さて、今回は秋のアオリイカエギングの時期・時間帯の選び方について少し紹介していこうかなと!
夏休みの後半くらいからエギングに出かける方が徐々に増えてくる傾向があるんだけど、
秋はアオリイカエギングに入門するのにも最適な時期!
一年で魚影が濃いタイミングになるし、港湾部や波の穏やかなサーフでもお手軽にアオリイカが狙えちゃう。まずは秋の数釣りシーズンで釣り方の基本を押さえておき、晩秋~冬と春の大型アオリイカ攻略を目指すのが良いんじゃないかな!
私自身エギングを始めてその楽しさを知ったのも秋のアオリイカがスタートだったから、エギングに興味がある方はこれを少し参考にしてみて是非チャレンジしてもらいたいね!
秋のアオリイカエギングの時期・シーズンの基本的な流れ
まずは秋エギングの基本的なシーズンの流れを簡単にまとめておく。
- 秋のエギングはいつから釣れるのか:エギングで狙うターゲットとして成立するのは大体8月下旬~9月位から
- 秋エギングはいつまで楽しめるのか:狙うことのできる水深によって変化するが、目安は水温が14~16度程あればアオリイカは狙える
- 時期による釣り場の変化:水温が高いシーズン初期は港湾部や内海の浅い場所でも釣れる。徐々に潮通しの良い深場へ移動する
基本的な秋のアオリイカエギングの流れについてはこんな感じになる。
チェックポイントとしては、水温の変化とともにアオリイカの潜む場所が変わっていくこと!
小型のアオリイカは波の穏やかな水深の浅い場所にも多いんだけど、大きく成長するにしたがって水深が深く・潮通しの良い場所へと生活場所を移していく傾向があるぞ。
秋のアオリイカエギングはいつから釣れる?
秋シーズンの開幕時期についてだけど、狙おうと思えば夏かでもアオリイカはキャッチすることが出来る。
ただし小型のアオリイカが多いから、引きも楽しめないしキープして食べるのにも適していない。また、資源保護の為にも小さすぎるアオリイカの数釣りはお勧めできないよね。
釣って楽しく、釣りのターゲットとして成り立つことを考えると
大体8月のお盆過ぎ~9月位から秋のエギングシーズンが到来するというのが基本的な流れじゃないかな!
この位の季節になると、アオリイカのサイズはバラツキがあるものの200g前後~の個体も出始めてくるぞ。エギのサイズも3号や3.5号で十分釣れるから、初心者の方でも釣りやすいはず。
- 秋シーズンの開幕の目安は8月下旬~9月頃。アオリイカがある程度大きくなったタイミングで!
秋のエギングはいつまで釣れるのか
次に、秋シーズンのアオリイカエギングはいつ頃まで楽しむことが出来るのか?
これはかなり地域差があり、水温低下が早い日本海側や北日本ではシーズン終了も早くなる。私の住む静岡の場合は比較的温暖で、黒潮の影響を受ける地域。
だから秋のみならず、冬までアオリイカは釣れ続けるパターンになる。
晩秋~冬にかけては毎回水温を測って釣行しているんだけど、1つの目安が水温20度前後!
海水温が大体20度以上あるなら、港の中や水深の浅い内向きのサーフなんかでもアオリイカが手軽に狙えて釣果も出ている。
その後水温が下がってきて10度台に入って来ると、アオリイカの群れは外洋に面した水深が深い場所へと移動する速度が加速していくイメージ。
今までの感じでは水温が15~16度くらいあれば水深が8~10m前後以上の深場でアオリイカは釣れ続き、水温が14度台あればかなり渋いものの何とか釣果は出せている。
そして更に水温が下がって13度台になると、岸からアオリイカを狙ってキャッチするのは難しくなったぞ。
- 水温20度台まで:港湾部や波の穏やかな内向きのポイントなどでもアオリイカが狙える
- 水温14度台~20度前後まで:水深の深い沖合に面した場所(水深8~10m以上)を狙うのが◎
秋のアオリイカエギングを楽しむポイントの選び方の基本
次に、秋のアオリイカエギングに挑戦する際のポイントの選び方について。季節の流れを把握し、アオリイカの回遊が見込めるポイントを適切に選ぶための基礎知識を身に付けておこう。
- 水温の変化で釣り場が変わる:アオリイカは水温が下がると沖合の深場へと落ちていく。その行動に合わせてポイントを選ぼう
- 港湾部や内向きのサーフなど:比較的シーズン序盤に掛けて数釣りが楽しみやすい。手軽にエギングが楽しみやすい
- 外洋に面したサーフや磯など:シーズン初期から良型が狙いやすく、水深が深ければシーズン終盤にも有望
アオリイカは水温変化で釣れる場所が変化する
アオリイカは秋シーズン初期の高水温期から徐々に水温が低下していくのに従って生息する場所が変化していく。
基本的な流れとしては成長して大きくなった個体は外洋に面した潮通しの良い場所へ移動しやすく、水温が低下してくると沖合の深場へと落ちていくことになる。
だからこの流れに沿って釣り場を選んでくのも1つの重要な戦略!
