こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はジャッカルから発売されているライザーベイト015Pの特徴や使い方のコツを詳しくインプレしていきます。
ライザーベイトシリーズは、ライトゲーム用の小型モデルから幅広いラインナップがありますが、015Pは中・大型青物向きになります。
私は磯のヒラマサやブリ狙いで使用しています。
シンプルな操作で魚に誘いを掛けることができ、パターンにハマると、初心者の方でも簡単に水面炸裂ゲームが楽しめます。
忖度なしにインプレしていくので、青物用プラグ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については、釣行記やYouTube・Twitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
ライザーベイト015Pのスペック
- 全長150mm
- 重量:75g
- フック:#2/0×2
ライザーベイトシリーズは、一般的なトップウォータープラグとは違って高比重なシンキング仕様。
サイズの割に重量が大きめなので、ある程度強めのタックルの方がキッチリと振り抜けて快適に使えます。
ライザーベイト015Pを「サクッと」インプレ!
ライザーベイト015Pの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:振り抜ければ優秀
- アクション:パチャパチャというスプラッシュ+ウェイクアクション
- 使い方:ロッド角度・スピードを調整するただ巻き、フォールと巻きのコンビネーション
- 適したシチュエーションなど:マイワシなどがベイトの時に強い。マイクロベイトパターンや警戒心が高い状況には少し弱い
ざっくりまとめるとこんな感じですね。
簡単な操作で勝手にルアーが仕事をしてくれる反面、状況によっては見切られやすさが少し気になることもあります。
動きに変化を与えて食わせるという点では、ダイビングペンシルやポッパーに劣ります。
飛距離
高比重ボディ
ライザーベイトは水面付近を引くトップウォータープラグに分類されますが、高比重なシンキングプラグです。
今回インプレしているライザーベイト015Pは75gの重量があり、18cm・19cm前後のワンサイズ大きい一般的なトップウォータープラグに近い重量を確保。
ですので、しっかりと姿勢が決まれば飛距離はかなり伸ばすことができます。
15cmクラスのトップグラグとしては非常に優秀な遠投性ですね。
しかし、大きなリップが装着されていたり、センター~ややフロント寄りの重心設計ということもあり、姿勢が乱れてしまうと失速しやすいです。
特に弱いロッドを使ってしまうと、ロッドの反発力が負けてしまい、飛距離低下が目立ちやすい印象ですね。
私の場合、ライザーベイト015Pを使用する時は、しっかりとルアーを弾き出せるように青物用のH~XHクラスのショアキャスティングロッドを使っています。
実際の飛距離
実際に私がライザーベイト015PをPE5号+10フィート前半Hクラスの青物ロッドでキャストすると、無風時でだいたい65m前後といった具合です。
ワンサイズ大きいプラグに匹敵する飛距離を出すことができますし、太号数のラインを使っても失速が起こりにくいのは良いですね!
ライザーベイト015Pのアクション・使い方
ただ巻き
ライザーベイト015Pの使い方ですが、基本としてはシンプルなただ巻きでOKです。
状況によって巻き速度やロッドの角度を調整することで、アクションの質を少し変化させることができますね。
ロッドを立て気味にしたり、速めのリーリングで流して使うと、ヘッドが潮を弾いてバチャバチャとスプラッシュ&音を出してにぎやかにスイミングします。
朝・夕マズメの高活性な時間や、大きめのボイルが出ているような状況におすすめです。
一方、少し巻き速度を落として使用すると、アピール力は控えめになり、水面で引き波を立てるように少し大人しくスイムするようになります。
より食わせを意識したい時や、激しいアクションだと魚が嫌がって沈んでしまうような状況で使いやすいですね。
ライザーベイト015Pの巻き速度を微妙に変化させてスイミングさせ、130cm・12kgオーバーの大型シイラをキャッチしました。
何度かミスバイトがあり、追い食いしてくるのが丸見えでしたね!
リトリーブ&フォール
2つめは、ライザーベイトの特性を活かしたフォールを混ぜる使い方ですね。
どちらかというと、低活性時に使いやすいと思います。
巻きで魚を引き付けておき、食わなかった時にフォールを入れてバイトチャンスを演出することもできますし、フォールでジックリと見せてから速度を上げた巻きで魚との距離をわざと離し、捕食スイッチを入れてバイトを誘ったり。
フォールを混ぜる使い方はメインでやることはないですが、魚が反応するのにあと一歩食いつかなかったり、ルアーの下でウロウロしているのが見えるような時におすすめですね。
ライザーベイト015Pの気になる点
緩急・変化がつけにくい
これはライザーベイトシリーズすべてに共通していますが、シンプルな操作で引き波を立てて泳いでくれる反面、動きに変化を付けるのが難しいんですよね。
青物は動きの緩急・変化で捕食スイッチが入ってバイトしてくるパターンも多いので、そういう時はライザーベイトだと使いにくさが目立ちます。
特にダイビングペンシルのイレギュラーアクションが良く効くパターンになると、その傾向が顕著に見られやすくなる印象です。
潮が早いと疲れる
ライザーベイト015Pは、他のライザーベイトシリーズとは違い、ポッパーのようなヘッド形状になっています。
これによってアクションさせた時のアピール力がアップしているんですが、払い出す潮が効く場所でキャストを続けていると、抵抗感で結構疲れてきます。
特にエクストラハイギアのリールだと巻き重りが目立ちやすいですね。
適したシチュエーションなど
タックル
ライザーベイト015Pは75gの重量があるので、ライトなロッドだとパワー負けしてしまい、飛距離が伸ばしにくいと思います。
私の場合はショアからのキャスティングでの使用ですが、H~XHクラスのショアキャスティング用ロッド+PE3~5号・6号前後で使いやすい印象ですね。
バットがある程度しっかり残ってくれるロッドで使った方が、ライザーベイトの遠投性能をしっかり発揮しやすいです。
狙うターゲットなど
狙うターゲットとしては、だいたい4kg前後以上の中・大型青物狙いにおすすめです。
ブリやヒラマサ・マグロをはじめ、大型のシイラなどにも対応できます。
ただし、ある程度オートマチックに・シンプルな操作で食わせるタイプのルアーになるので、テクニカルに誘わないと食わなかったり、マイクロベイトパターンだと少し使いにくいかな。
激しいボイルを打ったり、活性が高い魚を広範囲から探していくような状況の方が、使い勝手は良いと思います。
やや荒れ気味のコンディション、ライザーベイト015Pで110cm・10kgオーバーのヒラマサをキャッチしました。
まとめ!
今回はジャッカルのライザーベイト015Pのインプレをしました。
- 高比重なシンキング仕様。少し強めのロッドの方が遠投しやすい
- 他のライザーベイトシリーズよりもハイアピールで水をしっかり弾く
- 巻きをメインに、フォールとのコンビネーションで使うのがおすすめ
- 簡単操作で泳がせられるが、変化をつけにくいのが欠点になることがある
要点をまとめるとこんな感じですね。
活性が高い魚を探していくような使い方をする時、非常に効率よくバイトが誘えるサーフェイスプラグですね!
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