こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はバスデイから発売されているバックファイヤー65の特徴や使い方などを詳しくインプレ。
バックファイヤーはクロダイ・キビレ用に開発されたポッパー。
見た目的には特に目立つものは無いんですが、実際に使ってみると使用感や誘いのパターンといった使い勝手が非常に良く、チヌのポッパーゲーム初心者の方にもおすすめできますね。
バスデイらしい、基本性能がしっかり備わったルアーですよ!
忖度なしにインプレしていくので、チヌ用ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
バックファイヤー65のスペック
- 全長:65mm
- 重量:7.5g
- フック:#8
バックファイヤーは65mmのサイズ感で、クロダイ・キビレ用ポッパーとしてオールラウンドに使いやすいボリューム感ですね。
小場所~小磯や内湾のサーフなど、様々なポイントに対応できます。
バックファイヤーを「サクッと」インプレ!
バックファイヤーの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:軽い投げ心地で比較的優秀
- 浮き姿勢:尻下がり
- アクション:アピール力は中くらい。甘いポッピングサウンド・捕食音を使い分けられる
- 使い方:ワンテンポのポッピング・ドッグウォーク・ダイビングなど。オールラウンドに対応
- ターゲット:チヌ・大きめのセイゴ~フッコなど
- 適したシチュエーションなど:1つのポッパーで様々なアクションを出したい方におすすめ。初心者の方にも最適な1本
ざっくりインプレするとこんな感じ。
突出する性能は無いものの、様々な誘いのパターンにしっかり対応できる汎用性の高さが光るポッパーですね!
チヌ用ポッパーはこれまでに色々使ってきていますが、1つのルアーでランガンしたい時にかなりお気に入り。
飛距離
バックファイヤーは後方寄りの重心設計になっていて、投げやすさという点においてはかなり優秀です。
重量的には7.5gと程よいウェイトが確保されていて、チヌ用ロッドはもちろん、エギングロッドやMLクラスのやや強めなライトゲームロッドでも綺麗に振り抜きやすいですね。
ボディ形状はシンプルで、テールに向かって細く絞った設計になっています。
この形状の効果か、ウェイトの割には振り抜き感が軽く、空中での飛行姿勢もそこそこ安定しています。
実際に私がバックファイヤーをPEライン0.6号を巻いたチニングタックルでキャストすると、無風時でだいたい40m台前半ほど。
チヌ用ポッパーとして遠投性能は十分、遠浅ビーチなどを狙う時にも快適に使えています。
浮き姿勢
バックファイヤーは尻下がりの浮き姿勢が特徴的なポッパー。
浮き姿勢はこんな感じで、垂直に近い状態になります(真水を使用)。
浮力は程よく確保されているので、フロロカーボンリーダーを使ってもアクションエラーは目立ちません。
バックファイヤーのアクション・使い方
バックファイヤーの良さは、様々なアクションに対応できるバランスの良さにあります。
ワンテンポのポッピング
1つめは広範囲をランガンしたり、チヌの居場所をとりあえず探したい時にベースとして使うのが、ワンテンポのポッピングですね。
1アクション→ショートポーズ(カウント1~2くらい)を繰り返す、シンプルな誘いになります。
少し優しくロッド操作を与えると、「ポコン」というような甘いサウンドを発生させます。
一方、少し弾くように操作すると、「ボコッ」というような捕食音に近いサウンドを出すことができ、状況によって使い分けが可能です。
無風時やチヌが少し警戒している時は優しいロッドアクションで。
風が吹いていたり、チヌがボイルしているような時は捕食音系のサウンドが効きやすい印象ですね。
なお、ロッドを少し上に向けてラインを沈めないようにすると、飛沫を前方に高く跳ね上げます。
カップ形状はこんな感じ。
正直言って目立つものが無い「普通」な見た目なんですが、そこはバスデイ。
使いやすさをしっかり考えて作られています。
内湾の砂泥底+所々に沈み岩があるポイントをバックファイヤーの遠投・ワンテンポのポッピングで攻めて良型チヌ。
多少風が吹いても遠投しやすく、チヌとの距離がしっかり保ちやすいですよ!