9月などのシーズン開幕初期でも良型のアオリイカを狙って行きたい時や、水温が下がってきた晩秋以降のエギングなら外洋に面した水深の深い場所を選ぶのが良い。
秋エギングを港湾部や内海で楽しむ
港湾部や内向きの波の穏やかなポイント。初心者の方でも安全で、お手軽にエギングに挑戦するにはもってこいの釣り場だね。
- 釣れる時期:シーズン初期がメイン。外洋から隔離された場所ほどその傾向が顕著になる
- 釣れるイカの大きさ:小型の数釣りになりやすい。魚影は比較的濃いが、スレやすい
- 使うエギのサイズ:3号を基準に2.5~3.5号程
シーズン初期に強い!
港湾部や内向きのポイントはシーズン初期に強いポイント。私の住む静岡の場合は大体9月~10月上旬・中旬位までがアオリイカの釣果を出しやすい傾向があるかな!
目安としては水温が20度以上あるような時に有望で、それよりも水温が下がってくると外海へと群れが移動していってしまうパターン。
数釣りにおすすめ
港湾部などのポイントは遊泳力の弱い、まだ潮の流れの早い場所へと入っていくのが難しい個体が集まりやすい。
だから良型狙いというよりは数釣りに有望なポイントになる場合が多い。港湾部でも良型に的を絞るのであれば、船道の周辺や駆け上がりといった水深の深い変化のある場所を狙ったりすると良い。
3号を基準にゲームを組み立てる
小場所が多かったり、釣れるイカのサイズも数釣りが中心になることを考えると初心者の方でもとっつきやすいのは3号のエギかな!
3号ならほどほどに飛距離は出せるし、数釣り~ある程度の型狙いにまでオールラウンドに使える。
水深が浅い場所に浮かんでいるアオリイカを狙うなら2.5号を使ってみたり、航路などの沖合に潜む個体を狙うなら3.5号程を基準に選んでみよう。
◎エギングに最適なポイントの選び方を紹介
サーフや外洋に面したポイントでの秋エギング
潮通しが良く、外洋に面した場所でのエギング。秋のシーズン初期でも早く生まれて餌を食うのが上手な個体が狙えるポイント!
- 釣れる時期:水深が深ければシーズン終盤までロングランでアオリイカが狙える
- 釣れるイカの大きさ:数釣りよりも型狙い。秋でも500g以上の良型が釣れる事も
- 使うエギのサイズ:3.5号~
晩秋~冬までアオリイカが狙える
シーズンの開幕は港湾部などよりも1~2週間ほど遅れる感じがあるが、外洋に面したポイントは水温が下がってきてからでもアオリイカが釣れ続きやすい。
遠浅のヒラメなどを狙う場所より、急深な地形である程度の水深が有るポイントの方がアオリイカのキャッチ率は高いと感じるぞ。
出来ればフルキャストした場所の水深が7~8m位ある釣り場が良いかな。水深の浅いサーフより、水深の深いサーフの方がアオリイカの回遊してくる可能性が高くて安定した釣果は出しやすい。
良型狙いにおすすめ
秋と言っても外洋に面した場所には大きく育った遊泳力のある個体が集まりやすい。
晩秋にもなれば500g以上の個体も結構混じるようになる。900gや1kgクラスのアオリイカがキャッチできることもあるぞ。
潮通しの良いポイントは回遊待ちの釣りになることも多く、釣れる時間帯にパタパタッと連発して釣れるパターンが多い。港湾部などに比べると、安定して釣り続けるのはちょっと難しい事もあるのが特徴。
3.5号~のエギを使おう
秋の数釣りシーズンと言っても、外洋に面した場所でエギングを楽しむのであれば3.5号以上のエギで十分!
私の場合は9月の港湾部でのエギングであっても、3.5号のエギがメインになってしまっているしね。
アオリイカは200g位あれば3.5号のエギでも余裕で釣れるし、ある程度のアピール力と波や潮の流れに対する強さが必要になる。小さいエギは波や潮、風などの影響を受けやすいから使い難い事も多い。
大場所では、遠投性が釣果を分けることも多いからね。
回遊性の高いアオリイカはそれほどプレッシャーが掛かっていないことが多いから、港湾部などよりも大き目のエギを中心に使ってみよう!