こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はチニング講座をやっていきましょう。
今日のテーマはトップウォータープラグを使ったチヌゲームにおける濁りや雨の影響についてですね。
トップゲームにおいては濁りや雨が敵と言われることもありますが、果たして実際のところはどうなのか?
これまで私が色々試行錯誤しつつ実釣を繰り返した中で感じている傾向について紹介します。
今回の解説を参考に、釣果アップの役に立ててもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験やチニングにおける実績としては
- 年間釣行数300以上
- チニング自己記録:3.4kg・60cmオーバー(春の乗っ込みチニングにて)
- 静岡中部のチニングで2か月間以上ボウズ無し(釣行回数40回以上、1回の釣行時間は平均1時間半ほど)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、それなりの実績を残しています。
※今回はトップウォーターゲームにおける濁り・雨対策になっています。
ボトムゲームなどを含めた場合の考え方については【チニングにおける濁り・雨の影響とは?釣果を伸ばすコツ合わせて徹底解説】を参考にどうぞ。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験やチニングにおける実績としては
- 年間釣行数300以上
- チニング自己記録:3.4kg・60cmオーバー(春ののっこみチニングにて)
- 静岡中部のチニングで2か月間以上ボウズ無し(釣行回数40回以上、1回の釣行時間は平均1時間半ほど)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、それなりの実績を残しています。
濁り・雨とチヌのトップウォーターゲーム
まずは濁りがチヌに与える影響について、私なりの考えを紹介していきます。
チヌの活性は上昇する
濁りや雨が降ると、基本的にはチヌの活性に好影響を与えることが多いです。
特に水温が高い夏場に雨が降ると、新鮮な水が供給されることによって水質が改善されたり、水温が程よく低下することでチヌの活動が活発になる印象です。
また、濁りによってチヌの警戒心が低くなり、普段なかなか釣れないチヌが簡単にルアーで騙せる状況が明らかに増えますね。
私の地元のチヌは非常に警戒心が高い個体が多く、平水時はルアーで釣るのが不可能な個体も結構います。
しかし、雨が降って濁りが入ることでチャンスタイムが到来し、楽しい釣りができることが非常に多いです(トップゲームに限らず)。
チヌがルアーを発見しにくくなる
濁りや雨はチヌの活性を上昇させる効果が期待できますが、トップチニングにとっては好ましくないとされる理由はどこにあるのか?
大きな理由としては、「チヌの視界が悪くなることによってルアーを発見しにくくなる」ということでしょう。
これは私の経験としても確かに当てはまっている部分があり、雨が降って濁り・増水しているフィールドでは平水時とは狙い方を変えないと反応が悪くなる印象がありますね。
しかし、チヌの行動パターンや癖を知っておけば、濁りが広がるフィールドでもチニングが成立する可能性は高くなります。
ポッパーを使ってキャッチしたチヌですが、水面下の魚体のかすみ具合を見てもらえば分かる通り、水質はマッディーです。
透明度としては40~50cm前後あるかどうかというようなコンディションですが、普通にトップで釣れるんですよね。
実際にはもっと強く濁っていても、狙い方やルアーセレクトに注意すれば釣果はしっかり出せます。
まるなか
濁り・雨天時のトップチニング攻略のコツ
次は濁りが発生している状況下での攻め方について、少し掘り下げて紹介していきます。
これらに注意してゲームを組み立てることで、釣果を上げる確率は高まるはずですよ!
濁りと増水を分けて考える
かなり重要になってくるのが、雨による濁りと増水を分けて考えることです。
どちらも似ているように見えますが、
- 濁り:上手に利用すればトップゲームは問題なく楽しめる
- 増水:場所によってはトップゲームが不利、または不可能になる
このような違いがあります。
注意したいのは増水です。
特に足元から水深が深い都市型河川や漁港のような場所は、増水してしまうとトップゲームで釣るのはかなり難しくなり、ボトムゲームの方が明らかに有利なことが多いですね。
狙うポイントの水深
ポイントの水深選びはチヌのトップゲームにおいては非常に重要ですね。
平水・クリアウォーターの場合、だいたい水深が1m前後~1.5m、2mくらいまでの場所を狙うことが多いのではないでしょうか?
このくらいの水深の場所はチヌの視界が開けている状況下では都合が良くても、濁りが発生すると釣りにくくなることが多いです。
濁りが発生している状況下においては、私の場合は深くてもひざ前後の水深。
だいたい50cm~60cm位までの「超シャローエリア」を重点的に狙うようにしています。
泥濁りの状況でトップゲームをやりたい時は更に浅く、チヌの背びれが水面に出てしまうくらいの水深20cm・30cmといった岸際の浅瀬だけを狙ったりしますね。
このように、クリアウォーター時は水深が浅すぎてしまうような場所を集中的に狙ってみると、濁っていてもチヌが釣れる確率は明らかに高くなることが多いです。
場所によってはチヌが背びれを出して浅瀬の餌を食っている場面を目にすることもありますが、そういう場所は濁った時・増水時に最高ですよ!
