さてさて、今回はエギング用ラインの色について、私なりの考え方、選び方のポイントを紹介しておく。
カラーが変わると何が変わるのか?
アオリイカエギングでは、ラインセレクトが非常に重要になってくる。
他の釣りよりも沈下が遅いエギを扱うので、イカのアタリやエギが着底したことをラインから伝わる情報で判断するのがちょっと難しいからだね。
ラインカラーによって扱いやすさに差が出てくることもあるので、自分にマッチしたラインセレクトが出来るようになっておこう。
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ラインの色でイカの乗りは変わるのか?
フカセ釣りなど、釣り物によってはラインの微妙な色の違いや潮馴染みで魚の食いに差が出るものもある。
じゃあエギングの場合はどうか?
今までアオリイカを釣ってきた感想としては、特にラインの色が変わったからと言って
イカの反応自体が大きく変わることは無い。
というのが私なりの考えだ。
ラインがイカから見えているからエギを抱いて来ないなどと考える必要はなく、そこまで神経質になってラインセレクトはしなくて大丈夫!
クリアカラーのリーダーの存在感
イカの視界が良くなる日中のデイエギングの場合、PEラインだけでなくリーダーの存在感もアオリイカに影響しているはずだ。
例えクリアカラーの透明な色のショックリーダーを使用したとしても、クリアカラーのラインは光が当たると水中で多少なりとも光を反射する。
だから「メインラインの色を気にしたところでリーダーがイカから見えていたら意味がない」という風に私の場合は考えている。
エギングをする時は特にイカから目立ちにくいカラーを選ぶ必要はなく、まずは人間から見て見やすいものを選ぶこと!
これを最優先に考えておけば問題はなく、実際に釣り人が多いプレッシャーの高いフィールドでもイカが釣れている実績もある。
エギング用ラインのカラー選び
実際にどのようなカラーのラインがエギングでは適しているのか?
エギングでは、エギを着底させるためにラインを送り出してフォールさせたり、アタリをキャッチする時にラインの変化を1つの目安にする。
また、風の影響を受けやすいエギを狙ったように操作するには、風や潮に流されたラインをメンディング(糸フケを処理する事)し、エギが不自然な動きをしないようにコントロールする。
こういう時にラインの視認性が良い事に越したことは無く、実際にエギング用とされるPEラインは目立つ色で作られているものが多い。
白系のラインは視認性が高くて無難
今まで色んな色のラインを使用してきたが、朝夕マズメや日中、常夜灯周りといった色んな状況下で比較的見やすいカラーはホワイト系だった。
もちろんこれは個人差もあると思うが、真っ白なラインだけでなく白っぽいピンクやイエロー、黄緑などでもOK。
逆にちょっと濃いめのブルーやグリーンといったPEラインは、少しでも光量が少なくなるとほとんど見えなくなる。
場合によっては、日中であっても海面の色と重なってしまって非常に視認性が悪いと感じたね。
とりあえず見えやすいエギングラインが欲しいなら、白っぽいラインを選ぶのが私のおすすめ!
マーキングの有無
エギング用PEラインの特徴の1つとして、一定の距離ごとにマーキングが入っているものが多い。
白やピンク、イエローなどといった見やすいカラーの中に、黒や青などのマーキングが所々に入っている。
このマーキングの効果としては、「糸の出方の変化」を見やすくする効果がある。
たとえば、アオリイカがフォール中のエギにアタックしてきた場合。
ラインが急に大きくフケたり、ピンと張ったりするようならアタリをキャッチするのは比較的容易だ。
しかし、状況によっては糸の出方が若干遅くなったり・逆に速くなったりするだけの場合もある。
潮が流れている時のエギの着底判断も同様で、条件によっては単色のラインだと微妙な変化が分かりにくい時があるんだよね。
こういう時にマーキングがあると、マーキング部分を注視していく事でわずかなラインの動きの変化が分かりやすくなるってわけだ。
特にラインスラッグを出してエギを操作する方には、マーキングが入ることで微妙なアタリを察知しやすくなるぞ。
ラインの視認性を気にしなくても良い場合
釣り方やフィールドによっては、ラインカラーを気にする必要が無い場面もある。
私の場合もどちらかというとこのタイプになり、見やすいラインでも別にいいけど、多少見え難くても使い易さには影響しないというのが実際の所だ。
テンションを掛けたエギングをする場合
今まではどちらかというと、エギを自由に動かすためにラインスラッグを出した状態でアクションを付けたり、アタリを出すのが一般的なスタイルだった。
しかし、実際には多少ラインにテンションを掛け、エギを軽く引っ張るような釣りをしてもアオリイカは普通に釣れる。
むしろ風や潮の流れでエギの動きに乱れが生じたり、アタリや着底の判断が出来ないくらいならテンションを掛けた方がよく釣れる事もある。
こういったテンションを穂先に軽く掛ける釣り方をするのであれば、基本的にアタリや着底の判断は手に伝わってくる感触で行う。
なのでラインの視認性が多少悪くても問題ないので、この場合はラインカラーにそこまでこだわる必要はない。
テンションを微妙に掛けたエギングは、穂先の反発力が強すぎるとやりにくい。
基本的にはしなやかなソリッドティップを搭載したロッドや、やわらかい低弾性のチューブラーティップのロッドを使用する。
こういったテンションを掛けたエギングは慣れてくるとかなり楽しく、悪条件の中でもアタリを逃しにくいので私のお気に入りの釣り方。
サーフエギング
水深が比較的浅く、波が立ちやすいサーフエギング。
この場合、ラインテンションを緩めてしまうと漂ったラインが波にもまれて劣化しやすかったりする。
また、ラインが変に弛んでしまってコントロールできなくなる場合もあるので、基本的にはテンションを掛けたエギングをするのが望ましい。
ナイトエギング
常夜灯が無かったり、あったとしても光量が少ない場所でのナイトエギングの場合も同様だ。
光量が無い場所では、ラインの出方などでアタリをキャッチするのは非常に難しく、テンションを少し掛けて「感じるエギング」をするのがベーシック。
だからサーフエギングや光量が少ない場所でのナイトエギングがメインという方は、そこまでラインの色にこだわる必要はない。
私の場合、メインはサーフのナイトエギングなのでラインは殆ど見えない状況でのエギングが多い。
こういう時はラインを目で見ることはできないので、ラインの視認性というものは夜光のラインでも使わない限り殆ど役に立たない。
まとめ:視認性が高いラインを使うに越したことは無い
大体こんな感じで、エギング用ラインカラーの選び方や考え方の紹介はおしまい。
釣り方のスタイルなどによってはラインの視認性が必要ない場合もあるけど、エギング初心者の方は
とりあえず見やすい色の白っぽいカラーのラインを使っておく!
というのが私のおすすめ。
釣り方のスタイルもまだ決まっていなかったり、釣り場の特徴も分からないのであれば、よく見えるラインを使っておけば間違いはない。
エギングでは視認性が高くてマイナスになることは無いので、迷った時は見やすいカラーのPEラインを選んでおこう。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!