロックフィッシュは45cm前後を越えてくると、大きさの割に非常に水圧が強く掛かって重たくなります。

しかし、バットパワーでグイグイ魚を持ち上げてくれるので、やり取りは比較的楽なロッド。

中型青物や大型のヒラメ・ヒラスズキなど、色んな魚に広く対応できますね!

24エンカウンター 抜き上げ

大型のアカハタを抜き上げる瞬間の曲がり。

中型以上の魚を抜き上げる時は結構大きくロッドが曲がりますが、全然余裕な安心感があります。

24エンカウンター ショアジギング カツオ

良いサイズのハガツオもキャッチ。

このサイズの魚でも主導権は一切渡さずに余裕を持ったやり取りができるロッド。

ガイド

24エンカウンター ガイド

24エンカウンターのガイドですが、トップはSiC、それ以外はアルコナイトリングになっています。

傷になりやすいトップガイドが高度に優れたSiCになっているので、堤防や岩にぶつけたりしてもリングが傷になるリスクは低くなっています。

以前はエンカウンタークラスでもオールSiCガイドでしたが、時代の流れでブランクス自体も色んな技術が使われて高くなっているので、こればかりは仕方ないでしょう。

実釣時においてはアルコナイトリングやOリングでも全く問題ありませんから、特に気にせずに使っています。

コスパ

シャキッとしたブレが目立たないブランクス、シマノらしい剛性感・パワー、決して超軽いとは言えないものの重量バランスも悪くなくて持ち重り感も気にならない快適性・・・。

これらを考えると、24エンカウンターは1万円台~2万円前後で購入できるロッドとして非常に優秀なのは間違いないと思います。

より高級なロッドと比べると、特定のルアーに特化したような使い心地だったり、繊細な操作性や感度と剛性のバランスなどでは少し劣る部分はあります。

しかし、実際に魚を釣るために必要となってくる性能に関して言えば、エンカウンターでもはや十分なものが手に入ります。

一昔前では考えられなかった使いやすいロッドがこの価格で手に入るとは、いい意味で裏切られましたね!

気になる点

24エンカウンターの気になる点ですが、大きな欠点などは感じませんが、あえて言うなら穂先の繊細さはそれなりといったところでしょうか。

これまでにも触れたとおり、決してガチガチのロッドではありませんが、上級機種やダイワ製ロッドと比べると、穂先を中心とした繊細さという点では少し劣るものがあります。

良い意味でいえば、多少無茶ができて色んな釣りに使える汎用性にもつながる部分になりますし、悪く言えば、繊細にルアーを操作する時にルアーの抵抗感・存在感が分かりにくくなるともいえます。

最終的には好みにもなってくるので、個人的には気にせずに・全く問題なく使えています。

適したルアー・シチュエーション

24エンカウンター 曲がり

私が購入したS106MHに関して言うと、まさにオーソドックスなMHクラスの万能系シーバスロッドといった具合です。

プラグ系なら12cm前後以上、メタルジグなら40gを中心に30g以上が使いやすいと思います。

その他、ヒラメやロックフィッシュゲームならシンカー(ヘッド)は20g~35g前後がメインでしょうか。

大型狙いのシーバスゲームや磯ヒラスズキ、重量級ルアーを使ったサーフのヒラメ・マゴチ、磯のハードロックフィッシュゲーム、ライトショアジギングなどを広くカバーできるロッドですね。

リールは4000番~5000番、ラインはPE1.5号程度を基準に1.2号~2号クラスで使いやすいパワー感になっています。

1号~1.2号がメインなら、もうワンランク弱いMクラスの方が良いと思います。

まとめ!

24エンカウンター イサキ

今回はシマノの24エンカウンターのインプレをしました。

細かく見ていけば上級機種との差はありますが、実釣性能としては価格以上のものがあり、これは非常におすすめできるロッドです。

1本で色んな魚・ルアー・シチュエーションをカバーしたい初心者~中級者の方を中心に、レベルアップしていってもしっかり使い込めるロッド。

シマノらしい強さを感じる万能ロッド、興味がある方はぜひお試しあれ!

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