こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は渓流トラウト用ルアーを紹介していきます。
今日はダイワのシルバークリークミノーダートカスタムをインプレ。
ダイワのトラウト用ミノーとしては、「ロッド操作を与えた時の飛び」を意識して作られたミノーですね。
左右へキレ良く飛ぶミノーを探している方に、好みの使用感になっていますよ!
- 特徴・アクションの質
- 使い方
- 適したシチュエーション
これらについて紹介していくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上
- 渓流~船釣りまで、ルアー・フライ・餌と各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、毎日のように釣行を重ねて生活している釣り好きです。
シルバークリークミノーダートカスタムのスペック・ラインナップ
シルバークリークミノーダートカスタム48S
- 全長:48mm
- 重量:4g
- フックサイズ:#12
48Sはダートカスタムの小さい方のモデル。
渓流用ミノーとしてはオールラウンド若干小さめなサイズ感。
支流域などの小規模なポイントを狙う時の食わせ能力に優れていて、食い渋りや魚のアベレージサイズが若干小さい時にも活躍します。
▼カラーラインナップについては【ダイワ シルバークリークミノーダートカスタム48S商品紹介ページ】を参考にどうぞ
シルバークリークミノーダートカスタム53S
- 全長53mm
- 重量:4.5g
- フックサイズ:#12
ダートカスタムの53は渓流域全般~中流域や小規模本流域まで対応できるモデル。
アベレージサイズが20cm台前半・中盤以上の時に使いやすくなっていますね!
▼カラーラインナップについては【ダイワ シルバークリークミノーダートカスタム53S商品紹介ページ】を参考にどうぞ
シルバークリークミノーダートカスタムを「サクッと」インプレ
シルバークリークミノーダートカスタムの使用感や特徴を詳しく解説していく前に、私なりのインプレを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:やや優秀(ヘビーシンキングミノーの中ではやや劣る)
- フォール:48Sは尻下がりの素早いフォール。53Sはやや尻下がりの水平に近い姿勢でゆっくりフォール
- アクション:ウォブリング中心でやや小刻みなピッチ。トゥイッチでは横方向にキレのあるヒラ打ちダート
- 使い方:ロッドアクションを使った誘いがメイン。アップ・ダウンのドリフトなど
- シチュエーション:オールラウンドに使えるが、どちらかといえばランガンや中~高活性時向き
ざっくりまとめるとこんな感じ。
ダートカスタムという名前だけのことはあり、アクションを与えた時の左右へのスライドダートが非常に良い感じのミノーですね。
まるなか
飛距離
シルバークリークミノーダートカスタムの飛距離ですが、平均よりもやや優秀なくらいというのが率直な印象。
近年の渓流ルアーゲームで主流となっているヘビーシンキングミノーと比較すると、若干比重が軽くなっていて、飛距離・投げやすさの面では若干劣ります。
同社シルバークリークミノーの方が、投げやすさにおいては優秀ですな。
渓流域での使用で特に不満は感じませんが、「超快適」とまではいかないですね。
中流域などの開けた場所での使用となると、風が吹いた時は少し使いにくいと感じます。
この比重の微妙な軽さがシルバークリークミノーダートカスタム良さでもあるので、個人的にはこのままでいいかなぁと思います。
まるなか
ダートカスタムは若干軽めになっていて、操作感の軽さと浅い場所での使いやすさが優れているよ!
フォール・レンジ
48Sと53Sの違い
シルバークリークミノーダートカスタムは、サイズによってウェイトバランスに違いがあります。
- 48S:後方寄りの重心で素早いフォール
- 53S:48Sよりも水平に近い姿勢で滞空時間が長い
簡単に紹介すると、このように違います。
48Sはテンションを抜くとスルスルっと素早く沈下するので、テンポを上げたアップストリームの釣りや、ドリフトで使う場合はしっかりテンションを掛けて使いやすくなっています。
一方で53Sはテンションを緩くしたり、スローなトゥイッチでも「食わせの姿勢」をキープしやすくなっていますね!
30cm前後からのレンジが得意
シルバークリークミノーダートカスタムのレンジ(泳層)ですが、だいたい30cm前後~70・80cmくらいまでのレンジをキープしやすいと感じます(流れの強さによってかなり変わる)。
一般的なヘビーシンキングミノー(Dコンタクトなど)と比較すると、水深が浅いチャラ瀬を攻めやすい味付けですね。
このちょっとした違いがダートカスタムの良いところで、比重が大きいミノーだとボトムに強くヒットしてしまう時などに優れた使い勝手の良さを発揮!