まるなか
縦のストラクチャーをジックリ狙う
水深が超浅い場所がある時はそこを中心に狙えばOKですが、それほど浅い場所がない時はどうしたらいいか?
このような時は、開けたオープンエリアを狙うのではなく縦のストラクチャー(障害物)の際を重点的に狙うと良いです。
平水時のトップチニングではフラットな地形の場所を流して釣ることもありますが、濁った時はピンで食わせるイメージで。
チヌの視界が悪くなるので、チヌとルアーの距離が1m離れたらNGというイメージでしょうか。
代表的な有望な縦ストラクチャーとしては
- 橋脚
- 杭
- カキ棚
- 大きい岩
- カキガラの際
- 岸壁沿い
- ある程度明確な駆け上がりの斜面
このようなものを釣り場でよく見かけますね。
しかし、少し離れた場所にルアーを通しても無視されやすいので要注意。
上手く反応させたとしても、ルアーの移動距離が大きいと追尾しきれないことも良くありますね。
障害物の際を探る時は、ここぞというスポットを攻める時は着水点を50cmくらいズラしながら打ったり、普段よりも丁寧に釣っていくことを意識すると良いですね。
河川のように流れがあるポイントの場合は上流からルアーを流し込み、ピンスポットでネチネチと誘い続けたりするのも効果大です。
水が澄んだ状況下でのトップチニングではチヌと距離を保つためにロングキャストで探るのが効果的になることが多いですが、濁った時はショートキャストでスポットを確実に打って行くことを意識してみましょう。
濁りの効果でチヌとの距離が近くても案外警戒されず、足元まで普通にルアーを追いかけてくることも多いですからね。
増水時は流れの緩み・ヨレ狙い
増水した河川でトッププラグを使って魚を引っ張り出したい時は、流れが周りよりも緩んでいる場所を狙うようにします。
濁った状況下など、活性が高いチヌは流れが当る流心にもガンガン差してきますが、流れが当る場所の個体はワームを使ったボトムゲームの方が釣りやすいと感じます。
流れの当たる場所に居るチヌには、ワームを流れに乗せてコロコロとボトムを転がして探るのが私のおすすめ。
トップゲームの場合はシャローエリアや縦ストラクチャーが絡む反転流を狙ったり、流れが周囲よりも緩くなっている場所を狙うと良いですよ!
濁りに適したトッププラグ選び
水押しの強さを考慮する
トッププラグはアイテムによって特徴に違いがあります。
濁った時に使いやすいものとしては
- 強めの波動・飛沫を発生させてアピール力が高めなもの
- 比重が大きく、水をまとうようにアクションするもの
このようなルアーを中心に使うのがおすすめです。
軽い比重で軽快にアクションするものはチヌに警戒心を与えにくい反面、濁った時にはややパワー不足になりやすいです。
チヌとの距離を詰められる超シャローエリアを攻めるような時は弱めのルアーでもOKですが、ある程度の存在感をアピールできるものの方が無難に使いやすいです。
カラー選び
カラー選びは好みもありますが、濁りが発生している状況下では
- クリア系:太陽が出ていて晴天時
- ゴールド系:光量が少し少なめな時・クリアで食わない時
こんな感じでクリア系とゴールド系の2種類をよく使います。
私の地元のチヌは警戒心が高いチヌが多く、ルアーを見切りやすいので光を乱反射させることができるクリア系をよく使います。
ルアーの差し色にはピンクやチャートなど、目立つ色の入ったものが好きですね。
ルアーのカラーは優先度としては低めで、狙い方やルアーの種類の方が釣果に大きな影響を与えます。
カラーまで細かくこだわりすぎると手持ちがいくらあっても足りないですし、ある程度割り切って考えればOKです。
まるなか
まずはルアーの存在を知ってもらうことを優先しよう
まとめ!
今回は濁り・雨が降った時のチヌトップゲームについて紹介しました。
要点を整理しておくと
- 濁った時は普段よりも更に浅い場所狙い。チヌの背びれが出ちゃうくらいの場所もおすすめ
- 縦の障害物の際を丁寧に・ジックリ探る
- 増水時は流れが当る場所ではなく、反転流や緩みを狙う
- ルアーは少し強めのものを中心に選ぶ
これらに注目してみましょう。
ちょっとした狙い方の違いで釣果がガラッと変わったりするので、視野を広く持って釣行してくださいね。
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