さてさて、今回はDUELハードコアLGシリーズのルアーをインプレッション。
ハードコアLGミノー(S)というシンキングタイプの小型ミノーだ。
価格もお手頃で使い易いLGシリーズのルアーだが、今回紹介するLGミノー(S)も基本性能がキッチリしていてかなり良さげなアイテム。
メバリングをはじめ、メッキやカマスといったライトゲーム五目釣り全般に使えて釣果もバッチリ出せている。
プラグを使ったライトゲーム入門にも最適なルアーの1つなので、アイテム選びの時の参考になったら嬉しく思う。
ハードコアLGミノー(シンキングモデル)のスペック・ラインナップ
LGミノー(S)のスペックをまとめてみると、こんな感じ。
- 全長:50mm
- 重量:3g
- フックサイズ:#14
20~30cm前後の小型魚と遊ぶライトゲーム用プラグとしてはちょうど真ん中的なサイズ・重量感になるぞ。
カラーラインナップはこんな感じで、フラッシング系~クリア系まで満遍なく揃っている。
メバリング・ライトゲーム対応の超ベーシックなミノー
詳しい使用感はこれから紹介していくが、LGミノーSの使用感は「まさにベーシックで基本のアイテム」というのが率直な印象だ。
飛距離・レンジ・アピール力の強さ・・・・。ミノーとして必要な要素がしっかり備わっており、オールラウンドに使えるミノーだと考えている。
プラッギングのメバル釣り入門など、初心者の方でもかなり扱いやすく出来ていて非常に好印象なルアーだ。
LGミノー(S)を「サクッと」インプレ!
LGミノーシンキングモデルの実釣における使用感について、大雑把にまとめておこう。
- 飛距離:重心移動システムで良好
- アクション:程よくロールが混じったウォブリングで扱いやすさに優れる
- レンジ:40cm~1m前後のレンジを探りやすい
- 使い方:ただ巻き以外にもトゥイッチングやストップアンドゴーなど何でも
- ターゲット:メバル・セイゴ・メッキ・カマス等オールラウンド
簡単にインプレッションするとこんな感じで、様々なターゲットが狙えて使い方の幅もかなり広い印象をもっている。
価格の割に良く出来たミノーじゃないかな!
飛距離
LGシリーズの特徴でもある重心移動システムの効果で飛距離は良く伸びる!
扱いやすいマグネット式重心移動
LGミノーSは50mボディに3gという重量設定。いわゆるヘビーシンキングミノーではなく、水中ではゆっくりと沈下していく一般的なシンキングミノーになる。
内部の重心移動式のウェイトが前後し、キャストする時にはルアー後方に移動する。アクションを開始すると、ボディ前方のマグネットで固定される仕組みだ。
実際にキャストしてみると、実際の重量の割には飛距離が安定して伸びやすく、かなり使い易い。
私が投げた感じでは大体25~30mに少し届かない程度の飛距離が安定して出せており、「フルキャストしたらもう少し飛ぶかな?」って感じ(0.3号の8本編みPE使用)。
重心移動が入っていないミノーとの飛距離の差は分かるレベルでの違いがあり、空中でクルクル回転しにくいのは非常にありがたいね!
LGミノー(S)のアクション
LGミノーシンキングモデルのアクションの質・特徴についてインプレッションしていこう。
程よくロールが入ったウォブリングアクション
LGミノー(S)はよく飛んで使い易いが、アクションの質も私好み。
ただ巻きでアクションをさせると、ヌルヌル感のあるウォブルで良い感じにスイムする。
ウォブルのピッチは平均的で、細かく動くミノーではない。ユラユラと左右にしっかりテールを振ってアピールする。
リップサイズは若干大き目で、引き抵抗も程々にあって分かりやすく作られているぞ。
アクションの質は柔らかい感じで、それなりにしっかり泳ぐミノーなんだけど動きに硬さが無いっていうのかな。
ブリブリと強い波動でアピールするわけでもなく、大人しいアクションで控えめなアクションというわけでもない。
中々表現するのが難しいんだけど、アクションの強さとナチュラルさがちょうどいい具合で、ライトゲームではオールラウンドに使えるはず。
朝夕の高活性なメッキやカマスを狙うのも良いし、常夜灯周りでじっくりメバルを狙う時にも使える設定。非常に良さげで使い易い!
立ち上がりも良好
LGミノー(S)のアクションの立ち上がりも比較的速く、マグネットタイプの重心移動システムなのですぐにアクションを始める。
デッドスローのただ巻きでも使えるので、ナイトゲームで常夜灯周りを狙うメバリングなどにも十分使い易くて良い感じだ。
LGミノー(S)の使い方
LGミノー(S)はミノーとして非常にバランスが良く、どんな使い方でもしっかり魚を誘ってくれる。
ただ巻き
最も基本になるのはただ巻きだが、
- デッドスロー:程よくナチュラルなヌルヌル系のアクション
- ノーマル~少し早めのリトリーブ:ナチュラルさは残しつつ、ワイドなウォブンロール
アクションがギリギリ立ち上がるかどうかの速度で使う「食わせの釣り」もできるし、メッキやカマスを回遊待ちで狙うテンポのいい釣りにも対応できる。
ちょうど中間的なスペックを持ったミノーだね。
トゥイッチング
ロッドを数回軽くチョンチョンと煽り、時々ピタッと止めて誘うトゥイッチング。
LGミノー(S)はトゥイッチングでもかなり良い感じのダートアクションを見せ、左右に流れるようなスライドアクションを出すことが可能。
キビキビとイレギュラーに動いてピタッと止まるというより、「ある程度幅のあるダートアクション」を見せるタイプ。
個人的には細かく・素早くトゥイッチするより、一回ずつしっかりとルアーをダートさせつつの「若干スローなテンポのトゥイッチング」で使うのが好みかな!
LGミノーはよく飛び、小型回遊魚狙いにも使い易い!
ストップアンドゴー
レスポンスが良く、ナチュラルな沈下速度で沈み込んでいくLGミノー(S)。
特定の障害物やちょっとした流れの変化などに付くメバルやセイゴなどを狙うのであれば、ストップアンドゴーを使うのもおすすめだ。
アクションがギリギリで立ち上がる速度でリールを巻き、ルアーをピタッと止めて食わせるのも良い。
ナチュラルな誘いで食ってこないのであれば、高速リトリーブで一気に魚の近くまでルアーを巻き、ルアーをストップさせる使い方もハマると強い。
色んな使い方ができるミノーなので、1つ持っておけば色んなターゲットと遊べるぞ。
フローティングモデルとシンキングモデルの違い
ハードコアLGミノーには、水面に浮くフローティングモデルとゆっくり沈むシンキングモデルがラインナップされている(ヘビーミノーもあるが、特性が全く違う)。
一見すると同じようなミノーだが、アクションの質がちょっと違うので使い分けが可能だ。
上がフローティングモデルで、下がシンキングモデル。
キビキビ系のフローティング(F)・程よくナチュラルなシンキング(S)
狙う水深などによって使い分けるのも良いが、フローティングモデルの方がキビキビとした強めのアクションという印象がある。
もちろん好みでどちらが良いと決めつけることはできないが、飛距離や探れるレンジの幅・アクションの質などを考慮すると、私の場合はシンキングモデルの方が好きかな。
メッキやカマス等の回遊魚を浅い棚で探るならフローティングモデルもおすすめだが、港湾部のスレ気味のメバルを狙うとなると、「程よくロールが入ったシンキングモデルのLGミノー」の方が私の場合は使い易い。
どちらも使い易いルアーであることに変わりはないので、興味がある方は使い比べてみると面白いはず!
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