シルバークリークミノーダートカスタムのアクション・動きの質
小刻みなウォブリング
ダートカスタムという名前がついていますが、ただ巻きで使うことも当然可能です。
キビキビとしたやや小刻みなウォブリングで動きますが、レスポンスはやや遅め。
スローな巻きでブリブリと強く泳ぐミノーではなく、巻き出しを少し速くするのがおすすめです。
巻きオンリーで探るのではなく、ロッドアクションを入れた方がこのミノーの良さを引き出せると思います。
巻きでブリブリ動くミノーを探しているのであれば、ドクターミノーシリーズの方が使いやすいでしょう。
まるなか
基本的にはトゥイッチング向きのミノーだね!
キレのあるスライドダート+レンジキープ能力
ロッドアクションを与えて使用すると、シルバークリークミノーダートカスタムの良さがより発揮されますね。
ロッドアクションに対して素早く反応し、左右へスライドを伴うダートアクションが出せます。
小刻みなシェイク気味の操作ではクイックに、少し強めにラインを弾けばワイドにスライド。
このスライドアクションを与えた時に浮き上がりにくいのもダートカスタムの良さで、一定のレンジをキープしやすく、水面から飛び出しにくい設計です。
まるなか
操作感が軽快で左右にダートするミノーを探している方におすすめだよ
シルバークリークミノーダートカスタムの使い方
トゥイッチング
シルバークリークミノーダートカスタムの基本となる使い方はトゥイッチングですね。
一定のピッチでアクションし続けるのも良いですが、私の場合は
- ロッドアクションを2回~4回ほど連続で与える
- ポーズ
こんな感じで、時々ポーズを与えることが多いです。
状況によって細かなシェイクのようなアクションで小刻みに動かしたり、強めのアクションでミノーを大きく飛ばしたり。
その時の魚の反応を見て、ラインスラッグの出し方やロッドアクションの強さ・ピッチ・ポーズ間の入れ方を調整するのが重要ですね。
53Sの方が水平気味のバランスになっていて、よりスローな誘いで使いやすくなっています。
まるなか
ドリフト
2つめはドリフトですね。
48Sは尻下がりの姿勢になるので、ある程度テンションを掛けた方が水平に近い姿勢をキープしやすいです。
- ルアーを下流に流す
- 1~2回ほどロッドアクションを与えて誘いを掛ける
私の場合はこんな感じの使い方が基本パターン。
ルアーを下流に流す時、強めにテンションを掛けてミノーをウォブルさせたり、怪しいスポットでとどめたりするのもおすすめですね。
適したシチュエーション
シルバークリークミノーダートカスタムが効果的なシチュエーションですが、渓流用ミノーとしてはオールラウンドに使いやすいと感じますね。
アップストリームでテンポよく遡行していくスタイルを中心に、流れるようなダートアクションで魚を引っ張って食わせたり、リアクションで口を使わせるのが得意なミノーですね。
一方で比較的移動距離が大きいミノーなので、移動距離を抑えたい時や、低活性時はDインサイトやシルバークリークミノーなど、よりフラットサイドな形状で「その場でヒラ打ちさせやすいミノー」にローテーションするのもおすすめ!(渓流用おすすめミノー紹介はこちら)
比重が大きすぎないので、高反発なヘビーシンキングミノー用のロッドを使わなくても自在に操作しやすいですよ!
まるなか
▼ヘビーシンキングミノーについてより詳しく知りたい方は【渓流用ヘビーシンキングミノーのおすすめ・使い分けのコツ解説】を。
渓流用ミノー選びの基本や、初心者の方にも使いやすいものについては【渓流用ミノー選び・おすすめアイテム徹底解説】を参考にどうぞ。
まとめ!
今回はダイワのシルバークリークミノーダートカスタムのインプレをしました。
- ヘビーシンキングミノーとしてはやや軽めな比重
- 巻きのレスポンスは若干劣り、ゆったりとしたウォブリングで動く
- ロッドアクションを与えると切れ味鋭いスライドダートを見せる
- 浮き上がりにくく、一定層で操作しやすい
- アップストリームのトゥイッチング・ドリフトにおすすめ
要点をまとめるとこんな感じですね。
ロッドアクションを与えてミノーをダートさせて使うのが好きな方には、かなり使いやすいミノーになってますぞ!
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