ドッグウォーク
ワンテンポのポッピングに対し、ドッグウォークはピンスポットで誘いを掛け続けたい時におすすめな使い方になります。
誘いを少し弱く、ショートピッチでロッドを弾くとうまく操作しやすいです。
バックファイヤーは後方重心で垂直に近い浮き姿勢のポッパーなので、ドッグウォークさせた時のスライド幅は狭め。
左右に流れるというより、細かくダイブしながらクイックに首を振るような挙動になります。
ですので、ワイドにスライドさせたい時はややセンター寄りの重心設定のものや、ペンシルポッパーの方が使いやすいですね。
ドッグウォークで使う時は、ずっとアクションさせ続けてもOKですし、変化を出したい時は2~6回ほど連続でアクションさせ、その後ポーズを組み合わせる使い方も効果的。
チヌのチェイスがあって食いきらない時は、時々ポーズを入れてアクションのタイミングをズラしてあげると、捕食スイッチが入るパターンも良くあります。
ポーズの長さもチヌの反応を見て少しずつ変えてみたり、工夫してみると釣果に差が出ますね。
ダイビング(ウォブリング)
3つめは、ジャーク気味のロッドを大きく操作して長いストロークでアクションさせる使い方。
使用頻度はあまり高くないですが、細かいポッピングだとテンポが悪い時や、チヌが浮いてこない時に使うことがあります。
あまり強くロッドを弾くとアクションエラーになることがあるので、少し優しく操作することを意識するのがおすすめ。
バックファイヤーを長めのストロークでアクションさせると、泡を纏った状態で水面から1枚下にダイブし、ウネウネとウォブリングします。
ウォブリングはややハイピッチで、細かく動いてリアクションバイトを誘いやすいですね。
それほど急角度でダイブするポッパーではないので、少し足場が高い時や波がザバザバしているような時は使いにくいので、状況は少し選びます。
適したシチュエーション
バックファイヤーはサイズ感・飛距離・アクションのパターンといった使い心地がかなり良く、オールラウンドに使えるチヌ用ポッパーですね。
だいたい30cm台中盤・後半以上のチヌであれば、特にフッキングも問題なく使いやすいです。
チヌ以外では、少し大きめのセイゴやフッコを狙ったり、それほど遠投が必要ない状況下でのブリやカンパチの幼魚などを狙うライトな青物ゲームにも対応できます。
使い分け・ローテーション例
バックファイヤーと使い分けがしやすいチヌ用ポッパーの例を挙げると
- ジャクソン RAポップ:直進安定性を出したい時
- メガバス ベビーポップX:チヌがスレている・軽快していて逃げてしまう時
これらはバックファイヤーとローテーションさせやすく、状況に合わせた使い分けにおすすめです。
ジャクソンのRAポップは、チヌ用ポッパーとして元祖的な存在(RAポップのインプレはこちら)。
チヌ用ポッパーとして使いやすいバランスに仕上がっているんですが、首振り系のポッパーではなく、直進性を重視したタイプなんですね。
どちらが良いのかはその時の状況次第なんですが、左右にブレないことで常に安定したポッピングがやりやすく、RAポップも基本性能がキッチリ備わった「間違いない」ポッパーですな。
一方、メガバスのベビーポップXは一口サイズの小さなポッパー(ベビーポップXのインプレはこちら)。
遠投性能は劣るので、主に内湾などのポイント向きですが、居着きのスレたチヌに対して非常に安定したパワーを発揮するんですね。
少し大きめのポッパーだと逃げてしまうような状況だったり、チヌのサイズが小さくてフッキングが決まらないような時、小さめなポッパーを用意しておくとパターンにハマることがあります。
▼チヌ用のポッパーを探している方は【チヌ用おすすめポッパー・選び方の基本徹底解説】を参考にどうぞ。
全て忖度なしに使い比べて実際に魚を釣り、使いやすいものを選抜してあります。
まとめ!
今回はバスデイのチヌ用ポッパー、バックファイヤー65のインプレをしました。
- 後方重心で投げやすく、優秀な遠投性能
- 垂直に近い浮き姿勢
- チヌ用ポッパーとして様々な誘い方に対応できる汎用性の高さ
- 状況によっては直進型のポッパー・一口サイズの小型ポッパーと使い分けるとより効果的
要点をまとめるとこんな感じですね。
見た目的にはこれといった特徴が無いように見える地味な存在かもしれませんが、実際に使ってみると非常に使いやすく、実釣能力も十分。
チヌ用ポッパーとして初心者の方にもおすすめですよ!
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