こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はシマノから発売されているコルトスナイパーガブロ175Fフラッシュブーストの特徴や、使用感を詳しくインプレしていきます。
ガブロは中・大型青物狙い向きのポッパーで、空気・潮の抵抗を抑えた軽快な使用感が特徴的。
私は強風時や激流エリアの釣行も多いんですが、悪条件下でも使用感が大きく変わりにくいのがガブロの良さでもあります。
今回の解説を参考に、青物用ポッパー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やYouTube・Twitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
コルトスナイパー ガブロ175Fのスペック
- 全長:175mm
- 重量:57g
- フック:#2/0×2
ガブロの全長は175mmと、青物狙いのショアプラッギング用のポッパーになります。
私は地磯のヒラマサ狙い用に使っていますね。
スリムなシルエットは潮抜けが良くて抵抗感が軽いので、投げ続けても疲れにくいポッパーになっています。
アクションエラーも比較的少なく、個人的には結構好きな使用感ですね!
コルトスナイパー ガブロ175Fを「サクッと」インプレ!
ガブロの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:優秀
- 浮き姿勢:縦浮き
- アクション:ポップ音は控えめ。しっかりと泡を海中に引き込み、軌跡を残す
- 使い方:ワンテンポのポッピング(ロング寄り)・リトリーブなど
- 適したシチュエーションなど:細かく誘うというより、ある程度のストロークで操作することが多い。悪条件下でも比較的使い勝手がいい
ざっくりまとめるとこんな感じです。
スリム系のポッパーとして安定感が高く、どんな状況でも操作しやすいですね。
飛距離
スリムボディ+リアバランス設計
ガブロは細身のポッパーになるので、キャスト時の振り抜き感は比較的軽いです。
175mmということですが、ワンサイズ小さなポッパーと比較しても抵抗感はそれほど変わらず、楽にキャストできますね。
また、かなり極端なリアバランスになっているのも特徴的です。
ボディ最後部に整形ウェイトが配置されています。
このスリム形状+ギリギリまでのリアバランス設計により、キャスト時の飛行姿勢はかなり優れていて、向かい風が吹き付ける状況でも非常に使いやすいですね!
空中でボディが回転しにくく、リリース~着底までが非常にスムーズです。
実際の飛距離
実際に私がガブロ175FをPE5号+10フィート前半の青物用プラッギングロッドでキャストすると、無風時でだいたい60m台前半ほどが平均といった具合です。
投げ心地は非常に良く、それほど力まなくてもしっかりと姿勢が決まって遠投できるので、キャスタビリティにおいて特に不満はありません。
浮き姿勢
ガブロは極端なリア寄りの重心設計になっているので、垂直に近い縦浮きになります。
これにより、アクションさせた時に水面を滑りにくく、しっかりとカップが潮を掴んでくれますね。
ガブロのアクション・使い方
ワンテンポのポッピング(ロングジャーク)
ガブロの使い方ですが、細かなロッドアクションでチョコチョコ動かすより、ゆったりめの操作で動かした方が、このポッパーの特性が活きてくる印象です。
細かく誘いたい時は、マリアのポップクイーンなど方が使いやすいかな。
入力時はロッドアクションだけでも良いですが、私の場合はリールの巻きを少し入れてあげることで、しっかりと初速を出してカップが水を押すことを意識して使うことが多いです。
なお、その後はロッドさばきでアクションさせたり、かなりロングに引きたい時は、リーリングにスイッチしてハンドルをグリグリ巻くパターンもおすすめです。
ガブロはボディに対してヘッドはそれほど大きくないので、ポッピングサウンドはあまり大きくなく、捕食音系のサウンドで魚を引き付けるというより、ベイトフィッシュがパニックになる様子を演出するのが得意かな。
ダイビングペンシルよりもアピール力は高いですが、強アピール系のポッパーのような大雑把さは無いですね。
なお、ジャークした際にヘッドが泡を海中にしっかりと引き込み、細かな泡による奇跡が残ります。
海中ではバタバタと大きくウォブルすることはなく、直進的な動きで非常に細かくボディが揺れるような感じです。
操作感が重たくならないので、普段はダイビングペンシルの使用がメインの方や、払い出す潮が強く効く状況下でも使いやすいですよ!
激流の払い出しにガブロをキャストし、流れの力を使いながらの定点のポッピングでワラサをキャッチ。
この日はガブロにボコボコ反応が出ました。
リーリングによる連続ポッピング
ガブロ175Fは、優れた直進性と軽快な引き抵抗により、リーリングによる連続ポッピングにも対応できるように設計されています。
朝・夕マズメの時や一瞬魚が超高活性になって狂ったようにボイルが出た時などは、ポーズを与えない連続のアクションが効くこともあります。
やり方としては、リールを常に巻きながらロッドアクションを軽く与えればOKで、ロッドアクションのテンポを不規則にすることで、アクションにイレギュラー感が出て良い具合に誘えます。
また、ポーズを絡めたポッピングとのコンビネーションも実績があり、何度かポーズを入れながら誘った後、連続ポッピングにスイッチして食わせを狙ってみたり。
操作感が軽いので、強くロッドを煽らなくてもリーリングによる緩急だけでもある程度動かすことができますね。
気になる点
ガブロの気になる点ですが、塗装が非常に弱いことですね。
これはガブロに限らず、グラノダイブにも当てはまるんですが、塗装が一か所剥がれ始めると、ボロボロとどんどん剥がれて色が無くなります。
実際に磯でガブロを使うとこんな感じで、背中のパープル塗装が剥がれて無くなってます。
私の場合は細かい塗装は無くても気にしないですが、気になる方もいると思います。
もう少し塗装の密着性を高くしてくれないと、ラフな使い方をした時にすぐにクリアカラーになってしまいますね。
適したシチュエーションなど
ガブロ175Fですが、目安としてはだいたい4kgそこそこ・5kg前後以上の青物狙いに対して使いやすいサイズ感だと思います。
スリムなシルエットなので、3kg前後の青物も案外普通に食いついてきますけどね。
横風や潮の流れ・少し高めの足場でも使いやすいので、磯以外にもテトラ帯や堤防でも十分使えるポッパーです。
私としては、ダイビングペンシル+αのアピール力が欲しい時に使いやすい印象があり、ポッピングサウンド+スプラッシュによる集魚力を重視するなら、DUELのバレットダイブなどの強アピール系のポッパーの方が使いやすいと思います。
ガブロは程よいアピール力+見切られにくいスリムシルエット+水面直下のリーリングへの対応力により、食わせ能力もある程度考慮して作られているポッパーという位置付けで考えています。
まとめ!
今回はシマノのコルトスナイパーガブロ175Fフラッシュブーストのインプレをしました。
- スリムシルエット+極端なリア重心で飛行姿勢は非常に良好
- 垂直浮きで潮絡みが安定していて、アクションエラーはかなり少ない
- アピール力はそこまで強くなく、ゆったりめのポッピングやリトリーブによる連続アクションで使いやすい
要点をまとめるとこんな感じで、荒れ気味の状況でもしっかりとアクションを与えやすく、高い安定感で中々使い勝手がいいポッパーですよ!
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